日本のマスコミは提灯持ちの大政翼賛機関 その2

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644文責・名無しさん
テレビは完全な政府広報機関か?それとも有事法制の予行演習をやってるのか?
アテネ五輪マラソンにQちゃん落選やら、長嶋脳溢血で入院やら、らーめん食ったやら
どうでもいいことを質問してご機嫌取り。肝心の小泉の靖国参拝の訴訟や小泉の経歴詐称、
暴力団への口利き問題、実姉信子の政策秘書兼務疑惑、それに、イラク侵略支持の大義と
問題点などをどうして真剣勝負で質問できないんだ?こんなヘタレテレビ局のデジタル化に
血税が多額に投入されているのか。
645文責・名無しさん:04/03/16 19:28 ID:M9Xm16e8
 ベトナム戦争でアメリカが負けたのはホーチミンの兵隊に、ではない。TVメディアに負けたのだ―。そう分析した政府はTVをいかに制御するか研究し始めた。その作業に大きく寄与したのがレーガン大統領次席補佐官を務めた
マイケル・ディーバーだった。広告会社出身で「映像の伝導師」と称されたディーバーが編み出した手法はTVメディアの特性を嫌みなほど踏まえていた。TVは放映時間中、一刻も休まず何かの映像を流し続けなければならない。
つまり常に映像素材に飢えている。そして他局との熾烈な視聴率競争にさらされており、多くの視聴者の目を釘付けにする映像が手に入ればそれを流さずにはいられない―。そんなTVメディアの傾向を逆手にとってディーバーが
採用したのが「パッケージ」と「洪水による操作」の二つの方法だった。
 まず報道メディアが飛びつきやすいように魅力的に構成された情報「パッケージ」を作り、記者会見で提供する。それも「洪水のように」大量に。そうすれば、TVメディアはもはや自前の取材をしなくなる。なにしろ魅力的な
映像で視聴率が望めるのだ。それが潤沢にあるのなら、なぜ改めてそこに水を差すような取材をしようか。
646文責・名無しさん:04/03/16 19:38 ID:M9Xm16e8
●政府による露出と隠蔽の使い分け

 こうしてメディアの自発性を巧みに誘導して報道を支配する方法―その存在に初めて触れた仏誌『ヌーヴェル・
オブセルヴァトゥール』記者のシャンタル・ドゥ・リュデールはディーバー・システムと命名している。―が、初めて
功を奏したのは湾岸戦争だった。開戦から数日間、TVはイラクの重要施設が多国籍軍のハイテク兵器によって
ピンポイント的に破壊される映像を流し続ける。ミサイルに搭載されたカメラが送信してくる映像をジャーナリズム機関が
自前で調達できるはずもなく、それらはほとんどがサウジアラビアの中東派遣軍司令部か、ワシントンDCの国防総省での
記者会見で提供されたものだった。ミサイルが自ら意思を持つかのように目標に向かい、激突してそれを破壊する瞬間までを
記録したその映像は、前代未聞ゆえに多くの視聴者の目を確実に釘付けにしてくれるものだった。そんな映像素材を大量に
まけばTVメディアもそれに食いついて離れなくなる。そんな政府の思惑は裏切られることなく、ピンポイント攻撃映像は
TVメディアを席巻した。
 こうして見せたい映像を繰り返し見せる一方で、見せたくない映像は完全に封印する。たとえば、まだ戦闘が始まる前から米軍
はドーバー空軍基地への報道関係者の立ち入りを禁じていた。そこには戦死者のための死体安置施設があった。ベトナム戦争の
時のように国旗にくるまれた棺桶が搬入される光景を国民に見せるわけにはいかないのだ。
647文責・名無しさん:04/03/16 19:44 ID:M9Xm16e8
 こうした露出と隠蔽の使い分けが、今回の日本政府のイラク自衛隊派遣の報道規制にも明らかに見られる。オランダ軍宿営地のゲート付近で行った「記者ブリーフィング」をテレビカメラで撮影、
人工衛星を使って東京・市ヶ谷の防衛庁陸上幕僚監部へ生中継し、テレビ局への映像提供も検討しているなど、政府は「見せる」ことに意欲的だ。しかし見せる一方で隠す措置もとられており、
たとえば先の記者証供与の条件には「隊員・家族等に関する、本人を特定できる個人情報(肖像を含む)を除く」とあり、死体映像の報道を規制できる立場が担保されている。
 ただ、この記者証の強制力を使わずとも、視聴者は日本政府が見せてくれる映像に目を奪われ、マスメディアもその報道に終始してしまうかもしれない。そこでは視聴者は見たいものを見ているし、
メディアもそれを見せているのだが、それが結果的に情報操作につながる。こうして、まさにディーバー・システムが見事に機能した状況が導かれてしまえば、「国民の知る権利」の侵害やジャーナリズム
の権力への監視機能うんぬんをいかに強調しようとむなしい。
648文責・名無しさん:04/03/16 20:07 ID:M9Xm16e8
東京都の石原慎太郎知事が昨年の九月にいいはなった。「田中というやつ、爆弾をしかけられて当ったりまえの話だ」。
その後も「田中均なる者の売国行為は万死に値するからああいう表現をした」と開き直った。暴言、妄言、傲岸不遜を
とったらなにも残らないような人物だから、きわめて不快ではあったけれども、石原慎太郎がそう語ったという事実に
私はいちいち驚きはしなかった。私が驚愕したのは、知事の妄言にマスメディアも世間もさほどには怒らず、この希代
未聞の暴言者が依然胸を反らして公職にとどまっているということであった。