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文責・名無しさん:
朝日新聞西部版 23日付
「『脅威』抑止に重武装なぜか」 無職 牛島宏助(福岡県 70歳)
北朝鮮のミサイルの脅威に対して、米国の武力に頼るほかないとの声がある一方、
自前の重武装によって抑止力と対処能力を持つ必要があるとの声が出始めている。一
体、北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込む理由はどこにあるだろうか。北朝鮮にとって
何の利益ももたらさないばかりか、自滅を招くことが明らかなのに、である。
唯一あるとすれば、米が北朝鮮に先制攻撃を決行した時である。その時こそ日本と
韓国にある米軍基地へのミサイル攻撃が現実のものとなる。日本にとって当面の脅威
は、米の先制攻撃と基地の存在である。
政府のとるべき第一の抑止案は、米国の武力行使に対して断固として「ノー」と言
うことであり、出撃準備行動があれば、阻止する手段を尽くすことである。
自前の迎撃ミサイルや巡航ミサイル・戦略爆撃機などで重武装したとしても、攻撃
準備段階から米戦略の一隅に組み込まれて、抑止どころか推進力にしかならないだろ
う。
真の解決策は、周辺国と協調して米朝交渉を促すとともに、日朝平壌宣言の実現へ
向けて最大限の努力を傾けることであるのは言うまでもない。