朝日新聞東京本社版2/15
「人はどうして宇宙をめざす」主婦 松村 雅美(新潟県柏崎市 43歳)
「犠牲があってもそれを乗りこえ、地球を出ていくのが、人間を含む地球生命
体の使命」。スペースシャトルの事故を受け、宇宙飛行士の毛利衛さんが話して
いました。本当にそうだろうか、人の命より大切な宇宙開発などあるのだろう
か。7人の飛行士の冥福を祈りつつ考えています。
飛行士の人は「宇宙から見る地球は美しい」と言います。それは遠くから見て
いるからです。実際は瀕死の状態です。大地、海、空は汚染され、砂漠化、温暖
化が進む一方です。行き場のないゴミが山となっています。大人は絶えず憎しみ
合い、殺し合って血を流していますし、子供たちは空爆、飢え、病気で日々命を
落としています。
地球を汚した人間は、宇宙までも破壊してゆくのでしょうか。1500度の熱
にも絶え得るシャトルをつくって大気圏を抜けていく意義は何なのでしょうか。
莫大な資金、多量の排ガス、貴い命の犠牲。その前にすべきことが、地球上に
はたくさんあるように思えてなりません。
人間は必ず外へ向かって前進しなければならないのでしょうか。毛利さん、教
えて下さい。
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毛利さんの返事、載るかな?