373 :
その1:
2003.1.14
■’03発想転換――中国とともに働く
上海名物のひとつは人間である。
繁華街にあふれる人を見るだけで圧倒される。中国きっての経済都市が育んだ、才気煥発(かんぱつ)、
抜け目のない人々の生き様にまたまた驚かされる。
同じ中国人でさえ上海人には一目置く。「上海人は口がうまい」「悪事さえも一生懸命にやる」などなど。
岡山市出身の林久美子さん(35)は、かつては魔都と呼ばれた、この中国最大の街で働いている。
中国留学をへて、95年の夏に海外展開に力を入れていたスーパー・ヤオハンの駐在員として上海へ。
ヤオハン倒産後も上海に残った。いま銀行系シンクタンクの現地社員として中国人と一緒に働く。
「人も街も活気あふれる上海を去ることができなかった。女だから、部下だから、いいたいこともいい
にくいという日本には戻る気がしなくて」
上海や広東など、中国の経済拠点で働く日本人が目立っている。林さんのように中国の活気に魅せら
れた人もいれば、コスト減を図るため国内から中国へ移転を余儀なくされた職場で働く人もいる。
中国人の上司、同僚、部下とともに働くなかで、これからの日本は中国なしに発展できない、と実感す
る人は少なくない。
日本にとって中国は第2の貿易相手国だ。貿易額は毎年過去最高を更新し、投資先としての存在感
も増すばかりだ。
物や金が動けば人も動く。
374 :
その2:03/01/14 18:37 ID:ttzhzfXY
日本で暮らす中国人の数も急速に膨らんでいる。いまその数は実に約40万人。
自分の会社を日本の株式市場に上場させたビジネスマンもいれば、日本市場を開拓する中国企業の
駐在員がいる。3千人を超える学者が大学で教えている。
暴力団と組んで犯罪に手を染める中国人もいるが、全体からみればごく少数だ。
12億の人口を持つ隣国が繁栄への道を驀進(ばくしん)する。核を持つ大国でもある。日中間には歴
史をめぐる不信の感情が消えない。経済が混迷する日本には対中脅威感がしばしば顔をのぞかせる
ようになった。
だが、経済の論理は日本と中国をますます融合させていくだろう。
IT(情報技術)産業は中国の大学から英語に堪能で優秀な人材を集めている。福島県須賀川市の
モーター工場は中国人留学生の採用で開発力を高めた。地方を嫌う日本人技術者の穴を補うため
の実験が予想以上の成果を生んだ。
外国人と働く日本人といえば、外国人社員を使う駐在員や、欧米の外資系企業の社員というイメー
ジが一般的だった。アジアの人々に使われるのは「屈辱的だ」と思う人がいた。もうそんな感覚は通じ
ない。
みずからに適した仕事が、中国などアジアの国々で見つかることも増えるだろう。
日本人だから、日本で、日本人と働く、という考えから抜け出す時だ。
375 :
文責・名無しさん:03/01/14 18:43 ID:ttzhzfXY
有限実行の朝日新聞社のことだから、きっと大勢の中国人社員を抱えているんだろうなぁ…。
( ゚Д゚)ハッ! もしや朝日は既に中国人に乗っ取られてしまったのでは・・・