「小人閑居して不善を為す」=産経新聞

このエントリーをはてなブックマークに追加
730文責・名無しさん
>>728・729
ネットで仕入れた俄か知識はいいから、当該「メディア・コントロール」を読んだのか読まないのか。
そして、それに対する感想は?都合が悪くなると、全て他人に責任転嫁って、粘着引き篭もりそのものだな(w。
731文責・名無しさん:03/04/21 11:06 ID:kl86ZGDj
まず、近代政府による最初の組織的な宣伝活動から始める。
それはウッドロー・ウィルソンの政権下で行われた。
1916年に、ウッドロー・ウィルソンは「勝利なき平和」を綱領に掲げて大統領に再選
された。第一次世界大戦さなかのことである。世論は平和主義一色で、ヨーロッパの戦争に
アメリカがかかわるいわれはないとされていた。
 しかし実際には、ウィルソン政権は戦争に関与していったので、何らかの措置を講じる必
要が生じた。政府主導の-宣伝委員会-いわゆる「クリール委員会」-が設立され、半年
足らずでみごとに平和主義の世論をヒステリックな戦争賛成論に転換させた。
 戦争熱に浮かされた人びとは、ドイツのものをことごとく破壊してやりたい、ドイツ人を
八つ裂きにしたい、戦争に参加して世界を救いたいと考えるようになった。ウィルソン政権
によるこの作戦は大成功であり、さらには別の成果にもつながった。
 戦中から戦後に、ヒステリックな「赤狩り」をあおるのにも同じ手法が使われ、組合をつ
ぶし、報道の自由や政治思想の自由といった危険な問題を排除することにも首尾よく成功し
たのである。これにはメディアと財界からの非常に強力な支援があった。さらに言えば、メ
ディアと財界はこの作戦のほとんどを組織し、推進したのであり、それは総じて大成功をお
さめた。