■【真の】 早  野  透 【勇気】■

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310文責・名無しさん
今日統一地方選でまたあふぉな電波文書を書いていたので、全文掲載

国政への憤り 映した結果(その1)

本社コラムリスト 早野透

 イラク戦争のさなかの地方選挙だった。東京都知事選挙では、戦争か平和かが1つの争点だった。
だが、投票日までに戦局にかたがついてしまったこともあるだろう、「戦争反対」の候補者の票は
伸び悩んだ。
 平和も生活も大切である。しかし地方選挙の一票に込める思いはやはり生活である。石原慎太郎
知事応援の俳優も「たまにきついことおっしゃるけど」という言動の問題点はあっても、ディーゼ
ル車のすすの入ったペットボトルをかざして国の政治の遅さをつく石原氏の存在感、スピード感に
「もう一期」を期待したということだろう。
 今度の地方選挙を見て感ずるのは、小泉政治への批判だけでなく国の政治作法への国民の憤懣に
近い不満である。首相が「自民党をぶっ壊す」と言いながらぐずぐずしているせいか、一方では政
党のタガがゆるんで北海道や佐賀の知事選の乱戦を招き、一方ではあれも無党派これも無党派とい
った様相である。
 最も石原氏の「政党推薦なし」は都議会の準翼賛体制の裏返しともいえる。民主党衆議院議員か
ら神奈川県知事となる松沢成文氏の選挙運動の「無党派」のノボリもいささか違和感がある。いず
れも市民的無党派とは異質である。
311文責・名無しさん:03/04/14 11:54 ID:YbVBZ/DS
国政への憤り 映した結果(その2)

 しかし「脱原発」の福井、「官か民か」の大分では官僚出身の政党相乗り候補
に無党派候補が善戦した。福井の情勢緊迫には自民党が一時大あわてした。大分
は接戦となった。便宜的無党派とホンモノ無党派を見分けなければならない時代
である。
 第2のポイントは、地方からの「改革」はどうなるか。三重県の北川正恭知事
の後を襲った野呂昭彦氏の陣営は、一方では自治労や教祖など労組に支えられ、
もともとは自民党の衆院議員だったこともあって地元経済界にも安心感がある。
 労組は「景気も悪い。福祉も不安。北川改革は若干の軌道修正が必要」と言い
「改革って切り刻むことか」との恨みももらす。野呂氏は企業人の集会で「北川
さんはボランティアやNPOとの連携を進めた。しかし企業も県政の大きなパー
トナー」と述べる。小泉デフレの下、労組や企業の利益が優先されれば、北川改
革は足踏みすることになる。岩手や鳥取(無投票)の改革派知事も同じ抵抗に直
面するかもしれない。長野県知事選挙で田中与党も伸び悩んだ。
 お題目の公約でない、期限と財源を明示する政策提言のマニュフェスとの登場
は収穫だった。松沢氏は「国から都道府県へ5.5兆円の税財源を移譲をかちと
る」と書く。「かちとる」という表現は国との対決を含む。小泉改革でなかなか
進まない地方分権への突破口になるかどうか。
 一進一退は民主主義の常。希望なきにしもあらず。今度の選挙は日本政治の踊
り場といえる。国も地方の政党も市民も、とくに既得権の巣窟のごとき政党はも
うのんべんだらりとしていられない。

以上。もうあほかバカかと(ry)