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文責・名無しさん:
今日統一地方選でまたあふぉな電波文書を書いていたので、全文掲載
国政への憤り 映した結果(その1)
本社コラムリスト 早野透
イラク戦争のさなかの地方選挙だった。東京都知事選挙では、戦争か平和かが1つの争点だった。
だが、投票日までに戦局にかたがついてしまったこともあるだろう、「戦争反対」の候補者の票は
伸び悩んだ。
平和も生活も大切である。しかし地方選挙の一票に込める思いはやはり生活である。石原慎太郎
知事応援の俳優も「たまにきついことおっしゃるけど」という言動の問題点はあっても、ディーゼ
ル車のすすの入ったペットボトルをかざして国の政治の遅さをつく石原氏の存在感、スピード感に
「もう一期」を期待したということだろう。
今度の地方選挙を見て感ずるのは、小泉政治への批判だけでなく国の政治作法への国民の憤懣に
近い不満である。首相が「自民党をぶっ壊す」と言いながらぐずぐずしているせいか、一方では政
党のタガがゆるんで北海道や佐賀の知事選の乱戦を招き、一方ではあれも無党派これも無党派とい
った様相である。
最も石原氏の「政党推薦なし」は都議会の準翼賛体制の裏返しともいえる。民主党衆議院議員か
ら神奈川県知事となる松沢成文氏の選挙運動の「無党派」のノボリもいささか違和感がある。いず
れも市民的無党派とは異質である。