731 :
文責・名無しさん:02/12/23 12:29 ID:JmMhLtE7
732 :
文責・名無しさん:02/12/23 12:31 ID:z+Ygb61A
■ミサイル防衛――そんなに急ぐべきことか
猛スピードで飛んでくる弾道ミサイルをミサイルで撃ち落とし、米国や同盟国と
世界各地の米軍基地を守る。
そんなミサイル防衛(MD)の配備を04年から始めると、ブッシュ大統領が発表
した。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などの核やミサイル開発をにらんだ決定
という。当面は迎撃ミサイル20基を配備する。
しかしMDには依然として問題が多い。技術面では、過去8回の実験で3回も迎撃
に失敗するなど信頼性に欠ける。
MDが配備されれば敵側だって、おめおめと撃ち落とされるようなことは避ける。
おとり弾頭による目くらましなどの対抗手段を講じるに違いない。地をはうように
飛ぶのでMDでは迎撃できない巡航ミサイルに切りかえることも考えられる。
巨額の費用がかかり効果のほども確かでないのに、これほど配備を急ぐ意味が
あるのか。新しい脅威を取り除くには、国際社会を糾合して核やミサイルの拡散を
防ぐなど、もっと先にやるべきことが多い。
MD配備が初期段階を超えて進めば、中国やロシアは、米国の核の優位が
強まったと考えるだろう。そうなれば自前の核攻撃力を強める誘惑にかられる
かも知れない。核軍拡につながる恐れがある。
733 :
文責・名無しさん:02/12/23 12:32 ID:z+Ygb61A
世界の安全に影響を及ぼすこうした問題に十分配慮せずに、米国がMD配備を
表明したのは遺憾と言わざるをえない。
そうした事情が分かった上でのことだったのか。先に訪米した石破防衛庁長官は
「将来の開発・配備を視野に入れたうえで検討を行いたい」と、米側に伝えた。
これに対し小泉首相は、今は「研究の段階」であり、開発・配備への移行は別途
判断するとの政府方針は不変だと強調した。石破発言は先走りだったのだろう。
日本は98年、飛距離の短い弾道ミサイルを迎撃する戦域ミサイル防衛(TMD)に
ついて、米国との共同技術研究を始めた。北朝鮮のテポドン発射が招いた国民の
不安感を背景に始まったものである。
TMDは、米国が配備を決めた長距離の弾道ミサイル迎撃システムに比べて研究
が遅れており、実効性は未知数だ。
米国はその後、防衛範囲の狭いTMDもMD全体のなかに組み込んで開発、配備
をめざす方針を固め、日本に協力を促している。だが、日本にとってMDと一体化した
TMDは簡単なことではない。
かりに将来安定したMDができるとしても、それまでに資金や技術協力で膨大な
コストがかかる。米国との共同防衛態勢に自らを組み込むことになれば、集団
自衛権の行使に絡む憲法問題もでてくる。北東アジアの戦略バランスにも影響を与える。
北朝鮮の核やミサイル開発の脅威があるからといって、MDがはらむ政治的、
軍事的、経済的問題を忘れてはならない。担当閣僚が首相との意思一致もなく
米国防長官に考えを述べてよい問題ではない。
734 :
文責・名無しさん:02/12/23 12:42 ID:JmMhLtE7
>新しい脅威を取り除くには、国際社会を糾合して核やミサイルの拡散を
>防ぐなど、もっと先にやるべきことが多い。
北朝鮮などにはそれが通用しない、という現実を
朝日論説員は無視しているんですよね。
もうね、馬鹿かと、アホかと。
735 :
文責・名無しさん:02/12/23 17:54 ID:+WIaR7X/
確信犯じゃん・・
736 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:01 ID:n3Kwm3PX
君達さ、いち新聞社の社説を任せれる人間がどれほどの人間がわかるの?
それこそ、子供の頃から勉学やスポーツ、芸術などに優れた教養と才能を
持った人間が入社試験を勝ち抜き、さらに社内競争でも勝ち抜いた一握りの
人間が書いているんだよ。
それを、論理的に批判するならまだしも、汚い言葉のオンパレードで罵っても
君達の素養が疑われるだけだよ。
ちなみに、知り合いの論説員の方は、ベイエリアのマンションに住んでます。
当然、ハイヤーでの送り迎えです。
学歴、品格、そして実績。全てがそろって初めて不特定多数の人間に説諭する事が
できるといういい見本です。
737 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:03 ID:errQNkCa
でも人格と常識は求めないのな。
これがないから非難されんじゃねーかよ。
738 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:23 ID:n3Kwm3PX
人格と常識の無い人間が、社会で働くことができますか?
会社で重要な地位を築くことができますか?
ちゃんと考えてからレスしましょうよ。
739 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:24 ID:/EGL088T
>>738 >会社で重要な地位を築くことができますか?
そりゃ鮮人の巣窟であるあの会社では
重要な地位につけるでしょ?
740 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:32 ID:n3Kwm3PX
だから、なんでマスコミが朝鮮系の人間に支配されてるなんて言えるのですか?
あなたは社員の人ですか?
内情も知らない人間が軽々しくそんな事を言ってはいけませんよ。
常識をわきまえなさい。
741 :
文責・名無しさん:02/12/23 18:32 ID:7ELxbg09
社説なんてケチつけるのが生きがいのウヨク諸氏くらいしか読んでないので、
本当に優秀な人材がいるのなら論説委員なんてポジションじゃなく
現場でがんばってほしいところ。
742 :
文責・名無しさん:02/12/23 19:43 ID:slTKVWfY
そうか。朝日の論説委員はそんなに素晴らしい人なのか。
まあ君がそう言うんだからそうなんだろう。その人を悪く思ったことを謝るよ。
……ところで、貴方は「ミサイル防衛――そんなに急ぐべきことか」という
論説委員様の主張についてどう思うかね。
ま さ か 信 じ て い な い よ ね?
743 :
文責・名無しさん:02/12/23 20:01 ID:drTVP/Nr
>人格と常識の無い人間が、社会で働くことができますか?
出来ます。
>会社で重要な地位を築くことができますか?
出来ます。
744 :
文責・名無しさん:02/12/23 20:29 ID:DyOeHhyd
命は地球よりも重いのでつ。だからこんな経済状態でも、市民の命を守るミサイル防衛は進めなければならないのでつ。
という発想は出来ないの?
745 :
文責・名無しさん:02/12/23 20:31 ID:R7E55px8
>>744 >命は地球よりも重いのでつ。
と言いつつ、テルアビブ空港乱射事件とか拉致事件の温床こさえる国だからなぁ。
746 :
名無し:02/12/23 20:33 ID:rQCtEkth
>>736 おい、馬鹿の見本。
仲間から弾かれないよう、世渡り上手の条件が一番重要だよ朝非の場合
747 :
文責・名無しさん:02/12/23 21:03 ID:BM/3zfzX
巡航ミサイルってアメリカ以外どこが開発しているんですか?
748 :
名無し:02/12/23 21:06 ID:71J7260P
巡航ミサイルはヨーロッパと、中国で開発しているよ。
未だ、出来てないけどね。
749 :
名無しさん :02/12/23 21:06 ID:zoHq4YF2
DQNな国々が開発してるような気がする
750 :
文責・名無しさん:02/12/23 21:29 ID:uDKZYIms
元祖ロシア様を忘れては困るな
>巡航ミサイル
751 :
文責・名無しさん:02/12/23 21:36 ID:SoLWHqFs
752 :
文責・名無しさん:02/12/23 21:45 ID:b19+w4h6
不勉強なおじさんの作文。
明らかに釣りじゃん。ほっとけよ。
754 :
文責・名無しさん:02/12/23 23:29 ID:hWebibos
>>736 学歴、品性、実績、そんなものどうでもよい。
社説は言論だ。言論がおかしければ批判する。それでよいと思う。
社説子だってそう思って書いているだろ。
755 :
文責・名無しさん:02/12/24 00:27 ID:/93Mk4T8
>技術面では、過去8回の実験で3回も迎撃に失敗するなど信頼性に欠ける。
さすが文系マスコミ。実験という言葉の意味が分からないようだ。
>おとり弾頭による目くらましなどの対抗手段を講じるに違いない。
ならそれの対策をすればいいだろうが。ていうかやってるし。
旧ソ連に対してのSDIのように、技術開発競争に持っていって
国力の劣る相手方が音を上げるのを待つんだよ。そもそもはそれが目的。
あるいは、既に流出した旧式のミサイルをすべて無効にできれば上出来だろ。
>地をはうように飛ぶのでMDでは迎撃できない巡航ミサイルに切りかえることも考えられる。
巡航ミサイルは普通の防空網で対処すりゃいいだろうが。
こやつら、巡航ミサイルの射程距離が短いこととか
音速以下でしか巡航できねえこととか
携帯SAMや機関砲で結構落とされてることとか知らねえのか?
そもそも高価だし。弾道ミサイルの存在意義を完全に無視してるな。
757 :
七氏:02/12/24 20:25 ID:DecuRION
音速以下だが射程はかなりあるよ
8回のうち5回も成功してりゃなかなか上出来ではないか
しかも実験だろ
759 :
文責・名無しさん:02/12/25 08:16 ID:rLliE328
■国立追悼施設――提言は時代の要請だ
戦没者らを国として追悼し、平和を祈念する。そのための無宗教の施設の建設を、
官房長官の懇談会が提言した。
首相の靖国神社参拝など先の大戦の追悼のあり方をめぐっては、国内だけでなく、
中国や韓国などを巻き込んで、長年対立が続いている。提言は、この問題の解決策
となりうるもので、評価したい。
懇談会は「国際社会の中で自ら一人のみで生きる国家というあり方が困難になっている」
と今日の状況を分析する。
その上で、「他国との共生を当然の前提としつつ、追憶と希望のメッセージを国家
として内外に示す必要がある」と新施設の必要性を説いており、納得できる。
追悼の対象は、戦死した将兵だけではない。提言が、空襲などで亡くなった民間人
ばかりか、日本の起こした戦争で死亡した外国の将兵と民間人、さらに日本の
国際平和活動での死者を含めたのは、グローバル化の進む現代に適した発想といえる。
靖国神社参拝問題には二つの面がある。まず、首相や閣僚という公職にある人物
がことさら参拝することは、憲法が定める政教分離に反する疑いがあることだ。無宗教の
国立施設はこの問題の解決になる。
760 :
文責・名無しさん:02/12/25 08:17 ID:rLliE328
もう一つは、靖国神社と軍国主義のかかわりだ。とくに、A級戦犯が合祀(ごうし)された
神社に首相が参拝することは、侵略された中国などから強い反発を招いている。
提言は「具体的な個々の人間が対象に含まれているか否かを問う性格のものでは
ない」として、だれを追悼するかは施設を訪ねる人の自由に任せている。
こうした施設こそ首相が公式に死者を追悼するにふさわしい。政府は早急に建設に
向けた作業を進めるべきである。
提言を巡って自民党などの議員は、早くから会合や新聞広告などで反対を展開して
きた。新施設は靖国神社に代わるものであり、認められないという主張だ。
しかし、新施設は靖国神社や千鳥ケ淵戦没者墓苑の代替施設ではない。当然
ながら、多くの国民がこれらを自然な気持ちで参拝することの妨げにはならない。
自民党議員らは、政府の建設的な動きをただ批判するだけで、何の解決策も
示していない。中国や韓国の批判に対しても内政干渉であると反発してきた。
その結果、近隣諸国と十分な信頼関係が築けないことをどう考えているのか。それ
が日本にとっていかに国益を害しているかは、日朝交渉をめぐって、中国と協調し
にくい現実を見ても明らかである。
多くの自民党議員が反対しているため、新施設建設は実現性が疑われている。
しかし、この懇談会が首相のアイデアで作られたことを忘れてはならない。首相は
提言実現に向けて指導力を発揮すべきだ。
その際、首相は自らの靖国神社参拝を考え直さなければならない。それが新施設
を本当に生かす道である。
761 :
文責・名無しさん:02/12/25 08:21 ID:zlEd/ykH
反靖国もここまでくると哀れ、だな・・・
朝日新聞の解体は時代の要請だ
762 :
文責・名無しさん:02/12/25 08:30 ID:XuEyJbGr
さすが「共産主義教」の敬虔な信者らしい社説だ。
追悼そのものが宗教的なものを理解せず、一切の宗教を認めないことといい、他の考えを異端として弾圧することといい。
763 :
文責・名無しさん:02/12/25 08:31 ID:oAfGx+QT
764 :
b.t:02/12/25 08:40 ID:PN+yRVIV
2ちゃんねら市民へ
数日の間 20時まで電話045-960-1741で姓名判断無料
事前問い合わせ専用フリーダイヤル 0120-57-4494
他人の姓名判断でもOK
766 :
文責・名無しさん:02/12/25 09:31 ID:uPXKONLc
>>759-760 >それが日本にとっていかに国益を害しているかは、日朝交渉をめぐって、中国と協調し
>にくい現実を見ても明らかである。
いやー笑わせてくれるな、アサピー。
こんなみっともない「北朝鮮批判世論への便乗」は見たことねーよ。
中国にとっても北チョソは最大級の懸案事項、靖国ごときに左右されるようなヌルい問題なワケねーだろ。
ま、靖国と教科書は最後の砦ってことかね…
ここがあまり盛り上がってないってことはもう朝日も終わりだな
769 :
文責・名無しさん :02/12/25 19:10 ID:YtTLEQgb
アメリカが単独でイラクに軍事攻撃しないから朝日的には面白くないね
せっかくアメリカ批判できると思ったら意外と国連尊重してて
逆にイラクに文句言うしか出来ない、北朝鮮も同じでアメリカは
今のとこ重油凍結したくらいでこれもまた北が米朝合意を破ったためで
アメリカが無理難題を言ってるわけでもない、、、朝日さん目測誤ったか
770 :
文責・名無しさん:02/12/25 21:10 ID:kZgklw6W
産経:主張 不要な施設に国費使うな
【戦没者追悼懇】
戦没者追悼は、その国の歴史と文化の伝統と密接に関係している。日本では、靖国神
社がその中心的役割を果たしていることは言うまでもない。小泉純一郎首相は昨年八月
と今年四月の例大祭に参拝した。このほか、国の行事として、全国戦没者追悼式が毎年
八月十五日、東京で行われる。五月末には、身元の判明しない遺骨を収めた千鳥ケ淵
戦没者墓苑で拝礼式が行われる。このうえ、国費を使って新施設をつくることは税金の
無駄遣いである。
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm 12月25日付・読売社説(1)
[靖国代替施設]「なお検討課題が多い『祈念懇』報告」
懇談会では「東京裁判史観」の見直しを宣言してはどうかという意見 も出た。政教分離と
いう憲法上の問題もある。その意味でも、報告書 はなお不十分だ。
戦没者をどう追悼するかは、その国の歴史、伝統に基づく行為だ。 外圧に屈する形で
あってはなるまい。
http://www.yomiuri.co.jp/08/20021224ig90.htm
771 :
文責・名無しさん:02/12/25 21:13 ID:kZgklw6W
毎日:追悼施設報告 あいまい過ぎて分からない
こうした姿勢は、かつて靖国神社国家護持法案まで出した自民党内の強い異論が
背景にある。しかし、最大の責任は小泉首相にある。首相は11月18日、「靖国に代
わる施設じゃないから。靖国は靖国ですから」と、新施設が出来ても、靖国参拝は続
ける意向を示した。懇談会の報告前に、首相は追悼施設の意義を骨抜きにした。
首相は昨年8月13日、靖国参拝に際して「人々がわだかまりなく追悼の誠をささげ
るにはどうすればよいか」と、検討を求めた。しかし、わだかまりを払しょくできるよう
な報告書とはいえない。
http://www.mainichi.co.jp/eye/shasetsu/200212/25-1.html 朝日:■国立追悼施設――提言は時代の要請だ
しかし、新施設は靖国神社や千鳥ケ淵戦没者墓苑の代替施設ではない。当然ながら、
多くの国民がこれらを自然な気持ちで参拝することの妨げにはならない。
自民党議員らは、政府の建設的な動きをただ批判するだけで、何の解決策も示して
いない。中国や韓国の批判に対しても内政干渉であると反発してきた。
その結果、近隣諸国と十分な信頼関係が築けないことをどう考えているのか。それが
日本にとっていかに国益を害しているかは、日朝交渉をめぐって、中国と協調しにくい
現実を見ても明らかである。
多くの自民党議員が反対しているため、新施設建設は実現性が疑われている。しかし、
この懇談会が首相のアイデアで 作られたことを忘れてはならない。首相は提言実現に
向けて指導力を発揮すべきだ。
その際、首相は自らの靖国神社参拝を考え直さなければならない。それが新施設を
本当に生かす道である。
772 :
愛国左翼:02/12/26 03:04 ID:YbfAVl0Z
戦前の国家神道が大嫌いなので、靖国を補完する(代替することは不可能)
無宗教の慰霊施設を作ることに俺は反対しない。
ただ、それを作る時期は今ではない。
中韓が文句を言い、内政干渉してくる間は 絶 対 に そのような施設を作るべきではない。
なぜなら俺にとって
日本の威信と名誉>>>>靖国問題だから。
このように考えてる日本人が俺以外にも結構いるんじゃないかな。
中韓が靖国でイチャモンをつければつけるほど、彼らと売国メディアに対する反発が高まることに気付けよ。
773 :
文責・名無しさん:02/12/26 08:58 ID:xqSeYOD8
■熊谷新党――心躍らぬ暮れの旗揚げ
いくら永田町の恒例行事だといっても、これほど心の躍らない政党の離合集散劇は
めずらしい。
党首が逃げ出した保守党と民主離党組が腕を組んでの「保守新党」旗揚げである。
民主党を出た5人はめでたく連立与党入りする。保守党から袂(たもと)を分かった
野田毅氏らは自民党に入る。
議員が次の選挙で生き残ろうと必死になるのは分かる。いかに優れた政治家で
あろうと、議席を失ってしまっては理想や政策を実現することはできない。
だが、この騒動の当事者には政治家らしいそんな大義も、いまの政治の閉塞(へいそく)
を打ち破ろうという意欲もうかがわれない。
際だつのは、1月1日時点の議員数や過去の得票率をもとに算出される政党交付金を
失うまいという算段である。
保守党を解散して新党をつくっても、制度上、保守党に支払われていた政党交付金は
引き継げない。だが、分党という手続きをへたうえでなら、それができる。
774 :
文責・名無しさん:02/12/26 09:00 ID:xqSeYOD8
そこで、保守党を保守新党と、政党としての要件を満たさない小さな集団とに分割し、
結果的に交付金を保守新党が受け継げるような手だてを講じた。
そんなやり繰りをした駆け込み新党のために税金が使われる。
民主離党組には比例区議員が3人いる。有権者が「民主党」で選んだ人々だ。
比例区議員が他の政党に移ることはむろん違法である。ところが、移る先が新しい
党ならそれができる。そこに目を付けた。
まず新党ありき。制度のすき間だってフルに使う。納税者、有権者をないがしろに
した、余りに姑息(こそく)なやり方ではないか。
新党の代表に就任した熊谷弘氏は「何になりたいかではなく、何をするかという政治」への
回帰をいい「日本再生」を掲げる。だが小党が独自の政策を出しても自民党が
くみ上げるだろうか。
熊谷氏は自公保連立の小泉政権を厳しく批判してきた人だ。民主党では限界が
あったということだろうが、持論の円安誘導策や危機管理体制の確立をめぐり、
どこまで本気で党内議論をしたのだろうか。
熊谷氏は民主党で国対委員長を務め、その後任だった佐藤敬夫氏は保守新党
でも国対委員長に就いた。昨日まで小泉政権と対峙(たいじ)する立場だった人々が
今日は擁護する側へ回る。
有権者はしらけるばかりだろう。
この10年、多くの新党が生まれ、消えていった。政治全体を活性化させる新党
ならば意味はある。だが、今度の保守新党がそういうものとはとても思えない。
健全な民主主義には政権交代が欠かせない。だが、政治家たちがこうも寄って
たかって政権党にすり寄るのでは、政権交代が可能な政治状況は遠のくばかりだ。
日本の政治のゆがみをうかがわせるような年の暮れの騒動である。
見出しだけのイメージだけど、
他紙は「今さら新党?流行んねーよヴォケ」って感じなのに、
朝日は「保守新党(・A・)イクナイ」と言ってるけど
「心躍」る新党なら歓迎なんでしょうか?
与党の新党=(・A・)イクナイ
野党の新党=(・∀・)イイ!!
と読んでしまうのは邪推?
毎日だけど、「少年法を見直せ」というキチガイ社説ありますた。
777 :
文責・名無しさん:02/12/26 18:03 ID:D4oY1Q4z
>>772 靖国参拝論争 岡崎久彦(博報堂特別顧問)
特殊な政治的問題
「戦後総決算」への反発が発端
読売新聞2001年7月29日
小泉首相は終戦記念日に靖国参拝を行うと言っている。小泉氏の性格からいって、やると言
えばやるのであろう。その理由は単純明快に、戦没者に衷悼の意を表するという事である。結
論から言えば私はそれで良いと思う。それ以外の公式、非公式の問題などは論ずる必要もない。
ただ、総理の靖国参拝の問題は、一九八○年代以来内外で激しい論争の対象となって来てい
るので、問題の経緯をふり返って、もう一度整理して置く事は有益であろう。
敗戦の年昭和二十年(一九四五年)の十月、幣原首相は靖国に参拝して大戦の戦没者の霊を
弔ったが、その後GHQ(連合国軍総司令部)の指示で、戦没者の慰霊祭への公的関与は一切禁止
された。講和条約が署名されると、吉田首相はその批准を待たず、まだ占領中であったが「戦
没者の慰霊祭等への公人の参拝差し支えなし」という占領軍の許可を得て公式参拝を行った。
吉田も遺族達も感無量であったと報じられている。その吉田は四回、岸は一回、池田は五回、
佐藤は十一回、田中は五回、首相として公的形式で参拝している。
(2につづく)
778 :
文責・名無しさん:02/12/26 18:06 ID:D4oY1Q4z
(その2)
公式参拝と私的参拝の区別が論じられるようになったのは三木首相の時から
である。三木は歴代総理の中でも例外的なポピュリスト(大衆迎合政治家)・
パシフィスト(一国平和主義者)であり、防衛費の1%枠とか、防衛計画の大
綱とか、その軌道再修正にその後数内閣を要するような、自らの手をしばる制
限を自ら課しているが、その時も私人として参拝したと説明した。
これも、そう言わねばならない客観的情勢は何もなく、自分から言い出した
事である。何か理由があるとすれば、当時稲葉法相が自主憲法制定国民会議に
出席した事を「個人の立場で」と釈明したことがその背景にあったと推察され
ている。福田首相もその前例にしたがい、その後は私的参拝となった。
次に問題となる戦犯合祀の問題の経緯は、まず講和条約発効と同時に、また
服役中の同胞の釈放運動が起こり、講和条約の規定の下に関係諸国の同意を得
て昭和三十三年までに全員が釈放された。これと並行して戦争裁判の刑死、獄
死者の遺族年金、恩給支給の運動も起こった。通常懲役三年以上の刑に処せら
れた者の恩給は停止されるが、戦争裁判の刑死者等は日本国内法の犯罪者では
なく戦争の犠牲者と考えるという事であり、当時の左右社会党を含む国会の全
会一致で決定された。その頃の日木人の心の中には迷いはなかったと言える。
(その3につづく)
779 :
文責・名無しさん:02/12/26 18:08 ID:D4oY1Q4z
(その3)
靖国神社への合祀予定者の選考基準は引揚援護局が決定したが、その際、
遺族援護法や恩給法の受給者原簿が参考とされた。そして三十四年から戦
争裁判受刑者が逐次合祀され、五十三年にA級十四名が合祀されて完了した。
この当時は、中国等から何の抗議もなく、五十四年の大平、五十五、六
年の鈴木参拝も何の問題も生じなかった。五十七年となると、最近二十年
間の「自虐史観」間題の端緒となる教科書問題が起こり、中国の対日批判
が激しくなるが「A級戦犯合祀」の批判はとくにはなく、中曽根首相となっ
て五十八、五十九年の参拝も問題なく行われた。
現在の靖国問題が始まったのは、昭和六十年からである。中曽根首相は、
かねてから「戦後の総決算」を標傍していたが、五十九年に靖国懇談会を
設け、その報告書に基づいて六十年八月十五日には公式参拝を行った。
これに対し、八月七日の朝日新聞は、靖国問題を「中国が厳しい視線で
凝視している」と書き、十日の人民日報は、靖国参拝に批判的な日本国内
の動きを報道し、はじめは互いに相手国を引用する形で、反対運動を開始
した。遂に十四日には、中国外務省スポークスマンが「アジア各国人民の
感情を傷つける」と、はじめて公式に反対の意思表示をした。
(その4につづく)
780 :
文責・名無しさん:
(その4)
そして、二十七日から三十日までの社会党訪中において、社会党と中国は公式参
拝批判の気勢を大いに上げ、反対運動は燃え上がり、中曽根首相はその後退任まで
参拝できなくなってしまった。この時以来、この干渉の成功に味をしめた中国は、
靖国間題干渉を中国外交政策の一部として維持し、また、それは一九九五年頃の中
国の愛国運動などにより中国の「国民感情」となり、日本国内左翼と相呼応しつつ
今日に至っている。
この経緯からみてわかる事は、靖国問題は法的問題ではなく、極めて特殊な政治
的問題である。五十七年の教科書問題以降の新しい形の反体制運動の雰囲気の中で、
中曽根首相の「戦後総決算」という姿勢に反体制勢力が反発したのが発端である。
そして、その後の運動は、例外なく、日本国内の反体制勢力が意図的に外国の干渉
を惹き出し、内外呼応して政府批判を行う形をとっている。
現在反体制側の立場は「公式」参拝反対に集約されているようである。公式参拝
は三木首相まで、二十五年間誰も違憲だと言いさえしなかった問題である。最近問
題とされているのは昭和六十年まで六年問A級戦犯合祀に中国も反対しなかったのは、
それが非公式参拝の時期だったからだというあとからつけた理屈によるものである。
(その5につづく)