高山正之再び登場!新潮「変見自在」

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94文責・名無しさん
スーチーの困った癖

高校の教科書検定で「李氏朝鮮」にだめが出た。
なぜなら韓国でそう言わないからという理由だ。
では米国の南北戦争はどうなる。米国はそれを「市民戦争」と呼ぶ。
「独立戦争」も「革命戦争」になる。
あちらでは市民革命こそ民主国家の原点という思い込みがある。
だから単なる植民地の独立も市民革命と呼びたがる。
日本の表記はそういうごまかしを認めていないが、米国が韓国のようにせこい注文をつけたら、どうするのか。
そういう言葉のごまかしの天才は英国だろうか。
例えばインドのセポイの反乱。植民地支配に初めて楯突き、それこそ何十万も殺された。
でも英国はそれを「反乱」と呼んでインド支配がそれほどひどくなかったような印象を持たせている。
それに対してビルマ(ミャンマー)に小さな軍艦1隻を差し向けて植民地にした騒ぎの方は「英緬戦争」と呼ぶ。
英国側の戦死はたったの4人だけで、とても戦争と呼べる代物ではないが、
そう名づけることで国王を追放し、犯行の芽となりそうな王族をすべて処刑し、と戦勝国の権利をフルに発動した。
(週刊新潮 5/23日号 変見自在より)