高山正之再び登場!新潮「変見自在」

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810文責・名無しさん
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今号は「飴と鞭」

 中国は蒋介石の国民党時代の頃から反日運動を煽ったり、「日本が大嫌い」という歌を
児童に歌わせるなどして反日教育をやっていた。靖国や歴史教育云々以前に中国は今の江
沢民体制下の70年前から変わっていないのである。
 冒頭の中国の反日情勢について触れたのは米・外交官のラルフ・タウンゼントの『暗黒
大陸・中国の真実』という本だ(昭和8年刊)。タウンゼントは日本人や中国人は「虫酸
が走る」「我々(白人)は彼等(黄色人種)を差別している」としており日本人への差別
意識を隠していないから親日というわけではない。で、あるから客観的な立場から日本人
や中国人をどう見ていたかという点で参考になる。
 タウンゼントは中国人を「世界に冠たる詐欺師、ペテン師で掠奪から人殺しまで何でも
しながら責任逃れは上手」と評し、そのような中国人とどのように対していくか、という
ケーススタディーとして以下の例を挙げる。英国の女性宣教師が野盗に惨たらしく殺され
た。当時、こうした野盗の背後には国民党政権がおり、英国の出方を見るためと専らだっ
た。続いて、日本人学校の教師夫妻に秘密結社(まぁ要するに野盗)から「殺す」と脅迫
がきた。それに対し、日本は国民党政権に警護を要請したが、突然、警護が解かれた直後
に教師夫妻は殺された。当時の田村日本総領事は怒り、賠償5万jを要求、今回のアジア
カップサッカーの騒動の時の共産党のような言い訳や言い逃れをする国民党政権に対し、
「貴国に(日本の)軍艦が向かっているが」と脅しをかけた。すると国民党政権は耳を揃
えて万jをすぐ持ってきた。これを見ていた中国人は日本人に畏怖のような感情を抱き、
日本が支配する台湾への渡航ビザを求めて大使館に行く者が多数出た。腐敗した国民党の
役人に搾取されるくらいなら、日本人のほうがましというわけだ。一方、米国は軟弱外交
のため反米運動対策に忙殺されることとなった。本質的にこのような国である中国に対し
ては友好とか親善一辺倒といったやり方は通用しないという話ですた。