NHKスペシャルのひどさ

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840ニダー博士(理系) ◆uzqzgJFM
>>288さんのご質問ですが、僕にはどうしても答えが出せません。ですから質問の趣旨とはずれると
思いますが、つらつら書かせてください。

先ず、プログラムは子供に強要、強制してはならないと言う鉄則があります。プログラムを強要、強制
しては、絶対に長続きしない(2年で終わることもありますが、4年や6年はざらです)継続度を維持できない
ですし、子供が嫌がっていてはプログラムの効率が落ちるからです。

ですから、プログラムを続ける親の最初の大仕事は子供にプログラムを納得させることです。研究所は、
流奈君の様な重度障害児でも人間として立派な知性があると考えています。ですから、どの様な子供
に対しても愛情をもって納得させるように指導しています。

ここでつまずいたり方向性がずれると続けられなくなります。子供は何としてでもストライキをしよう
とします。

我が家の場合はチビニダー博士にとりオモにぃ博士とハイハイ遊びをすると言う形でプログラムに入りまし
たので、比較的順調でした。呼吸マスクは相当苦労しましたが、少しずつ慣らしてゆくとマスクをする
と調子がよくなるのにチビニダー博士自身が気づいたらしく、今では1日70回をこなしています。自分で
マスクの隙間を押さえてきちんと装着するのはおもしろいですね(これは珍しいらしい)。交差パタ
ニングだけは凄く苦労しました。パターナーのボランティアさんを引っかくわ叩くわで本当に苦労しま
した(オモにぃ博士が)。結局、我が家では当初はこればかりは抵抗しても無理とあきらめさせ、その後
民法プログラムを導入して報奨制を導入した結果、相当順調になりました。

パタニングは、体の自由を拘束されますのでやはり一番嫌がる様です。また、四肢不自由の子は、
関節の硬直がある場合、やはりきついかもしれません。(これは普通の理学療法でも一緒ですね。)
流奈君の様にプログラムをして長い子の場合は、関節の硬直は無いと思いますので痛みは無いはず
ですが・・・・。なお、パタニングは、パターナーにとっては重労働ですが、子供は全く体力的
負荷がかかりません。体の力を完全に抜いて寝ころがっているだけです。ですから、パタニング中に
寝てしまう事もまれにあります。余りのかわいさに激しくワラタ.

要するに、我が家の場合は本人納得の上で行っています。一部(交差パタニング)は不承不承ではありますが。
他の家でも無理強い意するとストライキを起こすのでこの点は注意している様です。結局、うまくゆくか
否かはこの導入部にかかっています。
(悪意を持って見れば、子供を洗脳しているととられるでしょうが・・・・。)

今は各プログアムのセクションはオモにぃ博士、ハラボジ博士、オモニダー博士と遊ぶ時間となっています。
重力フリーとマラソン、呼吸パタニングは大好きな様です。知性面のプログラムはおもしろくなければ
絶対に見てくれませんので、これははじめから面白がっています。飽きさせないのが大変ですが。

少なくともIAHPは、子供に痛みや苦痛を与えるプログラムはつくりませんし、子供は大人と同じくらい
知的で判断力もあると言う前提でプログラムの強要、強制、殴打は厳禁しています。ですから、
その分、親や家族への負担は重くなります。我が家が失った最大のものはハラボジ博士、オモニダー博士
の平穏な隠居生活でしょう。(オモにぃ博士の若さというのも・・・幼稚園児のおかぁさんって、一番
きれいな時期らしいですね。)

一つおもしろいと思うのは、チビニダー博士は自分が他の子と違うことに気づいているらしいことです。
これはドーマン法を導入する前(まだそれほど重大な障害と気づいていないとき)から気になっていたの
ですが、少し送れ気味の子とは追いかけっこをしたりして遊ぶのですが、全くノーマルの子とは交流
出来ていませんでした。他にもいろいろと兆候がありました。

で、やはり自分に良い事をしていると言う事を幼いながらも納得していると思います。時々、外食で
アレルゲンをとってしまうのですが、そうすると常同行動が再発したりします。回復した後、
『〜は食べちゃだめだよ。』と自分で言っていたりします。プログラムについてもやはりどうしても
気が乗らないときがありますが、『〜はしないと駄目なんだよ。』と自分で言う事があります。
どうしても駄目なときはストライキをします。民法プログラムの適用で相当楽にはなりました。
ただ、うちの民法はチビニダー博士に大甘のガイドライン違反があるのでちょっと問題なのですが・・・。

自由に会話が出来る様になったら一度聞いてみたいものです。おそらくそう遠くない将来、いろいろと
聞けるでしょう。