NHKスペシャルのひどさ

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289ニダー博士(理系) ◆uzqzgJFM
流奈君がもし、プログラムを行わなかったらどうなったか。

れば、たらの議論は慎むべきですが、流奈君のような状態で生まれた
子どもがどうなるであるかはいろいろな障害児を見ていればある程度の
推測がつきます。(このような重度障害児は数多くいるにもかかわらず、
社会の表面にでてきません。ひっそりと影で静かに時を過ごしています。
療育センターなどに行くと多く見る事ができますが・・・地獄です。)

流奈君が命を取り留めたのは現代医学の勝利です。(科学の勝利です。)

ただし、流奈君は、命を取り留めたものの、脳萎縮、全身麻痺、失明、その他
悲惨な複合障害児となっていました。

脳萎縮などに伴う全身麻痺児の場合、概ね下記の様になります。
(注)かなり乱暴な過程です。また、最新映像を入手していないので
流奈君の現状を間違えているかもしれません。

1. 手足は尻尾の様に細く硬直の為にねじ曲がっている
2. 体も細く、ねじ曲がっている(時々見かけますね)
3. 口は常にゆがんで開いており、よだれが常に垂れている
4. 発声が全くできないか、できるとしても無意味な音を発している
5. 発作をおこす
6. 目は常に安定せずに眼球がけいれんの様な状態になっている(又は白目)
7. 顔は無表情

るな君は確かにまだ自由に動けませんが、四肢硬直は起こっていませんし、
体がネジ曲がる様な事もおこっていません。手足が不自然に細いと言う事も
ないです。

よだれも垂れ流していません。これは運動をしている事と、水分コントロールが
厳格になされている為です。

発声については、以前のTVの記憶しかありませんので、記述不能です。
発声できない状態と記憶しています。

彼の場合発作は現在無いと記憶しています。薬剤除去も完了しているの
ではないでしょうか(未確認)

発作については抗発作剤で抑えても結局再発しますし、抗発作剤は脳を
眠らせるダウン系の薬です。結局はかえって症状を悪化させると研究所は
強く主張しています。(化学屋の私は完全同意する)

目は、斜視は残っていると思いますが、眼球が白目を剥いたりはしていな
いのではないでしょうか。(実際に見ていないのでわからない)

表情はあれだけの重度障害児とは思えないほどきれいと思います。

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流奈君を治療の例として出すには、顕在的な効果が示しにくい(障害児を
多く見ていると判るが・・・)ので、親の努力が過小評価されます。

ただ、極小未熟児ではらわたをぶちまけて生まれ(父親は産後母親に
余りの姿の流奈君を見せなかった事を後悔していた)、脳が損傷した
子どもがあれだけの姿になったのは親の献身的な努力があったものと
容易に推測できます。

これらがわかった上で詩人としての流奈君を紹介されると、視聴者の
受け止め方も相当変わったと思います。

残念ながら、番組構成に致命的な誤りがあったと強く考えます。