やっちゃっった!今日の朝日のドキュン記事 その7

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652文責:名無しさん
夕刊の「窓」より。ちょっと朝日とは思えないような論調。

受けない話

 ある財界人が真顔で言う。
 「田中真紀子さんが総理になってビシバシやらないと、この国はだめですね」
 有事立法の反対集会をのぞくと、市民団体代表の女性が声を振り絞っていた。
 「スカートを踏んだ男、ブッシュ大統領に鏑矢を贈った男の正体が暴露された」
 田中前外相の更迭で、小泉純一郎首相の支持率はがた落ち。一方、田中人気は
とどまるところを知らない。
 非政府組織(NGO)をめぐる騒動に限っては、田中氏に分があった。首相が
「けんか両成敗」を理由に田中氏を処断したのはまずかった。
 それにしても、田中首相待望論ですって?正直なところ、願い下げである。
 彼女がトップにいたからこそ外務省の腐敗が次々に暴かれた、というのは真実
のようで真実でない。
 思いつきと激情で外務省をかき回し、改革の実はあがらなかった。外交の混乱と
停滞は目に余った。更迭は遅かったくらいだ。
 片や、首相が何を言っても、何をやっても、世間はつれない。看板の構造改革
の機軸が揺らぐとあれば、それも当然だが、田中氏更迭を「抵抗勢力との妥協」
と見ての小泉離れなら少々酷だろう。
 政治は詰まるところ、妥協の技術だ。妥協の質でプロ政治家の技量が試される。
 「小泉さんにはがっかり」もわかるが、後はいない。首相は一心不乱に日本再生
に打ち込むべきである。
 以上、当節、受けそうにないことを書いた。