<大橋巨泉氏>参院議員辞職願提出 有事法制で民主党幹部と対立
民主党の大橋巨泉参院議員は29日午後、国会で井上裕参院議長に議員
辞職願を提出した。この後、東京都内で記者会見する。大橋氏は有事法制に
反対しており、推進派の鳩山由紀夫代表らと意見が対立。菅直人幹事長から
発言に注意するよう求められたのに反発し、抗議の意思を示すためとみられる。
同党内では横路孝弘前副代表ら旧社会党系議員らも有事法制に反対しており、
大橋氏の辞職で党内の亀裂が深まるのは必至だ。
大橋氏は昨年7月の参院選で、民主党の比例代表の「目玉」候補として41万
票余りを獲得し、1位で当選した。辞職が認められれば、次点のツルネン・
マルテイ氏が繰り上げ当選する。
民主党は25日、有事法制について党内論議を始めたが、大橋氏は同日、国会内で
開かれた民主、共産、社民など超党派の議員による反対集会に出席。志位和夫共産党
委員長や土井たか子社民党党首らとともに「鳩山代表は有事法制に反対ではないようだ。
有事法制をやるより、もっとやるべきことがあるはずだ」とあいさつした。
また、大橋氏は23日夜、菅氏から電話で「議論は党内でやってほしい」と言われ、
反対集会への出席を自粛するよう要請されたことに「自由な議員活動の弾圧だ」として
不信感を訴えていた。
大橋氏は昨年、テロ対策支援法に基づく自衛隊派遣の国会承認の際、横路氏らとともに
党議拘束に違反して反対票を投じ、厳重注意を受けた。党内には「有事法制でも造反を
繰り返すなら、離党してもらうしかない」などの意見も出ていた。大橋氏は、こうした
経緯や党内の空気などを考慮し、離党にとどまらず、議員辞職に踏み切ることを決断したようだ。 【伊藤智永】(毎日新聞)
[1月29日15時33分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020129-00001061-mai-pol まずは国民の血税を返せ。学芸会じゃないんだぞ虚腺。
繰上げがツルネン氏というのがせめてもの救い。と言うか、最初から
ツル念にしとけよ。人気取りの末期だな民主党。