小林よしのりに告ぐ
主文
小林よしのりの漫画家生命を死刑に処する。
事実の認定
九十七年四月十九日付中日スポーツ紙によると作家の柳美里は
芥川賞を受賞した者であるが、これを機に二月下旬に都内書店
で企画されたサイン会が氏名不詳者による脅迫により中止に至
った。これに対し小林はSAPIO誌上に同人が連載中の「新
・ゴーマニズム宣言」において中止事実の報道は従軍慰安婦は
存在したとする立場に利用され柳が英雄気取りでいるとする旨
、述べたものである。
量刑の理由
本件一連の小林の行為は言論の自由、二世を含む在日外国人の
人権といった憲法上の問題と重大密接な関係を有するものであ
り、その検討なしには小林の量刑は不可能である。周知の通り
言論の自由は権力による圧力、テロを乗りこえて成立している
ものであり今回、氏名不詳者のテロをほのめかす脅迫を背景と
して柳を「英雄気取り」「過剰反応して『言論弾圧』のたたき
売りしてものってくるのはバカ」と述べた小林の行為には何の
根拠もなく同情の余地は全くない。そもそも小林は破防法、慰
安婦問題で一貫して人権を踏みにじる態度を見せ、あたかも、
その言説が一般論であるかのごときに見せかけた同人の心底は
卑劣きわまりない。柳が「思いもよらない渦に巻き込まれる事
になった」としているのも当然である。「ごーまんかましてよ
かですか?」とバカの一つ覚えにつきあっているヒマ人はいな
い。こうした小林の反社会性も決して看過する事ができない。
また在日外国人、特に韓国人に対する差別が根深い日本におい
て柳がサイン会中止に精神的苦痛を受けていると予想される最
中に、つけいる形で慰安婦問題を持ち出したのは小林の人間性
を疑わざるを得ない。人間の尊厳にかかわる問題である。慰安
婦問題とサイン会中止は本質的に何の関係もない。
なお小林は漫画家となり各種社会問題について発言し一応
出版文化の発展に尽力した事。オウム真理教の標的となり
同情を否定できない事など酌むべき点もある。しかし本件
行為の態様、回数などを考えると漫画家生命をたつ以外に
道はない。
噂の眞相
http://www.uwasin.com/