朝日の基地外投稿 第13面

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291私は韓国人だってさ
「私是日本人」言えなかった
大学生 高橋佳子(東広島市 20歳)

 テロに対する軍事行動と相前後してアメリカ人が襲われる事件が起き、
米国の人々が旅先で国籍を悟られないように振る舞うようになったと
いう先月31日の記事を読み、この夏、語学研修で中国に行った時の
ことを思い出した。
 滞在中、北京の映画館で「パールハーバー」を見た。日本人は、
一般市民も爆撃する極悪非道な人間のように描かれていた。
中国人に囲まれてこのシーンを見るのは苦しかった。
日本人であることを隠さなければという気持ちになった。
 小泉首相が靖国神社を参拝してから、外出時に「私是日本人」と
言うのは控えるようになった。中国語を習い始めて最初に覚えた
「私は日本人です」という言葉が簡単に使えない。
 「私是韓国人」と言ってしまうことも少なくなかった。
そんな自分がすごく嫌だった。韓国人に失礼である。
 ほとんどの中国人は、日本政府を批判しても、一般の日本人には
友好的だ。侵略の傷跡が消えるのはいつのことだろう。
自分の国籍を外国で言えることの意味を改めて考えた。

(大阪本社統合版11月18日付)