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「大衆」という観念は若い。工学の支配という歴史前提がなければ有り得ない観念。
マルクス主義の理念的枠組みも「工学の支配」に対応すべく組み立てられている。
組織化を意識するのは即ちマスを意識すること。
「工学の支配」に対し「サーヴィス業の支配」を置くことが問題の解決策であると考えた連中がいた訳だ。
前者より後者の方が相対的に作業の退屈さは少なくより美的でもあろう。この流れで「生涯教育」。
賃金奴隷への目晦ましだ所詮。「実物」に関して韜晦する行為は日本人にとって常に仇となって返る。
食糧・資源・軍備、これらについて本庄博士の意見を聞きたい。