757 : ひかり ◆BVEsk6CQSs [sage] : 2012/11/04(日) 23:52:07.97 ID:5Phkj02i0
>>736 10月末の澤上氏のレポートの要旨ですよね。
いつも思うのですが、澤上氏はきちんと事実に基づいた報告を行うべきでしょう。
今回のレポートも、事実に基づかない憶測で書いたものです。
1.
>>712で紹介した投資主体別売買動向を見てください。
これは、東証が発表した数字を記録したもので、大証のJASDAQ銘柄は除かれます。
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp 2.
今年2012年の動向をみると、1月から3月にかけて外国人投資家がしっかり買っているので、
日経平均株価を1万円まで持っていくことができました。
ところが、3月になって信託銀行(公的年金)や生損保などが大きく「売り急ぎ」、
今年の日経平均株価は3月の権利落ち前日に年初来高値をつけて、下がっていきます。
市場は、公的年金や生損保の売りを消化できなかったわけです。
澤上氏の言うようには、公的年金はゆっくりと売ってくれません。
それから、欧州のソブリンリスクの再来などに伴って、リスクオフ状態に入り、
外国人投資家も売りを出していきます。
決して、外国人投資家が日本株の買いをためらっているわけでもなく、
日本株が少々高かろうが、リスクオン状態に入れば、しっかり買い上げていく姿勢はあるわけです。
実際、先月10月でも、日経平均株価が8500円を割った状態(第3週)から買い上げたのは、
外国人投資家(と証券自己)が中心でした。
3.
外国人投資家が日本株に投資しない理由として、澤上氏は大きな為替差損があるとしていますが、
円安になれば、為替差損以上に外需株の株価は上昇します。
例えば、1ドル80円から100円と円安になったとして、
ドル建外国人投資家からは、20%の為替差損を被りますが、
輸出企業にとっては、為替差益もありますが、これ以上に売り上げが大きく増加し、
利益はかなり増えるわけです。もちろん株価もかなり上がります。
なので、日本株に投資する外国人投資家は、為替差損はあまり気にしないはずです。