投資信託第53期

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278名無しさん@お金いっぱい。
分配金累計額1万円超の「分配型」ファンド登場
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201108170055.html

 [東京 17日 ロイター] 「分配型ファンド」が登場して約15年──。
公募投信全体の6割を占める(7月末時点)にまで市民権を得た「分配型ファンド」で、設定以来、
これまでに払い出した分配金の累計額(既払い分配金累計額)が1万円を超えるファンドが登場したことが、
ロイターの調査で分かった。

 今回のスクリーニングは、まず公募投信全体から7月末時点で決算回数が年4回以上の「分配型」
(除く上場投信)を抽出し、そのうえで、既払い分配金累計額でランキングした。
それによると「分配型」として初めて投資元本の1万円を上回る分配金を払い出したファンドが出てきたほか、
分配金累計額が9000円台も6本を数えるまでになっていることがわかった。

 分配金累計額が1万円を超えたのは、1996年設定の野村アセットマネジメントの
「野村新興国債券投信Bコース(毎月分配型)」<62000145JP>。

 分配金累計額上位10本の設定年次をみると、最も古いものが96年、97年が1本あり、90年代は計2本。
2000年代に入り、03年1本、04年5本、06年が1本だった。
資産クラスは、REITが最も多く6本、次いで債券が3本、株式は1本だった。

 分配金累計額でランキングしたデータだが、上位10本の設定来騰落率(分配金再投資ベース)は、
マイナスはわずか1本で、マイナス幅も2%以内。残り9本中8本はプラスで、7本は2けたプラス、
最も高いものは100%超えの107%だった。 

 長期投資といえば株式、あるいは株式投信といわれたが、「失われた20年」で運用成果は思わしくない。
そうした投資環境での今回の結果について、上位にランクインした運用会社からは「良好なトラックレコードができたことで、
戦略的な長期投資商品になりうる」と積極的な声もあった。資産運用では投資のタイミングも難しいが、
むしろ解約のタイミングの方が難しいとさえ言われる。高齢層の年金補完目的やリタイア準備世代などの
小遣い稼ぎ的投資で「分配型」の利用が多いとするなら、「無理な分配を継続さえしなければ、
「分配型」による自動払い出しは理にかなっている」(国内投信)との指摘もあった。