9億円トレーダー三村雄太氏に架空投資家疑惑

そもそも株の利益の証明ってのはできないんだよ。

セミナー屋のセミナーの収入って膨大だから株の利益がゼロでも、セミナー収入が
大きいと納税証明は高額になる。
一番たしかなのは、特定口座の年間売買報告書だが、これもいくらでも操作できるんだよ。
たとえば、A社でロング主体でトレード、B社でショート主体でトレードし、
日経平均が上がったら、ロングの口座のだけ出せばいいし、下がったらショートの
口座だけ出せばいい。

それとよく証明に納税証明書っていうけど、そもそも投資家の大半は源泉でやっている
わけで、その場合には、株の利益は納税証明書に出てこないんだよ。
１億儲けてても、株の利益だけの場合は、区役所で納税証明書を取ってみれば
わかるけど、無収入の納税証明書が出てくる。
本を書いたり、セミナーをやると、その金額だけ出てくる。源泉の場合はね。

なぜかっていうと、納税証明書を発行するのは区役所や市役所。
株の源泉で納税している場合には、その所得の情報は区役所まで行かない。
だから１億儲けて１０００万円納税していても、納税証明を取ると納税額はゼロ円になる。

ただし源泉にしないで、わざわざ自分で納税し確定申告書に入れる場合もある。
それはトレードの経費がものすごく高額で４００万円以上とかになる場合。
その場合には株の利益を申告し、パソコンやネットの経費を控除して貰うわけだが、
個人の場合でそれをやると、健康保険の金額が６０万円とかになってしまうから、
たとえば３００万円で１０％の節税ができても、健保の支払いを通算するとマイナスになる。
だから、専業でもわざわざ申告する人が少ない。

結局、１億稼いでも納税証明書はゼロ円になる人が大半なんだよ。