33氏に相場観を聞いたり語ったりするスレ

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33433 ◆.fu8RmZQXU
それでは、私が今回とった投資行動を簡単に振り返ってみます。

以前にも書いてた様に、
全体の指数(日経225先物)は、昨年8月来一貫して25日移動平均線上に沿って上昇し続けて来ました。
このラインを割ったのは、昨年10月19〜28日の僅か数日間だけでした。
13週移動平均線に至っては、これを只の一度も割らずに上昇し続けて来たのです。
過去の通常の相場を知ってる者には、これ自体が稀有の異常な上昇相場であった訳です。

一方、指数に先行して動いたこれまで前半相場を引っぱって来た鉄鋼・銀行株等は
昨年10〜12月には頭打ちになり調整色を強め、年末年始の前後には25日移動平均線を割り込んでいました。
だから遅かれ早かれ、指数そのものも近日中には25日移動平均線を割り込むのでは?思ってました。
何度もの16500円抜けも結局は果たせず、月足・年足でのTOPIX1700も堅い上値の抵抗ラインになってました。

それが「ライブドアショック」で、相場の自立的なコレクションを呼んでしまったのです。
新規相場参入者等の騎手によって鞭を打たれ続けて来た相場という競走馬が、
「もうそれそろ休ましてくれ」と走るのを一時停止してしまった様なもんです。

私自身について言えば、1月第二週に入ってCPをより高め、暴落の前週にはその比率を100%にしてました。
暴落での下値の目途は、あらかじめ225先物での15000円に置いていました。
10月21日から1月13日までの上昇幅の1/3押し、12月16日の15080円での二点底の形成になるのでは?
との読みをしてました。(相場の基調はまだ強かったから、下げても半値押しまではないと思ってました)

18日ザラ場中に、225先物が15010で反転したのを横目で見て、
20年以上に渡りいつも手掛けて来た、ある銘柄(半導体関連)の大きく下げた所を目をつむって買いに行きました。
こういう非常時には、自分にとって一番解ってる・相性の一番良い銘柄に行く事が安全で確実なんです。
非常時は、勝負するにしても、「自分の得意な土俵上で手慣れた相手」と・・・・私はいつもそうしています。

こんなところでしょうか。

最後に、経験のまだ浅い方にとっては、今回の下げにはビックリされた事でしょうが、
今回のは、少なくとも過去の場合での「暴落」という範疇に入るものでもありません。
本当の大暴落とは、こんな程度のもので済まないもの、と認識しておく事が肝心でしょう。