【デリバティブズ】日経225先物オプション研究

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119名無しさん@お金いっぱい。
★株価指数先物取引で57億円の損失─名証2部「サンビシ」上場廃止

名証2部の醤油中堅メーカー「サンビシ」(2808)が28日、名古屋地裁に民事再生手
続きの開始を申し立てたと発表した。負債総額は約95億円。子会社である「サンビ
シ商事」が設立した運用会社「サンビシエイ・エム・エス」が株価指数先物取引で
57億円の損失を計上し、同日(28日)に名古屋地裁に破産手続き開始を申し立てたこ
とに伴う。両者の社長を及部久嗣サンビシ社長が兼務。名証は28日、11月29日にサ
ンビシの株式を上場廃止、同社株式を29日付で整理ポストに割り当てることを発表
した。サンビシによるサンビシ商事への貸付金など46億2,700万円が回収不能とな
り、20億円程度の債務超過となる見通し。

サンビシは2005年3月期決算における経常損益は2億3,000万円の黒字と、本業の醤
油製造では利益が出ていた。「利益を得る目的」(及部社長)で1997年からデリバ
ティブ取引を実施していた。サンビシ商事への貸付限度額は累計15億円と取締役会
で決めていたものの、社長の独断で貸付を増やしていた。「失敗を隠したい気持ち
があった。民事、刑事で責任を問われることもあり得るが覚悟している」(及部社
長)と話している。

「サンビシ」:1896(明治29)年創業。醤油業界12位。現社長の及部久嗣氏は父の
敬氏(現取締役相談役)の後を継いで91年就任。

今年に入って上場企業の倒産は、勝村建設(株)(東京都台東区、東証1部、9月民事
再生法)に続いて8社目。