【官房長官】福田康夫語録【総理総裁】

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233名無しさん@お腹いっぱい。
04年の中国人尖閣上陸、「送検せず」首相が決断 元首相秘書官 小野次郎氏
証言 いま振り返る
2010/11/11付 日本経済新聞 夕刊
ttp://www.nikkei.com/news/interview/genre/article/g=96958A96889DE3EAE2E2E7E3EBE2E3E3E3E3E0E2E3E29C9C9AE2E2E2;p=9694E0E2E2E3E0E2E3E2E1E5E7E0;o=9694E0E2E2E3E0E2E3E2E1E5E7E3

外交配慮で官邸が調整

 ――2004年3月24日、沖縄県の尖閣諸島に中国人活動家7人が不法上陸した事件の際、小泉純一郎
首相の秘書官(警察庁出身)でした。7人は送検されず、強制送還になりました。
 「送検の方向で話が進んでいましたが、26日午後になって突然、送検しないと警察庁から連絡を受けま
した。そんなバカなと思って法務省に聞いたら『釈放になる』と。驚きましたね」
 ――小泉首相の様子は。
 「僕から『総理よく分からないんですが、送検にはならないみたいで・・・・・』と伝えましたが、小泉首相
は全く驚かないんだよね。異を唱える時は『そんなんでいいのか』って言うからすぐ分かるんですよ。推測
ですが(福田康夫)官房長官、(二橋正弘)官房副長官のラインで別途、調整が行われ、適宜、首相に
情報を入れてたんでしょう」
 「01年5月の北朝鮮の金正日総書記の長男、正男氏の不法入国事件の経緯が絡んできます。あの時も
小泉首相は『捜査当局とも連絡を保ちつつ、法に従って処理してほしい』と指示しましたが、一転釈放と
なります。末席秘書官だった私が抗議したら、福田長官から『秘書官の分際で。出身官庁を超えなきゃ
ダメだ』とたしなめられましたよ。首相が『報告を了とする。それでいいか』と静かに語ったので引き下がり
ました。首相が了としたことでシナリオを全部書き直しました」
 ――04年の尖閣事件が起きた時、福田長官は01年の金正男事件の処理を覚えていたんですね。
 「01年に官房長官の調整した方針に楯突いた頑固者がまだ官邸にいたということでしょう。調整するなら
後で異論が出ないように完ぺきに、鮮やかにしなければならないと考えたのでしょう。(後略)」