小沢一郎「責任ある対応は政権を取ってからでいい」

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503名無しさん@お腹いっぱい。
<小沢民主代表>政権獲得すれば裁判員制度見直しの意向

 民主党の小沢一郎代表は15日、来年5月から実施される裁判員制度について、「日本の風土になじまない」
との判断から、民主党が政権を獲得すれば、制度のあり方そのものを見直すべきだとの意向を固めた。共産、
社民両党は実施延期を求めており、民主党は当面、秋の臨時国会で延期を軸に野党共闘を進めるが、「見直し」
に廃止の可能性も含めるとなれば、民主党内の反発も予想される。
 同制度は刑事裁判に一般の人が参加するものだが、数日間仕事を休む必要があることや、守秘義務などの負担が
重い。小沢氏は13日に鳩山由紀夫幹事長と会談した際、抜本的に見直す必要性を示唆し、「政権を取ってから
(対応を)考える」と述べたという。
 今年初めの最高裁の意識調査では、同制度について「義務なら参加せざるを得ない」44.8%、「義務でも
参加したくない」37・6%と、消極的な国民意識が明らかになっている。党内では「国民が不安なら先延ばし
を考えないといけないかもしれない」(幹部)との意見が出ていた。
 次期衆院選のマニフェストへの盛り込みも検討される見通しだが、制度の根拠となる裁判員法は、04年に民主党
も含む全会一致で成立した。党内には「制度を前提に党の司法政策を組み立てている。それをやり直すとなったら
無責任と取られかねない」(若手議員)との懸念があり、党内の意見調整に手間取る可能性もある。
 共産、社民両党も制度自体には今も賛成しており、「実施のための環境が整っていない」として延期を求める立場。
制度自体に懐疑的な小沢氏とは温度差があり、野党共闘実現にもハードルがありそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080816-00000017-mai-pol