自営業ですが、倒産しそうです。27

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548名無しさん@お腹いっぱい。
ときは8月,黒海沿岸の町。
雨にぬれる小さな町は活気がなく,すっかり寂れていた。

人々は借金を抱えて苦しい生活をしているのだ。

その町へ,一人の旅人がやってきた。そして町に一つしかないホテルに入ると,
受付のカウンターに100ユーロ紙幣を置き,部屋を選ぶために2階へ上がって行った。
ホテルの主人は100ユーロ紙幣をひっつかんで,借金返済のために肉屋へ走った。
肉屋は同じ紙幣を持って養豚業者へ走り,100ユーロの借金を返した。
養豚業者はその紙幣を握ると,つけにしてある餌代と燃料代を払うために販売業者
に走った。

販売業者は100ユーロ紙幣を手にすると,この厳しいご時世にもかかわらず,つけでお
相手をしてくれる町の遊女に返そうと彼女のもとに走った。
遊女は100ユーロ紙幣を懐にしてホテルに走り,たびたびカモを連れこんだホテル
に借りていた部屋代を返済した。

ホテルの主人は,その100ユーロを受け取ると,紙幣をカウンターの元の位置に置いた。
ちょうどそのとき,部屋をチェックして2階から降りてきた旅人が,どの部屋も気に入
らないと云って,100ユーロ紙幣をポケットにしまいこみ,町を出て行った。

誰も稼いでないけど,町中の誰もが借金を返し終わり,町は活気を取り戻した。



仕分けなんてしてないで、もっと税金ばら撒いてくれよ!!!