■ゴール■

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1名無しさん@あたっかー
ザ・ゴールという本でTOCがわかるって書いてあるけど
TOCてなんのこと?
2名無しさん@あたっかー:2001/07/20(金) 20:22


Table Of Contents

 「トック」と読む。 CD-ROM内に記録され
ている情報一覧は、通常ディスクの最内周
にTOCとして記録されている。音楽CDをプ
レイヤーにかけると、自動的にデータが読
み込まれ、CD内に録音されている曲数や
演奏時間が表示されるが、これはTOCを読
み込むことによって実現されている。Photo
CDのようなマルチセッションメディアでは、
セッションごとにこのTOCが存在している。
3コンサルタント:2001/07/22(日) 01:51
TOCの件で返信します。
TOCというのは,Theory of Constraintsのことで,
日本では「制約理論」とか「制約条件の理論」と
いわれるものです。詳細は,
日本能率協会マネジメントセンターTOCのサイト
http://www.jmam.co.jp/report/index.html
や,個人の運営ですが,ソニーの佐々木さんのサイト
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/pk9/toshio/TOC-JP/
を覗いてみて下さい。
実は,私,2年ほど前,Goldratに会ってきました。
それでは,また。
4松桐坊主:2001/07/22(日) 02:44
部分最適だけでなく、全体最適が分かる本、だね。
バブル期に日本の版元数社が翻訳権を争ったが、作者が許可しなかった。
んで、景気がどん底に落ちた今、売れると踏んでダイヤモンド社に高額で許可したんだろ。
ストーリーになっているので、読みながら体得できるらしいが。
まだ読んでないので、来週購入してみる。
5名無しさん@あたっかー:2001/07/22(日) 12:45
6名無しさん@あたっかー:2001/07/22(日) 12:47
>>4
それでこんなに出版が遅れたのか。なるほど。
7名無しさん@あたっかー:2001/07/23(月) 11:31
本の中にでてくる「バッチサイズを半分にするのさ」の
バッチってなんですか?
知ってる人教えてー
8名無しさん@あたっかー:2001/07/23(月) 21:52
教えて君で申し訳無いが
ゴールで書かれてることって
TOYOTAのカンバン方式(JITみたいな物)とどう違うの?
 読んだけどあんまり斬新じゃなくて期待はずれなのは10年前の
本だからかな
9SAN:2001/07/23(月) 22:30
>7さん
ロットのことではないですかねえ。
私はそう読みました。
>8さん
生産方式のことをいっているのではないですねこの本は。
考え方をいっている。
読み物としては大変面白かったですね。
108:2001/07/23(月) 23:08
ああなるほどです。
確かに知識としては知ってたけど
どのようなプロセスで考えられた物かとかは
深く考えてなかった気がする。
なんか夫婦って大変ですね。
113:2001/07/25(水) 16:57
8の方へ。TOCはマネジメントシステムととらえると,生産管理の側面も含む
と考えられるので,その面から少々・・・。
カンバン方式は,前工程からの作業指示がない限り,勝手にものを作ること
ができません。従って,原則的に工程間における在庫は理論上は存在しない
ことになります。TOCの場合は,制約工程となっている前と,出荷工程の後に
その工程が止まってもスループットに影響が出ない範囲の在庫をおくところが
決定的に違うのではないでしょうか。
現実的には,この制約工程は,同時にいくつか発生したり移り変わっていく
ということがある場合があるので,TOCの考え方はよいとしても,実務で使う
となると難しいのが現状です。
12テイラーをあがめよ:2001/07/25(水) 17:30
>TOCの場合は,制約工程となっている前と,出荷工程の後に
>その工程が止まってもスループットに影響が出ない範囲の在庫をおくところが
>決定的に違うのではないでしょうか。

基本的には賛成です。、、、が、難しいですね。
カンバン方式で現実に発生している工程間在庫も、
「工程が止まってもスループットに影響が出ない範囲の在庫をおく」という点では
結局同じじゃない?という気が。。。

言葉遊びになってしまいますが、カンバン方式は
「工程間における在庫が存在しない状態」を究極的に目指し、
そのために様々な技術が開発されている。
TOCはある究極状態を目指すというよりは、
「ボトルネックが存在すること、ボトルネックが存在すれば在庫も発生すること」
という現実を認め、その上で全体最適を目指して行くものだという気がします。

カンバン方式ではカンバン(在庫)を無理やり減らして工程改善に結び付けていきますが、
TOCはボトルネックの管理者がDQNだと「ボトルネックだから」ということで
在庫ため放題になってしまいませんかね?
別の見方をすれば、カンバン方式は全工程の管理者がある程度有能でないと駄目だけれども
TOCはボトルネックにだけ有能な管理者を置けばなんとかなる、のでは?
13テイラーをあがめよ:2001/07/25(水) 17:35
14SAN:2001/07/25(水) 18:37
おおっ、テイラー氏、ご無沙汰しております。
私、もともと底が浅く言いたいことも言い尽くしたせいか、
最近あまり書きこみたいスレがなくて寂しいです。

貴殿に言うのは釈迦に説法かもしれませんが、
かんばん方式、組み立てにはいいですが、切削やプレス鋳造
なんかには必ずしも有効じゃないです。
在庫(正確には仕掛り在庫だと思うのですが、、)なしは
ロスも多いですね。

まさに貴殿のおっしゃる通り、TOCはボトルネックを認めて最適化
する感じと思っていました。ただ、かんばん方式は、方式に忠実な
管理者をおけば良いのですが、TOCではネックを発見しマニュアル
に無い解決策を模索するような管理者が必要なんだなと思いましたね。
そこが貴殿の見解と違うかな。

あと、ザ、ゴールですが、個人的には夫婦間のいきさつが全く
ひとごとでなくてドキドキしましたねえ。そんな読み方するやついないか、、
1511:2001/07/25(水) 18:59
>13
実は,34です。お褒めにあずかり恐縮です。
テキストベースの,言葉足らずの話になったようですね。
テイラーをあがめよさんのおっしゃるとおりと思います。
特に,12の
>TOCはある究極状態を目指すというよりは、
>「ボトルネックが存在すること、ボトルネックが存在すれば在庫も発生すること」
>という現実を認め、その上で全体最適を目指して行くものだという気がします

といわれるように,TOCはボトルネックに集中して,最適化を行う点でしょう。

>TOCはボトルネックの管理者がDQNだと「ボトルネックだから」ということで
>在庫ため放題になってしまいませんかね?

であるとすると,おっしゃるようにその管理者に任せてはならんという話ですね。
あるいは,管理者の評価基準をきちんと変えないといけないという話にもなります。
TOCではよく指摘される点です。

一方,JITを強引にやると「工程間の在庫を一斉する」ことはできても,実際
お客に迷惑がかかるリスクを考えて資材倉庫と営業倉庫にそっくりその分在庫
をちゃんとチャージすることになり,結局在庫を移動を移動しただけになるこ
ともあるわけで,どっちもどっちですね。残念ながらJITのコンサルはこれに
は目をつぶることが多いらしい。
きちんと本質的な経営体質を変えないといけないのでしょうね。
16テイラーをあがめよ:2001/07/25(水) 19:51
SANさんお久しぶりです。
経営者専用裏スレ「SANに聞け!」はときどき拝見させて頂いています。

>私、もともと底が浅く言いたいことも言い尽くしたせいか、
>最近あまり書きこみたいスレがなくて寂しいです。

私も実は同じです。
さびしいので学校系の駄スレで厨房達に遊んでもらっています。(w

>かんばん方式、組み立てにはいいですが、〜中略〜
>在庫なしはロスも多いですね。

なるほど。
こういう環境を含む場面にはカンバンよりTOCが向いているのかもしれません。

>かんばん方式は、方式に忠実な 管理者をおけば良いのですが、

うーん、そんなものですか。。。
カンバンの場合でも創造的解決を必要とする場面があると思ったのですが、、、

>TOCではネックを発見しマニュアル
>に無い解決策を模索するような管理者が必要なんだなと思いましたね。

これですが、15さんの見解とかぶるのですが、

>>15さん(もう一つのスレと同一人物の方だったんですね)
>であるとすると,おっしゃるようにその管理者に任せてはならんという話ですね。
>あるいは,管理者の評価基準をきちんと変えないといけないという話にもなります。

と絡むのでは?
大企業でありがちですが、生産工程の中身がわからない人たちが
経営者・大工場の工場長になった場合、生産経営をどう行って行くか?
TOCでやるならば、全工程を知る必要は無く、
かなり限られたキーマン・キー工程をしっかり管理すればいいということになるのでは?
カンバン方式では、製造長とか作業長みたいなたくさんの現場管理者が
みんなある程度の意識の高さを持たないとならないような気がするので、上の管理者も大変でしょう。
安直な発想ですが、
優秀な兵士が多い日本と優秀な将帥の多い米国でそれぞれ発展しただけのことはある、と思ってます。
生産方式には長短いろいろあるのでしょうが、経営者は
「リードタイムは待ち行列の長さによって代わるからMRPは駄目」
「ボトルネックは頻繁に移動するからTOCは非現実的」
「在庫を移動を移動しただけになるからJITは使えない」
といった批判を総合したうえで核となるロジックを選択しなくてはならないのでしょうね。

>個人的には夫婦間のいきさつが全く ひとごとでなくてドキドキしましたねえ。

「夫婦の究極の目的とは何か」
「読み進むうちに、夫婦の原理が自然に頭に入る!」
「主人公の仕事の悩みも織り交ぜたストーリーは、
 ビジネス書としても高い評価を受けている」(w
17mantra:2001/07/25(水) 21:14
15です。これからは,表記の名前で書くことにします。現在は縁がきれてますが,
以前,知恵市場で使ってた名前です。現在は,MBA_MLなるところのMGRをしたり
してます。

>テイラーをあがめよさん
>生産方式には長短いろいろあるのでしょうが、経営者は
>「リードタイムは待ち行列の長さによって代わるからMRPは駄目」
>「ボトルネックは頻繁に移動するからTOCは非現実的」
>「在庫を移動を移動しただけになるからJITは使えない」
>といった批判を総合したうえで核となるロジックを選択しなくてはならないのでしょう

ちなみに,Goldrattの弟子であるコックス、スペンサーら書いた
『制約管理ハンドブック』 − 競争優位のTOC 戦略(小林英三訳)ラッセル社
によれば,同様の記述がありました。その企業の置かれている状況により
コンティンジェントに使い分けることこそ重要であると指摘しています。
ある場面ではTOC,ある場面ではMRP,ある場面ではJITというように。
18テイラーをあがめよ:2001/07/25(水) 22:31
>ちなみに,Goldrattの弟子であるコックス、スペンサーら書いた
>『制約管理ハンドブック』 − 競争優位のTOC 戦略(小林英三訳)ラッセル社
>によれば,同様の記述がありました。

なるほど。ってまあ、誰もが考えそうなことですが、
Goldrattのお弟子さんたちはGoldratt崇拝に走らないところが凄いですね。

mantraさん、あの厚い本、読んだんですね。
私は本屋で背表紙しか見てません(汗
198:2001/07/26(木) 00:07
どもです。
TOCってコールセンターの対応や契約、申し込み手続き
など複雑で、しかも遅いことで顧客を苛立たせているような
部門にも有効だと思ってたんですが、ボトルネックが工場以上に
頻繁に移動し更なる多様化をみせると考えられますので
やっぱり使えないのかなぁと思いました。

マニュアルや技術的問題ならいざ知らず
法的な問題や上司の指示がボトルネックだとしたら
改善は困難だと思いますし。
20SAN:2001/07/26(木) 02:24
>テイラーをあがめよ氏
内容が枯渇した抜け殻の私を覚えていてくれてれうれしいです。
裏スレ?も楽しいですよ。一度おい出でください。って別に私が
仕切っているスレでもないんですが、。
TOCで、ボトルネックを捜索するのはだれもが分かるようで
結構困難ではないかと思っています。私の能力が足りないだけかも
しれませんが、、、。
>mantra氏
実は某スレn34番は私も感心いたしました。
結構文章でよませてなおかつ内容に
納得できるものが珍しいので、、、。
テイラー氏が誉めた後でしたのでちょっと悔しい(W
21名無しさん@あたっかー:2001/07/27(金) 09:06
有効レス多し。1回だけならageてもいい?
22名無しさん@あたっかー:2001/07/29(日) 12:42
なんかこっちのほうがレベル高そうだな、っていうか両方見るの大変、統一しない?
一応サゲで
23名無しさん@あたっかー:2001/08/06(月) 19:05
あげ
24名無しさん@あたっかー:2001/08/20(月) 14:53
あげ
25名無しさん@あたっかー

”世界を席巻してた日本の製造業に理論を渡すのは、真剣に危機だと思ってた”
ってのは帯書としちゃ面白いけどね

現在同じくベストセラーな”円の支配者”を読むとどうやら
当時日本って国自体が外国市場に対する最適化という究極(戦時体制)をやってたことがわかって
ゴールドラットさんの心配は杞憂だったと思われ


(ところで、村上龍の帯書はナイだろうと思う)