交渉・説得・プレゼンなどの一般理論

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96名無しさん@あたっかー
インタビューのコツですか・・・。
まあ、本来は私が教えてもらいたい位ですけど、これまでに
経験から体得したことをいくつか。当たり前の話ばかりですが。

1、質問項目はまとめていく。そのために、下調べはかっちりやる
 インタビューに慣れれば、飛びこみでもある程度はごまかせるようになりますが、
 やはりこれらは大事なことです。分かる限りの下調べはして、その上で質問項目を
 組み立てて、紙に書いて持っていきます。紙は手元に置いておくだけでいいです。
 帰ってから、「あ、これ聞くの忘れた(^^;」というような不細工なことにならないように。
2、相手がしゃべりやすい話から聞く
 初対面の人間とサシで話をするのは、よっぽど慣れた人でないと緊張する作業です。
 まず相手にしゃべる勢いを付けさせることです。
3、相手の話の腰を折らない
 話がそれ、それが全然聞きたいことでなくても、相手の話に割り込んで
 方向を返るのは最悪です。相手のしゃべる勢いが納まるのを待って序序に
 方向修正しましょう。また、話が反れた時こそ、思わぬ情報が取れるチャンスです。
4、質問の順番にこだわらない
 上にも書きましたが、相手を勢いに乗せて話させること。足りない部分は後で補えば良いのです。
5、余り目をじっと見ない
 相手の緊張を誘います。要点の時に身を乗り出すようにして見ればいいのです。
 どうせメモを取っていたらそんなに見れませんが。
6、メモは必ず取る
 テープに取っているからメモはいいや、というのは大間違い。
 テープ起こしはインタビューの数倍の時間がかかります。
 作業効率を考えると、全く無駄です。慣れれば、殴り書きの
 メモだけでも1時間から2時間のインタビューはほぼ正確に再現できる
 ようになります。また、メモを取る作業により、今まで聞いたことを
 頭の中で自然に整理できます。
7、話を聞き、メモを取りながら次の質問、話の流れを考えておく
 これが一番難しい作業です。メモを性格に取り、あいづちを打ち、流れを
 フォローするような質問を発しながら、次に何を聞いていけば面白い話に
 なるかを考えなくてはなりません。こればっかりは経験と慣れですね。
 事前に作った質問にこだわらず、面白い話に伸びそうな言葉がポロリと
 出てきたら、どんどん横道に逸れていきましょう。その話が一段落してから
 方向修正をすれば良いのです。
8、相手が言いにくいような話は余りストレートには聞かない
 インタビューの最高の形は、まだ誰にも知られていないニュースを聞き出すことです。
 しかし、ストレートに聞いたって誰もそんなこと言いません。
 その話に入っていくきっかけになるような話題を振り、相手に断片的なことを
 言わせつつ序序に核心に近づいていきましょう。いかに相手を乗せるかが肝心です。
 相手の目を見つめねばならないのは、まさにこの核心を聞く時です。貴方の気迫が問われます。
9、話は途切れさせない
 当たり前のことですが、話が途切れて沈黙が支配してしまった瞬間、インタビューは失敗に
 終わります。

ベストなインタビューとは、終わったあと、相手が急に疲れを感じ、「今日は余計なことまでしゃべらされ過ぎた」
と思うようなパターンだと思います。インタビューは生物。何故か上手くいくこともあれば、
ちょっとした拍子で失敗してしまうこともあります。ある意味、経験と機転が全てです。