新制度派アプローチ

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298女社長いずみ48歳:03/11/01 04:53
変態スレ認定
299名無しさん@あたっかー:03/11/03 23:01
神スレ認定
300清香 ◆KEj57QdzB. :03/11/03 23:16
300ゲット♪
301中葉:03/11/03 23:56
清香さんも結構ヒマなんだ!
302清香 ◆KEj57QdzB. :03/11/04 00:17
>>301
先生チャオ♪
こんなところで見つかるとは。(笑)
つーか今日は連休なんで適当にしてました。
先生のとこは高度な学習内容なので
他スレみたいに遊べないから中途半端に参加できません。涙
落ちついたらユックリ勉強するので先生もそれまで
亀レス状態で維持してくださいませ。 m(_ _)m 
では、またクラブに飲みに来てくださいませ。(笑)
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304中葉:03/12/04 07:43
>>286 議論の取っ掛かりは、パワーシフト グローバル市民社会の台頭
> Power Shift ジェッシカ・マシューズ http://www.foreignaffairsj.co.jp/yoshi/9703.html#power
> の以下の文章です。

======================================
「国家の解体と進化」
もし現在のトレンドが続けば、50年後の国際システムは大幅に変化しているだろう
し、この移行期には、ウェストファリア・システムとその進化形態のシステムが両脇
にそれぞれ位置しているであろう。(まだ続く)
======================================

最後の文章は以下の通りです。
この問題こそ、新制度派が取り組むべき人類最後の課題です。

この問題について、これからボツボツ発言できればと思っています。

そう言えば、前に紹介したと思いますが、同じ問題をロバートベラーが
「善い社会―道徳的エコロジーの制度論(みすず書房)」でいいところまで突っ込んでいます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622038420/qid%3D1070491160/250-8820245-9693046

======================================
非国家アクターの台頭が最終的に吉報となるか、凶報となるかは、人類が
第二次世界大戦後に行ったような急速な国際的社会刷新の道を歩めるか
どうかにかかっている。
現状に適応するために必要なのは、ビジネス部門がより広範な政策上の
役割を担いうるようになること、NGOがより視野を広くし、
さらに大規模な活動を行えるような存在に変貌すること、
国際機構が、国家にも市民にも効率的な社会サービスを提供する二重の
舵取り役を担えるようになること、とりわけ、今日におけるトランス
ナショナルな課題に対応でき、透明度の高い民主的な統治を求める市民の
願いを共に満たすような新たな機構と政治単位が登場することが含まれよう。
======================================
305中葉:03/12/04 07:45
続けます。

前回引用したジェッシカ・マシューズは、現在カーネギー国際平和基金の
理事長です。 http://www.ceip.org/files/about/Staff.asp?r=18

また、ロバート・ベラーについてはhttp://www.robertbellah.com/
をご覧下さい。
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307中葉:03/12/20 17:53
私は別スレ「知識時代の実践的組織論5」http://money.2ch.net/test/read.cgi/manage/1067543601/
で万博やトヨタの組織論を議論しているのですが、話がややこしくなり、
制度的な話題に深入りしています。

その関係で、こちらでも制度派の観点から議論させていただければと思っています。

そのテキストとして、以下のものを使うため、勉強をはじめました。よろしくお願いします。
日本 権力構造の謎〈上〉
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150501777/qid=1071867699/sr=1-13/ref=sr_1_2_13/250-8820245-9693046
日本 権力構造の謎〈下〉
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150501785/qid=1071867672/sr=1-3/ref=sr_1_2_3/250-8820245-9693046
ならずもの国家アメリカ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062116480/250-8820245-9693046
308名無しさん@あたっかー:04/03/11 20:11
age
309名無しさん@あたっかー:04/05/10 18:29
age
310Rackt:04/05/11 02:24
組織の構造やパフォーマンスが組織内外の環境からの諸条件に影響される、
とする諸命題をコンティンジェンシー理論が提示して以降、
それら環境条件のどの要因に焦点をあてるかによって、
欧米では、さまざまなポスト・コンティンジェンシー理論が登場した
(例えば、資源依存理論、組織エコロジー論、そして新制度派組織論・・・)
とされています。
そこでは、特定環境すなわち産業セクターや組織フィールドといった、
全体社会レベル(マクロ)と組織(ミクロ)とを媒介する、
中間レベル(メゾ)が、分析の主なレベルとして扱われていて、
この分析レベルでの研究が、マクロの現象とミクロのそれとを結びつける
ための枠組みを提示するのではないか、ということが期待されています。
(マクロとミクロを結び付けて説明するなど、そんな簡単なことではない
ので、あくまで「期待されています」と言っておきます)

ところが、わが国ではコンティンジェンシー理論以後、
上述のポスト・コンティンジェンシー理論を扱う研究者が少なく、
また(あるいはそれゆえに)「外部」環境要因の組織への影響の分析は、
それほど進展していないように思います
(僕が知らないだけかもしれませんが)。
日本のコンティンジェンシー論者だった研究者の多くは、
今では知識創造やシンボリズム論といったように、
組織の「内部」環境要因の分析を発展させている印象を受けます。

なぜ、わが国ではコンティンジェンシー理論以後、
組織の「外部」環境要因の研究が、ごく少数の研究者によってしか
行われなかったのでしょうか。
なんだかまるで論文の書き出しみたいになってしまいましたが、
今はそんなことを考えています。
311名無しさん@あたっかー:04/08/06 08:54
上げ
312名無しさん@あたっかー:04/08/30 10:53
>>310 長期的な研究をする根性が無いってのもあると思う。
313Rackt:04/09/18 01:04:27
>>312
そこのところ、「昔はコンティンジェンシー論者だったが今は違うようだ」
というような研究者と面識がないので、僕は何ともいえません。
やっぱり経営学者たるもの究極的には組織の内部のマネジメントの研究、
それも実践的な研究を発展させたいのかなあと思います。
昔コンティンジェンシー論者だった研究者たちは、
やはり「経営学者」だったから今は(今も?)組織内部の
マネジメントの研究をメインに据えているのかなと思います。
どうでしょう?

僕は組織論を研究し、かつ一応経営学をやってますということに
なっていますが、マネジメントにはあまり興味がありません。
自分の研究が人様のお役に立てればそれに越したことはないが、
できれば管理されるのもするのも勘弁してほしい、
というのが正直なところです。
むしろ社会現象としての、あるいは社会的問題としての
組織を研究することに関心があります。
それは経営学的なというよりもむしろ社会学的な関心です。
その意味でコンティンジェンシー理論は、経営学ではありながらも、
実に社会学的でした。新制度派も(一部の戦略論者を除き)そうです。

マネジメントに興味がないなら経営学板から出てけ! といわれそうですが、
もっと「組織論」は非実践的でもいいのではないかと思うこの頃。
長文・駄文失礼しました。
314名無しさん@あたっかー:04/10/08 14:30:52
制度派は面白い。マクロ組織論を勉強するにはなにかよい教科書がありますか?
資源依存理論、個体群生態学、制度派理論・・・ぜんぶもとの論文を読まないと勉強できないかな?
315名無しさん@あたっかー:04/10/09 00:05:28
>310
組織の構造やパフォーマンスが組織内外の環境からの諸条件に影響される、
とする諸命題をコンティンジェンシー理論が提示して以降、
それら環境条件のどの要因に焦点をあてるかによって、
欧米では、さまざまなポスト・コンティンジェンシー理論が登場した
(例えば、資源依存理論、組織エコロジー論、そして新制度派組織論・・・)
とされています。
そこでは、特定環境すなわち産業セクターや組織フィールドといった、
全体社会レベル(マクロ)と組織(ミクロ)とを媒介する、
中間レベル(メゾ)が、分析の主なレベルとして扱われていて、
この分析レベルでの研究が、マクロの現象とミクロのそれとを結びつける
ための枠組みを提示するのではないか、ということが期待されています。

いや、組織の構造やパフォーマンスが組織内外の環境からの諸条件に影響される
んじゃなくって、組織には環境を主観的に解釈して自由な意思決定を行なう経営
者ないしは経営陣がいるってことに焦点をおくアプローチに発展しているんじゃ
ないかな。だから、全く同じ客観的環境が仮にあったとしても、それで特定の構
造や業績が一意的にきまるのじゃなくて、常に選択の余地があり、その選択をす
る主体の環境認識が大きな役割を担うというわけだよね。こういった考えが、い
わゆる社会学的戦略論に発展してきているように思う。
316名無しさん@あたっかー:04/10/11 08:35:13
イナクトメントが重要なのはたしかだけど、
ポストコンティンジェンシー理論のなかでも
制度派をはじめとしたシステム論的なマクロ組織論は、
基本的な発想として環境決定論なのは変わってないと思う。
317名無しさん@あたっかー:04/10/12 22:37:48
age
318名無しさん@あたっかー:04/10/13 01:28:09
>>316
うん、それはそうなのかもしれないけど、315でもいったような戦略的選択
の概念が入り込んできたことによって、単に受動的に環境に取捨選択される
のではない視点による組織変革や戦略的変化の理論的地平が開けてきたんじ
ゃないのかな。
319名無しさん@あたっかー:04/10/13 02:10:54
桑田・田尾の『組織論』第2部を読んでみた。
「戦略的選択」と「環境決定論」に各1章さいた後に、「組織目標」の章を置いている。
興味深い構成だと気づいた。
320名無しさん@あたっかー:04/10/15 20:31:20
>>313
>もっと「組織論」は非実践的でもいいのではないかと思うこの頃。
>長文・駄文失礼しました。

だとすれば、AMR最新号「言語と組織」はかなり面白い。
321Rackt:04/10/21 17:38:50
>>315
>組織の構造やパフォーマンスが組織内外の環境からの諸条件に影響される
>んじゃなくって、組織には環境を主観的に解釈して自由な意思決定を行なう経営
>者ないしは経営陣がいるってことに焦点をおくアプローチに発展しているんじゃ
>ないかな。

おっしゃるとおりです。
僕の理解では、80年代ごろから制度論は環境決定論だという批判が出てきて、
それ以後、Powell and DiMaggio (1991)の例の論集を大きな出発点に、
90年代以降、制度的環境の中での組織の主体的行為や
戦略を重視する論文が出てきました。今も出続けています。

ただ、「自由な意思決定は果たしてどこまで自由なのか」、
という問題が、特に制度論には残ります。
行為者の主観や解釈がその行為者を取り巻く制度的文脈によって形成される、
とする前提を取る以上、やはり、

>>316
>基本的な発想として環境決定論なのは変わってないと思う。
という指摘は重要です。
(続く)
322Rackt:04/10/21 17:40:55
(続き)
それでも、やはり、組織が環境を操作する現象が実際にあるわけで、
それを説明するためにも、
>>318
>戦略的選択の概念が入り込んできたことによって、
>単に受動的に環境に取捨選択されるのではない視点による
>組織変革や戦略的変化の理論的地平が開けてきたんじゃないのかな。

そこで、
>>314への答えも兼ねて、上記のような最近の制度論の傾向について
下の本が該当し、また参考になると思います。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532311659/qid=1098344717/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-8402093-4638700

僕はまだ読んでませんが、
このスレの当初、日本での新制度派組織論研究が少なかった頃を
思うと、感慨深いものです。
323名無しさん@あたっかー:04/10/23 13:32:15
324名無しさん@あたっかー:04/10/24 01:59:18
>>323
ちょっと違う。新制度派というよりはポストモダンかぶれの教科書だな。
325名無しさん@あたっかー:04/10/25 09:57:50
>324
そうなのですか。コメントありがとうございます。
田尾先生(だったと思う)が著書の中で触れられてたので
関係ありかと思ったのです。
専門外なのでいろいろ教えて下さい。
326名無しさん@あたっかー:04/10/25 23:53:17
Mary Jo Hatchの教科書は評判いいらしいよ。
マクロ組織論の教科書ではないけど。

むかしはMiles(1980)とかがいい教科書だったらしいが、
1980年代なので制度派とかは入ってない。
もっとあたらいいのはないか。
327名無しさん@あたっかー:04/10/26 00:57:29
組織論の最も標準的な教科書はスコットのやつだと思うけど。
それに勝るものはあるのだろうか。学部生向けだったらダフト
かジョーンズじゃないか?

328名無しさん@あたっかー:04/10/27 00:14:16
スコット最強伝説
329名無しさん@あたっかー:04/10/27 00:45:54
教科書もいいが、一番よいのはASQをコツコツ読むことだと思う。
あれはどこの大学の図書館でも必ずあるはず。
330名無しさん@あたっかー:04/11/09 20:20:34
>>322
佐藤先生と山田先生の文化と制度の本は非常に分かりやすいね。
教科書として使えると思う。
331Rackt:04/12/12 18:36:35
『制度と文化』ようやく読み終えました。
文化を扱った組織理論を体系的に整理しており、また事例も豊富で、
文体も分かりやすく、お買い得の本だと思いました。

一つ、疑問に思うのは、最終章で、
第一のモデル:「効率性モデル」(個人→組織→社会の因果関係を説明)でもなく、
第二のモデル:「新制度派組織理論」(社会→組織→個人のそれを説明)でもない、
「第三のモデル」として自説の複合戦略モデルを提示していることです。
そのモデルでは、「制度固有のロジック」や「道具箱としての文化」といった
概念に示されるように、確かに、一方で制度や文化によって社会化される行為者が、
他方でその制度や文化を意図的に選択さらには操作したりすることを述べており、
その意味で第三のモデルとも言えなくはないのですが、
1990年代以降、新制度派組織論の枠内であれだけ制度の変革や操作にかかわる
論文が出ている状況──つまり新制度派自体が変化している状況を踏まえると、
僕はむしろ『制度と文化』のいう複合戦略モデルは、「新制度派とは異なるモデル」
というよりも、新制度派の枠内での改良モデルとして位置づけられるのが
適切ではと思いました。
(つづく)
332Rackt:04/12/12 18:37:43
(つづき)
もちろん、著者たちのいう複合戦略モデルがどのモデルに属するのかは、
彼らの理論的スタンスや議論の方向性にもよるでしょう。
しかし、別の章で、FligsteinやOliverのような、新制度派の枠組みの中での、
制度を操作しようとする行為者に関する新しい研究動向を紹介しているにもかかわらず、
最後の章になって新制度派を結局は環境決定論的なモデルとして位置づけるのは、
やはり問題があると思いますし、もしそう位置づけるのであれば、
「結局、FligsteinやOliverの説明では制度に能動的に働きかける行為を説明できない。
だから新制度派は今でも環境決定論なのだ。でも自分たちのモデルは違う」
という説明が必要になってくると思います。

・・・ただ、新制度派のアプローチそのものが、統一的な理論体系があるわけでもなく、
いわばさまざまな社会学的仮説の寄せ集めみたいなところがあるので、
あるモデルが新制度派の枠内かどうか、というのは実にあいまいなところが
あることも事実です。

長文失礼しました。
最近はASQも読まず、むしろDQSになりつつあります・・・。
333名無しさん@あたっかー:04/12/26 23:51:55
age
334名無しさん@あたっかー:05/02/07 20:07:39
制度派もエー
335名無しさん@あたっかー:2005/07/13(水) 16:58:34
336名無しさん@あたっかー:2005/10/27(木) 03:00:10
板ちがわね?
337名無しさん@あたっかー:2005/12/20(火) 20:50:25
ちんこ
338名無しさん@あたっかー:2006/05/14(日) 17:22:02
339名無しさん@あたっかー:2006/09/20(水) 21:50:20
!
340名無しさん@あたっかー:2007/04/16(月) 19:54:08
341名無しさん@あたっかー:2007/11/16(金) 10:21:27
342名無しさん@あたっかー:2008/01/19(土) 10:45:49
新旧制度派アプローチを現在も勉強し続けている人、いらっしゃいますか?
これ、良スレですね。ここでそういう方とお話したいです。
ちなみに自分は、制度そのものよりも制度化の過程に興味があります。
343名無しさん@あたっかー:2008/02/28(木) 02:19:35
>>342
比較制度分析
344名無しさん@あたっかー:2009/04/27(月) 16:14:22
345名無しさん@あたっかー:2009/06/28(日) 17:09:07
>>37
Racktはガクトのマネなのか?
346名無しさん@あたっかー:2009/07/02(木) 01:18:35
347名無しさん@あたっかー