その偏差値で商学部なら中央がいいよ。中央商学部はお買い得の学部として
名前が挙がるところで、実際にも誰の目にも明らかに勧められる。
商学部で総合的にみて最高なのは一橋で、入学先として次に優先されるのは早慶、
これはどっちもどっちで、西日本なら神戸で、その次が中央だね。
中央は、偏差値の割に、資格試験も教授陣も、社会での活躍度もずば抜けている。
大学院の商学研究科が強くて、私立はまあ当然として国立大の教員を多数輩出している。
あと経理研という会計士受験機関が有名で、会計士試験の合格率が高い。
勉強にむけた環境が良いのと、学費が安く、家賃等の経費が東京でも郊外なので地方並。
偏差値がその割に低すぎるんだよね。一般的によく知られていないからかな。
まあこれが中央商学部がお買い得と言われる最大の理由だろうね。でも横国の経営
あたりなら十分比較検討に値すると思うよ。ここの教員は中央出身が結構いるし。
とくに資格試験を目指したり、会計学やりたいなら中央の会計学科がいい。
あと、旧帝大系には経済学部にある経営学科が商学部の代用になっているけど、
まず学問的に貧弱で学内他専攻に比べても弱いので、国立は一橋を目指すといいよ。
一橋にチャレンジして駄目でも、商学系を極めたいなら早慶でもいいんだよ。
あと商学部に入りたいならやっぱり数学はできる方がいいよ。
ちなみに商学部と経営学部はほぼ同義語で、学部名通りにやや志向が異なる
(経営学部は経営学,組織論中心で他の専門が弱い)程度の違い。
というより、戦前からある神戸大は別物とすると、経営学部や学科は全て戦後の
後発なのでだいたい貧弱なんだよね。だから基本的に商>経営。この違いかな。
明治の商と経営の場合は、経営学部の方が目的とする学問がはっきりしている
程度の違いで大差は無いんじゃないかな。ただ証券マンになりたいなら商学部が
いいね。でも明治や同志社の商学部なら中央が二枚くらい上だね。勉強が目的で
商学部なら書店なんかで興味がある書を手にとってよく調べてみるといいよ。
早稲田と慶應の商学部は、早稲田は会計学に強く、慶應は他大学には無いような
様々な研究、実社会に即した専門に手厚くビジネス向け、という感じかな。
どちらも優秀だね。あと早慶は会計士試験の合格者数が多いけど、その半分は
商学部以外の人なので、ただ会計士になりたくて早慶なら経済(政経)学部
でもいいと思うよ。