(ab)^3=(a^3)*(b^3) より強い条件
(a)^3=1 を課しても反例が得られた。
・ すべての奇素数 p に対し、標数 p の
素体 F_p を用いて同様の構成をすると、
すべての元aに対し(a)^p=1 であるが、
可換ではない位置 p^3 の群が存在する
ことがわかる。 p 群は巾零群なので、
位数 p^2 の群は常に可換であること
に注意しよう。
・ p=2 の時、(a)^2=1 が全ての元aに成立
すれば可換群となるので、この状況は、
群論的に素数の集合の中で2が特別の
役割を果たしいていることの最も簡単な
現象と思えるかもしれない。
・ p=2 の時、F_2 を用いて同様の例を
構成すると、これはすべての元aに対し
(a)^4=1 であるが可換ではない位数8
の群となっている。 勿論、このような
例は4元数群、2面体群とあり、それこ
そ
>>36 の言うとおり地底・尻津を
含めて数学科の常識であろう。