246 :
Mr.名無しさん:
何者かの手で両目を盗られてしまった雛苺
かなりショックを受け、ずっと塞ぎこんでいる
「大丈夫か?ほらうにゅーあげるから元気出せよ」
「うう・・・ジュンありがとうなの〜あーん・・・」
僕は目の見えなくなった雛の口に泥饅頭を突っ込んだ
「ふあ?!ぺっぺっ!こ、これうにゅーじゃないのぉ!!
ジュンひどいのー!!」
「ごめんよ。もしかしたら翠星石がすり替えたのかも知れないな
ほら、今度は本物だから」
「うにゅ?ほんと?あーん・・・」
また懲りずに大口を開ける雛苺
目を失いジャンクになった人形なんてキン消しにも劣るのだ
僕はバールのような物を手にとった
それを見て真紅と翠星石は笑いを堪えている
247 :
Mr.名無しさん:2010/05/26(水) 14:54:18
「ほら・・・お食べ!!!」
バールのような物は雛の口から尻まで一気に貫通した
「ふあああああああああ?!!ひ、ひはいのおおおおおお!!
たふけへ!!ひんふ〜こへとっへなのおおお!!」
真紅と翠星石は笑いながら歩み寄り
「まあ大変!翠星石手伝って!!これを抜くのよ!!」
「合点承知ですぅ!チビ苺今助けるのですぅ!」
「じゃあ僕がおさえるよ!二人で引っ張ってくれ!!」
雛の口から飛び出した柄の先を引っ張る
しかしかぎ状になってるほうが尻の方に来ているので抜けはしない
「ひいいいいいいいい!!ひはいのおおおおお!!やめへなのおお!!」
「なに言ってるの!早く抜かなければ大変だわ!!」
笑いながらさらに思い切り引っ張る二人
雛は涎を垂らしながら必死にもがいてる
僕たち三人が全て笑っているのにはもちろん気付かない
248 :
Mr.名無しさん:2010/05/26(水) 14:55:02
「あうあああああああ!!ひ、ひ、やめ・・・」
「もう一頑張りですよ、チビ苺!!」
ついにバールのような物が雛の口から抜ける
同時に雛の体の中身とローザミスティカも一緒に引っかかり
全てずるずると吐き出された
雛苺はごろりと床に転がり動かなくなる
「あらあら。でも目が無くなった時点でもうジャンクだったから
問題はないわよね?」
「それはひどいよ真紅、この目だって後で返すつもりだったんだから」
そういうとポケットから雛の青い目を取り出しゴミ箱へ投げ入れた
249 :
Mr.名無しさん:2010/05/26(水) 14:56:40
のりに与えられたヨーグルトを吐き出した雛苺。
御飯とジュースを一緒に食べるのが夢の雛苺
翠星石が作った料理を滅茶苦茶にした雛苺。
好きな餌の名前を擬態語でしか表現できない雛苺。
流しそうめんにビスケットを流す雛苺。
要するに食べ物を粗末にする雛苺。
話し言葉の語尾を「〜です」と言えない雛苺。
自分の事を「わたし」といえず「ひな」と呼ぶ雛苺。
空からジュースが降ってきたり牛乳が降ってきたりする雛苺。
真紅から力を分けてもらわなければ何も出来ない雛苺。
皆の邪魔をするしか能がないくせに強情さだけは誰にも負けない雛苺。
髪型と衣装だけが可愛くて顔はおそろしく不細工な雛苺。
自分で自分の事を可愛いと思っている雛苺。
猫を虐待した雛苺。
巴を殺そうとした雛苺。
怖ろしい奇形のドール。
……雛苺はいらない子。
シリコンゴム等の素材を用い神経接続も含めて雛苺の臀部補修作業は終了。
従来の固い素材とは異なり、より人間の臀部に近い感触を形成。
「うわあ〜い、ふかふかなのぉ〜」などと言ってぬか喜びをする雛苺。
雛苺は激烈に低脳である為形成技師及びそれを依頼した桜田家に集う者の真の意図を読み解く
という事が出来ない。
なにゆえ、卓球のラケットと共にシリコンによる臀部形成処置を施された雛苺が納品されたのか。
なにゆえ、ドール達には調理用のゴムべらがプレゼントされたのか。
この後事あるごとに雛苺はジュン、のりは無論、真紅をはじめ他のドール達のストレス解消グッズ
として利用されることになる。
おむつを外されあらわになった雛苺の臀部。
それは革製の器具でうつ伏せになるよう強制的に固定される。もはや微動だにすることも出来ない。
のりのラクロスの試合結果、ジュンのうつ状態によるストレスの蓄積はもとより、ドール達の諍い
からアリスゲームへの不安解消に至るまで、様々な場面で神経接続された雛苺の臀部に対して
情け容赦のない鉄槌が下され続ける。
「ピタンピタンいたいの〜、雛、なんにもわるいことしてないの〜」
と、従来と変わらぬ誤った主張を繰り返す雛苺の強情で醜悪なる姿。
もはや、同情する者など誰一人存在しないのである
勉強に疲れてきたので気分転換をすることにした
振り向くと雛苺が床で絵を描いているのでさっそく捕まえる
「ピャッ!やーの!やーの!」「ジュン!やめてなのー!」
服を剥ぎ取って素っ裸にすると、バンザイの格好で立たせたまま手足を縛り動けないようにする
そして丸出しのお尻を掴み肛門を露わにするとキャンプ用の固形燃料を詰め込む
「いやーー!いたいのーー!」「ジュン、きらいなのーー!」
涙を流して嫌がるが、かまわずに詰め込む
そしてチャッカマンで固形燃料に点火すると静かに炎がたつ
「うんんんんんうんびゃーーーー!!!」「あついのぉぉおぉぉぉぉ!!!」
雛苺は縛られたまま唯一動かせるお尻を、ものすごい勢いでフリフリしはじめた
それはサザエさんのオープニングの時のミカンから出てくるタマの10倍ぐらいの早さだ
「ちゃあぁぁっぁっぁぁぁぁぁぁ!!!ちゃんまぁぁぁあああああ!!!」
フリフリフリフリフリフリフリフリフリフリフリフリフリフリフリ
この人形の能力は他の姉妹達に数段劣るが、いじめたときのリアクションの面白さは
文句無しでナンバーワンだろう
しばらくそのままにすると、ついに白目を剥き口から泡を吐いて気を失ってしまった
そのまま放置し、一階に下りて牛乳を一杯飲む
これでまた勉強に集中できそうだ
再び机に向かい問題集にとりかかる
夜は眠りの時間よ、とは真紅の言葉だが、ドールにも睡眠という概念があって本当に良かった。
あんな喧しい人形どもが24時間営業で騒ぎ立てた日には、僕の精神が参ってしまう。
夕食を済ますと、今日も人形どもはそれぞれの鞄に引っ込んだ。
唯一の例外は雛苺。蓋が開かずに半泣きで困惑している。
雛苺の鞄が開かないと知って、真紅と翠星石も少々戸惑っているようだ。
真紅がかいつまんで話した所によると、あの鞄はドールの汚損を防ぐための物であると同時に、
ドールの心を調整するメンテナンスドックの役割を持っているので、
他の場所で寝ることが続くと次第に心を失って普通の人形になってしまうのだという。
僕としては大喜びなのだが、今まで散々迷惑をかけてくれた雛苺にたいした復讐もできずに普通の人形になられては面白くない。
なんとか手を考えるとしよう。
「お前の鞄は僕が何とかしてやるからさ、今日はここで寝ろよ。」
僕は部屋の隅の床を指差して雛苺に言った。開かない物は開かないんだから仕方ない、
一晩ぐらいで大した影響はないさ、と説得して、硬いフローリングの床で寝させることにした。
もちろん毛布なんてくれてやらないよ。
さて、僕の計画はここからが本番なんだ。
僕はひとまず夜中まで待ち、人形どもがぐっすり寝込んだ頃を見計らって起きだした。
部屋の隅で縮こまって寝ている雛苺を、起こさないようにそっとドアの前まで引きずる。
そしてスリッパを履いた足で、思い切り雛苺の脇腹を蹴り上げた。
「お゛びぇえええ!!いだいの、おなかいだいのー!!」
雛苺がただでさえ醜い面を歪めて悶えている。あまりの騒ぎに真紅と翠星石が鞄から頭を突き出した。
「やかましいですぅ・・・。チビとチビチビが一体何をやってるですか。」
「トイレに起きたら、雛苺がこんなところまで転がってきてたんだ。寝相が悪いな、お前。」
「雛苺、大人しく寝ているのよ。今度騒いだら承知しないのだわ。」
雛苺はまだ痛みが残るのか、痙攣しながら泣きべそをかいている。
部屋の隅に雛苺を戻すと、僕は部屋を出た。
一階で深夜通販を眺めること10分。そろそろ雛が寝静まった頃だろうと二階へ戻ると、
案の定雛苺は良く眠っていた。さっきと同じようにドアの前まで引きずり、下腹を踏み潰す。
「ごべっ!!え゛げえっえっえええ!!」
「やれやれ、また転がってきたのか?雛苺が悪いんだぞ・・・。」
哀れな奴だ。
「いぐっ・・・ヒナ、わるくないもん・・・わるく、ぐっ、ないもん・・・」
「チビ苺、鞄が開かないのは可哀想ですが、だからって翠星石たちの安眠まで妨げるのは止めるです。
しまいにゃ外で寝かせるですよ?」
「うっ・・・ひどいの・・・ジュンもすいせーせきもひどいのー!!」
雛苺がぐずり始めたが、僕は無視してその首根っこを掴みあげると、床の隅に放り出した。
「大人しく寝るんだ。お前が変なところに転がって来さえしなければ、
誰も踏んだり蹴ったりしないんだから。」
雛苺はまだ泣いている。久し振りに気持ちのいい夜が送れそうだ。
明日の朝は雛苺を足元まで引っ張ってきて、ベッドから起きてきたフリをして両足で踏んづけてやろう。
そんなことを考えながら僕は眠りについたのだった。
「ねえ、ジュン〜おきてなの〜ヒナ、床でなんてねむれないの〜」
うとうととしかけていたところを雛に体を揺すられ目を覚ますジュン。
(このガキ・・やっと寝れると思ったらまた騒ぎやがった)
「ねえ〜せめてジュンのベッドで寝かせてほしいの〜」 ベッドの上に登りジュンに泣きつく雛。
「うるさいな!」 イラついたジュンは雛をベッドから突き落とす。
「あっ!」床に尻餅をつく雛
「うう〜おしりいたいの〜」 雛は痛そうにお尻をさすっている。
「雛苺、どうしても鞄でないと駄目か?」
「いやなのいやなの!ヒナのかばんがいいの〜!ぐすっ・・ひっく・・」
「まったくしょうがない、僕がお前の鞄を開けてやるよ」
「ほんとなの?うわ〜い、やっぱりジュンやさしいの〜」
鞄を開けてもらえるという言葉にピタリと泣き止む雛。
「ちょっと待ってろ」
ジュンはそう言うと一階に降りて金属バットを取ってくる。
「うゆ?それでヒナのかばんを開けるの?」
バットを不思議そうな顔で見る雛。
「ああ、こうやってな!」
ジュンはそういうと両手でバットを握り締め雛の鞄のど真ん中めがけて振り下ろす。
バキッ! 鈍い音と共に鞄に大きなヒビが入る。
「ああ〜!ヒナのかばんがー!」
「何言ってんだよ?こうでもしなきゃ開かないだろ?」
バキッ!バキッ!ゴスッ!ドキャ!バキャッ!
ジュンは笑いながら何度も何度もバットを振り下ろし雛の鞄を砕いていく
バットを振り下ろすたびに木片が飛び散り変形していく雛の鞄。
「やなの〜もうやめてなの〜」 自分の鞄が破壊される様を見かね、雛苺はジュンを止めに入ろうとする。
「おい、危ないぞ」
そこへジュンのバッドがちょうど振り下ろされ雛苺の後頭部に命中。
ゴッ!
「ちゃ・・・あああ・・・」ドサッ
雛苺は倒れこみそのままピクピク体を痙攣させたまま動かなくなった、気絶したようだ。
「ふん、これでやっと静かになったな、今度こそ寝るか」
その夜はもう寝ることにした。
翌朝
雛苺がジュンの部屋で目を覚ます。
「うゆ・・ジュン・・真紅・・すいせーせき・・?」
雛苺は周りを見渡すが誰も見当たらない。みんな先に起きてるようだ、
破壊された鞄もどこにも見当たらない。
「ああ・・・!ヒナのかばん・・」
昨夜の出来事を思い出し、階段を下りてみんなを探しに行く雛。
「ジュン〜のりー!」
「おや、ちび苺がめをさましたですよ?」
庭のほうを見るとみんなで雛の鞄を燃やして焚き火を囲んでいた。
「あああー!もやすなんてひどいのーー!」
鞄を燃やされていることに気が付き庭に飛び出す雛苺。
「雛苺、ジュンから話は聞いたわ・・鞄が開かないからといって破壊するなんて
あなたお父様から頂いた鞄を何だと思ってるの?情けない姉妹だわ・・」
「雛ちゃん駄目よ、バットなんか持ち出したら、あとかたずけが大変なのよ?」
「ちゃ・・!ちゃああ!ヒナじゃないの・・ジュンが・・ジュンがヒナのかばん
をなの〜!」
「何言ってんだよ?お前が夜中に一人で暴れてたんだろ?おかげで眠れやしない!」
パチパチと音を立てすでに黒コゲになった雛の鞄。
「これもついでに燃やしてしまおうか?落書きもされずにすむし」
そう言ってジュンは雛のクレヨンの箱とポシェットを取り出す。
「そうね、物を大事にできないヒナちゃんには必要ないもんね」
「愚かな姉妹には罰が必要ね」
「一緒に燃えちゃえですう」
「ああー!それヒナのクレヨンとポシェット!ひどいの!ひどいのー!」
雛の叫びもむなしく焚き火にくべられメラメラと燃えるクレヨンとポシェット。
「これでもう悪さもできないな、よかったよかった」
「いやーー!あんまーー!」
自分の持ち物を次々と燃やされ雛苺は人をイライラさせる声で泣き出した。
「ヒナは何も悪くないの!ヒナじゃないの‥
ジュンが‥ジュンがいけないの!ジュンなんて大嫌いなの〜!!」
しかし、今日は雛苺に味方するものはいなかった。
「チビチビはいつも人のせいにするですぅ。
言い訳は見苦しいからやめやがれですぅ。」
「あなたってどこまで幼稚なの?駄々をこねればいいって問題じゃないのよ
ほんと、昔からちっとも成長してないわね。」
「ヒナちゃん‥言い訳しちゃだめよ?悪い事をしたらちゃんと反省しなきゃ」
「バカで幼稚なこいつが反省なんてするわけないだろ?
今だって、僕のせいにしようとしてるんだぞ!だいたい姉ちゃんは甘いんだよ」
「ヒナは悪くないの!!悪いのは全部ジュンなの!!ジュンのバカ!!
みんな嫌いなのー!!」
そう言い残して雛苺は家の中に走って行った。
「まったく、なんてやつだ!人のせいにしやがって!!」
「前からムカつく奴だとは思っていたですけど、ついに本性を現しやがったですぅ」
「私‥ヒナちゃんを甘やかしすぎたのかしら?」
「ほんとに、あきれて物も言えないわ‥まぁ!もうこんな時間!!
くんくん探偵を2分も見逃しちゃったじゃない!!」
そう言って真紅は一目散にテレビの方へ走って行った。
あれから20分程たった。みんなくんくん探偵に夢中で雛苺がすねている事をすっかり忘れていた。
どうせ、僕の部屋ですねているんだろう‥まったく、汚らわしい!!
そんな事を考えていた時のりが突然話を切りだした。
「ヒナちゃん怒ってるのかな?」
「まったく、姉ちゃんがそんな風に甘やかすからあいつがつけあがるんだ放っておけばいいじゃないか。
静かでちょうどいいよ。」
「チビ人間もたまには良い事言うですぅ!どうせ腹が減ったら降りてきやがるですぅ」
「それだわ!ヒナちゃんの大好きな苺大福を持ってきたら、降りてくれるかもしれない!
今日のおやつは苺大福よ!ジュン君悪いけど読んできてくれないかなぁ?」
「はぁ?姉ちゃんが呼べよ。」
「私は今から夕食の材料を買いにいかなきゃいけないの。だからお願いね。」
「真紅、あいつはお前の家来なんだろ?だったら、お前が呼んでこいよ。」
「私は今忙しいの!!そういうのは家来のあなたの仕事でしょ?」
これ以上真紅に言っても無駄だと思ったジュンは
(翠星石が行くことはありえないので、)しぶしぶ雛苺を呼びに行った。
僕が部屋に行くと雛苺がベッドの下に尻まるだしで隠れていた。
その時イライラしていた僕に名案が浮かんだ。
「あれぇ〜?雛苺はどこに行ったんだろう?全然分からないや。」
そう言いながら、こっそり雛苺の後ろに忍び寄り思いきり雛苺の尻を蹴り上げた。
「お゛びぇえええ!!いだいの、お尻がいだいのー!!」
雛苺がただでさえ醜い面を歪めて悶えている。
「悪いな、また隠れてたのか?でもそんな所に隠れている雛苺が悪いんだぞ。」
「いぐっ・・・ヒナ、わるくないもん・・・わるく、ぐっ、ないもん・・・」
雛苺がぐずり始めたが、僕は無視してその首根っこを掴みあげると、床の隅に放り出した。
「まったくしょうがない‥そんな事より、下に行けばお前の大好きな苺大福があるぞ。」
「ほんとなの?うわ〜い、うにゅーだぁ!やっぱりジュンはやさしいの〜」
下に行けば苺大福がもらえるという言葉にピタリと泣き止む雛。
僕が部屋を出ると、雛苺ものこのこついてきた。
ほんとにめでたい奴だ…本気で僕は思った。
リビングに着くと4個の苺大福が置いてあり、のりはもう買い物に行っていた。
「わ〜い、うにゅーだぁ!いただきますなの〜」
「おい、食べる前に手を洗ってこいよ。」と僕は言った。
「わかったの〜ヒナはいい子なの〜」
そう言ってヒナは手を洗いに行った。
その間に僕が1個、真紅が1個、そして翠星石が2個食べたのを僕は見た。
が、みてみぬフリをする事にした。
そうこうしているうちに雛苺が戻ってきた。
「びゃあぁあぁあ!!!!」
雛苺がそこにあるはずの苺大福が無くなっていることに気づき泣き始めた。
「ちょっ…うるさいぞ!」
「どうしたのよ」
「ぼゃっ…ヒナ…うにゅ〜が…ヒナのうにゅ〜が…」
「何言ってんのかさっぱりわかんねぇんだよ!」
「雛苺ったらヒドイですぅ〜自分で食べっちゃったのにまだ食い足らないって言うんですぅ〜」
「お前って戦闘の役にも立たないしバカだしおまけに食い意地はってるとか最低だな!!!」
「ちゃ…!ちゃああ!ヒナじゃないの…ヒナは悪くないの〜」
「それ以上戯言は聞きたくないわ…そんな言葉をお父様が聞いたら失望するでしょうね。」
たったいまくんくん探偵を見終わった真紅が言った。
「どうせバカみたいな大口開けて食っちまったん…」
ちょうどそのときのりが帰ってきた。
「今日の夕食はみんな大好き花丸ハンバーグよぉ〜」
「わーい!今日は花丸ハンバーグなの〜」
馬鹿な雛苺はもう機嫌が戻ったようだ。
「わーい花丸ハンバーグなの〜ヒナはたくさんほしいの〜」
「分かったわ、じゃあこのミンチ全部使いましょうね〜」
そういって姉ちゃんは夕食を作り始めた。
それから30分程経ち姉ちゃんはみんなの夕食を食卓に並べた。
「今日はミンチが半額だったの。ヒナちゃんがたくさん食べたいって言うから、
今日はいつもよりもかなり多めに作っちゃった。」
確かに、食卓の上にはかなりの量のハンバーグがあった。(いつもの3倍はあるんじゃないか?)
「みんな、残さず食べてね〜」
そういうと姉ちゃんはみんなの皿にハンバーグを1個ずつ入れた。
「え〜こんなにあるのに1個だけなんてイヤなの〜ヒナはたくさんほしいの〜」などと糞苺がほざきはじめた。
「まだまだたくさんあるからおかわりは自由よ」と姉ちゃんがなだめる。
「うゆ?そうなの?わーい、いっただっきまーすなの〜」
そういうと糞苺はぼろぼろこぼしながら食べ始めた。『気持ち悪い事山の如し』である。
しばらくして糞苺は花丸ハンバーグを食べ終わった。
「のり〜おかわりなの〜」
糞苺は人を不快にさせる声で姉ちゃんにおかわりをさいそくした。(だいたい人形の分際で食い意地はりすぎだろ、コイツ…)
「ちゃんと残さず食えよ」と僕は言った。
「あ〜い!ヒナはいいこだからぜったいにのこさないの〜」と言った。
「えらいわ、ヒナちゃん」
「ヒナはえらいの〜とってもとってもえらいこなの〜」
糞苺は得意のぶりっこで調子に乗る。
しばらくして2つめも食べ終わった。ここからがお楽しみの時間だよ。
「ほいチビ苺、おかわりだぞ!」といって糞苺の皿に花丸ハンバーグを入れる。
「うわ〜い!やっぱりジュンはやさしいの〜」僕の作戦も知らないで馬鹿な顔で喜ぶ糞苺。
そして3つめも食べ終わった。
「う〜もうおなかいっぱいなの〜」
「だめだろチビ苺、さっき残さないって言ったじゃないか。」
「う〜分かったの〜ヒナはいいこなの〜」
だんだん食べるペースが落ちてきた。ようやく4つめも食べ終わった。
「う〜もうだめなの〜、ヒナはもう食べられないの〜」
もちろん僕はやめさせない。
「うるさいな、ちゃんと残さず食べろよ!いいこなんだろ?」そういって糞苺の皿に花丸ハンバーグを入れる。
「う〜ヒナは…ヒナは…これが最後なの」
そういってかなりのスローペースで食べ始めた。しばらくして5つめも食べ終わった。
「ほら、チビチビはさっき全部食べるって言ったんだから、もっと食べやがれです。」
そういうと今度は翠星石が糞苺の皿に花丸ハンバーグをいれる。
「ヒナはもうおなかいっぱいって言ってるの!ヒナはもう食べられないの!!」
そういって糞苺は席を立とうとした。まだまだ虐め足らないので僕は糞苺の腕を掴んでテーブルに座らせた。
「まてよ、どこにいくんだよ。まだ残ってるじゃないか」
ついに糞苺がかんしゃくをおこした。
「ヒナはもう食べないの!!ジュンのいじわる〜」僕は腹が立ったのですかさず言い返した。
「最初に全部食べるって言ったのは、おまえだろ!責任とって全部食べてもらうからな!!」
「そうよヒナちゃん。食べ物を残したらだめよ」
姉ちゃんは新しい本を見ながらそう言った。(正しい幼児の躾け方とある。姉ちゃんもすきだなぁ…)
「食べ物を残すなんてチビチビはやっぱり悪い奴ですう」翠星石もすかさず便乗する。
「いぐっ…ヒナ、わるくないもん…わるく、ぐっ、ないもん…ひどいの…ジュンもすいせーせきもひどいのー!!」
糞苺は泣き落とししてきやがった。
「うるさいな!つべこべいわず食え!!」
そういって僕は雛苺の口に無理やり花丸ハンバーグを押し込んだ。
「もが…ひゃめてなの〜息が…息がへひはいの〜」
「翠星石も協力をおしまないですう、これはチビチビの為なのですよ?」
とかなんとか言いながらさらにハンバーグを押し込む。
あまりに強く押し込みすぎて雛苺は僕の顔に吐きやがった。
あまりに腹が立ったので顔に一発ぶちかましてやった。
「おげぇえぇぇぇええぇ!!!!!!!いだいのーヒナは何も悪いことしてないの〜ヒナのかわいい顔を殴るなんてジュンなんか大嫌いなの〜」
自分の罪を認めず開き直りやがった雛苺にさらにボルテージをあげた僕は溜まっているストレスを全て拳に込め雛苺の鳩尾にぶちこんだ
「お゛びぇえええ!!いだいの、おなかいだいのー!!」
雛苺が醜い形相で床で悶えている。
「ふん、自分の立場を思い知ったか!これも全てお前が悪いんだからな!!」
すっきりして部屋に戻ろうとしたその時、「ぐぐっ…ヒナは何も悪い事してないの〜」などと、ほざいた。
「こいつ!!まだ懲りないのか!!」そう言って雛苺を思いっきり踏みつけた
「ひぎっ!!!や、やめてなのっ、ヒッヒナもう言わないの〜」
「今更言っても遅い!!お前はまともに謝ることもできないのか!!」
そう言って僕は姉ちゃんの制止を振り切り、何度も何度も踏みつけた。
しばらくして雛苺が動かなくなった。どうやら気絶したらしい、いい気味だ。僕に逆らうからこうなるんだ。
そうして僕は気絶した雛苺の襟首を掴んで自分の部屋まで持って行くことにした。
さて、目を覚ましたらどんな事をして虐めようか?そう思いながら自分の部屋に戻った。