うにゅー 8個め

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206Mr.名無しさん
まだ眠そうな顔をしている雛苺が話しかけてきた
「ねーえ、ジュン」
「何だよ」
「雛ね、ジュンが、だーい好きなのよ…アリスゲーム、が、終わっても…」

途切れ途切れにそこまでいうと、雛苺はジュンの腕の中でまた規則正しい寝息を立てた

「おい、寝るんじゃねーよ雛苺」

うとうとしている雛苺を揺すって起こす

「お前、巴も大好きだって言ってたよな?」
「うん、ヒナ、トモエもだーい好き…」

「で、その巴を半殺しにしたよな?」
「うゆ、ちがうの、それは…」

「うるせえよ!ウン百年も生きてきた呪い人形の癖して『どうなるか分からなかった』なんて
言い訳は通らないぞ! それにお前、巴が苺大福持ってきたらそっちに飛びつくんじゃないか。
結局僕や巴が好きなんじゃなくて食い物が好きなだけだろ!」