「びゃー!いたいのー!うわーん!ジュンひどいのー!」
檻のなかで大声で泣き喚きくと、それに興奮した土佐犬のクンクンが猛然と雛苺に襲い掛かる。
「うびゃーーーー!!クンクンこわいのーーーー!!」
雛苺は土佐犬に襲われ、普段からは考えられない逃げ足の速さで檻の中を逃げ惑う。
「びゃぁぁあああああ!!!たすけてなのーーー!!」
だが、猛り狂ったクンクンから逃げるのには無理があったようだ。
バターの香りがするお尻を鋭い牙でかじられてしまった
「うんびゃぁぁああ!!!!!!いたいのぉぉおおおお!!!!!!」
そこですかさずお尻かじり虫のCDを大音量で流す
「お尻かじりむし〜」「うんびゃーーー!!」
「お尻かじりむし〜」「ちゃんまーーー!!」
大音量にますます興奮したクンクンは猛り狂い、雛苺をくわえたえたまま滅茶苦茶に振り回す
「うううううぅぅぅううぅうんびゃぁぁぁぁああぁあああああ!!!!!!!」
30分ぐらいそのまま放置するとクンクンの興奮もようやく収まり小屋の中に帰っていった
檻の中に入り雛苺の首根っこを掴み持ち上げる。
体中に噛み付かれた跡が生生しく、バターを塗りこんだお尻の肉は食いちぎられて残っていなかった。
右手は散々振り回されたのでヒジから下がなくなっており、左手の指も三本しか残っていない。
髪の毛もクンクンの涎でベトベトで所々抜け落ち、ハゲになっている。
左の目玉も飛び出してその辺に転がっていた。
「どうだ雛苺?お尻かじり虫ごっこ楽しかったか?」
「・・・・・・・・アウ・アウ・アウ・・・・・・・・・・・」
どうやら満足してもらえたようだ。
また遊んであげるからね。
僕は雛苺を鞄に放りこむと机に向かい勉強の続きをすることにした。