レーザーで角膜の形を変えるレーシック(LASIK)手術により、強度の近視を少なくとも
10年間は効果的かつ安全に矯正できることが示され、医学誌「American Journal of
Ophthalmology」1月号で報告された。
1990年前半から実施されているが、長期的な効果についてはこれまで不明であった。
ほとんどの患者にある程度の視力回復が認められ、40%は眼鏡の使用が完全に不要となった。
10年後、手術を施行した眼の61%が2ジオプターの矯正範囲内であった。
レーシック術の副作用と思われる角膜拡張症が認められたのは1%にとどまった。
10年の間に再治療を必要とした患者は約3分の1(27%)であった。
レーシックの技術には限界があるとする予測に反し、今回、強度近視患者への効果と安全性に
ついて長期的にみても非常に優れているとの結果が示されたと、研究を率いたスペインのJorge L. Alio氏は述べている。
ttp://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2001/2008011501.shtml レーシックの合併症:角膜拡張(ケラトエクタジア)
本来角膜の中心部は0.5ミリくらいの厚みがありますが、
近視を矯正するためにその部分を薄くしすぎた場合、
その部分が前に飛び出してくる可能性があります。
前方に突出した場合、再び角膜の形状(カーブ)は強くなり近視化するばかりか、
メガネでは矯正できないくらいの強い乱視を引き起こす可能性があります。
これを角膜拡張(ケラトエクタジア)といい、非常に強い近視を矯正したり、
角膜の中心部が薄くなる病気(円錐角膜)を見逃して
近視、乱視を矯正した場合に起こるといわれています。
こんな副作用が100人に1人かよ