レオパレス21 基礎部分に7センチもの高低差
http://news.livedoor.com/article/detail/3024432/ 日刊ゲンダイ本紙スクープで明らかになった不動産大手「レオパレス21」
(東証1部)の違法建築。同社は「まったく事実に反する。極めて遺憾。
今後、法的手段をとることも検討している」とのコメントを発表した。
だが、同社が手掛けた介護老人ホーム「あずみ苑 平沢」(2階建てS構造=
東京・あきる野市)のズサンな手抜き工事は許されるレベルではない。
工事の一部始終を知っている「(株)三国建築設計工房」(本社・藤沢市)の
代表取締役、内田訓夫氏は呆れた実態をこう語る。
(1)コンクリートに鉄筋が入っていない
「1階にある一般浴室付近の壁にはコンクリートに鉄筋が入っていません。
これでは強度ゼロみたいなものです。6日に大慌てで工事を行っていたのはこの辺りです」
(2)サッシ(窓枠)に補強材がない
「L字型のアングルピースという補強材が入っていません。少しの揺れでサッシが外れる
可能性がある。しかも、サッシと周りの枠(胴縁)の間に隙間がある。これを木片で
埋め合わせているのです。ハンマーで軽く叩けば取れてしまいます」
(3)建物の正面向かって右側の壁の基礎部分には7センチもの勾配がある
「壁の長さは42メートルで、7センチの勾配なんてあり得ない数字です。そのため
外部サイディング(外壁)が波打っている状態なのです。目視じゃわかりませんが、
レーザーで水平レベルをチェックすれば一発でわかる。当然、内壁にも歪みが生じて
います。歪んでいること自体が大問題だし、それを耐火性のない安価な薄ベニヤ板で
調整している。壁が歪んでいるのだから部屋の寸法もまちまちです。今さら手直し工事を
行って済むレベルじゃない。基礎からしてデタラメ。もはや建て替えしかありません」
(後略)
【2007年2月8日掲載】