848 :
Mr.名無しさん:
137 名前: Mr.名無しさん 投稿日: 2001/08/24(金) 21:45
小学校5〜6年のころからかな・・・同じクラスの
女から嫌われて避けられ始めたのは。
「気持ち悪いからこっちに顔を向けないで」
「近づかないで」
俺の配った給食は残したり捨てたり。
怪談話をしていたら、「顔からして怪談だから」
と誰かが言ってその場の皆が爆笑したり。
中学のときは毎日のように心臓を抉り出されるような
思いをしていたよ。
でも、そのうちなにも感じなくなった・・・。
高校は男子校、浪人して理系単科大、大学院から
メーカーの研究所に就職した。
その間同世代の女の人と会話したことは全くなかった。
職場にはごく少数女子社員もいて、あからさまには何も
言われなかったが、明らかに避けられていた。
そもそも、自分には付き合ったり結婚なんて想像を絶したことで、
全く関係ない遠い別世界のことという感じだった。
無線オタだったのでひたすら趣味に打ち込んでいた。
それはそれなりに楽しくて、自分にとっては生きていく糧だったな。
849 :
Mr.名無しさん:2006/10/21(土) 09:13:00
(続き)
それでも、30歳を過ぎたころ、少し年上の知人からいろいろと
アドバイスをうけて、「自分にも付き合うことができるかもしれない」
と思ったことがあって、いろいろと努力してみた。
その人に教わって服も買い揃えた。美容院に行くようにもした。
めがねからコンタクトに変えたし、ほかにもいろいろがんばった。
雑誌やドラマをみたりして、話題もできるように努力した。
お見合いパーティーに行ってみたり、人から紹介してもらったり、
テレクラまで手を出したり・・・・自分なり一生懸命やってみた。
でも、5年間努力してもなにも変わらなかった。
それで分かったことは、自分が無線オタで、
ほかの話題で話そうと努力してもうまく話せない、
何を話せばいいか思いつくことができないということと、
その場の空気や雰囲気を読む能力がない非常に鈍い人間だと
いうことだったんだよ。
よくよく考えてみれば、職場の男子社員とでも、自分の趣味を
離れた話題では、雑談とか世間話はうまくできなかった。
努力して得られたのは絶望的な結論だけだった。
残ったのは、自分が精神的な片輪であるという劣等感だけ。
もう30代も半ばを過ぎて、気持ちは昔に戻りつつある。
・・・でもね、ここを見ていると、どうしようもなく
傷ついた心が、少しだけだけど癒されることがあるんだ。
うまく説明できないけれど、なにかこう、ホッとするような・・・。
こんな俺でも、まだ生きていくことはできるかなって気がするんだよ・・・。