940 :
◆ZAh5Evz9NM :
俺「わわわわわわ!」
大声で泣く五十嵐の口を俺はとっさに手でふさぐ
五十嵐「もがもがも!」
俺「わかった、わかったから泣かないでくれ!俺勘違いされちまう」
ひとまず近くの自動販売機の前で五十嵐を落ち着かせる事にした。
ぼんやりと光る蛍光灯には小さな虫が集まっていた。
五十嵐「うっ・・・ひっく・・・・うっ・・・・ひっく」
俺「大丈夫か?五十嵐」
五十嵐「うっ・・・ひっく・・・うん・・・ひっく」
俺はボスのカフェオレを五十嵐に差し出す。
五十嵐「ひっく・・・・ブラックが・・・ひっく・・・いい」
俺「お前なぁ・・・・」
五十嵐「・・・・ごめんなさい」
俺「・・・・・何がよ?」
五十嵐「・・・・バイトでの事・・・・」
俺「いいよ・・・・気にしなくて」
五十嵐「ほんと・・・・ごめん・・・」
俺「・・・・俺も悪かった・・・・でかい声出して・・・」
俺は五十嵐が謝る姿をその時初めて見た。