911 :
◆ZAh5Evz9NM :
その後のバイトの雰囲気は最悪だった。
どっちも一言も喋らず只時間だけが過ぎていった。
バイトが終わり俺が帰り支度をしていると五十嵐が何か
言いたそうにこっちをチラチラ見ている。
俺は無視して駐輪場に行った。
今思えばそれもきっと、五十嵐から逃げていたんだと思う。
「あああああああくっそ!!」
バイクを走らせながら俺は大声を出した。
我ながら青春してると思う。
家に着くと財布をバイト先に忘れた事に気がついた。免許とかは
別に持っているのだが現金を入れている財布を忘れたのだ。
俺「はぁ・・・今日はホントツイてねぇ・・・」
バイクをUターンさせると俺はまたバイト先のケーキ屋に向かったのであった。