カプール板のレスをコピペして鬱になるスレ Part63

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415Mr.名無しさん
465 名無しさんの初恋 sage New! 2005/12/06(火) 20:16:12 ID:5HXdYUxC
ちょっと重い話だけど、漏れの2つ上の彼女の話。

“そういう事件”の被害者だった彼女は、一時期ひどい男性恐怖症で、
付き合ってからも「もう大丈夫だよー」とか言いながらも、
俺が髪撫でたり手繋ごうとすると、一瞬ピクッと反応したりしてた。
そのせいで、付き合ってしばらくは抱きしめることもキスすることもせず、
それこそ“壊れ物を取り扱うような”感じに接してた。

彼女の家に泊まりに誘われたときも、まだためらいはあった。
「本当に大丈夫ですか?」と聞いたら、何か決意した目で
「大丈夫だからおいで。あ、ビールとかは○○君持ちね(笑)」と言われた。

彼女の家でメシ食ったりビール飲んだりプリン食ったりしてたけれど、
どことなくぎこちない空気に。いっそ抱きしめてしまえたら、とも思って、
何度も向き合って髪撫でてみたりしたけれど、やっぱりためらいがあった。
いい加減夜中になってテレビも終わり、沈黙に耐えられなくなった俺は、
彼女に背中向けて立ち上がろうとした。

その時に、彼女に背後からそっと抱かれて、耳元でこう言われた。
「…ねぇ、ほら、あたしはもう大丈夫だから、ね?」
そっと手を解いて、向き直って俺から抱きしめた。
「…やっぱり、○○君なら大丈夫だ。安心できるよ。」
彼女は俺の胸に顔埋めたまま呟くように言った。

そのまま30分くらい抱いたままでいたら、寝息が聞こえてきた。
どうするか迷ったけど、幸いにも理性が残っていたんで、
ベッドにお姫様抱っこで連れてって、腕枕して寝た。

…寝顔にキスしたことくらいは許してくれ。