1、まずスクリプトを見ずに2, 3回聞く
2、分からなかったところをスクリプトで確認
3、知らない単語は辞書で調べる
4、再びスクリプトを見ずに何回も聞く
それでは手順を一つずつ解説していきます。
1、まずスクリプトを見ずに2, 3回聞く
まず最初はスクリプトを一切見ずに2, 3回聞きます。
このときは一生懸命聞き取ろうと努力してください。
4の"再びスクリプトを見ずに何回も聞く"は料理をしながらとか、
車を運転しながら、歩きながらでもいいですが、
1の段階ではしっかりと集中して聞き取ろうとしましょう。
2, 3回聞けばどこが聞き取れないのかがはっきりしてきます。
その聞き取れない部分が自分の苦手な音ということになります。
2、分からなかったところをスクリプトで確認
2, 3回聞いたらスクリプトを使って、
分からなかったところを確認します。
2, 3回聞いても分からなければ、
何十回聞いたところで分かりません。
(まれに何かひらめくことがあるかもしれませんが‥)
2, 3回聞いて分からなければ、潔く諦めてスクリプトで確認しましょう。
ここでは聞き取れたかどうかよりも、
どこが聞き取れなかったかを知ることの方が重要です。
聞き取れなかった部分が知っている単語であれば、
その部分をスクリプトを見ながら何回かその部分を集中的に聞いてみましょう。
3、知らない単語は辞書で調べる
聞き取れなかった部分をスクリプトで確認していると知らない単語も出てきま
す。
"聞き取れなかった!"と悔しがる人も多いのですが、
知らない単語は聞き取れなくても仕方ないです。
"知らない単語でも音からスペルが推測できるぐらいできないの?"
と思う人も多いのですが、
知らない単語の場合、想像以上にその音を正確に聞き取るのは困難です。
私は今では知らない単語でも、聞けば、だいたいの発音とスペルは分かります
が、知らない単語の音を聞き取れるようになるのには相当時間がかかりました。
正直に言いますとTOEIC900を取った段階でもその能力はありませんでした。
知らない単語を聞き取れないのは仕方がありません。
スクリプトを見た後、辞書で調べて意味を調べておきましょう。
4、再びスクリプトを見ずに何回も聞く
最後のプロセスになりますが、ここが一番肝心かもしれません。
スクリプトで聞き取れなかった部分をチェックし、
知らない単語をチェックしたら、
再びスクリプトを見ずに何回もその教材を聞きましょう。
特に聞き取れなかった部分や知らなかった単語に注意を払いながら聞くと効果的
です。
1のプロセスではしっかりと集中して聞く必要がありますが、
この4のプロセスでは必ずしも集中して聞く必要はありません。
もちろん集中して聞いた方が効果的ではありますが、
運動をしながら、料理をしながら、運転をしながらなど"ながら勉強"でもかまい
ません。
この部分に関しては"何も考えずにシャワーのように英文を聞く"理論は有効だと
思います。
電車の中や家でじっくり勉強できる時間は集中したほうがいいのですが、
それ以外の時間でも"ながら勉強"をできるチャンスがあったらやってみましょ
う。
あとはとにかく量をこなすことです。
これを繰り返していけばリスニングの基礎ができます。