ガンダムSEED (DESTINY)見てる椰子来たれmk\

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723種死PHASE-36.5 「二人だけの逃亡」
雷の落ちる音が洞窟の奥まで響き、アスランは目を覚ました。
少し眠り込んでいたようだ。寝返りを打つ…と、目の前にメイリンの顔があった。

(え?何故?彼女はオペレーターで…今ミネルバは基地に…ああ、)

寝ぼけていた頭が急速にはっきりしてくる。
そうだ、捕まりそうになり、レイに追われ、メイリンを連れて脱走してきたんじゃないか。
目の前のあどけない顔を見ていると改めて罪悪感が湧いてくる。
たしか彼女は自分より2歳年下だったからまだ16歳だったか?
いくらあのままだと射殺されていたかもしれないとはいえ、
今までの生活全てを捨てさせてしまったのだ。
いつもきちんと制服を着ている姿しか見ていなかったが、
脱走する前にほどいて降ろした髪はそのままだった。

「…可哀想に」

思わず、無意識にメイリンの頭を撫でる。
するとメイリンが目を開き、頭を撫でていた手を握ってきた。

「…そんな事ないです。アスランさんについていく事を選んだのは私ですから」

「!?起きていたのか。あ、ごめん、つい撫でてしまって」

「気にしなくていいです。それに、私の事で自分を責めるのもやめてください。
 庇ったのも、脱走を手伝ったのも、一緒に逃げたのも、私が自分で決めた事です。
 脅されてやったわけじゃありません。…お姉ちゃんは今頃びっくりしてるだろうけど」

くすっ、とメイリンは微笑む。テントの中を照らしているペンライトの
小さな灯りの中でもその笑顔は可愛らしかった。それはそうと、
頭を撫でていた手をさっきから引っ込めようとしているがなかなか手を離してくれない。
724種死PHASE-36.5 「二人だけの逃亡」:2005/06/29(水) 02:44:57
「アスランさん、頼みたい事があるんですけどいいですか?」

「あ、ああ…なんだい?」

「キス、してもらえませんか?」

「え!?いや、それは…ちょっと…」

「アスランさんに好きな人が居るのは知ってます。オーブのカガリ首長ですよね。
 お姉ちゃんから聞きました。お二人ともヤキン・ドゥーエ戦での英雄ですもの」

「…うん。すまないけど俺はカガリを裏切るような真似は出来ないよ」

「わかってます!」

突然、メイリンが叫びながらしがみついてきた。ボロボロと涙をこぼしている。

「わかってますけど…私達、今追われてます!明日には見つかるかも…ううん、
 今この瞬間にでも見つかって殺されてしまうかもしれない。
 このまま何も気持ちを伝えられずに死んでしまうなんて絶対に嫌なんです!」

「メイリン…君は…」

「責任を感じてましたよね?私を巻き込んでしまってすまないって。
 だったら、今夜一晩だけでも私だけのアスランさんでいてください。
 こんな言い方ズルいのはわかってます。卑怯だってわかってます。でも…私…」

あとは言葉にならず、アスランの胸に顔を埋めたまま嗚咽を繰り返していた。
725種死PHASE-36.5 「二人だけの逃亡」:2005/06/29(水) 02:45:54
(…そうだな。明日生きているかどうかもわからない状況に
 彼女を追い込んでしまったのは間違いなく俺だ。
 ささやかな望みぐらい叶えてあげるべきだろう。たとえカガリを
 裏切る事になっても、その罪は背負わなきゃならない。)

メイリンの両頬に手を当て、顔を上げさせる。
涙で濡れた瞳を一瞬見つめて、そのまま何も言わずに唇を重ねた。

「んっ…あ…」

唇の端から吐息が漏れる。抱き締めた小さな身体は細かく震えていた。
ふいに、メイリンが全身の力を抜いた。下から潤んだ眼で見上げてくる。

「アスランさん…」

「いいのか?」

メイリンは無言でコク、コク、と2回頷いた。
また唇を重ねながらそっとテントの床に身体を横たえる。
外からはまだ雷の音が響いていた。

(本当に、次の瞬間見つかっていてもおかしくないな…)

シンとレイはおそらく、新型の2機で追ってきているだろう。
あの議長がこのまま大人しく自分達を逃がすとは思えない。
このへんに島は多いが念入りに探されたら見つかる。
洞窟の中にビーム一発、ミサイル一発撃ち込まれれば
一瞬で自分もメイリンも砕け散って肉片になるだろう。

ぼんやりとそんな事を考えながら制服のボタンを外していく。
シャツを脱がせると、清楚な雰囲気のピンク色の下着が胸を覆っていた。
726種死PHASE-36.5 「二人だけの逃亡」:2005/06/29(水) 02:46:37
(何時間か前にも見たんだが、あの時とは状況がだいぶ違うな)

そっと優しく胸を揉む。柔らかで張りのある感触だ。

(カガリよりちょっと小さめかな…)

女の体はカガリ一人しか知らないアスランだが、つい比較してしまっていた。

「んっ…! あ、だめっ…んぁっ…」

顔を真っ赤にしながらメイリンが喘ぐ。背中に手を回し、ブラのホックを外して抜き取った。
少し固くなっている胸を今度は直接揉む。ちょうど手の平にすっぽり収まるサイズだった。
揉み続けながら、そっと片手を下に伸ばす。めくれ上がったスカートから
出ている太ももを優しく撫でてから、その奥に手を這わせた。

「あ…!あ、あの、ちょっと待ってください」

「大丈夫だよ、優しくするから」

「違うんですアスランさん、あの、その、外で脱いできますから待っててください」

「?恥ずかしがらなくても良いよ。今灯りを消すから」

ペンライトに手を伸ばしてスイッチを切る。
はっきり見られてしまうのが恥ずかしかったのだろう。
もう一度スカートの奥に手をやった。

「違うんです、ちょっと、待って…」
727種死PHASE-36.5 「二人だけの逃亡」 :2005/06/29(水) 02:47:05
身体の下でメイリンが暴れる。今更嫌になったわけでもないだろうが、不安なのかもしれない。
慎重に優しくしてあげないといけないな、と思いつつ下着に触れると妙に湿っていた。

「あっ…ごめんなさい、ごめんなさい。今…汚いですから…」

メイリンが何故か泣きじゃくりだした。怪訝に思いながら手を鼻先に持ってくるとアンモニアの匂いがした。

「…基地でレイが銃で撃ってきたときに…怖くて…私…」

あのときは障害物越しとはいえ何度も撃たれて銃弾が体をかすめていた。
直接戦闘員ではないオペレーターのメイリンが
恐怖のあまり少し失禁していても無理はないだろう。

ぐすっ、ぐすっ、と泣いているメイリンの頬を撫でて涙を拭く。

「怖かったんだろう?仕方がないよ。気にしなくていい」

「アスランさん…」

スカートを降ろし、湿っている下着も脱がせた。
ぴったり閉じた割れ目の周りにはうっすらとした
産毛程度しか毛が生えていない。
顔を真っ赤にして隠そうとするメイリンの手を押さえて
タオルを股間に当てた。そっと上下に動かして拭く。

「あっ…んぁっ…」