1 :
Mr.名無しさん :
2005/06/15(水) 21:49:00 戦士♀【ソフィア】 彼女の復活を待つ、そんなスレ。
3get?
誰も書かないのか?
5 :
Mr.名無しさん :2005/06/15(水) 22:00:31
空気嫁って言っても無駄だった痛感するスレッドだな。
2
7 :
Mr.名無しさん :2005/06/15(水) 22:06:31
削除以来をだして大人になりなさい。
8 :
790 :2005/06/15(水) 22:21:54
削除依頼か何かは知らんが、ならこっちで小ネタを一つ。 〜ルイーダの酒場にて〜 ソフィア「おまえ、おい!そこのおまえだよ!」 ('A`)「…え?な、何ですか?」 ソフィア「酒も飲まないでなに隅っこでボーっとしてるんだ」 ('A`)「漏れ酒飲めないから…」 ソフィア「なら隣に座れ。これでも飲んでろ。」 ソフィアは水を隣に置いた ('A`)「…はい…。」 これが僕ドクオがソフィアと出会った初めての瞬間だった
ヴァシルウラ
10 :
Mr.名無しさん :2005/06/15(水) 23:46:58
11 :
1 :2005/06/16(木) 00:34:28
12 :
790 :2005/06/16(木) 06:52:46
>>10 漏れはリアル毒男のようにユーモア溢れる文章は書けない。人違い。
書き方が被ってるみたいなので区別つけるか。
>>8 の続き
その後、ソフィアは酔い潰れてしまった。ルイーダさんが
*「おかしいわねぇ。酒には強いと思ってたんだけど。いつもは彼女、独りで飲んでたから。」
と言って微笑した。ルイーダさんに頼まれ、彼女を宿屋まで送る事になった。
夜は静まりかえり、辺りは薄暗い。聞こえるのは彼女の吐息と僕の心臓の音。酒臭さ以上に彼女の髪の匂いが心地よい。男まさりな性格と重装備でわからなかったが、今日は布の服だったため、豊満な胸が背中に当たりさらに胸の鼓動を早める。
いつもは短いと思ってた距離も、今日はやけに遠く感じる。やっと宿屋に着いたとき、宿屋の主人から
*「ルイーダさんから話は聞いております。お代はいいのでどうぞ。」
そして僕とソフィアは宿屋に入っていった
ソフィアの名はオリジナルだから、別の名前がいいんジャマイカ
14 :
790 :2005/06/16(木) 15:19:07
勇者ドクオLV1 王様に呼び出されていったら魔王を倒してこいだってさ。 つーか、銅の剣と50Gでどうしろと? ああそうですか、死んでこいってことか。 しかたないから酒場で仲間を募ることにした。これも親父のせいだ、くそ。 結局、武道家の男と戦士の女、そして僧侶の女の子がついてきてくれることになった。 武道家は頼もしかった。僕なんかより適任なんじゃないか? 戦士も色んな人から慕われていたし、僧侶もまるで聖母のような子だったよ。 僕にはもったいないくらいの人たちだ。 これならいけるかもしれない。
勇者ドクオLV5 だいぶ戦闘に慣れてきた。 皆とも気楽に話せる仲になったよ。 こんなの生まれて初めてかもしれない。 ずっと親父の影を背負って生きてきたけど、 この人たちは僕をドクオという一人の男として見てくれている。 それが一番うれしかった。
勇者ドクオLV18 灼熱の都イシスについた。 ここにはピラミッドがあるらしい。 皆と相談した結果ピラミッドの探索をすることになった。 彷徨っていると隠し階段があった。 その先にあった棺から黄金の爪を取り出すと 急に部屋がマミーたちで溢れ返った。 正直死ぬかと思ったよ。 結局、ここでの収穫は魔法の鍵と黄金の爪。 黄金の爪は武道家に装備してもらった。
勇者ドクオLV22 ダーマ神殿とやらについた。ここでは転職ができるらしい。 僧侶の女の子に賢者になったもらった。 武道家と戦士は自分たちの道を極めたいからと転職はしなかった。 かっこいいな、こいつら。
勇者ドクオLV30 どれだけの間旅をしただろうか。 僕らはついにバラモス城についた。 すげえ!俺まだ生きてるよ。 敵は強かったけど皆のおかげで何とかなった。 ついにバラモスと対面した。 こいつが魔王か。カバみたいな面しやがって。 戦いが始まった。 賢者が援護し、僕と武道家と姉御で戦う。 いつも通りの戦闘のはずだった。 でも今回はいつもとは違った。 武道家がバラモスに殺された。 どうしよう、皆動揺してる。 いつも冷静な戦士までが取り乱していた。
勇者ドクオLV30 賢者が必死で武道家の蘇生を試みてたよ。 僕と戦士は、バラモスとの戦いに専念にした。 賢者が泣いていた。どうやら蘇生ができないままMPが尽きてしまったらしい。 賢者に気を取られてるうちに今度は戦士が殺された。 今度こそ死ぬかもしれない。そんな考えが頭をよぎった。 今まで、何度も死にそうな目にはあってきた。 でも、皆がいたから生き延びることができた。 今はもう、僕と賢者の二人しかいない。 しかも賢者はMP切れときたもんだ。 絶望した。
勇者ドクオLV30 駄目だ。ここで諦めたら、二人に申し訳ない。 諦めるな。冷静になれ。 バラモスは武道家と戦士で与えたダメージが蓄積していたらしい。 何とか倒せた。こっちも瀕死だった。 最後まで諦めなくてよかった。 勇者ドクオLV31 二人の遺体を背負って僕と賢者はアリアハンへ帰った。 結局、教会でも二人が生き返ることはなかった。 城へ行くと王様は喜んでいた。 「さすがはオルテガの子だ」とか「お前は我が国の誇りだ」とか そんな感じのことを行っていた気がする。 ほんの少しの路銀と安物の武器で送り出し、 自分は王座に踏ん反り返っていたこの男に無性に腹が立った。 二人死んでいるんだぞ? 気がついたら王様を殴っていた。
がんばれ!!最初から張りなおすとはいいやつだな。
NEETドクオLV31 バラモスを倒して、少しは僕の扱いはよくなるのかな? そんな淡い期待を持っていた。 しばらくして自分のそんな考えは愚かしいものであることに気づいた。 なんのことはない、魔王さえ倒せば僕はお払い箱だったわけだ。 それはそうだろう。平和な世の中に勇者なんて必要ないのだから。 それに加えて僕は王様に暴力を振るった男だ。 英雄どころか犯罪者ってわけだ。 魔王を倒したからかろうじて罪にならなかった。そんな感じ。 そうそう、賢者は今では学校を開いている。 大勢の教え子に慕われて、今では大先生だ。 けけけ、俺とはえらい違いだ。
勇者ドクオLV31 酒に溺れ、堕落しきった生活を送っていた。 そんなある日、また王様に呼び出された。今度は何だ? 王様の話によれば、本当の魔王はゾーマというらしい。 バラモスはそいつの手下だったそうだ。くそが。 ゾーマを倒せば、王様への非礼はチャラ、加えて今後の生活も保障してくれるらしい。 食えないおっさんだ。このたぬき親父め。 家に帰って旅の支度をした。 今回は一人で行こうと思う。仲間を作って、死なれるのはもうたくさんだ。 賢者にも声はかけなかった。 つーか、あいつ今教え子の一人とラブラブだし。 連れて行っても欝になりそう。
勇者ドクオLV36 一人だとレベルが上がるのが早い。 もうずっとひとりでいいや。 レベルを上げながら伝説の装備を集めて、光の玉も手に入れた。 がんばろう。
勇者ドクオLV55 今日も一人でレベル上げ。 そしたら魔物に女の子が襲われてる。 すぐに助けたけど、そのときにはもう死んでいた。 おなかから内臓が飛び出し、見るに耐えなかった。 その内、町のほうから男が出てきた。 女の子に父親らしい。凄い顔をしている。御礼を言うような雰囲気じゃないな。 案の定、僕に飛んできたのは罵声だった。 「なんでもっと早く助けなかった」「お前は勇者なんだろ?」 「とっとと魔王を倒さないから外も安心して歩けない」 そんなことを1時間くらい叫ばれた。
勇者ドクオLV55 ずっと違和感があった。多分バラモスを倒したときからだったと思う。 あるいはもっと前から心の奥にあったのだろうか? どいつもこいつも他力本願で都合のいいことばかりのほざく。 そのくせ、責任は僕に押し付ける。 もういい。こんな思いをするくらいなら人間じゃなくていい。 こんな醜い奴らと同類でいたくない。 父さん、母さん、ごめんなさい。僕は人間であることを捨てます。 魔物に対する、魔王に対する、悪魔になろうと思います。 僕はジパングで拾った般若の面をかぶった。
勇者ドクオLV56 ここにゾーマがいる。すべての元凶。 しばらく進むと誰かがキングヒドラと戦っていた。 あんな格好をした奴に会ったことがある気がする。ああそうだ、カンダタだ。 あいつまだ生きてたんだ。あ、死にそうだ。 とりあえず助けてみた。ただの気まぐれだ。 よく見たらカンダタじゃなかった。つーか父さんじゃないか。 なんつー格好してるんだよ。やめてくれよ。母さんが悲しむじゃないか。 とりあえず父さんに家に帰るようにいった。 ゾーマは、俺が殺す。けけけ。
勇者ドクオLV57 この先にゾーマがいるらしい。 バラモスブロスが出てきた。 このかば面は忘れられないな。 二人を殺した奴と同じ顔だ。 憎い、殺してやる。 勇者ドクオLV58 バラモスブロスの次はバラモスゾンビだった。 死体のくせに動くな。くそが。 倒したら、ゾーマが出てきた。 なんか色々語ってる。 ・・・ゾーマ話長すぎ。まだつづくの?
勇者ドクオLV59 どうやら、言いたいことは語りつくしたらしい。 おつかれ。そして死ね。 僕は光の玉を使った。 ゾーマの攻撃は思ったほど効かなかった。 般若の面のおかげらしい。 勝てる気がした。 思えば全てこいつのせいだったわけだ。 こいつのせいで二人は死んで・・・。 憎い、憎い、殺してやる。 憎しみは何にも実らせない。そんな言葉を何かで読んだ気がする。 知ったことか。
勇者ドクオLV59 気がついたら劣勢になっていた。 勝てると思った。そんな気がしていた。 憎しみで戦った僕が悪いのか? いや、それ以前にまだかなうような力量じゃなかったんだろうな。 まあいいか。どうせ僕一人死んだって誰も困りやしない。 わかってた。あのとき王様は僕がゾーマを倒せるなんて思っていなかったことを。 相打ちでもできれば儲けもの、そう思っていたんだろう。 つまりそういうことだ。 はは、視界が滲んでみえないや。 そろそろ死にそうだ。けけけ。
勇者ドクオLV59 暖かい光とともに傷が回復した。ベホマ? 「シャナク。」懐かしい声とともに般若の面が砕けた。 賢者だ。教え子も一緒だった。 父さんに事情を聞いて飛んできたらしい。 「「お前は一人じゃない」」 そんな声がした。 幻だったかも知れない。 でも僕の目には、武道家と姉御が映っていた。二人とも微笑んでいた。 僕は、一人じゃない。
勇者ドクオLV59 賢者も教え子も強かった。 的確な支援、強力な攻撃魔法。 ゾーマはそれ以上に強かった。 魔法は凍てつく波動でかき消すし、全体攻撃はしてくるし。 よく一人で戦ったもんだ。
勇者ドクオLV60 ゾーマは死んだ。 死ぬ間際に何かゴニョゴニョ言ってたけどよく聞き取れなかった 光と闇がどうだとか。 アリアハンに帰ると母さんが泣いていた。 ・・・父さん、その格好で帰ったのかよ。そりゃ、泣くわ。
ごめんね。 勇者一人旅読んでたら書きたくなっちゃたの。 二番煎じでごめんね。 空気読まないで はじめ「メラを唱えた!!」に書き込んじゃった。 ごめんね。
おつかれ! よかったよ。 二番煎じだけど・・・ オリジナルでもっと好き勝手につくってみたらいいさ。 次も期待して待ってるから!
37 :
Mr.名無しさん :2005/06/16(木) 20:57:54
乙
38 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/16(木) 21:59:56
飛ばされてきましたw よろしくw
遊び人ドクオの物語 (感動巨編になる予定) 厚化粧に派手な服。それが彼のスタンダード。 彼の仕事は、人を笑わせること、楽しませること、そして幸せにすること。 彼の夢は、世界中のみんなを笑顔にすること。 世界中をまわって、寂しさや悲しさを全部掃除することが彼の夢。 「ほら。笑って。笑えば幸せがきっとくるから。」 それが彼の口癖だった。 だけど、問題がちょっとあった。 彼はあんまり面白くなかった。会話のセンスやジョーダンのセンスがなかった。 だけど、一生懸命に人を笑わせようとした。 彼が人を笑わせる方法。それは道化師になることだった。ピエロに扮した遊び人。 そんな彼が世界中にちょっぴり笑いをふりまく、そんなお話です。
今、世界中が暗かった。 魔王バラモスの出現とモンスターの復活は、人間の生活を脅かした。 命を奪われたもの、家を焼かれたもの、愛する人を失ったもの。 世界中が悲しみに包まれた。 絶望。ただ、世界を魔王と怪物に蹂躙されるのを待つばかりだった。 人々は祈った。救世主の出現を。 世界に平和を取り戻してくれる存在を。 人はあまりのも無力だ。期待するしかできず、自分では行動を起こせない。 伝わってくるのは、悪いニュースばかりだった。 怪物の討伐隊は各地で全滅されたこと。 滅ぼされた小さな村のこと。 そして、期待された救世主「オルテガ」の部隊が行方不明になったこと。 各王都では城壁を高くし、兵士を集め、守備に専念するので精一杯になった。 ここ、アリハアンでは最後の希望の託して、討伐の派遣を検討していた。
アリアハンは、英雄オルテガを輩出した国である。 その国から、最後の討伐隊が編成されるニュースが世界に流れた。 オルテガの子が16歳になり、御旗として祭り上げられた。 それが人類の最後の希望だった。 アリアハンでは大掛かりな、部隊が編成されようとしていた。 世界中から、まだ生き残ってる勇敢なものが集まった。 歴戦の戦士。熟練の武道家。伝説の魔法使い。教会の有能な僧侶。 それに、まだまだ未熟なもの志願者を合わせれば、けっこうな人数になった。 作戦会議が開かれた。最後のチャンスだ。この機会を無駄にしてはならないと誰もが知っていた。 今までは、大部隊を派遣しても、モンスターに囲まれ全滅させれてしまった。 すぐに見つかってしまうのからだ。 決定された作戦はこうだった。 大部隊を陽動につかい、オルテガの子の部隊をバラモスにぶつける。 魔王を倒せるのは、勇者の血をひくものにしかできないからだ。 だれもこの作戦に意義をとなえるものはいなかった。 陽動として死ぬことになっても、後悔はなかった。みんな力強い目をしていた。
勇者の部隊は4人ということに決まった。 少人数で動きやすく、敵に見つからない人数だった。 残りの3人をどうするか? それが検討された。 歴戦の勇士は、部隊を率いるのに必要だった。 経験のあるものは、もう少ないのだ。 才能のあるものが選ばれることになった。 最後は、勇者に決めてもらうことになった。 ルイーダの酒場にみんな集まった。 勇者はそこでひとりひとりと話をしていた。 彼は幼いが確かに勇者だった。 人の心を読み取るのも、つかむのもうまかった。 酒場のはじで、遊び人のドクオはみていた。
はじで様子をみているドクオのところにも、勇者はきた。 「はじめまして、ガイアです。ご存知かもしれませんが、旅の仲間を探しています。志願者の方ですか? 話をさせてもらえませんか?」 勇者はとても丁寧で感じがよかった。 ドクオも自己紹介した。それからこう付けくわえた。 「僕は戦闘にはむいていません。むしろ素人以下です。ただ、世界中を笑顔で満たしたいのです。」 勇者は大きくうなずいた。これで全員と話を終えた。 まもなく勇者から、チームの編成が発表された。 その発表にみんなが耳を疑った。 名前のなかに、遊び人がはいっていたからだ。 そして、残りの二名は、僧侶と戦士だった。
討伐隊を送り出す式典が盛大に行われた。 町中が祭りのような騒ぎになった。 世界中にそのニュースが伝わった。 そう・・・まるで魔王に宣戦布告をするようだった。 一日遅れて、勇者の一行がひっそりと町をでた。 街のだれもが、家の外からだれもが顔をだして手をそっとふった。 小さな女の子が勇者のところに走ってきた。 「いってらっしゃい!がんばってきてね!」 勇者は女の子の頭をなでた。 「君も負けるんじゃないぞ。」 「バイバイ!」大きく手をふっている女の子は、泣きそうだった。 ドクオは言った。 「ほら。笑って。笑えば幸せがきっとくるから。」 道化師がふざけていった。女の子は笑った。 彼が勇者の一行に加わって、最初の仕事をしたときだった。
45 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/16(木) 22:06:02
ここまでが前回のあらすじです。 続きは考えてません。 アイデアあったら書いてくださいね。 ではではw
ちょっとネタが浮かんだ。ちょくら考えてくる。
ここで勇者一行のパーティーメンバーを軽く紹介しよう。 『勇者 ガイア』 英雄オルテガの子。彼の名もまた、有名な剣士の名である。 オルテガの行方不明のあと、16歳で御旗に担ぎ上げられ世界中の期待を一身に受け止めている。 魔法のセンス、剣術のセンスともに高く、幼少のころからオルテガの英才教育を受けた腕前は、大人顔負け。 一方で16歳特有の葛藤や幼さもまだまだ残っている。 『戦士 ソフィア』 魔王討伐隊の生き残り、まだまだ未熟ながら戦闘の駆け引きがうまく、冷静さを失わない。 女でありながら男勝りで負けず嫌い。前回の敗戦で盟友であり恋人の彼氏を亡くしている。 鎧を脱ぐと、女らしい側面も見える。年齢は20代。 『僧侶 ティア』 修道院でもっとも優秀な才能溢れる女の子。勇者と同じ16歳。 世界各地の教会からの推薦で選ばれた子。大司教の孫でもある。 無償の優しさは、若くして多くの人に安心感を与えている。 『遊び人 ドクオ』 本編の主人公。年齢30才前後。世界中に笑顔を取り戻すべく参戦。 道化師に化けたその素顔には、彼の孤独な人生が隠れている。 子供にも老人にも病人も分け隔てなく笑いを振りまく。 この四人が世界のために闘う、熱く悲しい英雄伝。
48 :
Mr.名無しさん :2005/06/16(木) 22:56:56
ノシ
じゃ、ちょっとやってみる。2番煎じだけど。 勇者ドクオ Lv1 俺は昔から勇者だった。一つは父・オルテガの息子だから、もう一つはみんなが期待したから。 俺は本を読んだりすることのほうが好きだった。戦うのは嫌いだ。痛いから。 哲学的なことを言うようだが、人間が生まれるのは「くじ」だと思っている。 王様の子に生まれるという「1等」 奴隷の子に生まれるという「8等」 もし、奴隷が「8等」だとするのなら勇者の子は何等なのだろう? 皆は2等だという。 俺は9等だとおもう。 俺は16歳になった。その日、初めて城に行った。 銅の剣と50Gをもって魔王を退治しろ・・・と。 やっぱり9等だ。 仕方が無いからルイーダの酒場に行った。16歳になったんだ。もうこの町にはいられない。 せめて、家を出る準備をしておこう。
その酒場ここのところ毎日通っている。本来、まだ飲んではいけないのだが、俺は勇者の子だ。そのくらい構わない。 仲間は沢山居た。だが、この中から数人に絞らなければならない。人と人との衝突を避けるためだ。 昔冒険者だったという奴は僧侶・魔法使い・戦士を薦めたが断ってやった。 酒におぼれてる人間の話なんて聞くだけ無駄無駄無駄。俺は過去儲け話を振られて3回とも逃げられてるんだ。 俺は頭が良いんだ。墓に帰れ。 とりあえず、パーティーは女魔法使い、女僧侶、女商人にした。仲の良かった友人がニヤつきながら叩いてくる。 汚い手で触るな、折角の装備品が汚れる。 それにしても女の子が可愛い。まぁ、美人を選りすぐったんだ。当然だろう。 そして俺も旅立つ日が来たようだ。大パレードの中、町を出る。 これからどうしようか……
勇者ドクオ Lv6 昔から戦いは「やらされてる」。スライムなんて一撃で倒せる。 仲間の女の子はメラなんかで俺の後方から援護してくれてる。ありがたい。 おかげでレベルが上がった。商人の子はまだ戦えないようだ。仕方ない。金を稼ぐのに専念してもらう。 おかげでレーベに着いたとき、鎖鎌を買えた。多分ここでは最強の武器だ。 待ってろ、お前達にはかすり傷一つ負わせない。後ろにいるだけでいいんだ。
勇者ドクオ Lv8 そのナジミの塔に行って、鍵を貰った。バブルスライムの毒という想定外のこともあったが、 僧侶にすぐ毒を消してもらった。とても感謝しているが、まだまともに話せない。 言葉が4文字以上出てこない。みんな名前は4文字だもの。 誰か男が一人いれば……軽い奴でいい。話を盛り上げてくれたら俺にも…… 明日はいざないの塔だ。魔法の玉、ちゃんと爆発するかな?
勇者ドクオ Lv9 いざないの洞窟は簡単に行けた。途中道に迷ったので簡単とはいえないかもしれないが、 コレも仲間のおかげ。みんなのおかげなのかもしれない。 今はロマリアにいる。商人と魔法使いはモンスター闘技場で遊んでいる。あいつには金をもうける素質がある。 俺が守って、その才能をこの旅で開花させてやりたい。そうだ、男は守るために生まれてきたんだ。 なんて、ベッドで寝ころんでいっても説得力は無いに等しい。 とりあえず、明日から筋トレしよう。
勇者ドクオ Lv15 カザーブを抜けてシャンパーニ塔へ。 カンダタとかいう悪党だ。金の冠を返してもらいに行くのだが、はっきり言って行きたくない。 だってそうだろ?王が民の血で買った黄金を俺が取り戻しに行く義理はねぇよ。 俺が勇者で無かったなら…… 俺は勇者だからカンダタと戦った。 仲間も居たし、多少傷は負ったが半殺しにしてやった。 俺だけなら、コレだけで済ましたが、仲間が居たから見せしめに塔から捕まえた子分を突き落としてやった。 二度と人のものを盗むな。次盗んだときはお前を……そういう意味だった。 歯軋りをしながら逃げるあいつの顔が思い浮かんで眠れない。
勇者ドクオ Lv19 灼熱の国、イシスに着いた。 暑い。暑い。暑い。そういっても意味は無い。 というか、暑いというならそのぬいぐるみを脱ぐべきだと思うんだ。魔法使いよ。 この国に来てやったことは殆ど無い。星降りの腕輪を拾ったくらいか……。 このころから、仲間と話すようになる。皆は普段話さない俺のことを寡黙でクールだと思っていたのだと。 そんな事無いと、明るく振舞う。今までのギャップに喜ぶ仲間……女なんてこんなもんか。
勇者ドクオ Lv22 ピラミッドに向かう。ミイラ男、腐った死体、マミー……見るのも嫌だ。 仲間もだいぶ強力な呪文を覚えた。ヒャダルコなんかがガンガン敵を倒す。 ひょっとして俺は居らねぇのか?今までに感じたことの無い気持ちに襲われる。 不安を祓うために全力で敵に向かっていく。こんな姿を見て女は俺をどう思うのだろうか? おかげでレベルがだいぶ上がったし、魔法の鍵も取れた。金もたまった。 コレで危ない水着をかったらどう思うだろう?尊敬が軽蔑に変わるかな。
勇者ドクオ Lv23 黒胡椒を買いに来たのだが、どうも様子がおかしい。話を聞くと、娘がさらわれたのだと。 正直、物を売る人間としてそういう態度はどうかと思う。ほら、商人が見下してるし。 仕方なく、そのひとさらいのアジトに行く。が、嫌な感じがする。 やつに会う前に、気付けばよかった。この嫌な感じ。変な汗が出てくる。 もう、仲間を捨てて帰ればよかった。奴に会う前に。 カンダタだ 以前より一回り……いや、二周りはでかい。 前持っていた斧より、さらに大きい斧。俺の剣で受け止められるだろうか…… そして、完全体と成った下半身。見事にそそり立っている。 こんな奴と戦うのか?負けはしないだろうか?そして何より…… 仲間を守れるのだろうか?
戦いは突然始まった。 女の子たちは怯えてる。足がすくんで動けなのだろう。 ここは俺が……まず一人倒す! 子分は二人。そのなかでも小さいほうから戦った。 小さいだけあって、素早い。機転が利く。なかなか致命傷にはならない。が、だんだんとダメージは蓄積している。 一瞬の隙を突いて利き腕を狙ってやった。傷は深い。これ以上剣はもてない。まずは一人目だ。 仲間もようやく攻撃を始めた。魔法使いはメラミで援護してくれる。僧侶はベホイミで傷を癒してくれる。商人は倒れた敵の懐を探ってくれる。 負けない、このチームワークがある限り。絶対に負けない。そう思った。 だが、この世に絶対の文字は無いということを身をもって知ることとなる。
とりあえず、もうねる。続きは明日書く
60 :
Mr.名無しさん :2005/06/17(金) 03:54:15
お疲れ様。期待してまってるね^^
62 :
790 :2005/06/17(金) 07:02:17
15-31毒男らしさが出てて面白かったよ〜乙! 38フカーツおめ!待ってたよ、39-47再うpdクス〜楽しみにしてるね^^ 49-58情景描写がうまくて凄くよかった。乙! 何番煎じかわからんけど、漏れも本格的に書きたくなったな。設定は 魔法使いドクオ です。
63 :
790 :2005/06/17(金) 07:36:08
アンカー付け忘れてたよ…orz
>>15-31 、
>>38 =
>>39-47 、
>>49-58 な。
魔法使いドクオ LV.1
〜プロローグ〜
*「…ここはどこだろう」
僕はどうやら記憶喪失になってしまったらしい。職業は愚か、名前すら思い出せない。痛い。頭やあちこちが痛い。
よろよろと立ち上がると、後ろから老人の声がした。いたの?全然気付かなかったんだけど。
*「ほう、やっと目を覚ましたか。」
*「ここはダーマの神殿。空からお主が落ちてきたときはびっくりしたゾイ。」
*「とりあえずお主の名前はドクオと名付ける。んでもって年齢は30ぐらいだったから職業は魔法使いに変えてもらった。精進するんじゃよ。」
そう言い残すとフードのついたローブをもらい、ホイミをかけられ、キメラの翼でアリアハンに飛ばされた。
64 :
790 :2005/06/17(金) 08:24:12
魔法使いドクオ LV.1 いきなり飛ばされたから着地失敗したと思ったよ。でも、生きてる。ん?なんか下がぷよぷよしてると思ったらいきなり消えたぞ?あっ、これスライムじゃん!しかももう一匹のスライムがこっち向かって飛び跳ねてきてるし! スライム が 体当たりしてきた! ドクオ は スライムから3 のダメージ! やべぇ、あと一発くらったら確実に死ぬ。逃げようとしたが回りこまれた。うわっ、マジでついてねぇ。 僕は素早くローブに身を包むとひるむことなくスライムは体当たりしてきた。 ドクオ に 1 のダメージ! なんとか死はまぬがれた!どうしよう?あっ!漏れ魔法使いになったんだっけ。魔法、魔法…メラか。使うしかないよな('A`) ドクオ は メラ を 唱えた!! スライム を やっつけた! おいおい、やっつけちまったよ。しかも経験値もらったしお金も落ちてるし。 僕はお金を拾うと、ふらふらとアリアハンの街中に入っていった…
間に入ってしまってスマソ これさ、誰かが小説書いたら、それが終わるまで他の人は書けないよな?
ライターの皆様はコテ&トリップ推奨ということでひとつ。
>>65 いや
作家の人、長くなりそうだから漏れはスルーしてもらっても構わないから気軽にどぞ。
>>66 これでいいかな?
〜アリアハン〜
はぁ…。スライムの体当たりのせいで身体が痛い。
漏れは一刻も早く休みたかった。なんでこんな目に…
とりあえず街中に入る前にフードを深く被っておいた。きっと恥ずかしくてまともに街の人と話せない。なんとなくそんな気がしたから。
漏れはすぐさま宿屋を見つけると、宿屋の主人と交渉した。持ち金は2G。そう、さっき倒したスライムから得た金だ。
*「おひとり様2Gですがよろしいですか?」
漏れは快く承諾した。別にいいや。たまたま手に入ったお金だし。
宿屋の主人が設備を説明してくれ、部屋まで案内してくれた。やっと眠れる。
68 :
Mr.名無しさん :2005/06/17(金) 19:51:08
がんばれぇ〜 作品が一段落したら、あげようぜ。
魔法使いドクオ LV.2
〜
>>67 の続き〜
隣から声が聞こえる。その声で目が覚めてしまった。クソっ、気持ちよく寝てたのに誰だよこんな時間に…
男「気持ちいいんだろ?我慢しないで喘いでみろよ!」
女「いやん、あっ、あっ、ああ〜ん♪」
おいコラ、ここはラブホじゃねぇだろが。隣の人の事も考えろよな('A`)
あまりにうるさいから文句言ってやろうと扉を開けたら…
おい!宿屋の主人!何やってんだよ!壁に耳立てて聞いてんじゃねぇよ!
漏れに気付いたのか、宿屋の主人は
*「この事は内緒にしておいてくださいね」
そう言うとまた聞くのに集中していた。呆れた。これじゃ寝れねぇし外で気分転換でもしてくるか…
漏れは静かに外に出ていった…
鳥つけてみました。
>>49 です。とりあえず、そろそろ続きかいてみます。
>>49-58 の続き。
メラミッ!!
回り込まれたと思ったが、魔法使いのメラミが俺を救ってくれた。
完全に死角からの攻撃だったが、彼女はやってくれた。大丈夫、絶対に勝てる。
残りは一人、カンダタだ。
俺は血の付いた柄を拭き、改めて握りなおした。
奴が動く……
あぐッ……!! 突然だった。俺のどてっぱらに強烈なタックルを放ってきた。 違うだろ。斧を持ってるんだ。なんで使わない? 十数メートル空先のの酒瓶へと吹っ飛ぶ。割れた瓶が体中に突き刺さる。 奴はこれを狙って……いや、それ以前の問題だ。速すぎる。反応できなかった。こんな奴に勝てるのか? うぐおおおおおおおっ 鳥肌の立つような声で奴は俺に向かってくる。立ち上がり、剣を構える。 早く、俺にスカラをかけてくれ。こればっかりは耐え切れないかもしれない…… 俺は奴の振り下ろす斧を必死で受け止めた。間合いを広げなければ。 そう思ったときにはすでに行動していた。奴の腹を蹴り、間合いを取れるはずだった。 片足を上げた瞬間、奴は力を込める。狙っていたのだ。 足にガラスが刺さり、思い通りに力が入らないと読んだのだろう。奴は俺よりも賢かった。
バランスを崩した俺は後ろに倒れこむ。そうだ、背中にはガラスが…… 前には斧を持ったカンダタが斧を振り下ろそうとする。このまま両断されるのか。 スカラ! 僧侶のスカラが俺の装備を堅くしてくれた。助かった、まだ戦える。 しかし、安心は続かない。今度は斧を防がなくてはならないのだ。俺はとっさに盾を胸の前に当てた。 これで少しはダメージが軽減されるだろう。いや、されるはずだ。 俺のとっさの判断のおかげで、鎧は斬られていない。盾が俺の体を守ってくれた。 立ち上がり、両手で剣を持とうとする。持とうとするが 左手が断たれていた
74 :
Mr.名無しさん :2005/06/18(土) 02:32:28
うーん。ごちゃごちゃだなぁ。なんかいい方法ないのかな?
魔法使いドクオ LV.2
>>69 の続き
アリアハンの夜はとても静かだった。特に目的なんてない。ただ漏れは時間が潰せればよかった。しばらくは部屋にも戻れないしな。
少しだけ散歩をした。夜風が気持ちいい。ん?あそこはまだ電気がついてる。何があってるんだろう…
漏れは吸い寄せられるようにその家?に入っていった
>>15 です
とりあえずトリつけてみた。
新しい話うpしても大丈夫かな?
トリになってなかったorz つけるの初めてだったからよくわからん
起きなさい。 起きなさい、私のかわいい ・・・ 。 名前を呼ばれてるようだ。 うまく聞き取れない。 ・・・。・・・ま。・・ーマ様。 ゾーマ様起きて下さい。 ・・・夢を見ていたようだ。 ゾーマ。人間たちがわしにつけた名前だ。本当の名前は忘れた。 ゾーマという名前は、この世界では恐怖の象徴だ。 魔物を操り、世界を恐怖と混沌で支配している。否、支配していると思われている。 自分にはそんなつもりなど毛頭無い。溢れ出す魔力に毒されて魔物が暴走しているだけだ。 ただ静かに暮らしたかった。叶わない願いだとわかっていても。
以前起こされたときは、敷地の中に人間が入ってきたからだった。 覆面を被り上半身裸でパンツ一丁、そんな奇妙な格好をした男だったそうだ。 今の人間というのは不思議な格好をするものだ。それとも彼が特殊なのだろうか。 彼はどうなっただろうか。敷地内には強力な魔物を放している。 人間たちが間違っても乗り込んでこようと思わないように。 男が並みの人間であれば一人で倒せるような魔物ではない。 おそらく・・・もう死んでいると思って間違いないだろう。 わしを起こした理由を部下に尋ねてみた。 「バラモスが敗れました」 人間からの注意を背けるために自分の魔力を分けて作った魔物 それがバラモスだった。 バラモスには極力人間へ被害を与えないように命令していた。 あまりに距離が離れすぎていたからかもしれない。 いつの頃からか、バラモスはわしの支配から抜け出していた。 そうしてあいつは人間に対する攻撃を始めたのだ。 なんにせよ、バラモスが敗れたのは驚きであった。
そうか・・・と一言呟き、部下に下がるように命じた。 バラモスが敗れた以上、ここに人間たちが来るのも時間の問題だろう。 思えば、どれだけの勇者と名乗る人間たちをこの手で殺しただろうか。 今でも彼らの断末魔、死ぬ間際の顔、全てが頭に染み付いている。 戦いたくなかった。戦いたくなかったから魔物を敷地内に置き、 バラモスのような仮初めの魔王も用意したのだ。 戦うことから、命を奪うことから逃げ出したかったから。 鏡を見た。なんともおぞましい姿だ。 初めのうちは勇者たちを説得しようともした。 自分は戦いたくないと。だが、誰も聞き入れてはくれなかった。 当然だ。こんな姿をして禍々しい魔力を垂れ流しているのだ。 誰がそんな言葉を信用するだろうか。 覚悟を・・・決めるしかないか。
また夢を見ていた気がする。この前と同じ夢だ。 やはり名前は聞こえなかった。 もしかしたら、あれは自分の本当の名前なのだろうか。 勇者たちまた旅をはじめたそうだ。 わしの存在をアリアハンの王から伝えられたらしい。 伝説の武具と光の玉を捜しているらしい。 わしと戦うために・・・。 見つからなければいい。
あの夢を頻繁に見るようになった。 ・・く・・。不鮮明ではあるが、少し名前が聞こえた。 勇者たちの旅は順調に進んでるそうだ。 必要なアイテムを全て揃えこちらに向かっているらしい。 来るな。来ないでくれ。お願いだから。
勇者たちがついに敷地内に入ってきた。 強力な魔物たちも難なく倒している。今回の勇者たちはかなり強いようだ そういえば、以前進入してきた覆面の男はまだ生きていたらしい。 キングヒドラに苦戦していたところを、勇者に助けられたとか。 夢の中の名前がもうすぐ聞き取れそうな気がする。
名前がついに聞こえた。 ドクオ。それが聞こえた名前だった。 思いだしてきた。ドクオ。それが自分の本当の名前。 醜悪な姿と魔力のため虐げられた名前。 だから・・・忘れていたのだろう。 勇者たちが自分の下にたどり着いた。 本当の名はドクオかもしれない。 だが・・・今の名はゾーマ。 例え、恐怖の象徴であろうと人間がつけた名前。 だから彼らにこう名乗った。 我が名はゾーマ。
よく見れば彼らはまだ若い男女だった。 勇者にいたってはまだ成人すらしていないのではないだろうか。 このような若者が戦わなければいけないほど世界は荒んでいるのだろう。 勇者の目は真直ぐと澄んだ目をしていた。 なんと良い目をした若者だろうか。これが素直な感想だった。 今まで何人もの勇者と対峙してきた。 ある者は名声にくらんだ目を、またある者は狂気に満ちた目をしていた。 しかし、この青年の目はそのどれとも違っていた。 強い信念に満ちた目。 全身全霊をかけて相手をしよう。 それが礼儀だと思った。 そんなことを考えていると光の玉が輝いた。 自分を纏っていた闇の衣が消えてゆく。
勇者たちとの戦いは二日間にも及んだ。 お互いに疲弊しきっている。 しかし、どう考えても彼らは人間の限界を超えている。 思わず尋ねてしまった。 なぜそんなになってまで戦うのかと。 勇者は答えた。 「俺たちが戦うのは自分たちを信頼して死んでいった仲間、そして自分たちを希望に 生きている人々の為だ。皆のためにも負けるわけにはいかない。」 信頼、希望、自分には無縁の言葉だった。 自分でもわかった。わしは今、彼らに嫉妬している。 人々の希望を一身に受け、光り輝いている彼らに。 ああ、彼らは何故あんなにも輝いているのだろうか。 どうして自分はああじゃないのだろう。 何故自分は人々の負の感情を受け続け、苦しまなければいけないのだろう。 どうしてこのような存在に生まれてきたのだろう。 ただ、悪として断罪される存在として。 そして決着がついた。
終わりはあっけなかった。 勇者の攻撃を避ける力は確かに残っていた。 しかし、なぜだろう。体は動かなかった。 その体も少しずつであるが崩れ始めている。 勇者たち。よく見ると彼らは涙を流していた。 戦いに勝った歓喜の涙ではなかった。 哀れな魔王に対する慈しみの涙。 気づかぬうちに心に思っていたことを口に出していたらしい。 こんな自分に対して涙を流してくれる人間がいるとは、思ってもみなかった。
最後の力を振り絞って声を出した。 わしが送ることのできる最後の忠告。 勇者よ、よくぞわしを倒した。 だが光り有る限り闇もまたある。 わしは見えるのだ、再び何者かが闇から現れよう。 だがそのときはおまえは年老いて生きてはいまい。 あるいは負け惜しみに聞こえる言葉かもしれない。 しかし、彼らは涙をぬぐい深く頷いていた。 この言葉の真意を読み取ってくれたようだ。 ああ・・・体が崩れていく。 もし、輪廻というものが存在するのなら・・・ 次・・・は・・・人間に・・・生ま・・・。 ゾーマは息を引き取った。
ゾーマの死後、精霊ルビスは復活し世界に平和が訪れた。 勇者の使用していた武具は 次の闇に備え、ロトの武具として各地に散っていった。 ギアガの大穴には「Zoma」と刻まれた小さな墓標がたっていた。 月に一度4人の若者が訪れ、花を添えているらしい。
〜 エピローグ 〜 ゾーマの死後、数百年がたった。 とある町で男の子が産声を上げ、オズマと名づけられた。 彼はこれから勇者として竜の王と戦うことになる。 ロトの武具をその身に纏って。
言われたとおりに好き勝手書いてみましたっと。 エピローグはドラゴンボールへのオマージュってことでw 読み返してみると稚拙な文章だし ドクオあんま関係ないし もっとまともなものかけるように努力したいです。
>>15 乙です。
新しい展開でこれはこれで良かったです。
でもエピローグはドラゴンボールを思い出してしまいましたww
姉御が忘れられない、そんな毒男はセンチメンタリスト。 でもドクオは姉御と結ばれてはいけない、そんな毒男はロマンチシスト。 そして、こんな俺はポエマー毒男。 読みにくい人は専用ブラウザならレス抽出するのがいいと思う。 コテトリもしてもらったわけだし。 で、一応ここまでのまとめ。 by 790 ◆iHiidBohH2 >8 >12 魔法使いドクオ by 790 ◆iHiidBohH2 >63-64 >67 >69 >75 勇者ドクオ by 15 ◆7NgVfZ/HTE >15-21 >23-34 by 15 ◆7NgVfZ/HTE >78-90 勇者ドクオ by 49 ◆FbxvfDA2/s >49-58 >71-73 遊び人ドクオの物語 by ◆fpFX/Rxv3A >39-45 パーティーメンバー紹介 >47
誰か5の主人公で書いてくれんか
>>95 おk。僧侶を魔法使いに脳内変換してくれ。
ごっちゃになってた。うん。
>>94 5の話だと、結婚とかで『ドクオ』じゃなくなってしまう気がする……。
>>15 さん
年甲斐もなく涙ぐんでしまった。
GJ!
99 :
Mr.名無しさん :2005/06/18(土) 23:15:10
がんばれぇ〜
俺も書いていい?
101 :
Mr.名無しさん :2005/06/19(日) 00:13:03
勇者 毒男LV1 それは26歳の誕生日であった・・・ 「起きなさい、どくお、今日は大事な日なのよ」 くそ、('A`)マンドクセ ・・・渋々起きながら呟いた ロトのジジィのせいでこんな早起きかよ・・・ 世界なんてしらねーっての、俺はゲームしたいの! エロゲーしたいの!ネットしたいの! ぶつぶつ言いながら朝飯を詰め込んだ・・・ ママン「王様に会ったらちゃんと挨拶するのよ!」 どく「はいはい」 ママン「しっかりしなさいよ!!」 どく「うるせーなー」
重い腰を上げマイチャリでお城に向かうと 門番「待て!!」 どく「あ?」 門番「貴様!何の用だ!」 どく「いや、あんたらが呼んだんだろ?」 門番「ここはハロワじゃないんだぞ!」 どく「しってるよ、(ば〜か」 どく「んじゃ帰るぞ、いいんだな」 ここで王様登場 王様「よくぞ来た、ロトの血を引く毒男よ」 どく「こんちゃ」 王様「ここに50Gと銅の剣がある、これで装備を整え魔王を倒してまいれ!」 どく「うざっ」 王様「行け!ロトの子孫よ!!」 どく「まじっすか?こんな装備で?」 くそ・・・強引な展開だな・・・と呟きながら仲間を集めることにした
ルイーダの酒場・・・そう、仲間がたむろってるところだ どく「やっぱあれだな、うんうん」 意味の無いことを言いながら仲間を探した とりあえず、求人の張り紙をしてみた 「急募!!一緒に楽しく旅できる人!! 給料は完全歩合!!戦士、武道家、僧侶等求む!!」 どく「これでいいだろ」 自己満足である しばらくすると何人か集まった。 戦士、武道家、僧侶、魔法使い、遊び人などなど さすがにひきこもりはいないようだ
採用はいたって簡単だった 金のかかる戦士は不要 安い武道家だ、しかも女武道家、あとは僧侶と魔法使い 女戦士のソフィアには未練があったがここは我慢だ・・・ どく「んじゃ、みんなこの紙に記入してねー、あと保険ないから自分ではいってね」 武道家:リン♀ 僧侶 :ケイン♂ 魔法使い:ボビー♂ このようなメンバーである。 この先どうなるのかまったく考えてない・・・
こんな感じでいかがでしょう?
おkおk 続きガンガレ
がんばって書いてくれるのに叩いたりしないよ〜 期待してるよ
勇者 毒男LV5 とりあえず雑魚を倒しまくった 俺と武道家が頑張って倒しまくった 魔法使いはニヤニヤ見てやがる・・・むかつく 僧侶は、羽衣がなんたらとぶつぶつ言ってる・・・バカか? そんなある日、戦闘で武道家の服が裂けてしまった!! ちらっと見えた胸元に目が釘付け!! ちょっと女を感じた一瞬であった・・・ そろそろ、隣の街に行ってみるか 僧侶のヒノキの棒もゴルフ遊びで折れてしまったしまた買わなくては・・・
111 :
Mr.名無しさん :2005/06/19(日) 01:03:21
>>108 乙です。
じゃあ、早速…。
3の話だと思うんだけど、3の主人公が後の『ロト』だからロトのジジイって使うと矛盾が発生するような……。
まあまあ もちつけ
勇者 毒男LV10 うん、みんな頑張って強くなってるな みんな、なんのために戦ってるのかわかってるのだろうか? 俺、言ってねーやw そういえばこんなことがあった どく「装備は給料天引きな」 みんな「きつー」 どく「じゃあ装備いらない?」 みんな「いる!!」 どく「中古は半額でゆずってやるよ」 魔法使い「俺、関係ねーじゃん」 ちょっと雰囲気が悪くなったがまぁ、いいか
結構つらいな・・・ 明日まとめて書くよ ノ
おk 急いで書いても名作書けないからな。 ゆっくり寝て考えてくれ。ノシ
魔法使いドクオ LV.2
>>75 の続き
〜ルイーダの酒場にて〜
煙草の匂いとつんとする酒の匂いのせいか凄く重たい空気が流れていた。それでもって、わいわいガヤガヤうるさい。どうやらここは酒場のようだった。
しばらくつっ立っていると、ふっ、と人影が見えた。なんだ?と思っていたらいきなりまわりこまれ、はがい締めにされた。
*「おまえどこの人間だ?」
と女の人の声。苦しい。苦しいが…む、胸が当たってるんですが…
*「ちょっとフィリア!やめなさい!」
と誰か駆け付けてきた。視界がかすんで見えないが、どうやら女の人らしい。漏れは解放されると、遠退きそうな意識をやっと取り戻した。
ルイーダ「わたしはルイーダ。この酒場の主よ。」
ルイーダ「最近物騒でしょ?だからここは登録制なの。
あなた旅の人?
だったら2階に登録所があるから登録してらっしゃい。そしたらここの酒も王の負担で飲めるし、今なら会員特典ですべての種類の種を一つずつ使ってもらえるから。」
ドクオ「はい…。」
そう告げるとルイーダはカウンターに戻っていった。漏れはそそくさと階段に向かった。2階で会員登録を済ませ、階段を下りるとそこにはさっきの…
フィリアが立って待っていた。
そう言えば遊び人ドクオの続きはマ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━ダ????
>>118 続き期待してくれてありがとう!
携帯の電池切れそうなので夜書きますノシ
120 :
Mr.名無しさん :2005/06/19(日) 17:19:22
早めに帰ってこれたのでうpします。
魔法使いドクオ LV.2
>>117 の続き
〜ルイーダの酒場2〜
やべっ、またはがい締めにされるっ!
漏れはさっ、と身構えた。
…が、しかし。
フィリアは規律正しく腰を45度まるで兵隊の如く頭を下げてこう言い放った。
フィリア「すまん、悪かった。このとおりだ。おい、シーナ!」
と、さっきまでトランプを楽しんでた若い15歳くらいの僧侶が、呼ばれるがままにひょっこり出てきた。
シーナ「フィリアなあに〜?」
フィリア「彼にホイミを。」
シーナ「え〜、成功するかわかんないけどい〜い?」
フィリア「やってみなきゃわかんないだろ?頼む。」
シーナ「しょうがないなぁ〜。フィリアの頼みとあらば仕方ないっかぁ。ちょっと待ってね♪」
会話が終わると漏れのほうに近寄ってきた。結構可愛い。っておい、漏れはロリコンか?orz
>>121 の続き
〜ルイーダの酒場3〜
シーナ「それっ、ホイ…いてっ」
ん?ものの見事に、こけた。パンツ見えちゃったんだけど…白。純白の白。ちょい萌えた。
シーナ「ごめんね☆
もいっちょ、ホイミ!」
ドクオはさっきの痛みが飛んだ。マジありがてぇ。
シーナ「これぐらいでいいかな?疲れちゃったから少し休むね♪おやすみ☆」
フィリア「ああ。ありがとう。いい夢見ろよ。」
シーナ「うん!」
ドクオ「あの、、、」
フィリア&シーナ「ん?」
ドクオ「あの、ありがとう」
>>122 の続き
〜ルイーダの酒場4〜
シーナ「うん♪」
と言って2階に駆け上っていった。
漏れはフィリアを見た。黒い綺麗な髪に黒い目。可愛いと言うよりもむしろ、美人だ。
フィリア「礼を言うならここに座れ。」
と、いつのまに座ったのかカウンターの隣の空いている席に誘導された。漏れは言われるがままに座る。
フィリア「ビールを二つ。」
ルイーダ「了解〜」
ドクオ「僕、飲めな…」
フィリア「あたしの酒が飲めないのか!」
見るともう酔ってる。証拠に顔が赤面してる。しょうがない、付き合いますか。宿屋に戻ってもアレだし。
>>123 の続き
〜ルイーダの酒場5〜
しばらくフィリアの話を聞いた。現在25歳で過去に許嫁(いいなずけ)であった事。その人が好きで今も忘れられずにいる事。幻の島ジパングの出身の事。色んな事を聞いた。
そんなこんなで夜が明けてしまった。いつのまにか人も漏れとフィリア、そしてルイーダさん(寝てる)の三人になっていた。
フィリア「おっと、時間が経つのもあっというまだな。それじゃあまた明日な。」
そう言うとふらふらと立ち上がり、階段に向かって歩く。このままだと階段から落ちそうだったので肩をかしてあげた。
ドクオ「だ、大丈夫ですか?」
フィリア「すまない。」
うん、この選択は間違ってなかった。だって、結構酔ってるもん。
狭い階段だけど、ギリギリ二人通れる。フィリアは半眠りの状態だ。意識はまだある。綺麗な髪からふわっといい匂いがして、漏れはドキドキもんだった。
ドクオ「右?左?」
フィリア「み、右。」
そんな感じでフィリアの部屋についた。扉を開け、フィリアをベッドに寝かせる。
フィリア「ん〜…」
すぐに寝てしまった。凄く色っぽい。襲いたくなる衝動を必死にこらえつつ
ドクオ「おやすみ。」
そう言い残すと、扉を閉めて宿屋に戻った。危ない危ない。でも…綺麗だったな。
フィリア、か。
127 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/19(日) 21:02:14
ROMしてますよん^^;
フィリア萌えスwwwwwwwwwwww
むしろシーナモエスwwwwwwwwwwwwwww
遅くなりました。
魔法使いドクオ LV.2
>>124 の続き
〜宿屋 再び〜
漏れは口笛を吹きながら(酔ってる)宿屋に向けて歩き始めた。これだけ気分がいいのも久しぶりだ。
ふと、明日からどこに泊まるかを考えていない事に気付いた。…そうだ(ニヤニヤ)
宿屋に着くと、宿屋の主人…いや、エロ主人が居眠りしてた。チャンスだ。
ドクオ「すいませ〜ん」
宿屋のエロ主人ははっと我に返り決まり文句を言おうとしたが…
*「こんにち…はっ!昨日はすいませんでした!あのことは内緒に…」
ドクオ「内緒にしますから、わかってますよね?」
漏れは指でわっかを作る(金の意味ね)と、主人はすかさず
*「ええ!もちろんですとも!非礼の詫びに部屋をご自由にお使いください!もちろん金額なんていただけません!」
よし、かかった!漏れは
ドクオ「ありがとう。」
そう告げるとさっさと部屋に戻った。魔法使いにもなるとここらへんの悪知恵がつくらしい。
漏れは部屋に戻ると、すぐにベッドに横になり、すやすやと眠りはじめた。
職業が遊び人のヤツでも、書いて平気かな?
DQ2で書いてみたんで貼ってみます
サマルトリアの王子 ドクオ 最近ハーゴンとかいう基地外が暴れてるらしい。 うちの家系ロトの血を引いてるし嫌な予感がする。 結局嫌な予感は的中した。 トンヌラとかいうローレシアの王子がハーゴン退治の協力を求めてきた。 自己紹介したら 「へ?ドクオ?面白い名前だねpgr」 とか抜かしてきた。 トンヌラに言われたかねーよ。 やばい、こいつDQNだ。
サマルトリアの王子 ドクオ トンヌラのDQNっぷりがやばい ちょっと目を離すと民家に侵入する(しかもタンスとか漁る)し、 別に面白くも無いことに対して m9(^Д^)プギャー とかやってる。こいつ本当に王子か? 発狂しそう。
サマルトリアの王子 ドクオ ムーンブルクの王女がハーゴンに犬にされてた。 仕方ないのでラーの鏡を探してくることにした。 ラーの鏡はなぜか毒の沼地にあるらしい。 俺が沼で鏡探してるあいだトンヌラは草むらを探索してた。 沼だっつってんだろ、この筋肉馬鹿! 王女が元に戻った。名前はサマンサだってさ。
サマルトリアの王子 ドクオ トンヌラがやたら魔法食らうと思ったら、悪魔のしっぽをつけてた。 アホか。呪われてるから装備すんなっつっただろうが、この筋肉魔人! 何で装備したのか聞いてみたら 「いや、鍛えてるから大丈夫かなって思って。」 んなわけねーだろ。死ねよ。 今度はサマンサが何を考えたのか俺に悪魔のしっぽを装備させやがった。 「ほら、これでお揃いよ。よかったわね。」 よくねーよ、この雌犬。てめー脳みそがマヌケか? こいつらもうやだ('A`)
サマルトリアの王子 ドクオ ハーゴンに呪いをかけられた。 やばい、体が動かない。しかもめちゃくちゃ痛い。 トンヌラに言ったら 「気のせいだろ?」 とか言ってきやがった。 気のせいじゃねーよ、このボケナス。 結局、俺は宿屋で休むことになった。 そのあいだに二人が世界樹の葉を探しに行くとか。 こいつらに任せて大丈夫だろうか。心配だ。 サマンサが顔に落書きしてきた。何やってんだこのクソアマ。とっとと行ってこい。 額に肉とか書いてんじゃねーよ。それはあっちのアホに書け。 てめー、トンヌラ何ニヤニヤしてんだ。殺すぞ、この筋肉ダルマ。 いいから行けっつーの。 やっぱり心配だ。
サマルトリアの王子 ドクオ 二人が帰ってきた。 サマンサてめー、落書き見て噴き出してんじゃねーよ。書いたのお前だろうが。くそ。 トンヌラ、とっととその葉っぱよこせ。 ちがう。それは毒消しだって。お前の頭やっぱ筋肉詰まってんじゃないの? どうも俺が倒れてるあいだに二人はラブラブになったらしい。 へ?なんでわかったかって? 宿屋の部屋割りが俺一人とあいつら二人に分かれてたら 気づかないほうがおかしいっつーの。 なに?俺への配慮とか無し? せめて夜中に逢引するとかしろってんだよ。 俺を舐めてんのか。くそっ。くそっ。 はやくこの旅おわんねーかな。
サマルトリアの王子 ドクオ もうすぐハーゴンの神殿に着く。長かった・・・。 今までの苦労を思い返していると、またトンヌラが喧嘩売ってきた。 「ドクオって何やっても起こらないけど、もしかしてマゾ?w」 んなわけねーだろ。ハーゴン倒す必要が無かったら お前みたいな頭の悪い筋肉男とっくに殺してるっつーんだよ。 サマンサも同意してんじゃねーよ。クソが。 おめーら二人とも殺すぞ。くそったれ。
サマルトリアの王子 ドクオ 神殿の中は魔物であふれかえっていた。 これ倒すのきつそうだなとか考えてたら、トンヌラが口開いた。 「ドクオ!がんばって倒してくれ!」 一人で倒せるわけねーだろ、ハゲ。俺がいない間に強くなったからって調子乗んな。 「馬鹿だなあ。メガンテがあるだろ?」 馬鹿はお前だ。なんで俺が死ななきゃいけないんだよ。 おい、サマンサ。お前も 「大丈夫。ザオリク使えるから。」 って顔して笑ってんじゃねーよ。 もうどうにでもなれ。 めがんてぁぁあぇ。 俺はやる気なく唱えた。
サマルトリアの王子 ドクオ ザオリクで蘇生された。体がだるい。畜生。 「じゃ、もう一回お願いw」 「もう一回お願いw」じゃねーよ。この筋肉タイツ。 お前メガンテ使ってみ?めちゃくちゃ痛いんだよ? サマンサ、その「だいじょうb(ry」って顔やめろ。むかつくから。 結局メガンテ10発くらい使わせられた。 ハーゴン殺したら次はお前らぶっ殺してやるからな。 そのほうが国のためになるだろうし。覚悟しとけ。
サマルトリアの王子 ドクオ 7Fにつくと面白い格好で変な儀式をしてるおっさんがいる。 とりあえず聞いてみた。 あんたハーゴン? 「む、貴様ら何者だ?」 質問に質問で返すなボケ。あーもうお前がハーゴンでいいや。ぶっ殺してやる。くそが。 「ねえ、あの人エラがついてるよ。」 「ああ・・・。きっと魚人なんだ!」 「なにを言っている。私は魚人じゃ無くてハーゴンだ。」 おまえらもうしゃべんな。
サマルトリアの王子 ドクオ とりあえずハーゴンはさっくり倒した。 死ぬ前にハーゴンがシドーを召喚した。 良かったなトンヌラ。寿命が延びたぞ。 流石にシドーは強かった。やたら火は吐くし。 まあでも、なんとかなるもんだね。 これで心置きなくこいつら殺せる。 ザラキ
サマルトリアの王子 ドクオ エピローグ ハーゴンは死に、シドーも王子たちの手で葬られた。 しかし、帰ってきたのはサマルトリアの王子だけであった。 兵士の一人が他はどうしたのか尋ねると、 「彼らは・・・シドーとの戦いで死んでしまったよ。」 そう答えた。その言葉を聞いた兵士たちは皆、悲しみ、涙を流した。 しかし、王子の顔を見た兵士が一人いた。その兵士の話によると 王子ドクオはとてもすがすがしい顔をしていたとか。
>>133-145 乙です。終始笑いながら読んでましたw
戦士フィリアの手記 LV.?
>>130 の続き
〜番外編〜
*「お母さん!お父さん!待って、わたしを捨てないで!」
…ああ。またこの夢か。
…くっ、頭が痛い。そうか、昨日は奴と飲んでたんだっけ。それにしても不思議な奴だったな。全く自分の事は話さずにただ頷いてるだけだったし…話した内容は覚えてないが、自分の事ばかり喋っていたあたしが馬鹿みたいじゃないか…
あたしは素早く鎖かたびらに身を包むと、アリアハン兵士に支給される銅の剣を背中に背負い、足早に城へと向かった。
そう、あたしはアリアハン兵士を総括して指導する者。姉御と呼ばれるのにももう慣れた。女を捨て、己の実力と信念でここまで上り詰めた。
過去の事なんてあたしにはどうでもいい…。
僧侶シーナの手記 LV.1
>>146 の続き
〜番外編2〜
金色の髪に青くて大きな目。15歳にしては大きすぎる胸。ドジのくせしてお調子者。ちっちゃいけどこれでも魔法養成学校在学中。
なにげにね、勇者の遠い親戚なんだよ〜お母さんが言ってた。
私がまだ幼い頃(って言ってもまだ子供だけどw)によく男の子と交じって遊んでたらすぐにコケてた。泣いてる私に
*「ほら、ホイミかけてあげるから泣きやんでね」
って、ルイーダの酒場のシスターによくホイミかけてもらってた。そのときに将来こんな風になれたらなぁ〜って。
呪文の朗読の練習のときはいつもかみかみ。みんなよくかまないで言えるなぁ〜私も頑張んないとw
*「シーナ、早く学校に行きなさーい。」
シーナ「はぁ〜い☆」
あっ、そろそろ時間だ!じゃあね♪
148 :
Mr.名無しさん :2005/06/21(火) 07:45:52
朝から萌え
149 :
Mr.名無しさん :2005/06/21(火) 17:42:12
午後でも萌え
151 :
Mr.名無しさん :2005/06/21(火) 20:33:32
ドクオが 仲間に 加わった!! なんと ドクオは 呪われていた!!
―――その男は生まれついての非モテの才能を持っていた。 彼より勉強の出来ないヤツはいた。 彼より運動の出来ないヤツもいた。 彼より性格の悪いヤツは更にいた。 ―――それでも、彼よりモテナイヤツはいなかった。 彼は幾度と傷付き、心は磨耗していき、見えない痛みに苦しんでいた。 だが、彼は決して誰かを傷つけることを好まなかった。 なぜなら、彼は他人に傷つけらることの痛みを知っていたから。 男は人々の苦しむ声に、自分も苦しんでいた。 例えそれが自分を傷つけた人物だったとしても、彼は心を痛めた。 彼はやがて近くの町から勇者が旅立つことを知った。 彼は自分に何か出来ることはないだろうか、と自問した。
剣を振るう事は慣れていない。 拳法は習ったことがない。 魔法は全く扱えない。 盗みなんてやったことがない。 商売が出来るほどの商才もない。 ―――こんな自分にも出来ることは・・・? ここは、アリアハンの一角にある「ルイーダの酒場」 世界中から腕利きが集まる傭兵登録所を兼ねている。 「あら、いらっしゃい。 ここはルイーダの酒場よ。何の用かしら?」 「・・・登録を、お願いします」 「登録って、アナタ・・・そう、覚悟は出来てるみたいね。 それじゃ、お名前と、職業を教えてもらえるかしら?」 「名前はドクオ。職業は―――遊び人です」 これは、伝説の勇者ロトとその仲間たち、 そして、一人のモテナイ男の物語である・・・
154 :
Mr.名無しさん :2005/06/21(火) 22:30:52
ワクワク でも、遊ぶのが人生では一番才能がいると思うけどな。
>>152 ,153
ガンガレ!
応援してるゾ!
+ + ∧_∧ ∩+ (0゚・∀・)彡 オパンチュ!! (0゚∪ ⊂彡 + オパンチュ!! と__)__) +
魔法使いドクオ 作者多忙の為今日はお休みします。
Lv1 遊び人 ドクオ ・アリアハン 正午過ぎ、酒場に誰かが入ってきた瞬間、室内が急に静かになった。 人垣の隙間から覗くと、中心には幼さの抜けきらない少女がいた。 見た瞬間、視線が離れない。変だとわかっているのに、視線を外せなかった。 外見の美しさ以上に、内面から人を惹きつけるオーラみたいのが出ていた。 気がついた時には人垣が崩れていて、勇者は入り口の方から順に一人ひとり話しをいて回っている。僕一人だけぽつんと立ち尽くしていることに気づいて、慌てて席に戻った。 ついに僕の番が来た。手が汗ばんでくるし、こ、声がどもらないかな・・・ 「はじめまして。冒険者の方ですね。既に聞いているでしょうが、旅の仲間を探しています。よかったら、冒険者になった目的を話してもらえませんか?」 年頃の女の子らしくない柔らかい声に、僕の緊張はゆっくりと解けていく。 「僕の名前はドクオ―――」 自分の旅に出た理由、戦闘はあまり力になれないけど一生懸命戦うこと、苦しむ人をこれ以上見過ごすことは出来ないことを語った。 勇者は相槌を打って、それをじっくりと聞いてくれた。 翌朝、彼女のパーティー一行はアリアハンを旅立った。 英雄オルテガの娘であり、パーティーのリーダーでもある女勇者。 長身で隆々とした体格だが整った顔立ちをした、戦闘のプロ、男戦士。 勇者と同じぐらいの年齢で、いつでも元気一杯な女僧侶。 彼らとの長い旅が、今、始まりを告げた・・・。
LV2 遊び人 ドクオ ・レーベ 予想していた以上に、このパーティーは強かった。 中でも、戦士の強さは郡を抜いていた。 襲い掛かるスライムを一撃で斬り伏せ、背後から迫る一角ウサギを薙ぎ払う。 戦士の死角から来る魔物は、勇者が斬りつける。 僧侶は両者の怪我を癒し、僕は遊ぶ振りで囮になっては、隙を見て攻撃していた。 考えるに、中々このパーティーはチームワークがいいんじゃないだろうか。 そんな風に考えていると、宿屋で戦士に怒られた。 何でも、無理して囮にならなくてもいいんだそうだ。 そんなことを言われても、僕にはこれといって才能がない。 仲間たちのためにも、僕が囮になることが一番効率がいいはずだ。 そういうと、戦士は急に顔を強張らせた。 翌朝、戦士に連れられて防具屋に行った。 「お前だってパーティーなんだ。簡単に死なれちゃ、困るからな」なんて言ってたけど、 購入の際に、彼の財布がほとんど空になったのを見て、ちょっと涙ぐんだ。 胸の奥が、じんわり暖まったように感じた
LV6 遊び人 ドクオ ・ナジミの塔&イザナイの洞窟 ナジミの塔の最上階にいるお爺さんが、魔法の玉を持っているという話を聞き、 僕たちはナジミの塔を上った。 新しく見た敵が多かったが、LVを上げた僕らの敵ではなかった。 お爺さんから魔法の玉を受け取り、イザナイの洞窟へ向かう途中だった。 突然脇から魔物たちの強襲に遭い、一匹のバブルスライムが僧侶に毒を吐きかけた。 僧侶を庇うように飛び出すと、たちまち全身に毒が回る。 それでもなんとかバブルスライムにこん棒を振り下ろすと、 バブルスライムは息の根を止めた。 戦闘が終わるなり、勇者がすぐさま毒消し草を飲ませてくれた。 苦かったが、すぐに体が楽になるのを感じる。 だけど、その後に勇者から変な目で見られた。 戦士からは「もっと自分を大事にしろよ」と叱られた。 でも、僕より僧侶の方が重要だし、普通だと思うけどなぁ? 何より、勇者に奇妙な目で見られたことが気になった・・・。
LV 8 遊び人 ドクオ ・ロマリア 新大陸に渡り、僕らはちょっと浮かれていたかもしれない。 今日、危うく全滅しそうになった。 ロマリアの城が見えて来た時、空には月が昇っていた。 アリアハンでは夜に戦闘は行わなかった。戦士が夜は危険だと言っていたからだ。 それでもイザナイの洞窟は長く、抜けたときには夜だったのだ。 戦士の言ったとおり、僕らの前に現れたのは、強力な魔物たちだった。 勇者と戦士はさまようよろい3匹とキャタピラーを相手どり、僕と僧侶はこうもり男を相手にしていた。こうもり男を倒したまでは良かったが、キャタピラーがさまようよろいにスクルトをかけたのだ。 奴らの防御力は格段に上がり、戦士の一撃でも耐え切ってしまう。 運悪く、回復の手段である薬草もホイミも既に使い果たしていた。 段々と悪くなる状況で、僕らは全身傷だらけになっていた。さまようよろいが残り一匹になった瞬間、ついに勇者が肩膝を付いてしまった。 僕は勇者に向かって振り落とされた刃を、一瞬で飛び出して自分の肩で受けた。 「っっっ!!!!!!!!」激痛に、言葉にならない叫びを上げる。 僕の大声にわずかに動揺したさまようよろい。その一瞬を逃さず戦士が会心の一撃を与えた。さまようよろいは地面に倒れ、肩に刺さっていた刃は力なく地面へと落ちた。 深い傷を負った僕は戦士に背負われ、僕らは急いでロマリアへと向かった。 町に着くなり、即座に薬草を購入し、僕の傷口に塗ってくれた。 危うく死にかけたけど、仲間が無事でよかった・・・。 そう思いながら、僕は意識を手放した。
LV9 遊び人 ドクオ・ロマリア 目が覚めると、僕は宿屋にいた。どうやらココはロマリアのようだ。 隣のベッドを見ると戦士が豪快にイビキをかいている。 今日も彼のおかげで助かったのだ。 これくらいのことで文句を言ったらバチがあたる。 けど、どうにも目が覚めてしまったので、僕は外の空気を吸いに出かけた。 月明かりを背に広場に辿り着くと、そこには僧侶が立っていた。 「どうかしたの?」と聞くと、彼女は小さく頷いてまた月を見上げた。 「ほら、今日はあたしたち危なかったじゃない? この旅を続けている限り、これが当たり前なんだなって思えてさ」 確かに、今日は今までで一番危なかった。 多分魔王と戦うときは、これ以上に危険な戦いになるだろう。 「あたし、それほど戦いが得意なわけでもないんだ。今日だって魔力が切れなければ、さまようよろいくらい楽勝だったかもしれないし」 ドクオは死にそうになったし、と彼女は苦笑した。 そうは言うけど、僧侶は良く戦っていると思う。 僕に比べれば、比較するのも気が引けるくらいだ。 「あたし、本当にこのパーティーにいてもいいのかなぁ・・・?」 呟いて、僧侶は足元に視線を移した。 僕は、そんなに勘がいいほうじゃないけれど、この時僧侶が落ち込んでいると思った。 ―――僕が遊び人になったのは、苦しんでいる人を見たくないからだ。女の人はちょっと苦手だけど、ここで勇気を振り絞らなきゃ。
続き 「本当に、僧侶は役に立っていると思うよ。 戦士や勇者、そ、それに僕だって僧侶がいるから安心して戦えるんだから」 「ホントに、そうかな・・・」 「そうだって。大丈夫。僧侶はこのパーティーに必要だよ。 だって、僧侶がいなくちゃ、僕は安心して囮の一つも出来やしないよ」 「クスッ、なにそれー」 クスクスと、僧侶は可笑しそうに笑ってくれた。 その笑顔を見るだけで、僕の心は暖かくなる。 「あーあ、あたしが遊び人のドクオに慰められるなんて。あたしも情けないわね」 そ、それはヒドイなぁ・・・。 そんな僕の顔を見て、また彼女は笑う。 「冗談よ、ジョーダン。でも、ま。お礼言っておくわ。 何だかヤル気が湧いてきたから。・・・・・・ありがとね、ドクオ」 見惚れるような微笑みを浮かべた僧侶は、足取りも軽やかに宿屋へと帰っていった。 ・・・・・・僕はというと、アストロンを唱えたかのようにその場で固まっていた。
164 :
Mr.名無しさん :2005/06/22(水) 22:06:02
時刻おかしくない?
張ってみる・・・詰まらなかったらスルーヨロ まだ(多分)誰も書いてないDQ1です。 拙いの文書なのは許してください そもそも、ケチの付き始めは最初からだったんだ…。 国王の野郎に120ゴールドとたいまつ1本持たされて、 竜王を退治して来いと放り出された、あの王の間での屈辱の時から…。 あいつが、俺みたいな身寄りをもたず、化け物に食われて野たれ死んでも 何の問題もないガキたちを、軍隊で人狩りしてかき集めていたのは噂話で広まっ てはいた。 まあ、それに見事に引っかかった俺が間抜けなだけだが…。 それももう良い。何十人と送り出された鉄砲玉たちも、今では生き残りは俺1人 。 一応、あいつも渋々ながら勇者としての待遇をするようになったしな。 勇者ロトだかの末裔とか言って事あるごとに持ち上げてくれるさ。 ロトとやらも安っぽいものだ。 俺の中を流れてる血なんて、ポン引き、売女、こそ泥、シャブ中… この辺の適当なブレンド品だろうに…。
”ガツッ!!!” 目の前の人物が放る何度目かの石の衝撃で現実に引き戻された。 過去の問題をネチネチ考えても仕方がない。 過ぎ去った問題は概して小さいもので、今、目の前の問題は大きいものだ。 「なによ!!」 俺が意識を自分に向けたことを察したのか、問題である【それ】は久々に意味あ る言葉を吐き出す。 何ヶ月も囚われの生活をしていたためか、かなり薄汚れた格好になっているが、 この気位の高そうな物言いは、−−−誘拐されたラダトーム王の一人娘−−− ローラ姫本人で間違えなさそうだ。 「だいたい、何が「助けに来ました」よ!!。勇者ロト気取り?。不細工の分際 で 格好付けないで!!。気味が悪いからこっちに来ないで頂戴!!」 最近はあんまし聞かなかった直球の悪態を、ありがたく頂戴する羽目になった…。 今更、傷つくほど柔な精神は持ち合わせてないのが救いだ。 まあ、俺にも落ち度があったな。 松明で片手が塞がるのを嫌って、レミーラの魔法を使ってしまったのが大間違い。 レミーラでは明るすぎて、造形にかなり支障がある俺の顔が見えてしまうではないか…。 仮初の勇者待遇で少々図に乗っていたようだ。 女という生き物は、例外なくその辺の化け物と同様の敵意を俺に向けてくること を すっかり忘れていた。 目の前で吼える【それ】も普通の反応を示しているだけ。ただそれだけだ...。
誰も漏れの小説なんか期待してないよな… ◆fpFX/Rxv3A氏の小説が凄すぎるからか。 ネタも書く内容もいっぱいあるんだけどやる気しない。なんかまとめて書かないから漏れだけ浮いてるし。 しばらくROMに戻ります。
168 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:00:27
ううん。スレッドに人が少ないからだお^^ スレタイが悪いしね。とっつきにくいしね。 長文いきなり読むきにはなれないお。 ◆fpFX/Rxv3Aも最初はシンプルに書いてるよ。 小ネタでいいから自分のIDが面白いってわかればいいんじゃないかな。 ドラクエは元がすばらしいから誰が書いてもそれなりになるよ。 2番煎じって言われないようなのを書かないとね。 とか、いってみる。 継続は力なり、がんばって書いてみそ。 読んでる人はいるし、書くうちにうまくなるさ。
169 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:07:32
+ + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
170 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:08:11
+ + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
171 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:10:26
+ + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
172 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/23(木) 08:22:19
自分もずっとROMってる。 たぶん、僕が書いてももう響かないんじゃないか? 懐かしさがあって、楽しく読めるものだとおもうけど。 どうなんだろうねぇ。
173 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:36:35
>>172 あのそろそろ書いてくれないとテカリがとれなくなりそうなんですが・・・
174 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 08:58:23
>>172 遊び人だけでも仕上げてはくれまいか。
楽しみにしてるんだ。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワク
(0゚∪ ∪ + テカテカ
と__)__) +
175 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/23(木) 09:03:15
え。期待してる人いたんだ。。。 もう忘れられてるかとw
176 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/23(木) 09:05:26
で、読み返したけど。 あれはあれで完成してるともとれそうでいじらないでいいんじゃないかな。
177 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 09:12:43
>>176 そうか?
なんだったら、女戦士が生きているver.を書いて
終わりにしてみるとか、どうだろう?
もともとこの派生スレはお前のためにできた様なものだから。
はーい。 情熱がなくなったのでちょっと考えてみます。。。
あ・あ・テスト・・・ サッカーの徹夜明けで眠いです・
アリアハンの城よりレーベの村までは、北へ約一日ほどかかる。 ここアリアハン大陸の気候は穏やかで、モンスターもまだそれほど強くない。 勇者一向は半日ほど北上し、草原の途中でキャンプをすることになった。 薪を集めて火をつけると、ティアは魔方陣を書いた。 火がついている限り、モンスターは近寄れない。 焚き火の番をするのは、ドクオが引き受けた。 戦闘には役立っていなかったし、誰もよりも元気だった。 ドクオは薪をぼんやりくべていた。 勇者と僧侶は寝袋に入ると、すぐに寝息を立てた。 二人ともまだまだ幼く、無防備であった。 ドクオは彼らを眺めながら、早く平和になればいいなと考えていた。 ソフィアは焚き火のそばで、ひざを抱えて寝ている。 長い間戦闘を経験したために、そのほうが安心できると言った。 焚き火に照らされた横顔をドクオはそっと眺めていた。
ドクオが気がつくと、寝てしまっていた。 日が地平線に昇り始めている。 慌てて薪をくべようとすると、焚き火はちゃんとついていた。 「おはよう。」 ソフィアは起きていた。 ドクオは謝った。 ソフィアはほとんど寝なくて平気だった。寝れるときに寝る。そういう習慣が身についていた。 それから二人はぼんやりとしていた。 勇者も僧侶もよく眠っていた。 空が青くなると、勇者も僧侶も起きてきた。 それが第一夜。 幾夜をともに過ごす中で、穏やかな優しい夜だった。
旅の扉をぬけると、王都ロマリアについた。 高い城壁はところどころが壊れていた。 各都市が前線となり、魔王の軍と交戦しているのがうかがえた。 勇者が城門におとずれると内部に案内をされた。 ロマリア王との謁見で、戦争の状況が伝えられた。 各都市との連絡が困難になってきて、孤立しがちなこと。 十分な物資が確保できないこと。 守るので精一杯だが、それもいつまでかわからないこと・・・。 どの話も暗かった。 ロマリア王は勇者一行に装備を提供してくれる約束をした。 武器庫にはどれも新品ではないが、ずいぶん高価なものもあった。 ガイアはまだ戦闘になれていなからと、鎖かたびらの軽装備を好んだ。 ソフィアだけが目の色を輝かせて、鉄の装備を選んだ。 フルアーマーだと重すぎるので、女性用に改装してもらった。 ドクオは聖なるナイフを身につけた。 それを器用にジャグリングをして、城のみんなを驚かせた。 城下町も暗かったので、ドクオはいろんなことをして笑わせた。 「ほら。笑って。笑えば幸せがきっとくるから。」 町中のみんなが笑顔を取り戻した。 勇者も僧侶も笑っていた。 そんな様子を嬉しそうにソフィアも見てた。
灼熱の砂漠。大きな太陽。ゆれる空気。 ここ王都イシスは女王に統治されていた。 勇者がここに訪れた理由は、伝説の魔法の鍵を得ることだった。 イシスの街より南にあるピラミッド。そこに鍵が封印されているという。 女王は勇者の話をきき、援助することのかわりに、 王家に伝わる黄金の爪も持ってきて欲しいと依頼され、勇者は了承した。 ピラミッドに向けては、ラクダの馬車が支給された。 イシスの兵が4人。護衛として従った。 装備だけでなく、水や食料も十分に用意された。 砂漠の道は独特で、勇者は彼らの言うことをよくきき進んだ。 ピラミッドについたときは、日が暮れようとしていた。 急がずに、馬車の中で寝て、翌日に潜入することになった。 この頃には、勇者も僧侶もずいぶんと戦闘になれて頼もしくなっていた。 ソフィアに実戦で教えてもらいながら、勇者は覚えた。 魔法を応用できる分、今ではソフィアに匹敵する能力をもっていた。 従者4人を馬車の見張りに残した。 勇者一行はピラミッドの入り口の扉を開けた。 中は暗く、石でできた通路は砂漠とは違って、冷たかった。 松明に火を灯すと、入り口の扉がしまった。 勇者が指揮をとり、中へと進んでいく。 ティアは怖そうに勇者の服をつかんでいた。 つづく。(かもしれん)
ある程度まとめて書いて張ってもらえると読みやすい。 俺みたいに期待してるROM多いと思うからがんばれ。 自信がなけりゃ、名無しに戻って書いてみるもよし。
まとめなんていらないだろ
×まとめページ ○まとめて書いて張る
期待してるんで頑張って下さい + + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
188 :
1 :2005/06/23(木) 19:18:18
(´・ω・`)スレタイが悪いといわれた
力尽きてROMしてた奴の登場さ + + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
ずーっとROMってるけど、 ここで小説書いてる方々には期待してる。 みんなすごく面白いから、 あまり力みすぎず、マターリ書いたらいいと思うよ。 頑張れ! + + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
192 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 23:39:51
いつかネタ出し合って、いいとこどりで、みんなの1本を完成させたいな。
せっかくなので書き終わったのを貼ってみる 勇者一人プレイを参考に、ドクオらしい冒険をと思ってみた。 〜勇者ドクオの日記〜 | | ('A`) [>ぼうけんのしょ 1 / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
勇者ドクオ Lv1 今日も昼まで寝ていようと思っていたのに母親に起こされた。 気分が悪い。眠い。 何か小難しい話をしているが良く分からない。 その後王様の所に連れて行かれから小難しい話をされた。早く終われと思った。 なんだか良く分からないが50Gとどうのつるぎを貰った。 売って何か好きなものでも買おう。 眠かったので帰って寝た。
勇者ドクオ Lv1 昼過ぎに起きて部屋でゴロゴロしていたら母親に酷い剣幕でまくし立てられた。 どうも旅に出て魔王を倒して来いとの事らしい。 昨日貰ったものはその餞別のようだ。冗談じゃない。 今時こんな型落ち品で何をしろって言うんだ。 正直面倒臭くてしょうがないが家にいると怒られる。 嫌だがとにかく旅に出るしかなさそうだ。 でももう今日は遅いから明日からにしよう。
勇者ドクオ Lv1 母親に朝から起こされた。仕方が無いから出かける。 王様が酒場で仲間を探せとか言っていた気がして、 村を出る前に酒場を窓から覗いて見た。人が沢山いる。 見知らぬ人と旅をする自信は無い。 何よりこの人の輪に入って仲間を募集するなんて考えるだけで冷や汗が出る。 大体そんな気を使うくらいなら一人の方が良い。楽だし。 酒場には入らず村を出た。
勇者ドクオ Lv13 あまり人に会いたくないので野宿を繰り返していたら お金と経験はやたらと身に付いた。 本で色々読んでいたのが役に立ったのは良かった。 後今日はロマリアに着いた。 ここには賭博場もあるらしいが別にお金に困っている訳じゃないし、 人ごみは嫌いなので、王様の必要最低限の話を聞き流して町を出た。 地図を見たらここからは色々な所に行けるらしい。 急ぐ道行きでもないし旅を楽しむのも良いかもしれない。 家を出る前は面倒だと思ったがこうしてみるとこんな生活も悪くない。 景色も綺麗だ。これで使命だのなんだのが無ければ最高なんだが。
勇者ドクオ Lv18 随分大きな塔に着いた。地図を見るとシャンパーニの塔と言うらしい。 上からの眺めはさぞかし良いだろうと思って上ってみたが、最上階には先客がいた。 仕方ないから帰ろうと思ったら絡んでくる。DQNめ。 他人となんて関わりたく無いと言うのに。 腹が立って全力で殴ったらあっさり謝ってきた。何がしたいんだこいつら。 金で出来たかんむりを落としていったので貰っておく事にする。正当な報酬だ。 周辺が一望できて静かで良い所だった。また来たいがDQNが溜まってないと良いが。
勇者ドクオ Lv20 イシスと言う国に着いた。暑い。 何を好き好んでこの国の人間はこんな所に住んでいるんだろう。どうでもいいか。 涼しいを通り越して軽く寒い夜のうちに色々周ってみる。 城で綺麗な腕輪や、遺跡で爪や鍵を拾った。 あとここの国には猫がたくさんいた。可愛い。 旅の潤いに一匹飼いたいなと思ったが、こんな不規則な浮き草生活じゃ無理だろう。
勇者ドクオ Lv22 ダーマの神殿という所に着いた。 なんでもここは世界一のハロワらしい。人も多いし正直良い印象は持てない。 もしかしたら勇者を辞めてもっと楽な何かになれないかと思ったが、 ジジイの役人に怒られた。気分が悪い。 好きでやってる訳でもないのに辞める事も出来ないなんて地獄だと思う。 考えてもしょうがないので、二度とこんな所は来たく無いと思いつつ神殿を出た。 この近くはメタルスライムが生息しているみたいだ。 神殿から少し離れた所でしばらくはそれを狩ってのんびりしよう。 死ぬのは嫌だし、急いでも良いことなんて無い。 神殿に近くのモンスターを投げ込んでやったらあのジジイはどうするだろうとか どうでもいい事を考えながら寝た。
勇者ドクオ Lv32 最近はメタルスライムも警戒しているのか、 近寄るどころか見かけすらしなくなった。やりすぎたか。 仕方ないからまたふらふらする事にする。 たまには人の話を聞こうと思い、ポルトガの王様の話を真面目に聞いてみる。 調味料を持ってくれば船をくれるらしい。これは美味しい話だ。 人の話はちゃんと聞くと良い事があるんだなと思いつつ別の国の調味料屋に。 さっさと買う物買って行こうと思ったらなにやら騒々しい。 何やら、ひとさらいが出たらしく営業どころじゃないと。 ふざけるなと思った。わざわざ遠くから買いに来た客に対してそれかと。 腹が立ったが言うのも面倒なので観光だけして帰ることにする。 船は欲しかったがしょうがない。 近くの洞窟を探検していたら先客がいた。 嫌な予感がしたが案の定絡まれた。またDQNか。 何か向こうがまた会ったとか色々言っているみたいだが人の顔なんて覚えていない。うるさい。 腹が立ったので殴ったら謝ってきた。既視感を感じる。 面倒臭いので許すと言ったら逃げていった。逃げるくらいなら最初からやるなと思った。 ただ、良い事もあった。 どうもあのDQNがひとさらいだったらしく「村人を救出した勇敢な勇者」と言う事になったらしい。 おかげで調味料をタダで貰えた。諦めていたのでそれなりに嬉しかった。 明日は船を貰うためにポルトガに帰ろうと思う。
勇者ドクオ Lv35 船を貰って以来色々な所を周った。 地球のへそと言う場所に行って探検しようとしたら、管理人に 「一人で入らなくてはいけな・・君一人なの?」とか言われたのでとりあえず殴った。 一人の何が悪い。あれは腹が立った。 他にも色々あった。商人を探している人が居たので、 久しぶりにアリアハンまで里帰りして酒場に寄った。 慣れか、人の多い所に入る事がさほど苦では無くなっていたのには自分でも驚いた。 でも好んで人様と関わる気は無いので、片隅に居た商人のおじさんに話を持ちかけて早々に酒場は出た。 おじさんは、生きていれば丁度俺の父親位の年か。 色々な事を聞いてもいないのに良く喋っていた。 適当に相槌を打ちながら聞いていたら、いつまで経っても喋り続けられたのは少し後悔した。 田舎から出稼ぎに来た事や故郷の事、アリアハンでの事や酒場での事。 もう仕事なんて無いだろうと思っていたから嬉しいと、何度も何度も言っていた。 半日ほどで目的地に着いた。おじさんとはそこで別れた。 悪い人じゃないんだろうけれど話が長い人だった。 普段とは違う旅も悪くは無かったとは思うけど、やっぱり面倒だし一人が良い。 ザオラルも覚えた。 とはいえ一生使うことも無いだろうし無用の長物だけど。 もっと強力な攻撃魔法の一つでも覚えたいものだ。 さて、オーブを集めるためにまた世界を回ろう。 昔に比べてずいぶん行動範囲も広くなったなぁ。
勇者ドクオ Lv50 旅立ちからずいぶん経った。 国を支配していた怪物やオロチも倒し、ついに怪鳥に乗ってバラモス城に着いた。 はぐれメタルがたまにいるので、それを狙って狩りながら奥に向かった。 たくさんの人骨が王座への道には転がっていた。 ここに来て敗れた人間なのか、はたまたそうでないのかは分からないけれど。 もしここで死んだとしたらどうなるんだろうなぁ。 この骨の仲間入りをして、後から来る人を眺めるようになるんだろうか。 まあ、そうなるのも悪くは無い。何も思い悩まなくて済む。 なるようになるだけだろう。 バラモスの所に着いた。 向こうも飽き飽きしているのか、カンペでもあるのかつらつらと口上を述べ始めた。 途中「みのほどをわきまえぬものたち・・・ってスマン、一人か」とか言われたので 腹が立って台詞の途中にもかかわらず殴ったら向こうもキレた。 最初に人を馬鹿にしたのはお前だ!話している途中に殴る奴があるか!と、 本当に勇者と魔王の戦いなのかと言われそうな泥仕合になった。 まあ、仮にも相手は魔王。まともに戦わずにリズムを崩すって事では間違っていなかったと思う。 取っ組み合いの殴り合いから火を吐き雷をぶつけの大乱闘。 後になって書くと簡単に思えるが、至近距離でのぶつけ合いだったものだからそれは酷い有様だった。 気が付いたらバラモスはピクリとも動かなかった。 しかし俺も満身創痍で、当分はとてもじゃないが動けなかった。 それでも、達成感はあった。一人で世界を救ったんだと。 体が動くようになったので、バラモスの体から剣を抜いて帰ろうとしたが、 そもそも抜けないわ、何とか抜けたが酷く曲がっていて使い物になりそうにも無いので捨てていく事にした。 もう使う必要も無いだろうし。 帰ってゆっくり寝よう。そう思いながらルーラを使った。
勇者ドクオ Lv50 アリアハンに帰った。 町の人や母が歓迎してくれた。正直疲れていたしどうでもよかったが、 それでも少し嬉しかった。 王様に報告をして帰って寝ようと思った矢先、変な声が聞こえた。 自分は大魔王だ。バラモスなんぞ手先だ。本当の支配者は自分だ。 ・・・勘弁してくれ。
勇者ドクオ Lv50 一晩だけゆっくり、でもないがよく寝た。 朝になると自然に目が覚めた。健康的な冒険生活の賜物か。 皆はまだ寝ているようなのでこっそりと村を出た。 送り出されるとは思わないけれど、あれこれ挨拶するのも面倒臭いし。 怪鳥に乗って大穴を降りる。 今は家でゴロゴロするより、こうして旅をしている間の方が好きだ。 歩いて戦って目標に向かう。単純なだけに余計な事を考えなくて良い。 闇の世界は広いようでそうでもなかった。 魔物も死にたくないのかあまり襲ってこないし、ゾーマの居場所も拍子抜けするほどあっさり分かった。 新しい武器や装備を集めてゾーマの居城に向かう。 相変わらず人の多い所は避けて動いたけど。 ゾーマを倒したらどうしようか。 仮にも世界を救った勇者になれば、家族の生活は安泰だろう。 一人でどこか景色の良い所に住んで暮らすのも悪くないかもしれない。 そもそもゾーマを倒す事が出来るんだろうか。 まあ、それで死ぬとしてもそれでも構わない。 明日死ぬ事になっても後悔はしない生き方はしてきたと思うし。 色々な事を考えながら、虹の橋を眺めていた。
勇者ドクオ Lv60 流石にバラモスの城は空気が違った。 無駄に消耗するのを避けるためにひっそりと、奥へと進んだ。 真っ向から戦い抜いていく事も考えたけれど、 いざここまで来るとやっぱり死ぬのが怖く思えた。バラモス城でもこんな事は思わなかったのに。 途中で人が争っているのが聞こえた。助けに入るか、ここでやり過ごすか。 まあ、他人がどうなろうと知ったこっちゃ無い。倒せるなら倒した後に合流すれば良いし 負けたようなら隙を突いて手負いの魔物を倒せば良い。 そう考えて様子を見ることにした。 どうやら魔物を倒せたらしいので、周りを確認してその人の所に近づく。 ところが相討ちだったのかその人も既に瀕死の様子だった。 こんな所で馬鹿正直に戦うほうが悪い。 そう思っていた。 父だった。 小さな頃の記憶からは確かに変わっていたが、それは見間違えようも無かった。 目をやられたのか、俺とは気付かずに遺言を伝えようとしていた。 頭の中が真っ黒になった。 父もまた、一人で魔王を倒しに来ていたのだ。 自分のような卑怯なやり方ではなく、たくさんの人と関わり合いながら。 保身と利己のために一人で戦う事を選んだ俺とは違い、 人の為に一人で戦う事を選んでいたんだ。
必死でザオラルとベホマズンを唱えた。 あの時一緒に戦って、これを使っていればと思うと悔しかった。 涙が止まらなかった。一人で戦えると、誰かを救う意味なんて無いと思って戦ってきたのに。 いかに自分が矮小か、父の戦ってきた足跡を思うと胸が痛くて仕方が無かった。 何が家族の事だ。何が勇者だ。 お前は何もかもから逃げていただけなのに。 父はとっくに息絶えていた。 MPが切れてもしばらく呪文を唱え続けた。 取り返しが付かないと理解して、それからしばらくはその場に蹲って動けなかった。 魔物が近づいて来たのに気付き、俺はふらふらと立ち上がった。 祈りの指輪を使ってMPを回復して、少し進んで通路にギガデインを撃って、 埋葬代わりと、後続に襲われないようにと通路を埋めた。 懐にあった般若の面を被って、先に進んだ。 今の自分の顔よりはまだこれの方がマシだ。そう思った。
勇者ドクオ Lv60 後の事はあまり覚えていない。 オロチのような敵やバラモスのようなのがいた気がするが、良く覚えていない。 ゾーマが俺を見て怯んでいた事は覚えている。 口上が鬱陶しくて斬りかかったら何か言っていたようだが、覚えていない。 気が付いたらゾーマは倒れていた。 何やらブツブツと言っていたが、喉に剣を突き立てたら静かになった。 座り込んで返り血を拭ったが、全然取れないので良く確認したら全身ボロボロだった。 疲れた。もう寝たい。
夢を見た。 父は商人で、交易で町を大きくして皆に慕われていた。 母と祖母はその帰りを大きな家で待ち、食卓は実に豪勢なものだった。 家の中には青年がいる。冒険者で時には父を手伝い、 旅の話を家族にしながら朗らかに笑っている。 お、来客のようだ。 俺はそれを外から眺めていた。 青年は俺のようで俺じゃないし、俺じゃないようで俺のようにも見える。 窓を背にして俺は暗い外に向かおうとした。 そこで目が覚めた。 体中が痛いが、なんとか動く。 視界が妙に狭いと思って顔を触って、お面をつけたままな事に気付いた。 周囲の明かりは消えていて、真っ暗だった。 最後の力で、城の外に出た。 外に出るとそこは明るい世界だった。 草むらに倒れこむと、もうボロボロだったのか、面が真っ二つに割れた。 空が青かった。 ただ、涙が止まらなかった。
〜エピローグ〜 ここで日記は終わっている。 この日記は彼の装備・荷物とともに、ゾーマの城の近くに放置されていた。 割れた面や使い込まれた武器から、本人のものである事は間違いないだろう。 故郷に帰り、その余生を過ごしたとの説や、 旅をする彼を見かけたと言う報告もあるが、どれも核心に至るには及ばず、 その後、勇者ドクオがどうなったかを知るものはいない・・・
211 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 23:57:51
おつかれ〜 よかった。
ディスプレイが霞んできた。・゚・(ノД`)・゚・。
213 :
Mr.名無しさん :2005/06/23(木) 23:58:43
>>188 お疲れage!
オルテガの辺りから特に面白かったよ。
DQ3勇者一人旅系のサイトを参考にさせて頂きました ドクオ一人の旅を徹底してみたかった ('A`)ノ <長文スマン ノ(へへ
215 :
Mr.名無しさん :2005/06/24(金) 00:57:41
>>214 GJ
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と_)_) +
( ;∀;) カンドーシタ
長文お疲れ様。一気に書いて貼るほうが読みやすいねぇ。
ピラミッドの中にはいった四人は松明の明かりを頼りに中へと進んだ。 やがて、やや大きな部屋へついた。 あたりには、死体が腐敗せずに転がっていた。 「・・・かえる。」 ティアがそうつぶやいた。 っとその時。死体が動き出した。 むくりと起き上がると、勇者たちを襲ってきた。動きはのろかった。 まっさきにソフィアが前列より攻撃をする。 ミイラ男はもろくも崩れていく。 「姉御・・・頼もしいなぁ・・・」 やや驚いていた勇者もそれに続く。 いくつかの敵を切り倒すと、ソフィアは悲鳴をあげた。 落とし穴にはまってしまった。 床が崩れ落ち、それとともに姉御が落ちてしまったのだ。 「姉御〜〜」 慌てて、勇者が穴に向かって叫ぶ、返事はない。 「心配なくガイア。僕が行ってくるから、そっちの扉より先に進んで。童謡をわすれないでね。」 そういって、ドクオがぴょんっと、穴の中にはいった。
ドクオは松明を再びつけた。姉御もいる。 「どうやら、地下にはいったようですねぇ。」 ドクオの冷静さにソフィアは驚きを隠せなかった。 ふたりはぐるぐるとあたりを探索する。 一回りすると元の位置にもどってきた。 「さて、隠し扉をさがしましょう。」 そういって、ドクオは壁を調べながら歩いた。 ソフィアは関心したように、ついてまわる。 しばらく探すと、隠し扉を発見した。 中にはいると、一本の上り坂があった。 「見つかりましたねぇ。さて、姉御。剣を上の石の隙間に突き刺せますか。」 「ん?こうか?」 ソフィアは剣を上に掲げてジャンプして、突き刺した。 「そこにぶらさがってくださいね。」 そういって、ドクオはとことこと坂道を登る。 ゴゴゴゴゴッと音とともに、大きな岩が転がってきた。 「さぁ姉御。ぶら下がってよけてください。」 「ドクオは?」 そういうとドクオは岩に向かって走り出した。 ぴょこーんっと軽やかに飛ぶと、岩の上に玉乗りをしてよけた。
ソフィアはややあっけにとられていた。 ピラミッドの地下におちてからというもの、ドクオは別人のようであった。 「さて、次いきましょう。」 ソフィアは剣を放して、降りた。 「剣がぬけないぞ・・・」 ドクオは自分のもっている聖なるナイフを渡した。 そして、二人は次の部屋に進んだ。 天井に剣がぶら下がってる部屋。 壁から矢が飛んでくる部屋。 ドクオはどんどんトラップをはずして進んでいく。 「ドクオ・・・おまえ何者だ?」 「ただの遊び人ですよぉ〜」 ソフィアは不思議だったが、今は頼りになる仲間だった。 「さて・・・ここが中ボスの部屋ですねぇ」 ソフィアが中をのぞくと、両脇には兵士の像がある。 「これが動くのか?」 「そうそう。わかってきましねぇ。」 そういうと、とことこ中にはいったドクオはいったいの兵士像にはいっていた。 手にもっている大きな長剣を取り上げると、ソフィアに渡した。 二対の像が動き出す。剣のないほうは、ソフィアがすかさず叩き割った。 「なんか、ずるくないか?」 ドクオはもう一体をひきつけて、逃げ回っていた。
ソフィアは不慣れながらも、長剣をつかって、もう一体も叩き割った。 「これで、おしまいです。次にいきましょう。」 そういうと、崩れ去った兵士像から、長剣をとった。 「ドクオも装備できるのか?そんな使いにくいの。」 ドクオは照れながらも、剣舞を披露した。 あまりにも見事な身のこなしに、ソフィアは目を丸くした。 階段を登ると、部屋にでた。 華美な棺が安置されていた。 そして壁の一部がへこんでいて、そこには黄金の爪が安置されている。 ドクオは中にはいると、棺に腰をかけた。 ソフィアは不思議そうに部屋を見て回った。 小さな窓があって、外をみるとずいぶん高いところだとわかった。 「最上階の王の部屋ですよぉ。黄金の爪をとると襲われるので勇者を待ちましょう。」 ドクオは非常に落ち着いてた。 ソフィアもドクオの隣に座った。 「ドクオ、そろそろ正体を教えてくれよ。お前ただもんじゃないだろう?」 「まぁ、暇ですし、少しお話をしましょうか。」 そういってドクオは語りだした。 彼が遊び人になった秘密を・・・ つづく。(かもしれない)
223 :
Mr.名無しさん :2005/06/24(金) 09:13:45
ドクオがカッコいいwwwwwwwww
ちょwwwwwww続きマジ読みTEEEEEEEEwwwwww 何か週間雑誌のワクワクが来たんだけどwwww
こんなの俺じゃない
>>214 激しくGJ!
とっても面白かったYO!
なんだ、変な汁が・・・(´Д⊂
>>219-222 ドクオがやばいくらいカコイイ!!
続きがマジ楽しみw
ガンガレ!
227 :
Mr.名無しさん :2005/06/24(金) 21:05:49
あげ
やばいドクオかっこよすぎ!1!! すごく続きが楽しみだw
こんなのドクオじゃないやい。
いいじゃまいか。夢を見させてくれる◆fpFX/Rxv3A氏乙!&フカーツおめです^^
遊び人になった秘密…知りたい
みんなおもしろいよ ここを読んでると励まされる。ドクオガンガレ超ガンガレ
読んでて鳥肌立ちました(´Д⊂ + + ∧_∧ + (0゚・∀・) (0゚∪ ∪ + と_)_) +
いいねぇ。
235 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 11:11:25
バシルーラ少尉
236 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 13:08:08
+ + ∧_∧ +ツヅキ (0゚・∀・) マダデスカ? (0゚∪ ∪ + と_)_) +
237 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 14:11:04
週間連載らしいよ。
元スレにあった勇者と僧侶ドクオの魔法使いバージョン書いてもいい? 二番煎じって言われると思うけど。
239 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 17:07:23
>>238 + +
∧_∧ + ワクワク
(0゚・∀・) テカテカ
(0゚∪ ∪ +
と_)_) +
>>239-240 ありがと。ちょと鬱っぽくいきます。元ネタの人みたいにすらすら書けないので、
マターリいきます。大体頭にあるので一週間はかからないと思うけど。
魔法使いドクオLV1 旅立ち編
僕が魔法使いになったのは、メラが、炎が好きだったからだ。
うちの親父は酒癖が悪く夜遅く帰るとかーちゃんといつも喧嘩していた。
僕が泣き出すと親父は怒鳴りながら僕を殴りつけてきた。
僕は耳を塞ぐようにして被害が及ばない様ベットの下のすきまで寝ていた。
そんな時は暗闇に灯るロウソクをじっと見ていると世の中の嫌な事すべてを忘れることができた。
しばらくしてかーちゃんは僕を連れて家を出た。
アリアハンの親戚の家を頼ることになり、そこで勇者と出会った。
魔法使いドクオLV1 アリアハンに着いたとき街は歓声に包まれていた。まるで僕達を祝福しているようだった。 しかし現実は違い親戚の家では邪魔者扱いされて僕は教会に預けられた。 そこでは僕みたいな片親や両親のいない子供がいて学校みたいなことをやってた。 勇者もそこに通ってた。僕はこいつが嫌いだった。 僕と違いチャラチャラして話し上手で女の子に人気があった。僕はこいつをキザ夫と名付けた。 しばらくして愛想が悪い僕はイジメに遭うようになった。それを見返す様、勉学に勤しんだ。 というのは建前で本当は勉強してるフリをして年少組の世話をしたくなかっただけだ。 数年の月日が流れ勇者キザ夫が旅立つときがやってきた。 パーティーはキザ夫の知り合いがいいだろうということになり教会の者達で組まれた。 貧弱な僕が選ばれたのは魔法使いの中でメラが一番上手い、ただそれだけだった。
魔法使いドクオLV11 旅自体は順調だった。ただ仲間に問題があった。というか僕に問題があった。 レベルアップして呪文をおぼえていくにつれ炎系の呪文以外が異様に下手だった。 次第に仲間の視線が冷たくなっていくのを感じた。特にひどかったのが女戦士だ。 こいつは僕をイジメていたグループの頭だった。 同じ年の男が誰もかなわないこいつを僕はひそかにゴリと呼んでいた。 ゴリは僕が役立たずだと知ると何かにつけて因縁をつけてきた。 歯向かおうとするとぼこぼこに殴られた。 それを助けてくれたのは女僧侶だった。女僧侶は僕達の2つ上で教会にいた頃は、 体が小さいながら世話好きでちい姉とみんなに呼ばれ慕われていた。ちい姉は僕にも優しかった。 いつぞや教会の隅の物置小屋でボヤ騒ぎがあって僕が疑われた時も一人で懸命に僕をかばってくれた。 僕がゴリにやられてちい姉のところに行くと 「私がやってないといってるじゃない。ちい姉の言うことが聞けないの?」と言うと、 ゴリはシュンとなって退散した。その後教会の裏の墓地の一画にある栽培している薬草をくれた。 僕はそれをお守り代りにいつも持ち歩いた。 ちい姉は墓地が好きみたいだった。 僕が不思議に思い尋ねると神様に見守られたみんながここ眠っているからと答えた。 ちい姉は大好きだが悪いが僕は神を信じなかった。 神がいるとしたらこんなひどい人生があっていいはずがないと思ってた。 ノシ
244 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 22:11:32
期待age
245 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 22:12:53
グッド なかなかおもしろそうな出だしだ
まずは乙! これからの展開が楽しみな出だしw マターリでもいいのでガンガレ!
>>238 乙
続き楽しみにしてるよ。
ところで聞きたいんだが
新しいネタが浮かんできたんだけど
DQ3の世界観が少し崩れそうなんだけどやっぱまずい?
248 :
Mr.名無しさん :2005/06/25(土) 22:54:53
いいんじゃないか。楽しければ。
249 :
Mr.名無しさん :2005/06/26(日) 00:19:55
こちとら作者諸氏に楽しませてもらってる立場です 楽しみに待ってますよ>247
こちとら作者諸氏に楽しませてもらってる立場です 楽しみに待ってますよ>247
何度もこのAA貼ってあるみたいだけど、期待して待ってます。
>>238 そして
>>247 + +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と_)_) +
乙w 僕も楽しみにまってます。 自分のは毎週土曜日ごろにコツコツ話をすすめていくねぇ。 ネタがかぶりそうだけどww
僧侶♀ 「ねぇねぇ、この村温泉がでるんだって!」 戦士♀ 「それは楽しみだな。宿に温泉ついてるの探そうぜ。」 勇者♂ 「そうだな、混浴あるのがいいなw」 僧侶&戦士 「もうw えっちなんだから〜」 ドクオ (どきどき) 〜〜混浴付宿にて〜〜 勇者 「じゃあいこうぜぇ〜」 僧侶 「うわぁ〜どきどきするねぇ〜」 戦士 「なんか照れるな・・・」 ドクオ 「俺もいっていい?」 一同 「空気嫁よwww」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この続き書くw
プロローグ 「・・・現状は?」 王は王座のそばにたたずむ大臣に問いかけた。 「はい。英雄オルテガは消息を絶ち、その息子もそのショックで・・・」 「まだ16歳だ・・・無理もあるまい。」 大臣がさらに付け加えた。 「その・・・、ルイーダの酒場に登録された冒険者たちも・・・。」 「・・・そうか。」 王はしばらく沈黙をした後その重い口を開いた。 「わしがいこう。」 驚く大臣を一瞥すると、王は言葉を続けた。 「息子ももう23だ。そろそろ王位を継承しても問題ないだろう。 それに、あの子なら良い王になってくれるはずだ」 「しかし・・・!!」 大臣の言葉を遮って王また話し始めた。 「わしは今まで幸せな人生を送った、・・・妻には逃げられてしまったがな。」 王は苦笑いをしながら続けた。 「これからの若者達の幸せのために道を切り開かなければいけないと思うのだ。」 「わかりました・・・」 大臣は渋々ながら納得した。 「お前には苦労ばかりかけるな・・・、息子を頼むよ。」 こうしてアリアハンの王は旅立った。
50過ぎの男がシャンパーニの塔の前に立っていた。 しかしその鍛え上げられた体は老いをまったく感じさせなかった。 それどころか、若々しささえ感じる人もいるだろう。 男の名はドクオという。 最近までアリアハンの王であった。 そしてかつてはその剣の強さから剣王と呼ばれていた。 ドクオはロマリアの王に会ったときのことを思い出し微笑した。 「まあ、一国の王が旅人の格好をして城を訪れれば腰を抜かすだろうなあ」 そう呟くとドクオはシャンパーニの塔の中に入っていった。
シャンパーニの塔の最上階にはカンダタと名乗る男が子分とともにいた。 「ロマリアの王に王冠を返してやってはくれないかな。」 ドクオはカンダタに問いかけた。 「はっ!そんなにほしけりゃ俺を倒して奪い取りな!できるなら・・・だけどな!」 カンダタはそう言い放つと子分とともに大笑いした。 ドクオが仕方なく剣を抜くと、カンダタは殺気放ち斧を構えた。 剣と斧がぶつかり合う音が木霊する。 カンダタの子分達はドクオが放ったさみだれ斬りによって既にで倒れていた。 (ふむ、なかなかの斧さばきだが・・・) 「まだまだ未熟だな。」 カンダタの斧が弾かれて宙を舞った。 「ま、まて。王冠は返すから見逃してくれ!な?な?」 必死に謝るカンダタに対して 「まあよいだろう。だが・・・二度目は無いぞ。」 そう言い残してドクオは塔を後にした。
灼熱の砂漠に囲まれた都市イシス。 イシスの北にあるピラミッドには魔法の鍵がある。 その噂を聞いてドクオはこの町を訪れた。 イシスの女王は城に泊まるように薦めたのだがドクオはその申し出を丁重に断った。 「・・・この暑さやはりつらいなあ。」 女王の申し出を断ったことを少し後悔しながら ドクオは宿屋の一室でそう呟いた。 そしてさっさと用を済ませて旅立つことにした。
ドクオはたまたま訪れた町バハラタで 商人が娘をさらわれたので助けてほしいと依頼された。 -バハラタ東の洞窟- 「家に帰してください!」 娘が泣きながら懇願した。 「ひひひ。そういうわけにはいかねえなあ。」 下卑た笑いを浮かべながら男は娘にそう言い放った。 「そんな顔するなって。俺達と一緒に楽しもう・・・ぜ。」 男の顔が突然強張った。 不思議に思い、娘が男の視線の先を見てみると男が恐ろしい形相で一人立っていた。 「盗みの次は人さらいか?見下げ果てた男だな・・・カンダタよ。」 カンダタと呼ばれた男は娘を突き飛ばし 「ち・・・違うんだ!これは・・・その・・・。」 と弁明をしようとしながら後ずさる。 「小僧!二度目は無いといったはずだ!」 洞窟に悲鳴が木霊した。
ドクオは世界中を回った。 東方の国のやまたのおろちや サマンオサの王に化けていたボストロールなどとも戦った。 そうしてようやくバラモス城へとたどり着いた。 バラモス城の内部の空気は、瘴気と邪気そして死臭で淀んでいた。 そこらかしこに今までバラモス城を訪れた冒険者達の腐乱死体や骨が転がっていた。 まさに地獄という言葉が相応しい場所である。 城の奥にある王座にバラモスが座っていた。 バラモスはのっそりと王座から立ち上がるとしゃべり始めた。 「まさかここまでくるとはな。アリアハンの王よ。 老い先短い身で死に急ぐか。それもよかろう。 二度と生き返ることのできぬようにそなたのハラワタを・・・」 バラモスの言葉をドクオが声が遮る。 「黙れ!人々の幸せを奪った罪を貴様の命で償え!」 叫び終わるや否やドクオは疾風のごとく斬りかかった。 「ふん。せっかちな男だ。」 そう呟きドクオの疾風突きをよけるとバラモスは激しい炎を吐き出した。 死闘のドクオはバラモスに勝利した。 「これで人々に幸せが戻るはずだ・・・。」 そう呟くとドクオはボロボロの体でアリアハンを目指した。
アリアハンに戻ったドクオは泥のように眠った。 アリアハンはドクオの息子によってしっかり統治されていた。 人々はバラモスの死を知り大喜びした。 ここ1週間ほどお祭騒ぎである。 目を覚ましたドクオはそんな人々を見て微笑んだ。 ある日ドクオは息子を呼び出しまた少し旅に出ることを伝えた。 息子は何も聞かずドクオを黙って見送った。 ドクオは気づいていたのだ。バラモスよりも恐ろしい何かがまだいることに。 ドクオの最後の旅が始まった。
ドクオは再びアリアハンを出て世界を回った。 大魔王ゾーマの存在を知り、光の玉を手に入れた。 ギアガの大穴を降り、地下の世界を回った。 そして今、ドクオはゾーマの城にいる。 ゾーマの城は圧迫感こそあれ、バラモス城のような淀んだ空気をしていなかった。 しばらく進むと男が倒れていた。 その傍らには巨大な魔物が倒れている。 「オルテガ・・・」 男は消息を絶っていたアリアハンの英雄オルテガであった。 オルテガは変わり果てた姿をしていた。 左腕を失い、右目が潰れていた。 ボロボロになった体を引きずりがら、魔王を倒すためにここまでたどり着いたのだろう。 オルテガは故郷に残した家族への思いを呟き、息絶えた。 ドクオは自分の国の真の英雄の言葉を胸に刻み先に進んだ。
3匹の強力な魔物を倒し、最深部にたどり着いた。 最深部にはゾーマが待ち構えていた。 王と魔王の戦いの火蓋が切って落とされた 戦いは三日三晩続けられた。 お互いに疲弊はしていたが、種族の差か、ドクオのほうが明らかに疲労が大きかった。 「人間のみで良くぞがんばった。が、ここまでだな。」 ゾーマはそういって止めを刺しにかかった。 その刹那、ドクオが最後の力を振り絞り叫んだ。 「これがわしの奥の手だ!アリアハンスペシャル!!」 ゾーマは油断していた。ドクオにはもう余力など無いと思っていたのだ。 強烈な衝撃波がゾーマを襲いかかった。 長い戦いの決着がついた。 倒れたゾーマは何やら呟いていたが ドクオの耳には届いていなかった。 これで真の平和が訪れた。 みんながきっと幸せな生活を送れるはずだ。 そんな思いを胸に朦朧とする意識の中でふらふらと城を後にした。
エピローグ 私のおじいさんはゾーマを倒した英雄だそうです。 そんな私のおじいさんがくれた教えてくれた剣技 それはアリアハンスペシャルで、私は15才でした。 その威力は凄まじく強力で、こんな素晴らしい剣技を教えてもらえる私は、 きっと特別な存在なのだと感じました。 今では、私がおじいちゃん。孫に教えてあげるのはもちろんアリアハンスペシャル。 なぜなら、 彼もまた、特別な存在だからです。 後に"アリアハンスペシャル"はそのネーミングセンスの悪さから "ギガスラッシュ"と改名された。
266 :
Mr.名無しさん :2005/06/26(日) 16:07:58
結婚や子供ありならドクオじゃないんじゃないか・・・
逃げられちゃったからってことでいいかなと思ったけど 独身男性として相応しいかどうか微妙ですね・・・ 息子は養子にしようとかも考えたんですけど 王家が養子なんてとるか?と思ってやめました。 次はちゃんとドクオにするんで勘弁してやってください
268 :
Mr.名無しさん :2005/06/26(日) 16:29:39
ちゃんと弁明ワラタw お疲れ様です。次回作も期待してます。
269 :
Mr.名無しさん :2005/06/26(日) 16:38:43
全スレ1000を取った濡れがきましたよ
みんなありがと。しかし流石ROM歴が長いだけのことあるな自分、全然筆が進まん。 今回は例のお約束の回です。 魔法使いドクオLV18 ピラミッド編 アリアハンを旅立ってすでに数年が経過していた。最近の僕は調子がよかった。 ちょっと前に炎系の呪文を覚えたせいだ。特にメラミが凄かった。 ゴリでも歯が立たないカニ共を次々と倒していく。ゴリが悔しそうに僕を睨んだ。 気が大きくなった僕はピラミッドに行く前に宿をとったイシスでちい姉の部屋を訪ねようとした。 近くまで行くと部屋の前で楽しそうにちい姉とキザ夫が談笑している。僕はとっさに隠れた。 しばらくして二人は部屋に消えた。つまりそういうことだったんだ。 僕は久々にベットの下で泣きながら一人で寝た。
魔法使いドクオLV19 翌日ピラミッドではちい姉が僕の気も知らずはしゃいでいた。 昨日の事のせいか王家の墓地のせいかはわからない。ここは難所だった。ぞろぞろと現れる敵。 様々に仕掛けられたトラップ。必要なアイテムをとり終えた頃にはみんなかなり疲れていた。 僕は凄く落ち込んでボーっとしててうっかりトラップを発動させてしまった。 ぞろぞろ性懲りもなく現れる敵。完全に囲まれた。僕達は死を覚悟した。 その時ちい姉が走り出し敵をひきつけた。囮になろうとしているようだった。 僕達も追おうとすると叫んだ「ダメよ、逃げなさい。ちい姉の言う事が聞けないの!」 僕達は昔からその言葉に弱かった。なおも僕が追うとするとキザ夫が僕を殴りゴリが背中に担いだ。 「放せよ!ちくしょう、ちくしょう!!」 俺が叫んでいるのを二人は無視しちい姉につられて薄くなった囲いの一部を突破して逃げ出した。 しばらくすると後ろの壁がしまりだした。 ちい姉が別のトラップを発動させたらしい。これで完全に助けれなくなった。 出口に戻る間にも空気穴が繋がっているらしく、 しばらくはちい姉のニフラムやホイミを唱える声が聞こえてきた。 やがてそれが悲鳴に変わりそれから何も聞こえなくなった。 俺達は黙って出口にむかって走った。誰も何も言わなかった。
魔法使いドクオLV20 俺達は話し合い、ちい姉の死の報告と仲間の補充のためアリアハンに帰ることにした。 教会で俺は泣きながら話した。みんなちい姉の死を悲しんだ。 そして新たな仲間には昔年少組でちい姉に一番なついていた子供が選ばれた。 今ではちい姉に負けないくらい立派できれいな僧侶になっていた。 俺はその子をちーこと呼ぶことにした。 俺はこれからよろしくとおずおずと手を差し伸べた。 ちーこは黙ってその手を見つめ「あんたが死ねばよかったのに」と呟いた。 ノシ
273 :
Mr.名無しさん :2005/06/26(日) 18:30:28
いくらなんでも2番煎じすぎだろ。
二番煎じだっていいじゃん なにが不満なの?
9 名前:名無しさん@明日があるさ 投稿日:2005/03/27(日) 19:16:02 私には、兄がいました。 3つ年上の兄は、妹想いの優しい兄でした。 ドラクエ3を兄と一緒にやってました。(見てました。) 勇者が兄で、僧侶が私。遊び人はペットの猫の名前にしました。 バランスの悪い3人パーティ。兄はとっても強かった。 苦労しながらコツコツすすめた、ドラクエ3。おもしろかった。 たしか、砂漠でピラミッドがあった場所だったと思います。 とても、強かったので、大苦戦してました。 ある日、兄が友人と野球にいくときに、私にいいました。 「レベ上げだけやってていいよ。でも先には進めるなよ。」 私は、いっつもみてるだけで、よくわからなかったけど、 なんだか、とてもうれしかったのを覚えてます。 そして、その言葉が、兄の最後の言葉になりました。 葬式の日、父は、兄の大事にしてたものを棺おけにいれようとしたのを覚えてます。 お気に入りの服。グローブ。セイントクロス。そして、ドラクエ3。 でも、私は、ドラクエ3をいれないでって、もらいました。 だって、兄から、レベ上げを頼まれてたから。 私は、くる日もくる日も時間を見つけては、砂漠でレベ上げをしてました。 ドラクエ3の中には、兄が生きてたからです。 そして、なんとなく、強くなったら、ひょっこり兄が戻ってくると思ってたかもしれません。 兄は、とっても強くなりました。とっても強い魔法で、全部倒してしまうのです。 それから、しばらくして、ドラクエ3の冒険の書が消えてしまいました。 その時、初めて私は、泣きました。 ずっとずっと、母の近くで泣きました。 お兄ちゃんが死んじゃった。やっと、実感できました。 今では、前へ進むきっかけをくれた、冒険の書が消えたことを、感謝しています
おはよう。ちょっと書けたのでUPします。
>>222 の続きです。
ピラミッドの最上部の部屋で、勇者がくるまでソフィアとまったりお話。
トラップの解除や剣技ができること、そして遊び人になった話をしていきます。
いまから20数年前の話。治世というより飽和していた社会。 魔王バラモスはいなかったが、各地で魔物の被害が報告されていた。 それはまだ深刻化しておらず、兵士団や自警団で十分に対応できていた。 そういう時代の中、人間同士で各王国は軍備を増強し領地を広げようとしていた。 辺境の村や町は列強の前に蹂躙され従うしかなった。 ここジパングでは、大陸のような大規模な戦争や覇権争いは存在してなかった。 女王卑弥呼の名のもとに、列強には及ばないものの安定した国家を運営していた。 島国という立地から閉鎖的であり、独自の文化を築いていた。 中央集権で都市部は繁栄をしていたが、一方で村との貧富は激しかった。 ドクオはそういうどこにでもあるような貧しい村に産まれた。 ドクオは両親の顔を覚えていない。 物心がつきはじめる幼少のときに、目の前で両親の首が飛ばされた。 村は襲われ火を放たれた。ドクオは泣くこともできず、首のない両親の死体の前で呆然としていた。
それを拾ったのが、そこを襲った盗賊の一人だった。それは気まぐれではない。 生き残った見所のある子供を適当に盗賊はさらった。 彼らを育成し強いものは盗賊の戦力に、弱いものは雑用や奴隷として使われた。 しかし、そう悲壮的でもなかった。血は繋がっていなくても家族より深い絆もあった。 盗賊団は100人程度で構成され、ジパングの各地を駆け回った。 ドクオは幼少より、盗賊として鍛えられてきた。逃げ出すことなどできなかった。 真面目さと器用さから、ドクオは盗賊として重要なスキルをどんどん身に付けた。 あらゆる罠に精通し、それを解除する術に長けていた。 身のこなしのすばやさと、剣術のあつかいも十分に一流と呼べるぐらいまで育った。 ドクオがはじめて人を切ったのは、齢13の時だった。 村を襲撃したときに兵士と切り結んだ。ドクオのほうが強かった。それだけのことだった。 ドクオは陵墓のトレジャーハンターを担当しながら、重要な作戦では戦力とし重宝をされた。 20過ぎるときには部下もいて、盗賊団の中核を担った。 人を切った数は覚えていない。ドクオは盗賊にしては正統に戦うことを好んだ。
ある日、大規模な作戦が発表された。各地に散った仲間は集結し戦力を整えた。 何代目かの盗賊の頭領は言った。 「ジパングの首都に眠る、『パープルオーブ』並びに伝説の武器『草薙の剣』を奪取をする。 作戦の後方支援には全面的にサマンオサ王国がつく。彼らと連携してことを運ぶ。」 サマンオサの黒い甲冑に身を包んだ重厚な戦士の挨拶もあった。 (ずいぶん遠くからだな・・・何が起ころうとしてるのか・・・) ドクオは作戦の目的には関わっていない。ただ妙に胸騒ぎがした。 第一に、盗賊団に正規の王国が組むわけがない・・・ サマンオサが用意した軍資金と装備はすごかった。 盗賊団は大いに盛り上がり、その後、緻密な作戦が練られた。 ドクオ隊は4名のトラップ解除専門の部隊だた。うち1名はサマンオサの黒い兵士だった。 (みはりか・・・)ドクオはわかっていたが、気がつかない振りをして、目の前の作戦に没頭した。
山のいただきから、ドクオはジパングの首都を見下ろして下見をしていた。 四方を城壁で囲まれ守備は厚い。 中央の大きな神社の奥深くにオーブは眠っているという。 正面よりサマンオサの黒騎士団300名が敵の殲滅と征圧。 残りの3門より盗賊団30名づつが襲撃。混乱と神社をめざす。 敵を黙殺して、中央の神社の奥深くに入るのが役目だった。 (あのサマンオサの兵士なら、ジパングも滅亡するか・・・) 多くの疑問もよぎったし、胸騒ぎもする。 だけど、それ以上にドクオは興奮していた。ひさしぶりの大きな戦になりそうだった。 ドクオ隊4名は黒騎士団の中央に配置された。しかも最良の騎馬も与えられた。 異様なまで整然とした黒騎士団に、ドクオは恐怖心すら覚えた。 味方としては頼もしいが・・・信用していいものか・・・。 決行の日時が近づいた。日は沈み、静寂と闇の中、鼓動だけが聞こえた。 つづく。(かもしれない) ドラクエじゃねえな。
287 :
Mr.名無しさん :2005/06/27(月) 09:01:31
激しくGJ。いやぁ面白いよマジ。続き期待してまつ。
>>◆fpFX/Rxv3A氏 GJ!! 変化球で驚いたけど面白いw 続きワクテカしながら待ってます。
>>273-275 、
>>279 ありがと。元ネタ二つが好きで書き始めたんで共通してるそこははずせないと思って。
つっこまれるのは覚悟してた。
◆fpFX/Rxv3Aさん、新作頑張ってくださいアル。期待してるニダ。
賢者ドクオLV18 レベルアップですぜあんたも成長したもんだ編
結局ちーこが冷たいのは俺にだけだった。
ちーこは才能があるらしくみるみると成長していった。
俺はさとりの書を使って賢者に転職した。神も信じないのになにが賢者だ。笑える。
賢者に転職して呪文をどんどん覚えていってもあいかわらず炎系以外の呪文は下手だった。
ゴリにイジメられると心配したがゴリはちい姉が死んで以来イジメなくなった。
せいぜいパシリにされるくらいだ。
オーブというものを集めることになり俺の生まれた村にも立ち寄ることになった。
旅立って十年が経とうとしていた。
賢者ドクオLV22 俺の生まれた村は寂れていた。 もともとそうだったが夕暮れ時の村を見てるとまるで廃墟に見えた。 俺は別行動をさせてもらい記憶を頼りに自分の家に行った。親父がいた。 俺が誰だか分からない様だったが荷物持ちだった俺がゴリの酒を見せると喜んで家に招いた。 家の中も荒れ果てていた。親父は台所で一杯やっていた。 俺も付き合い、飲み会は夜まで続いた。 しばらくして俺は眠ってしまいふと真夜中に目覚めた。親父も熟睡していた。 それを暫く眺めていると俺の中で昔の記憶がよみがえりどす黒い感情が目覚めていくのを感じた。 俺はラリホーを唱えた。俺はラリホーを唱えた。 俺はザキを唱えた。 しかし親父にはきかなかった。俺は急に怖くなりそこから逃げ出した。 宿に戻ると仲間達はまだ起きていてグリーンオーブを手に入れていた。 そして早朝俺は仲間をせかすと急いで生まれ故郷から立ち去った。
賢者ドクオLV30 ちーこが武道家に転職したいといってきた。 ちい姉の残した黄金の爪をつけてバラモスを倒したいと。 俺達は話し合い回復が弱くなるが3人いるし大丈夫だろうということで賛成した。 それからレベルアップに励んだ。みんな強くなった。 ちーこは武道家の才能もあったらしく素早い攻撃、回復に活躍した。 キザ夫は地球のへその試練を一人で成し遂げた。ゴリはボス戦で活躍した。 特にボストロール戦が凄かった。俺はゴリの姿の鬼を見た。 4回連続で会心の一撃をだし、ボストロールよりボストロールだった。 ちーこが終わったあとへこんでいたので俺はポンポンと肩を叩いた。 ちーこは「さわるなキモい」と返した。('A`) 旅立って十数年が経過しており後はバラモス城に乗り込むだけになった。 その時突然俺に異変が起きた。…魔法が使えなくなったのだ。 ノシ
続き求む
くさったしたいドクオlv5 おれ、くさったしたいのドクオ みんなからはスミスってよばれてる なんでかはしらない おれ、くさってるからうまくしゃべれなくてキモイとかいわれてる でもスライムナイトのピエールとはともだちだ あいつ、すげーいいやつ こないだもクックルーにとられためだまとりかえしてもらった おれがもたもたしててもまってくれる とてもいいやつ それに、かぶととるとイケメンなんだ おれも、あいつみたいになれたらな
くさったしたいドクオlv5 きょうもくらいちかろう(ってピエールがいってた)をあるいてた そこにクックルーがきた こいつ、いつもおれをキモイっていじめるんだ どうしよう はやくかくれないと ク「おい、ドクオ」 みつかった ク「お前こないだピエールに助けてもらったからって調子のってんじゃねぇよ」 こわい こわい どうしよう ク「おい、ちょっと目貸せよ」
くさったしたいドクオlv5 こわくてことわれなかった ことわったらまたくびがはずれるまでつつかれるから おずおずとめわたしたら、クックルーがそれとおくへなげたんだ ク「ドクオにめなんていらねーんだよ」 っていってなげたんだ おれ、なきながら(めかたほうないけど)めがとんでったほうはしった あれないとますますキモくなるし、めがないとみえないから クックルーがうしろからつついてきたけど おれめがだいじだからはしった そしたら かれらにあったんだ
くさったしたいドクオlv5 ひとりはむらさきのターバンまいてた もうひとりはみどりのかみだ もうひとり・・・スライムだ なんでいっしょにいるんだろう ってギモンにおもってたらみどりのかみにきりかかられた のこってるほうのめでクックルーがにげていくのがみえた みどりかみはけんをおもいっきりふりあげてる おれ、なにもしてないのに めさがしてるだけなのに なんでだよ
297 :
Mr.名無しさん :2005/06/28(火) 10:30:29
ツヅキマダー?
こういうの個人的にかなり好きだ。
>>292 、
>>297 ありがと。今日で大体終わりです。
魔法使いドクオLV37 ボス編
いや正しく言うと魔法が使えなったのではない。
僧侶の呪文だけが使えなくなったのだ。
最初は二、三日寝れば治るだろうと思っていたのだが一向に治る気配がない。
原因を考えると思い当たる節が多すぎた。神を信じなかったせいか、
親父を殺そうとした罰か、きえさり草をあんなことに使ったせいか…。
何かの呪いかもと言うとちーこが「元々呪われてるみたいなもんじゃない」と答えた。('A`)
久々に仲間の冷たい視線を感じた。話し合いが行われた。
結局俺はパーティーを外される事なくバラモス城に突入した。
バラモスは強かったが俺達も頑張った。
回復はキザ夫とちーこにまかせゴリと俺は攻撃に専念した。
特に俺が覚えたメラゾーマはバラモスが放ってくる同じやつより強かった。
何発打ち込んだか忘れた頃バラモスはついに倒れた。
世界に平和が訪れた。
魔法使いドクオLV37 俺達は最初にピラミッドの前に報告に行った。俺はちい姉が眠るには大きすぎる墓だと思った。 俺は泣かなかった。みんな感慨にふけっていた。風だけが音を立てて吹いていた。 アリアハンに戻った俺達はみんなに祝福された。盛大なパレードが開かれ、 ちーこもこの時ばかりは握手してくれた。('∀`) その後城でパーティーが開かれ恩賞が与えられた。当分楽して暮らせそうな額だった。 俺はほとんどをかーちゃんにあげた。久々に会うかーちゃんはなんだか小さく見えた。 俺が親父のことを言おうか迷っている時突然声が響いた。 ゾーマの声だった。かーちゃん俺の旅はまだ終わりそうにないです。
魔法使いドクオLV39 僕は今のゴリの部屋にいる。 下の世界の、リムルダールの、宿屋の、ゴリが泊まっている部屋に、だ。 隣にはゴリが眠っている。…落ち着け、落ち着くんだ、僕。いや、俺。 昨日の出来事を必死に思い出そうとする。ガンガンと頭が鳴っている。 えーっとなんだっけ?太陽の石?雨雲の杖?ルビス?虹のしずく? いやそんなのはどーでもいいことだ。…ああだんだん思い出してきた。 下の世界の冒険を終え後はゾーマ城へ行くだけになった俺達は、 最後の夜をリムルダールですごしていた。 みんな心なしか、はしゃいでいてゴリが酔っ払って俺に絡んできた。 ゴリ曰く俺が魔法を使えなくなったのは童貞が関係してると。 なぜゴリが俺が童貞だと知っているのかわからなかったが、俺は必死に否定した。 いつもなら適当に話をあわせ逃げるのだが、その夜は深酔いしてたらしい。 その後の記憶がない。ここにいてもしかたないので俺は朝飯を食べに食堂へ行った。 しばらくしてゴリもやってきた。二人とも黙々と朝飯を食べる。 希望的観測で昨日何もなかったかもしれない。 それにこうやって黙ってるとゴリもかわいく見える、かもしれない。 その後先に精算をすませにいった。宿のおやじが話しかけてきた。 「ゆうべはおたのしみでし、たわば!?」ゴリの左が炸裂した。伝説の左だった。 おやじは顎にきれいにもらうと頭をグラグラさせ白目をむき、そして伝説へ旅立った。 ゴリは俺のほうを向きゆっくり肩を叩いた。「わかってるな?」俺はガクガクとうなずいた。
魔法使いドクオLV40 その後のことは記憶にない。今度は酒のせいではないが。 ふと気が付くと俺はゾーマ城にいた。先に進むと誰かがキングヒドラと戦っていた。 変態だった。変態筋肉パンツ男だった。俺はその顔に見覚えがあった。 アリアハンに来た日に民衆に歓声を送られて街を出て行った人だ。 「何してんだよ、親父」キザ夫が呟いた。そうか、こいつも苦労していたんだな。 俺はキザ夫がキザ夫になった訳が少しだけ分かったような気がした。 結局パンツ男は敗れた。何しに来たんだこの人は。 一応フォローしとくと後のキングヒドラ戦はこの人のダメージのせいか楽勝だった。 俺達は先に進み遂にゾーマと対決した。
魔法使いドクオLV41 ゾーマはラスボスだけあってさすがにやばかった。 手下を倒した後一進一退の攻防が続いた。強烈な一撃、いてつく波動、そして全体攻撃。 しかし俺は不満だった。なにが得意気な顔してマヒャドだ。そうじゃないだろ。 ゾーマというくらいだからメラゾーマを使うべきだろう。父さんガッカリだよ。 よーしパパが本物みせてやるぞーと前に出た時だった。 調子に乗って前に出すぎた。ゾーマの一撃が俺を襲う。 やられる。そう思った瞬間ゴリが俺を庇って突き飛ばした。 ゴリはゾーマの直撃を喰らいぐったりしたまま動かなくなった。 最強の盾を失った俺達はたちまち劣勢に立たされた。ゾーマの猛攻に回復が追いつかない。 俺がしっかりしてれば。回復が使えたなら。ピラミッドの二の舞はもういやなんだ。 俺は祈った。そして唱えた。 「ザオラル!ベホマラー!ベホマ!ベホイミ!ホイミ!」 「みんな。ちい姉。神様。俺に力を!ホイミホイミホイミホイミホイミホイミー!」
賢者ドクオLV41 急速に力が戻っていくのを感じた。祈りが通じたのだ。 それどころか前は使えなかった高度な回復呪文まで使えるようになっていた。 ゴリは動いていないみたいだったが俺達は最後の力でゾーマを攻撃した。 ついにゾーマは崩れ落ち今度こそ本当に俺達の旅は終わりを迎えた。 みんな顔を合わせうなずく。俺は唱えた。 「ザオリク!」 エピローグへ ノシ
>>238 ◆Q9Q/yHfrkI
激しくGJ!そして乙!
魔法が使えなくなったときはどうなったのかと思ったけど、
面白い展開w
エピローグまで後少し。ワクワクテカテカ(AA略
ドクオとゴリのハッピーエンドだな
307 :
Mr.名無しさん :2005/06/28(火) 18:21:43
イカッタイカッタ。
308 :
Mr.名無しさん :2005/06/28(火) 21:21:28
乙
309 :
Mr.名無しさん :2005/06/29(水) 11:03:14
続きまだかなぁ??
310 :
Mr.名無しさん :2005/06/29(水) 15:56:25
あと数時間で
>>304 のカキコから丸一日たちますが。
まだかねぇ?
魔法使いドクオLV41 エピローグ 最後の戦いから3年が過ぎた。上に帰れなくなった俺達はしかたなく下の世界で暮らしている。 ゾーマにこっ酷くやられていた下では上と違って恩賞が雀の涙ほどしか出なく、 俺は仕方なくリムルダールでインチキ占いをして日銭を稼いでいる。 こんなのでも何故か結構あたると評判らしい。 キザ夫は王様に上手くとりいって貴族の地位を手にし、この地の復興に頑張っている。 昔から口が上手かったあいつらしい。 ちーこはみんなに内緒でキザ夫と付き合ってたらしく、しばらくして結婚した。 キザ夫の奴め二人とも付き合いやがって、いい趣味してる。こんちくしょう。 最近キザ夫が忙しくて構ってくれないのか時々俺のところに愚痴をいいにくる。 やっと俺とは普通に話してくれるようになった。('∀`) ゴリは……………。 ゴリは生き返らなかった。
魔法使いドクオLV41 俺が僧侶呪文を使えたのは一時的なものらしくあの後は再び回復できなくなっていた。 それほどまでに魔法使いの呪いというのは強烈だったらしい。 キザ夫やちーこ、町の神父が生き返らせようとしたときにはすでに手遅れだった。 俺は神様がいるとしてもそれはとんでもなく意地悪な神様だと思った。 キザ夫の親父とゴリは一緒に葬儀されることになった。 火葬場は別の葬式の人も沢山いた。平和が訪れたといえゾーマの残した傷跡は大きく、そして深い。 俺とキザ夫は暇を持て余し子供の頃の話を沢山した。ろくな思い出がなかったが今となっては笑って話せる。 「そういや、昔教会の隅の物置小屋でボヤ騒ぎあったじゃん。あれ犯人、俺w」 「やっぱり?そうじゃないかと思ってたよw」 「ちょwwwwまてwwwww。あのね、魔法の練習してたら暴発しちゃってね、あの炎はきれいだったねw」 「ちょwwwwwおまwwwwww。」 そんなくだらない話をしているとちーこが呼びにきた。準備ができたらしい。 最後の別れに俺はゴリの棺にお守りだった薬草を入れた。ゴリが無事ちい姉のところにいけますように。 「あ…、それ…」キザ夫もちーこも薬草をとりだした。なんだみんないっしょだったのか。 カーン、カーン、カーンと鐘が三回なり響いた。時間だ。 僕は静かにメラを唱えた。 −THE END−
>>305-310 ありがと。最初に断っていたけど最後ちょと鬱になてゴメンね。
元スレが好きだったから書き始めたんで、タイトルをネタに絡めたくて。
冒頭と最後は一番初めに決めて、それにネタや伏線を骨組みしていって、
それぞれの部分に言葉の肉付けをしますた。
肉付けが一番苦手だったけど、あんまり慣れない事はやるもんじゃないね。
314 :
Mr.名無しさん :2005/06/29(水) 18:03:01
すごく楽しませてもらったよ。ありがとう。次も期待。
>>238 ◆Q9Q/yHfrkI氏
お疲れ様。
とても面白かった。書いてくれてサンクス。
最後が鬱でも、物語としてのクオリティは高くて楽しめました(´д`*)
GJ!!
ここはほめるだけだから、もう少し批判もしたほうがうまくなるよ。
◆Q9Q/yHfrkI氏 お疲れ様。次回作に期待してます。
>>286 のつづきから。
ドクオの過去。ジパング攻略戦の話です。
黒い甲冑に包まれた兵士達の弓矢に火がともる。 無言にも関わらず、いっせいに矢が放たれた。 それを合図に、前進を開始した。 (門が開くまでは任せるかな・・・サマンオサのお手並み拝見といこうか。) ドクオは先頭にたたず、ゆるやかに騎馬を進めた。 ジパングの兵士は夜襲に慌ててるようだが、すぐに反撃にでた。 無数の矢が飛んできた。 ドクオは盾を掲げながら防いだ。 黒い甲冑の兵士にはほとんど効いていなかった。 隊列は崩れず、何事もないように門を破壊して侵入した。 (強いな・・・だが・・・抵抗も弱いような・・・) ドクオは門が開き、城内で戦闘になると、騎馬を進めた。 混乱する敵を捨て置いて、真っ先に中央神社を目指す。 盗賊団の味方も各方面からの突破に成功したようで、すぐに神社付近にやってきた。 神社の守備兵との小競り合いがはじまった。 ドクオ隊は馬から降りて、神社の中にはいった。
隠し階段の入り口をすぐに探し出す。 ドクオ隊は、無言のまま階段をくだっていた。 地下2階・・・3階・・・どんどん進んでいく。 (ずいぶん深いな・・・しかも敵がでてこない。) やがて、最深部に到達。ずいぶんと暑かった。 洞窟につながっていて、通路には松明の明かりが灯されていた。 ドクオは目をこらして先を見る。 (やれやれ・・・トラップは無さそうだが・・・) ドクオが耳を澄ませ、上の音をきく。戦闘が一段落すればすぐに援軍がくるはずだ。 トラップの無い以上、無理にすすむ必要はないと判断した。 しかし、サマンオサの黒騎士は無言のまま前へと進んでいく。 (部下じゃないのねぇ・・・) ドクオも距離をおいて、しぶしぶついていく。 洞窟の先には広い空洞があった。そこには祠がある。 それを囲むように溶岩が流れていた・・・。
「メダパニ!」 どこからともなく呪文が聞こえてきた。 ドクオは頭がくらくらするのをなんとか抑えた。 (あれは・・・鬼面導師か・・・) 黒騎士には通じてないようだった。 真っ先に突っ込むと、鬼面導師を切り捨てた。 (頼もしいねぇ・・・) しかし、ドクオの部下の一人は混乱したままだった。 何かを叫びながら剣を振り回す。 ドクオはそれをよけると、蹴りをいれた。部下はふっとび気絶した。 (これで3人・・・) もう一人の部下は頭を抑えながらも、冷静さを失ってないようだ。 敵がいなくなると、黒騎士は固まったままだ。 (不気味なやつだな・・・)
ドクオと部下は祠の解読をすすめる。 この先にオーブがあるのは、間違い無さそうだった。 そして祠のトラップを作動させる。これで終了か・・・ すると溶岩が輝きを増し、動き出す。 やがて人型になった。 1体、2体・・・どんどんできてくる。 (あらら・・・これはまずいねぇ。) 黒騎士は目を光らせると、すぐに溶岩魔人に攻撃を開始する。 溶岩魔人をどんどん切り捨てる。強かった。 (こんなやつが300人ですか・・・) しかし、いくら強くても数がちがう。 やがて溶岩魔人の前に黒騎士は崩れ去った。 鎧と兜が崩れ去ると、中には何もはいっていなかった。 (操り人形か・・・なるほど)
ドクオは部下に指示をした 「一時撤退をする、ここより神社まで走るぞ。」 部下はうなずくと、気絶したもう一人を無視して走り出す。 ドクオが振り返ると、気絶した部下は溶岩魔人に抱かれて炎上していた。 (どちらの後ろにも、強い呪術者がいるのは間違いないようだな・・・) そんなことを考えながら、来た階段を上っていく。 ドクオが神社まで生還すると、仲間の盗賊とサマンオサの兵士で戦っていた。 いや、サマンオサの兵士に一方的にやられていた。 (地下まで案内したら、用済みですか・・・) ドクオは黒騎士の強さを知っている、戦闘を交えずに逃げることにした。 馬はすでに絶命していた。 部下も途中までついてきたが、やがて戦闘に命を落とした。 ジパングの首都は燃えていた。 黒い騎士団は平然と地下へと降りていく。 (化け物同士の戦いか・・・興味はあるが・・・)
ドクオは城門より外へ出ようとした。 町の人影はすくなかった。あらかじめ襲撃を予言して逃げたか。 町に残った何人かの死体がころがっていた。 ドクオは死体を踏み越えて進む。 死体にしがみついて、泣いている子供がいた。 かつての自分。みなれた光景。繰り返される悲惨なできごと。 ドクオはその子をひょいと掴むと抱えて逃げた。 孤児を育てるのは、盗賊団の伝統だった。 その時には深い意味なんかなかった。 森の中にはいり、山の中腹まで逃げた。追ってはこなかった。 木に登り、町の様子をうかがう。 炎上してる神社の中から、巨大な生き物がでてきて炎を吐いている。 (・・・いにしえより伝わる魔物・・・ヤマタノオロチか・・・) ひどいことに巻き込まれたものだと考えた。まったく話が繋がらなかった。 世界が混沌として、魔王バラモスが復活しようとしてるなど、そのときのドクオにはわからなかったのだ。 ドクオは子供と一緒に、隠れ屋についた。食事を無理やり流し込むと寝た。 子供も泣きつかれたか、寝入った。 悪夢のような一夜が終わった。
まで。
毎度、お疲れさまです。 いつもワクワクテカテカで読ませていただいてます。 これからも期待して読ませていただきます。頑張ってください。
乙。続きまってるぞ。 つーかこれがドクオなのかw
お疲れ様 朝からいいもん読んだ俺は勝ち組
マジで面白い!乙です!
329 :
Mr.名無しさん :2005/06/30(木) 16:58:52
ヽ('∀`)ノ
330 :
Mr.名無しさん :2005/06/30(木) 19:18:01
全て1から読みました!皆さんGJ!!
331 :
Mr.名無しさん :2005/06/30(木) 20:50:34
「提案」 職人さんがたへ。連携をとった合作をつくってみませんか? イメージとしては、職人さんが1人1キャラを担当。 同じ場面をそれぞれの視点で書いていく。 勝手に設定がかわったりして、人間模様が面白そう。
全員ドクオなの?
自分の書きやすい設定のキャラでいいんじゃない。 だれもドクオがいないのもなんだけど。 やりながら試行錯誤してけばいいとおもうよ。 (場面1)アリアハンで討伐隊の募集がかかった。それをみたそれぞれの反応 ドクオ遊び人◆トリップ ドクオは看板の前でたたずんでいる。 『銅の剣と50Gか・・・しけてるなぁ』 暇だしやることのないドクオは、集合場所のルイーダの酒場に向かった。 みたいな感じで、どんどんレスから発展していければなぁ。
335 :
Mr.名無しさん :2005/07/01(金) 00:32:20
誤爆
337 :
Mr.名無しさん :2005/07/01(金) 11:52:25
おもしろそう
338 :
Mr.名無しさん :2005/07/01(金) 20:14:54
悪くないアイデアだな やってみたい
339 :
Mr.名無しさん :2005/07/02(土) 00:13:44
職人さ〜〜ん。どうした〜〜。
この提案ってさ、始まっちゃうと自分の好きなように作品が投下し辛くならないか? 他の人が入る余地とか考えないといけないし、自分だけ関係ないモノ投下するのもどうかってことで。 だから職人さんは下手に手を出せないでいる。 ・・穿ち過ぎかな
参加しなきゃいけない雰囲気に逃げたくなるにドクオ一匹。 こーゆーのは大概グダグダで直ぐに自然消滅する。寂れというオマケ付きで。
自分の思った通りに書けば良いと思った
翌朝、ドクオは目がさめると子供は起きていた。 昨晩は暗くてよくわからなかったが、まだまだ幼い女の子だった。 名前を尋ねても、何を質問しても、答えてくれなかった。 無言のまま、何かを押し殺すように食事をとっていた。 ドクオはとりあえず生き残ったものが集まるだろうと、盗賊のアジトに向かった。 女の子はドクオの服をつかむと、ついてきた。 しばらく歩くと疲れたのか、うずくまってしまった。 しかたなくドクオはおんぶをして連れて行くことにした。 (やきが回ったかな・・・) なれない自分の行動にちょっと驚いた。 アジトは・・・なくなっていた。 粉々に破壊され、焼き払われていた。 犯人は考えなくてもわかった。 サマンオサが証拠をすべて隠滅しようとしたのだろう。 宝物の隠し部屋は見つかっていなかった。 (戦闘は強くても脳みそがはいってないから、僕らが必要だったのか・・・) ドクオはそこから装備を新調する。 身かわしの服に、はやぶさの剣。 『はやぶさの剣。世界に散った7つの武器のひとつ。 使い手の速度を倍にする。その分負荷がかかるため、使いこなすのは難しい。 他にも、いかずちの杖、草薙の剣、黄金の爪・・・などがある。民明書房』 速さに重点を置くドクオには最適な装備だった。 貴重品のため、ドクオが使うことが許されなかった武器と防具だった。 それから、いくらかのゴールドをもらうと、ドクオは部屋をまた隠した。
すると、物陰からあの黒騎士二人がでてきた。 無言で剣を振り下ろしてくる。ドクオはひらりとかわす。 (いいねぇ・・・とても軽い。だけど・・・僕、今機嫌悪いよ。) ドクオははやぶさの剣をふる。剣先が見えないほど速い。 風を切る音だけがする。 切り結ぶこと数合。二人相手に余裕だった。 ドクオは両者の右手を切り落とした。切れ味もするどい。 剣がなくなれば、ただの鎧にすぎなかった。 ドクオはそれぞれの首の隙間に剣をいれて、切り落とした。 やはり中身は空洞だった。 それからバラバラにして、遠くに放り投げた。またくっつかれてもやっかいだ。 ふぅ・・・っと息を吐くとドクオは考えた。 アジトが無い以上、すこし旅をするしかなかった。 女の子を預ける場所がない。子供連れの旅をするかと思うとうんざりだった。 「ついてくるかい?」 ドクオはなんとも情けない顔だった。答えに関わらず捨てるわけにもいかなかった。 すると子供がはじめてしゃべった。 「ほら。笑って。笑えば幸せはきっとくるから。」 そういって、無理に笑顔をつくっていた。
ドクオは驚いた。訊けばママとパパの口癖だったという。 「いい言葉だね。うん。笑おう!」 そういって二人で、バカみたいに笑って、そのあと一緒にわんわん泣いた。 ジパングを渡り、ダーマ神殿でドクオは転職した。 もう不幸は作りたくなかった。この子に本当の笑顔がもどってくるように。 この子ような子が増えないように、世界中がもっと明るくなるように。 これから生涯かけて、笑顔をつくろうと決意した。 ドクオははっきりと声にだしていった。 「僕を遊び人に転職させてください!」 女の子はその様子を見て笑ってた。 (ほら。笑って。笑えば幸せはきっとくるから。)
まで。
GJ!!
どうした?笑えよベジータ
凄いな、俺もこんな男に憧れる
熱いなぁ
>>343-347 GJ!
ストーリーが自分の書こうとしてたのに類似してたのにはびっくりしました。やっぱ漏れが書くよかすげぇや
>>331 面白そうな案ですが、もし本当にやるとするなら別にスレを設けたほうが吉かと思います。
あと、職人さんが書いたあとに書いた職人さんが次に書いて欲しい職人さんを指名するシステムにすれば被る事もなくなるかと。
始めるならまずはメンバーを揃えてやらないと、ですね。もしやるなら自分はフィリアはソフィアと被るのでシーナでやらせていただきますw
354 :
Mr.名無しさん :2005/07/02(土) 16:41:40
>>346 あれ?なんでだろう目から水が
水不足のはずなのに・・・
ちょっと雑談していい?
ドゾー
いたいた。こんばんわ。 えっと、諸事情により連載?をあと一回で中止します。 それで、誰かに書いて欲しいのだけど、どうですか? いないようなら、ラフだけ載せてしまおうかと思ってます。
359 :
Mr.名無しさん :2005/07/02(土) 22:26:43
360 :
Mr.名無しさん :2005/07/02(土) 22:26:57
340
361 :
Mr.名無しさん :2005/07/02(土) 22:27:07
,,-‐''""''ー--,-
>>1001 遅いんだよバカ、とっとと次スレ立てろ(プゲラ
.|""" ||
>>999 何が1000だ、寝言は寝てから言え
::::::::::::::::::::::::::: | げ と .||
>>998 体臭が回線を通じて匂ってきてるぞ(w
::::::::::::::::::::::::::::::: | 1000 っ .||
>>997 糞レスしてる暇あったら今日の寝床探せ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ,ノ""""'||
>>996 お前はハンバーグの材料な
:::::::::::::::::::::::::::::::::: | ,/""" .|| .
>>995 深夜に空き缶拾い集める癖を直せ
:::::::::::::::::::::::::::::::::: """" .|| .
>>994 以下は人生やりなおせ
/ )
/ /||
/ /.
( ( /⌒ヽ
ヽ ヽ⊂ ̄ ̄ ̄⊃ <ぐわっはっはっは!!!!
\\(´∀` ) n 毒男板は永遠に不滅だ!!!
ハ \ ( E)
| /ヽ ヽ_//
>>340 なるほどね。それとは関係ないけどね。
明日。まとめてみます。おやすみ。
>>358 諸事情ってのが気になるが…
もともと◆fpFX/Rxv3A氏がフカーツするまで続きを書こうとしてた自分でよければ書きますが…でもやはり貴公に書いてほしい。文才があるのにもったいない。
たんに忙しいだけならフカーツするまで漏れは待ちますよ。どうか検討を。おやすみなさい
>>346 の続きから
ピラミッドの窓から真っ赤な大きな夕日がさしこんできた。
棺の上で並んで座っているソフィアの目には涙が流れていた。
ドクオは少し遠くを見るような目をしていた。
「・・・それから女の子はどうしたの?」
涙もぬぐわずに、ソフィアはたずねた。
ドクオは今いる場所を思い出したように、ソフィアに振り向いた。
ドクオがハンケチを差し出す。
ソフィアがそれを受け取ると、小さな万国旗がつづく。
芸の細かさに思わず、ソフィアが笑う。
「姉御も笑っていたほうがいいですよん。」
ドクオはソフィアが涙を拭くのをまっていた。
「今はアッサラームで踊り子の卵をやってます。」
元気にがんばってるはずだった、そういう約束をしてきたのだから。
ここまで話をすると、ティアの叫び声が聞こえた。キャーキャーいっている。 ソフィアもドクオをも剣を握り立ちあがる。 勇者がギラを唱えてるのが聞こえた。 部屋の中にはティアが先にはいってきた。 目には涙を浮かべている。 「ミイラ男。。。怖いよ。。。」 続いて、勇者が部屋に入ってきた。 4人がそろった。ミイラ男もぞろぞろとついてくる。 勇者の息が切れている。 代わりにソフィアが廊下にでて、ミイラ男を切り捨てた。 「いよーう。ひさしぶり。」 ドクオが声をかけると、勇者はほっとしたように笑った。 「ここが最上階で、その黄金の爪をとるとこの棺からボスがでてきます。 ところでガイア、魔法の鍵はとれましたか?」 勇者は、にやりとわらって、ポケットから鍵をみせた。 言われたとおり童謡の歌にしたがったら取れたそうだ。 一呼吸すると、ティアは勇者にホイミを唱えようとした。 しかし、呪文はかき消された・・・ 「え?どういうことぉ・・・?」 ティアは驚いている、呪文が使えなければただの女の子にすぎない。
「呪文が唱えられないように、魔方陣の中にいるのでしょうね。」 ドクオの冷静な解説に、勇者もティアも驚きを隠せない。 ソフィアが剣を構えた。後列でドクオはティアを守るように配置した。 勇者が黄金の爪をとる。 すると、壁が光り始めて古代文字が浮かび上がる。 「なんて書いてあるんだ?」 みんなが疑問をもつと、ドクオがすらすらと読んだ。 「王様の財宝を荒らすのは誰だ、われらの眠りをさまたえるのは誰だ。」 一同が感心している。ドクオは使い慣れない剣をにぎっている。 できれば戦闘は任せたいなとおもっていた。 勇者とソフィアは剣を構えて棺にむかっている。 すると、壁がこわれてマミーがでてきた。それも2体。 つづけて、棺がゆっくりと開き出した。 「うわぁ・・・あたしもう・・・だ・・め・・・」 僧侶のティアは気絶した。
不意を食らった勇者とソフィアはマミーと対戦している。 棺が完全に開くと、中から巨大な兵士がでてきた。黄金の仮面をかぶっている。 身長は2bをゆうに超えている。両手には分厚い長い剣がにぎられている。 勇者もソフィアも、マミーを切り捨てた。 体勢さえ持ち直せば、今の彼らの敵ではなかった。 黄金の騎士と切り結ぶ。二人がかりでも苦戦していた。 でかいわりに速い。分厚い剣は、盾でふせいでもバランスを崩した。 よろめいたソフィアの頭に、したたかに剣が振り下ろされる。 兜ははじきとばされた。ソフィアは軽い脳震盪を起こしてその場に気絶した。 勇者はその隙に、化け物の左腕を切り落とす。 でかい長い腕が地面に落ちた。 化け物は雄たけびをあげる。勇者の足元がすくんだ。 口から炎を吐き出す。勇者条件反射のように盾で防いだ。 しかし、次の一撃で吹っ飛ばされて、したたかに壁に頭を打ちつけ気絶した。 化け物は続けて、ドクオをにらむ。 叫び声とともに、切り落とされた左腕を拾い上げてくっつけた。 (やれやれ・・・) ドクオはしかたなく、使い慣れない長剣を構えた。 ひさしぶりに血が滾った。緊張の中、心臓の鼓動は心地よい。 (昔話をしたせいかな・・・妙に楽しい。) 【未完】
までです。 わっ9ね ◆iHiidBohH2様が書いてくれるそうなので、あとはお任せします。 諸事情を説明するのも難しいけど。とんずらです。書く情熱が・・・orz 気楽な1読者に戻ります^^ イシス編のラスボスは本来いないんだけどね。なんとなく書いてたらでてきた。ごめんよ。
369 :
Mr.名無しさん :2005/07/03(日) 12:06:23
長編いくつもお疲れ様。 一名無しに戻って、マターリしてください。 本当にお疲れ様でした。ノシ
>>368 長い間お疲れ様でした。
正直、残念な気持ちでいっぱいですが、疲れてるのに無理に書かせて作品がグダグダになってしまうよりは、賢明な判断だと思っています。
これからはわっ9ね氏に任せて、ゆっくり休んでください。
>>わっ9ね氏
ワクワクテカテカして続き待ってます。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と_)_) +
371 :
Mr.名無しさん :2005/07/04(月) 10:50:45
GJです!俺も正直残念ですが。乙です〇┓
代筆です。
>>367 の続き
(昔話をしたせいかな・・・妙に楽しい。)
ドクオは無意識に鼻歌を歌っていた。それに気付いてか、化け物は雄たけびを張り上げる。
(あらら・・・怒らせちゃいましたか)
化け物は剣を振りかぶると、巨大な体に不似合いのその俊敏さでドクオ目がけて飛んでくる。
(速いな・・・だが)
ドクオは構えたまま僅差でひょいと避けると、長くて巨大な腕を切り落とした。そして寸座にその左腕を拾いあげると遠くへ投げ捨てる。
かつての熟練した盗賊であるドクオにとっては容易い事だった。化け物のスピードを遥かに凌駕している。
化け物は口に炎を蓄めていた。
「芸がないな・・・ワンパターンすぎてつまらない」
ぼそっと吐き捨てると・・・飛んだ。宙高く舞い上がり剣先を化け物の頭に突き刺すとそのまま黄金の仮面ごと真っ二つに両断した。
「・・・安らかにお眠りください」
そう言い残すと・・・切り刻んだ。所謂、剣の舞。化け物は跡形なく消え去った。
鏡張りの壁に自分の顔が映し出される。まさしくそこにあるのはいつもヘラヘラ笑っているドクオではなく、鬼のような形相の道化師だった・・・。
たちまちここまで。
>>368 ボスがいるって設定だけにどう繋げようと迷いつつこんな感じになりました。これでよかったかな?
いっきにうpできなくてスミマセン…orz
374 :
Mr.名無しさん :2005/07/04(月) 22:07:53
GJ 他の人が書くくらいなら・・・って思ったけど、よかった。期待してます!!
375 :
Mr.名無しさん :2005/07/04(月) 22:10:11
布にシュシュッとバシルーラ
アク禁に巻き込まれて遅くなったけれど・・・('A`) >>◆fpFX/Rxv3A氏 どうもお疲れ様でした。 これからはマターリお楽しみください。 本当に今までお疲れ様でした。 >>わっ9ね ◆iHiidBohH2氏 乙です! どうなるかなと思ってましたが、とてもGJ!! 続きモワクテカしながら待ってますw
377 :
Mr.名無しさん :2005/07/05(火) 10:10:24
ツヅキ マーダーカー?
378 :
Mr.名無しさん :2005/07/05(火) 17:40:00
遅くなりましたがGJです〇┓ 代筆難しいと思いますが頑張ってください
>>372 の続き
しばらくドクオはその場で立ち尽くしていた。チッ、と舌打ちをし、剣の柄で何度も何度も鏡張りの壁を叩きつける。
かつて鬼の子と呼ばれていた記憶が蘇る。そんな自分が憎くて、嫌いだった。ドクオが戦闘を避けたがるのは、そんな自分を誰にも見られたくないから・・・かもしれない。
ふっ、と脳裏に誰かの声が駆け抜ける・・・
「ほら。笑って。笑えば幸せはきっとくるから。」
ドクオの目から涙が溢れ出た。あの日以来、人間としての感情を忘れかけてた自分。きっとこの台詞はドクオ自身にも言い聞かせていたんだと思う。
(こんなことにも気付かなかったのか・・・)
次第に笑みがこぼれる。心の底から笑えてるのも久しぶりだった。
(さて・・・)
と、ドクオは剣をしまうと手を叩きながら駆け回り、大声で叫ぶ。
「皆さ〜ん、いつまで寝てるんですか〜?起きて起きて!」
最初にガイアが目を覚まし、ティアが起きて・・・ティアはドクオのあまりの滑稽さに吹き出してしまった。つられてガイアも笑う。
ソフィアは目を覚ましつつもツラそうだ。ドクオはソフィアの兜を片手で拾うと、もう片方の手を差し伸べた。
「大丈夫ですかぁ?」 ソフィアは照れ臭そうにドクオの手を借りる。 「ありがとう・・・あれ、化け物は・・・」 と、ソフィアは辺りを見回す。たしかに自分はさっきまで巨大な化け物と戦ってた・・・はずだった。しかしそれらしきものは何処にも見当たらない。 ドクオは首を傾げ 「はて?そんなのいましたっけ?きっと夢でも見ていたんですよ。」 と、ソフィアの兜を渡す。 「早く脱出しましょう。嫌な予感がする。」 たしかに何か音がする・・・何だろう?何かが崩れてるような・・・ 「ピラミッドが崩れてるよ!早く逃げないと!」 「きっと封印を解いたからだ・・・急ごう!」 ティア、そしてガイアが叫ぶ。ドクオたちは頷き、その場を去った。 やはりドクオが先陣をきって進む。トラップはわかっているけど一応・・・と言うことだった。ひょいひょいかわして、そのあとをソフィア、ガイア、ティアと続く。 これでも魔物は出てきていた。ミイラ男などに遭遇するときは決まってドクオが引き付け、ソフィアとガイアが切り付け、ティアは二人の回復に専念する。 ソフィアはドクオの後ろ姿に何かを感じていた・・・。 続く?
ここまで。イシス編はなんとか完成です。 書き出してはみたものの、もう既にいっぱいいっぱいです^^;携帯はツラいorz 続きは、記憶がうろ覚えなのでしばらくお待ちください。 ◆fpFX/Rxv3A氏、遅くなりましたが今までお疲れさまでした。いつでも復帰お待ちしています。むしろ今すぐにでも続きを(ry あと、暖かく見守っていただいてる方々、本当に感謝です。励みになります。
すげぇええ 携帯だったのかぁ。
383 :
Mr.名無しさん :2005/07/05(火) 23:46:53
◆Q9Q/yHfrkI氏 に続きを書いてもらおう。
>>381 乙!
なんか久し振りにワクワクしてます。
385 :
Mr.名無しさん :2005/07/06(水) 15:03:04
やっぱスリーはいいよな。
386 :
Mr.名無しさん :2005/07/06(水) 17:40:28
携帯ですか('A`)ますます乙です!
387 :
Mr.名無しさん :2005/07/06(水) 21:32:12
388 :
Mr.名無しさん :2005/07/07(木) 02:12:43
でも、なんだかんだ共同ぽくっていいんじゃないかな? 他の人続き書いてってほしい。
389 :
Mr.名無しさん :2005/07/07(木) 18:25:20
保守?
390 :
Mr.名無しさん :2005/07/07(木) 18:30:15
保守 ノ
391 :
Mr.名無しさん :2005/07/07(木) 20:39:29
リレミト
392 :
Mr.名無しさん :2005/07/07(木) 20:39:59
ラナルータ
もう長文は書けへんけど、ラフだけ置いておきますね。その後の遊び人みたいな感じです。 感動巨編の予定だったので、細かく設定してやきがまわった。 その後 ドクオが倒す。ソフィアにトラップの矢が刺さる。のろいの矢で、呪文で直せない。 イシスで休養。ソフィアとドクオの離脱。ドクオがイシスを笑わす。 勇者&ティアが先に出発。ロマリアをへて カザーブへ。 武道家のうわさを聞くがあえず。(武道家の過去の複線) ノアニールへ エルフと人間の愛のキューピッドをする。 ガイアとティアの考えが違う。それぞれが別の行動をとり、結果オーライになる。 この二人にも恋心が目覚めるエピソードを書く。 ソフィアは復帰するも、イシスで養生。ドクオが一人で出発。 ロマリアで勇者が北上したことをきく。ドクオはアッサラームへ先にいく。 途上で商人が襲われてるのを助ける。女商人が仲間になる。 アッサラームにて 救った女の子と再開。元気でやってる。ドクオの演技で集客。商人バカ儲け。 以前売ってしまった、はやぶさの剣とみかわしの服を買い戻す。 勇者達が合流。商人と別れる(イエローオーブの複線)
バハラタにてカンダダ戦。カンダダはドクオの元子分or上司設定。ナッパ的な強さを表現。 その足でダーマへ。ドクオは転職せず。ティアの賢者化。3人なので、もう一人仲間にいれるならこの辺で。 西に折り変えし、船ゲット。船の動力は魔力ならパーティでいいけど、帆掛け舟なら、もっと大勢必要だろう。そのへんの設定。 各オーブの話。 (イエローオーブ) であった商人が町をつくるのは時間的にいかがなものか。何年単位のはずだから、旅がそんなに長いのかどうか。なにかすっくりといく内容がほしい。 (ブルーオーブ) ランシールの一人旅。大地の鎧。そもそもなんで鎧に名前があるんだろうね。 背中に大地って書いてあるとか。まぬけだなぁ。このへんで、武道家さんがでてきてもよさそう。 (レッドオーブ) 女海賊だっけ。勇者の船と交戦とか。嵐で難破して助けてもらうとか (グリーンオーブ) なんか夜だけ復活する町だっけね。このへんも微妙よね。アンデット化してない理由とか 魂になってオーブを守ってるとか。オーブにそういう性能があるとか。だれかの故郷にして、話を深めるとか。 (パープルオーブ) 考えてもいないけど、ドクオの話につじつまの合うような展開。めっちゃでかくて、アフォみたいにつよいヤマタノオロチを表現。草薙の剣も表現してもらったりして、この辺から勇者が破格に強くなってく。
(シルバーオーブ) これって、いろんな話のまとまりだよね。幽霊船。ボストロール。オリビアの呪い。ガイアの剣・・・ 好きなを掘り下げたたらどうだろう、剣士と勇者の名前が一緒だしね。 オリビアののろいはかわいそうとか、どうとか以前に、まちがってポイントに入ると、長い音楽なってムカってきたのを覚えてる。サマンオサのボスがボストロールだよね。 この辺が黒幕で、バラモスの復活と関係させたりしてね。 そして、バラモス戦。初期の討伐隊もなんとかつかってやって。 どういうチームなのか、殺すなら適当に選ばないとね。 で、エピローグ 倒して幸せを表現。勇者とティアの恋とか、ドクオがまたいっかいの遊び人にもどるとか、ソフィアに実は子供がいるとか それから、転じて、平和になると列強が軍備を増強。戦争をはじめる。それを不安にみつめる勇者達。 やがて、プロパガンタとして使われるようになる。 大人になりつつある勇者は、人のあさましさを知る。 まとめようと、前線に立つ。何が正しいかわからない戦い。
ドクオはのんびりすごすが、招聘しようとする列強があらわれる。 いっぽうで暗殺されそうになる。ここで女の子死亡 ドクオ切れる。王様を暗殺しに行く復讐の旅。が、王様のとこにいくと、勇者に切られている。 何かがおかしい。 人の闇の心が魔物を生み出すのか 魔物が闇の心を生み出すのか・・・ ゾーマの最後のセリフの複線表現。 魔物の世界観の再構築。全体的に暗い人間の業。 んで、ゾーマの存在をしる。 バラモス城の穴から、異世界アレフガルドへ 勇者の心理は悪を倒しにいく正義というよりは、人間のあさましさから逃げるような感じ。
アレフガルド編 まずはラダドームへ。オルテガの消息をしる 王者の剣の作成の話。草薙の剣のままでもいいんじゃね。 光の鎧の話 なし。普通の鋼の鎧でいいんじゃね。 キングヒドラに襲われてる城の救援。オルテガ隊(単独ないほうが自然)と合流。倒してしまおう。 生き残った軍隊をつれて、ゾーマ城へ バラモスブロス戦で、勇者が瀕死。鎧が破壊。オルテガに守ってもらう。 鎧をゆずりうける(普通の鋼の鎧)→伝説の鎧へ オルテガ死亡。ゆえにパンツ。 バラモスゾンビ戦。 ティアのメガンテ。死亡。 VS ゾーマ 議論。ゾーマに勇者がこうして戦ってる間にも、人間は勢力争いや、軍備のしたくをしている。 王様や貴族はのうのうと贅沢をしている。 心当たりのある勇者。悩める勇者。正義とはなんだろう。 これをドクオが論破。(無理やり)。人々の笑顔ためという単純な回答。 戦闘へ、3人目が死亡(ソフィアか) ゾーマを倒す。 人の心に闇がある限り・・・ とゾーマの言葉に不安を覚える勇者。
エピローグ 歓喜。勇者はラダドームを継ぐ。城から町をながめる。 森を切り開き、海を制圧する、人間の限りない欲望。それに答えていく勇者。 各都市では、不満や反乱をくわだてるものもでる。 徐々に圧政になっていく。為政者としての勇者の成長。 ドクオは政治にむいていないといって、隠居。 勇者が自分の物語を発行。そこには、人間味のない完璧な勇者像 ソフィアの活躍。ティアへの愛情が別の形で表現。 ドクオが盗賊だったことも、強いことも書いていない。 ただ陽気な遊び人が描かれている。偽りだらけの伝説が語り継がれていく。 勇者が改変できなかったセリフ。それは何度も救われた言葉。 「ほら。笑って。笑えばきっと幸せがくるから。」 (これが真実の熱き悲しい英雄伝)
メモ 勇者の成長 まっすぐな青年→人としての成長→為政者としての人格 ティアの成長 乙女心と女心。教会の代表としての立場。最後は世界のためでなく、勇者のために死ぬ女。純愛。 ソフィアの成長 戦士として強がる→冒険でほどけていく自分の心 女として生まれた葛藤。 最後は自分のポリシーのために死ぬ。 二人の対象性 女を生きるティア。ソフィアはキャリアウーマンのような強さと弱さ。 ドクオの成長 とくに変わらない。大切なのは小さな笑顔。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー @ 読んでどきどきする。戦闘表現の重視。カンダダ。ヤマタノオロチ。バラモス。 ゾーマは心理戦。 A それぞれの心理的な成長。無理のない人間像。 B 底辺のテ−マ。表の勇者と裏のドクオ。いまなる政治も権力も、小さな幸せとは無関係という主題。
以上がラフ。 これに、各話に起承転結をつけていく。アイデアの捻出。 肉付け。余分なものは取り除く。 世界観を構築する。変化させるときは無理をせず。 ドラクエという、ありえない世界を現実感をもたせる。 ラストの展開は、@ドクオを殺す。Aドクオが勇者になるB全滅 などのバリエーションも考慮する。 人としての業を深く抉り出し、対比として笑顔を強調させる。 常にこの繰り返しで構成し、全体もそれを無理なく織り込む。
みんなありがとう。
念のため一応保守しとく
403 :
1 :2005/07/08(金) 00:45:25
一時間ごとに保守 折角立てたんだもん…
404 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 00:46:13
↑してねぇしw ここまで細かい設定乙。
405 :
1 :2005/07/08(金) 00:47:48
ageと保守は違うのですよ
406 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 01:14:57
流石にわっぷ氏一人が書き込むのは難しいと思うのだが・・・
407 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 03:08:36
リレミト
408 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 03:28:37
バシルーラ
保守
ホス
sage保守
412 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 16:43:27
リレミト
413 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 19:07:43
マホカンタ
ケアル
まだ途中までだけど流れぶった切って投入してもいい?
416 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 21:10:03
いいよ
417 :
Mr.名無しさん :2005/07/08(金) 21:38:13
がんば
アリアハンで男の子が生まれた。 母親は娼婦、父親はその客で盗賊まがいのごろつき。 男の子はドクオと名づけられた。 ドクオはおよそ人間らしい生活はさせてもらえなかった。 与えられる食べ物は残飯、寝床は硬く冷たい床、服はボロ切れ一着のみ。 そして両親はまだ幼いドクオを無理やり働かせた。 ドクオは毎日暴力を振るわれた。 両親は酒を飲んでは殴り、博打でスれば蹴り飛ばし、何かと八つ当たりした。 暴力は日に日にエスカレートした。 家の外でもドクオはいじめられていた。 女の子には気持ち悪がれて暴言を吐かれたし、男の子はそれに加えて暴力も振るわれた。 ごろつきと娼婦の子供を良く思う大人もいなかったためいじめは見てみぬ振りをされた。 ドクオが病気になっても両親はドクオを無視した。 薬を買う金があれば酒を買う。 看病する暇があれば博打をする。 夜中に苦痛で呻き声を上げようものなら蹴り飛ばした。 10歳のときドクオは両親を殺してアリアハンを出た。
アリアハンを出てもドクオの生活は今までと大差はなかった。 ゴミ溜めのような寝床とボロ切れ。食事は残飯。 周りの人間からも疎まれ、女性に至っては出会った瞬間に逃げ出す。 気がつけばドクオは盗賊まがいのごろつきになっていた。 自分が最も嫌う父親と同じ人種になっていた。 それ以外に生きる道が無かった。 薄汚い格好をしたドクオを雇ってくれる人間など一人もいなかったから。
いつの頃からか、ドクオはロマリアの近くのシャンパーニの塔を住処にしていた。 16歳になったある日、ドクオはロマリアの王から金の王冠を奪った。 なんとなく王の顔が気に食わなかったからだ。 数日後シャンパーニの塔に4人組の若者達が上ってきた。 勇者を名乗っていただった。 「あなたは?」 勇者の問いに対して金の王冠をちらつかせながらドクオは答えた。 「・・・カンダタ。」 ドクオは偽名を使うと何かと都合が良いということを学んでいた。 「・・・!あなたが犯人だったんですか。返していただくわけにいきませんか?」 勇者が穏やかな口調で尋ねた。 ドクオは何も言わずに斧を構えた。 戦闘はドクオの圧勝だった。はっきりいって相手にならなかった。 ドクオは思った。 (こいつらは舐めてるのか?この程度で勇者気取りか?) 勇者は気を失い、他も満身創痍といったところ。 僧侶が必死に皆に回復魔法をかけていた。 王冠を気絶している勇者に投げつけてドクオは塔を後にした。
とりあえずここまでです。 そのうち3の男ほぼ全員がドクオになりそうだw
422 :
Mr.名無しさん :2005/07/09(土) 00:20:12
保守
カンダタできたかw予想外でいい。期待してます
age保守
我レ新シキ毒ヲ欲ス
426 :
Mr.名無しさん :2005/07/09(土) 16:18:56
ぽっしゅ
427 :
Mr.名無しさん :2005/07/09(土) 21:06:41
保守age
428 :
Mr.名無しさん :2005/07/09(土) 22:14:40
今日はじめて見たんだがこのスレ面白い。
スレ全部読んだけど
>>12 のリアル毒男って何ですか?
あと
>>35 の二番煎じってオリジナルはあるんですか?
よかったら誰か教えてエロイ人
429 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 00:56:52
寝る前に保守
430 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 00:59:19
>>428 もともと「メラを唱えた」ってとこで
連載されてる。
勇者ドクオ
賢者ドクオ
魔法使いドクオ
って三作のって、その後に長編遊び人ドクオが連載されてる。
以上。
保守
バラモスは保守を唱えた!
シャンパーニの塔の一件以来ドクオは荒れていた。 勇者達が気に食わなかった。 勇者の偽善者面も、奴らのお互いを信頼した態度も、何もかもが。 魔物を殺し、それで手に入れた金で酒を飲む。 それの繰り返しだ。 それでもドクオが満たされることは無かった。 満たされないまま魔物を殺し続け、ドクオはバハラタの近くの洞窟に住むようになった。 ドクオがバハラタに酒や食料を買いに言ったとき路上でいちゃつく男女がいた。 ドクオにとって幸せそうな二人は不快であった。 ドクオは娘を誘拐した。 特に理由があったわけではなかった。 ましてや娘に惚れたわけでもない。 (不快だったからさらった。ただそれだけだ。) ドクオは自分にそう言い聞かせた。 実際には、ドクオが娘を誘拐したのは 自分に無い幸せで満たされてる娘がうらやましく、憎かったからだ。 誤魔化しているがドクオ自身すでにそのことには気づいていた。 ドクオが行ってきた犯罪の根底には常に自分に無かったものに対する渇望があった。 貧しかったから金を奪った。飢えていたから食べ物を奪った。 そして、不幸だったから幸せを奪った。 自分自身について考えていたら娘の婚約者が来た。 騒ぎ立てて”本当に”不快だったから牢屋に放り込んだ。
どうしてあなたはこんな悪事ばかり働くんですか!」 しばらくの沈黙の後、勇者が言った。 「理由が必要か?・・・そうだなあ、あえて言うなら育ちが悪かったから、かな」 ドクオが少し自嘲ぎみに言った。 「そんなの理由にならないじゃないですか!」 「ふん・・・生まれたときから勇者扱いされて幸せに育ってきた奴には理解できないだろうな。 お前らの町にも一人ぐらいいただろう?育ちの悪い餓鬼が。」 勇者が黙っていると、女戦士が口を開いた。 「そういえばアリアハンにもいたよ。あんたみたいに気味の悪い奴がね!」 「おい!」 勇者が女戦士をたしなめる。 ドクオが信じられないように尋ねた。 「・・・アリアハン?」 「そうだよ!それがどうした!」 女戦士が再びまくし立てる。 「そうか、道理で見覚えがあると・・・。そういえばお前がリーダー格だったな。」 「な、なにをいって・・・。」 勇者達は戸惑った。
まったくお前は昔から頭に来る女だったよ。それによくみりゃお前らあの仲良し4人組か。」 そういいながらドクオは被っていた覆面を取った。 「ひっ!」 小さな悲鳴が聞こえた。 ドクオの顔は鼻は削げ、頬には穴が開き、顔中が傷だらけで継ぎはぎのようになっていた。 もともとドクオの顔は整っているとはお世辞にもいえなかった。むしろ醜いくらいである。 顔中の傷がそんな醜い顔の面影を残しながら、さらに醜くしていた。 「なっ・・・ドク・・・オ?」 「けけけ、ひでえ顔だろ?一部はお前らがやってくれたんだぜ?大半は親父とお袋だがな。」 「面白おかしく俺をいじめてたお前らが勇者様か・・・。笑っちまうよなあ! 何をしようがお前は勇者の息子だもんなあ!」 ドクオの顔は狂気によって歪んでいた。 「理由にならないだと?ふざけるな!ふざけやがって!てめえみたいなまともな両親に育てられて 幸せにぬくぬく暮らしてきた奴に何がわかるってんだよ!」 ドクオは今まで溜め込んできた他人の幸せに対する憎悪をぶちまけた。 「両親がまともで・・・暮らしがまともで・・・そうすれば・・・俺も今頃・・・ 笑って・・笑って!ひゃはあははhえじょっじゃsfじょjjjasjpjajkpkfpwekg」 ドクオは狂ったように笑った。笑っているのかもわからない。 次の瞬間ドクオの斧が勇者の体を切り裂いた。 洞窟内に悲鳴が木霊する。
9月18日 バハラタ付近の洞窟にて若い男女6人の惨殺死体が発見された。 すでに腐乱が始まっており、死後かなり時間が経過していると思われる。 うち2人はバハラタに住む男女であり 残り4人はアリアハン出身の勇者一行であることが判明した。 9月28日 各地で猟奇殺人が多発している。 殺人現場をつなぎ合わせるとバハラタから一本の道ができることから 洞窟での一件と同一犯の犯行と見て各国の兵を動員した捜査が続けられている。 11月3日 2日、各国連合軍がバラモス城に攻撃を仕掛けたところ すでにバラモスは屍と化していたことを各国の王が公表した。 バラモスが何者によって倒されたのかは明らかではないが 世界各地で平和の訪れを祝う祭が行われている。 (アリアハン新聞より)
エピローグ ドクオは彷徨った。 バラモスを殺し、大穴を落ち、地下世界でも殺戮を続けた。 ドクオ自身も知らないが地下世界の魔王も殺していた。 地下世界を彷徨い、時を彷徨い、異世界すらも彷徨った。 放浪の末、ドクオはとある洞窟に身を潜めていた。 何日、何ヶ月、何年たったかもわからない。 そんなある日、洞窟に男が訪れた。 男は紫色のターバンをし、魔物を連れていた。 ドクオは咆哮をあげ、男に襲い掛かった。 ドクオは男に負けた。 だが、覆面の下で安らかな顔をして逝った。
とりあえず終わりです。 ひたすら欝展開でいこうかなと思ってかいたら 不快だった人もいたみたいで申し訳ないです。
頭おかしいんじゃない?
441 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 12:59:56
まだ文章の書き方を知らないんだよ。 今後に期待。
442 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 13:05:55
ドラクエ風をグロ系に書くのは許せんな。
443 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 13:11:41
文才はあるんじゃない? 内容が悪いだけで。 読んでて不快になる。
うはwwwwwまじwwwwwいきててごめんなさいwwwwww 真面目な話、自己満足だけで書いて本当にすいませんでした。 以後気をつけます。
鬱あってこそのドクオだと思う俺は少数派だな 八面六臂の大活躍はなんかアワネ
>>443 内容が悪い=文才がない。
不快なら不快なりの面白さがある。(メガンテ→ザオリク)の話とか。
>>444 お金をもらってないんだもの、自己満足でOK
ただ、作品を完成させる喜び&レスがつく喜びの両方を目指したほうがいいと思う。
>>445 底辺を読み取れないと。
447 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 15:01:51
448 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 15:08:28
んなこたぁーない。w
449 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 16:21:45
期待あげ
450 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 16:38:04
>> ノアニールへ エルフと人間の愛のキューピッドをする。 >> ガイアとティアの考えが違う。それぞれが別の行動をとり、結果オーライになる。 >> この二人にも恋心が目覚めるエピソードを書く。 だれかこのツンデレ書いて。
451 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 17:16:57
俺も面白いと思うんだがなw ここはメラスレの救済みたいな流れで立ったから叩かれるのは仕方ないのかね。
453 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 20:36:32
採点 25点満点(4倍で100点満点) ( 各5段階評価 ) 読みやすさ 4 ストーリー 2 構成力 3 感動 1 アイデア 3 13点(52点)
454 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 20:37:13
>>452 叩かれないとうまくならないから、叩かれたほうがいい。
本当につまらないとレスもつかない。
455 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 20:40:09
>>453 採点するのはどうかと。書いてくれてる筆者の自己満で十分じゃないかな。
456 :
Mr.名無しさん :2005/07/10(日) 20:42:41
採点 25点満点(4倍で100点満点) ( 各5段階評価 ) 読みやすさ 4 ストーリー 3 構成力 4 感動 4 アイデア 4 19点(76点) 遊び人ドクオの俺的評価
ツマンネ だけとかじゃなくて ちゃんとどこがイヤだったか、とか 改善してほしいところとか言うのなら 叩きもアリだとおもうよ。 ただ採点はやめたほうが・・・ マターリいこうぜ
ドクヲカンダタ面白かったじゃん。 こういう鬱こそが毒男の毒男たる由縁だろ。
460 :
Mr.名無しさん :2005/07/11(月) 19:53:53
遊び人ドクオが最高に良かった
461 :
Mr.名無しさん :2005/07/11(月) 20:47:57
>>444 乙。
自己満足だけで書いたとしても、俺は
非常に楽しめた。
読んだ日と皆が不快感を覚えたわけではないようで少し安心しました。 少し気になったのがこのスレの住人の許容範囲がどこまでなのか。 どの表現でグロいと思いどの展開に不快になったのかを知りたいです。
2chですべての意見を受け入れるのは無理。 書きたいように書けばいい。 つまらなかったら、読まないし。
>>444 とてもGJでしたよ。また期待して待ってますね
なかなか面白かったんだけど後半はしょり過ぎた感じがする それとカンダタがバラモスやゾーマを倒す部分は別に勇者じゃないんだからいらないんじゃないかなー と思ったり思わなかったり
468 :
Mr.名無しさん :2005/07/12(火) 21:58:10
職人さん最近少ないなぁ。。。 ROMしてますか〜?
ふむぅ・・・ ちょっと書いてみたいと思ってるんだがゲームの内容忘れちまったw 実家に帰ってFC引っ張り出すわけにもいかんしなぁ・・・
それとなしにR@Mの要求をする
>>469 に激しく萎えた件
ちょっとひねくれすぎじゃまいかと思った件
472 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/07/13(水) 21:31:47
壁】・)チラッ わっ9ね ◆iHiidBohH2 さん続きありがとう。 期待してたけど、挫折しちゃいましたねorz 長編として書くのは疲れるので気の向くままに書いてみた。 ラフを載せてるので、それにしたがってかけそうなところを短編で書いて まとめてみればつながるかなぁっと。 設定がかわるのよね。髪型とか口調とか過去とか・・・ そういうのを気にせず、別編だと思って読んでもらえればと思ったけど・・・ 『 勇者&ティアが先に出発。ロマリアをへて カザーブへ。 武道家のうわさを聞くがあえず。(武道家の過去の複線) ノアニールへ エルフと人間の愛のキューピッドをする。 ガイアとティアの考えが違う。それぞれが別の行動をとり、結果オーライになる。 この二人にも恋心が目覚めるエピソードを書く。 』 ここ書こうと思って、暇見つけてコツコツ書いたんだけど・・・ ノアニールまでたどり着けなかった・・・ 飽き性なんですかね?技術がないというか。仕事じゃないので つらくなると辞めてしまいます・・・ そんな中途半端な僕はこのスレじゃ要らないかね・・・。
>>472 おいおい、オマイがいないと始まらないだろーよ
挫折しないで頼むから書いてくれよ・・・楽しみにしてたのに!
>>472 ていうかぶっちゃけあんなに膨大で細かい設定つけられたら
誰だって書く気が失せると思うのだが・・・。
正直そこまで考えてるならアンタがちゃんと書いてくれよって思った。
アンタならできるんじゃないのか?
わっ9ね ◆iHiidBohH2 は わっ9ね ◆iHiidBohH2 で自分自身が
書きたいものを書いてほしいな。色々な人のオリジナルが見たい。
>>463 ダメキャラ(仕方がないと思っていたところ)から、
心の中で何かが変わって吹っ切れるまでの、
心理変化の工程をもっと詳細に描写してほしかった。
単に犯罪者がキレて、皆殺しって感じがした。
476 :
Mr.名無しさん :2005/07/14(木) 09:26:46
477 :
F :2005/07/14(木) 22:18:55
うーん。完全版はむりっぽ。 もともと、真面目な重たい話の合間というか、息に抜き書いていたので。 自分で苦痛になったら無理だなぁっと。 それでも、なにか単純な短編なら適当に書けそうだなっと。 全体のラフは乗せてるので、途中を脳内で補完すれば問題なさそう。 ラフを載せてる理由は、書き手が何人かいるみたいなので、参考になればと。 書き手の視点で読めば、初期の骨組みの大切さがわかるんじゃないかなっと。 あとは、ひとつひとつの話にアイデアを出し、構成して、短編をつなげるような形で 全体を失わなければ、読み応えのいいものになるはずなんだけど。 書いてて、あるいは読んでいて思ったのは、ドラクエってすごいなぁっと。 世界観はできあがってるし、キャラは鳥山明が書いてるしね。 描写や背景を省略しても、そんなには質が落ちないね。 書いてて楽しい人は、こりずにめげずに書くとうまくなっていくね。 全体の作品を僕が批評するのも変だけど、 アイデアもあって、文章もかける人が多いけど、構成が弱いかなっと。 ひとつのアイデアを大切にして、ドラクエの世界観と融合させて 小さな作品を作っていくといいと思いました。 なにも、アリアハンからゾーマを倒すまで書く必要はないんじゃないかな。 などなど、ここは完全な創作なんだから、のびのび書くといいね。 15 ◆7NgVfZ/HTE のカンダダの作品に思うことを書いてみるね。
478 :
F :2005/07/14(木) 22:33:30
同じグロや欝でも書き方次第では読後感がよくなるんじゃないかなぁっと。
アイデアがちりばめられてるだけに、もったいないなぁっと思いました。
>>439 の発言のように、最初に構成を考えずに書いてしまったから、
全体がまとまらず、不自然な展開になってしまいました。
カンダタ(ダダじゃないのね・・・)の過去にせまる作品は
遠い昔にプロが書いたのを読んだ気がしますが・・・。内容覚えてないけど・・・。
この作品では、主人公の誕生から死までの時間軸が一定ですね。
カンダタの暗い過去が作品全体の欝さを支えているわけですから、
そのへんをもう少しひねってみたらよいと思いました。
また、
>>437 のようなアリアハン新聞のアイデアも面白いので
それも全体にちりばめてもいいかもしれません。
その場合は、事実と新聞の報道の差で演出ができるはずです。
構成を考えるなら、
@ すでに悪名高い成人のカンダタから始まる
A 成人のカンダタのエピソードをのせる
A-2 ところどころに哀愁と悲しさをしのばせる(複線)
B 酔いや、夢で過去の悲劇を少しづつ明かす。
C 勇者一行の登場で過去が明らかになる。
C-2 カンダタの正義と過去勇者の悪を描く。
D それでも無念にも負けてしまうカンダタ。
これでゾーマを倒す話も、続編につなげるストーリも必要なくなる。
3の本来の話を壊さずに書けるのでは。
カンダタの非道を描きつつ、グロテスクな表現も内包され、
哀愁ただようカンダタ像に共感を覚え、泣けそうだなぁっと。
などなど考えました。面白かったです。アイデアたくさんあったし。うん。
次回作も期待しております。
479 :
F :2005/07/15(金) 01:32:07
ってここまで書いたのパクらせてもらうぅ〜
『ツンデレでノアニール編』 勇者ガイアと僧侶ティアは、ドクオとソフィアと別れてからロマリアに飛んだ。 砂漠の王都イシスのトラブルで二人で旅を進めることになった。 ガイアはすでに逞しい体つきになってきたし、天性の才能を輝かせ一流の剣士になりつつあった。 一方のティアも大僧侶の孫として重責をおいながらも、元気に明るく成長をしている。 ロマリア王の元で装備を整えた二人は、一路北上することに決めた。 ロマリアの国から、カザーブの街までは一日の日程だった。 早朝に出発すると、夕方には無事に着いた。 ここカザーブの街は、南部ほど発展を遂げていないが山に囲まれ独自の文化をもっている。 ジャガイモと肉料理を中心とした食文化形成し、また鉄鋼の産出でも有名だ。 なによりも、いい温泉がでるということで以前は世界中から療養に訪れるものがあった。 城壁というほどのものはなく、木でできた柵で囲われていた。 見張り台からガイア達を発見すると、すぐに出迎えがきた。 これは、旅人たちの安全を図るための街のサービスだった。 ガイア達が訪れたときは、ちょうど収穫祭の前日だった。 街に入ると、どの家も木でできたログハウスだ。 中央広場にはでかい魔方陣が描かれ、たいまつが焚かれていた。
ガイアは身分を示した。すると道場へ案内された。 中央広場に面した大通りに、ひときわ大きな建物がある。 ここで武道を教え、政治を行っていた。住民の大半は武道を身につけ、自衛の意識の強い街であった。 代表と武道団の半分は、現在やや街から離れた魔物の軍団と交戦中だという。 明日の収穫祭までには帰るので、今夜はゆっくりしてくれと宿屋に案内された。 宿屋に入るガイアとティア。ちょっと緊張している。 いつもはドクオやソフィアがいて、段取りをしてくれているからだ。 ガイアはドクオと、ティアはソフィアと同じ部屋が当たり前だった。 「えっと、シングルを二つ・・・。」 なれない口調で宿をとろうとするガイア。 「すみません。収穫祭前日で込み合ってまして・・・ダブルルームが一室開いてるだけです。」 「・・・・・・。」 「どうしよ。。。」 ややパニックのガイア。 「ええんちゃう?」とケロッっとした様子のティア。(都合によりえせ関西弁) 「じゃあ、その部屋でお願いします。」 「何泊でしょうか?」 「2泊でお願いします。」 「では二名様で、80Gいただきます。」 「・・・はい。(高いな・・・)」
部屋へ案内された。301号室。 夕暮れで日が落ち始めたため、部屋の中は薄暗かった。 ボーイが部屋のいくつかのアルコールランプに火を灯した。 「では、ごゆっくりとお過ごしくださいませ。」 そういうとボーイは部屋からでていった。 部屋は簡素で、大きなダブルベットがひとつ。 テーブルがひとつにイスが二つ。どれも街に溶け込むような、やさしい木材だった。 窓からは中央広場のたいまつが見える。 収穫祭の前日とはいえ、街には明るいムードが漂っていた。 「いい部屋やね。なんか落ち着くわぁ」 「・・・そうだね。」 ふぅ。っとため息をつくと、ティアはベットに腰をおろした。 ガイアは装備をはずした。ずいぶん慣れてきたとはいえ、金属の鎧はやはり重い。 ジーンズにシャツというラフな姿に戻る。 ストレッチをするガイアの姿は、まだまだあどけなさ消えていなかった。 それをじっと見ているティア。 「着替えるんで部屋からでてってもらえへん?」 「・・・あ。ごめん」 いそいそと部屋からでていくガイア。
一人になると、ティアは帽子をはずした。 柔らかな美しい金色の髪が静かにゆれた。 僧侶の服をを脱ぎと、下には鎖かたびらがあった。 華奢なティアには不釣合いな金属の装備。 それらを脱ぎ捨てると、ティアは「めっちゃ肩こる・・・」 とつぶやいた。 使い慣れた、旅人の服に着替える。もうずいぶんとボロくなって、ところどころほつれていた。 「なんや、さびしいなぁ・・・。」 「おしゃれしたいな・・・。」 「そや。ガイアに服買ってもらおうっと。」 なにやら、一人でつぶやき一人で結論を出したティア。彼女まだ少女に過ぎなかった。 部屋のドアをあけると、ガイアはそこにいなかった。 ティアは階段を下りる、ロビーにはガイアが受付と話をしていた。 「どうしたん?」 「お?なんでもないよ。」 そういうとガイアは照れくさそうに笑った。 手には街のパンフレットが握られていた。
つづくよん。
ワクワクテカテカしながら待たせていただきます
やっぱり落ち着いて読める文章ですね。 情景が浮かんでくるしドキドキして期待させる。 チラリズム(ちょっと違うか)みたいな感覚。 待ってるからまたお願いします。
>>◆fpFX/Rxv3A氏 いえいえ、こちらこそ力不足ですみません…orz 短篇、なかなかいい滑り出しですね!ワクテカで待ってますよw
まさかとは思うけど、◆fpFX/Rxv3A氏って関西弁で話す彼女欲しいスレの1ですか? まさか、そんなわけないか……。┐(´ー`)┌ これからもワクテカで読ませていただきます。
489 :
Mr.名無しさん :2005/07/15(金) 14:59:08
いいねぇ♪続き読みてぇぇぇぇぇ
◆fpFX/Rxv3Aの話なら普通に本として売っててもおかしくないな。 おれ買っちゃいそうだもんw
急にすみません。 何だかかきたくなったので。 俺の名前はドクオ。 何かと人と馴染めないわりと駄目な人間だ。 そんな俺ももう二十二歳。 親と同居してるからってニートはさすがにやばいと思い、僧侶の修行をしている。 なぜそんな辛気臭いことをしているのか。 俺は別に神を信じてはいない。 僧侶になろうとしてるのはそんな高尚な理由ではない。 何となく人と関わるのがいやだった。 とくに女性と関わるのは無意識のうちに避けていた。 僧侶になればそういったことにも言い訳が出来るし、人と関わるにしても直接の俺でなく、一歩引いた僧侶ドクオとして神の云々とかいっていられる。 要は対人関係の辺りが非常に簡潔に行なえるのだ。 と、思っていた。 が、人生はそう甘くは無かった。 僧侶の何か偉いおっさんの人(なんとか司祭とか言ってた気がする)が、 「お前はまだ若い。教会にいるのもいいが旅をしてもっと経験を積むがよい。ルイーダの酒場に登録してくるのだ。」 とか何とかそういう由のことを言ってきやがった。 …まあいいだろう。ホイミもまともに使えない上見た目もしゃべりもキモい俺に仕事なんて回ってこないだろう。 たとえ回ってきたとして、報酬が二束三文で子供にでも出来るような大した仕事じゃないだろうと。 ルイーダの酒場についた。
ドキドキ♥
トリップつけて。
急にネタが途切れてしまうのが怖い上に時間が無い身分ですので 一日に一回くらい書き込もうと思ってます。 多分割りとマターリ進むと思います。 待って頂けるのでしたら気長にお願い致します。 今日の分はこれでおしまいです。
>>477 すげー。構成の仕方とかがとても参考になります。
改善点が腐るほどあるんだなと実感しました。
>>480 >>492 + +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワク
(0゚∪ ∪ + テカテカ
と__)__) +
>>488 違いますねぇ。
他で小説は今書いてないです。
スレ主やってるのも、深毒会くらいかな。
それもほとんど不在で問題ないし。ふらふら〜っと。
こんな性格なのでorz
>>495 そういってもらえてよかったです。
お互いに切磋琢磨していきましょうね。
さて、続きです↓
「少し街を散策しようか。まだ時間あるし。」 「うん。」嬉しそうに言うティアの笑顔にガイアはドキリとした。 「あのなぁ。服買ってほしいねんけど・・・。」 「ん?ああ、装備も見に行くよ。」 「・・・ちゃうちゃう、普通の服が欲しいねん。。。」 「ん?それじゃダメなのか?」 「明日祭りやん。こんな服ややん・・・。」 ちょっとむくれて見せたティア。 「そっか、じゃあ買いにいこう。」 「うん♪やさしいなぁ。」 (だって、買わなきゃ機嫌悪くなるじゃん) とは、口が裂けても言えない勇者であった。
二人が入ったのは、カザーブの民族衣装屋さん。 祭りの前ということで、色とりどりの衣装がずらりと並び、客でにぎわっている。 笑顔を絶やさないティアは、手にとり、眺め、値札でうなり、鏡にうつし、そして何着か試着した。 「これどう?」 「こっちのかわいいかな?」 「うわ、こっちもかわいいやん。」 「めっちゃ迷うわぁ〜。」 ガイアは、それにあわせて、うんうんとうなずいた。 (どれも似たり寄ったりじゃん・・・早く決めてよ・・・) とは、口が裂け(ry
ティアが選んだ衣装は、麻の布地のワンピース。色鮮やかな手刺繍が施されている。 肩紐にも小さな飾りがあしらわれ、スカートの丈はひざより上で短かった。 それをその場に着替えると、古い旅人の服は引き取ってもらった。 満面の笑みで着替えてでてきたティアは、嬉しそうにくるくると回った。 「かわいい?」 「うん。」 「かわいい?」 「うん。」 「かわいい?」 「・・・うん。」 「かわいい?」 「かわいいよ。」 二人とも顔が赤くなった。 ティアは小走りにかけだし、「よーし、次!」 「次??」 「靴と、髪飾りと・・・」 (装備買えなくなるからダメ!) とは、口が(ry
結局ティアは、北部ノアニール特産の木靴を買い。髪を飾りを買い、結ってもらった。 中でもの掘り出しものだったのが、「メタルスライムの耳飾。」 材料にメタルスライムが使われ大変貴重品だった。 メタルスライムに象られ、スライムは満面の笑みを浮かべている。 「これ、かわいい!」って、一目ぼれのようにティアはねだった。 大変高価なものだったけど、ティアが値切りに値切り。なかばただ同然で店主から買い取った。 ガイアは申し訳なさそうに謝った。 カーザブの少女のようになったティアは、16歳の美しさと輝きを放ち、街中の男が振り向き、女はため息をついた。 勇者も旅の苦労を忘れて、嬉しそうにはしゃぎ回るティアを見て、自然と笑顔になった。 あたりはすっかり暗くなり、たくさんの街灯が灯され、町は幻想的な雰囲気になった。 露店がいくつも並べられていて、肉のやける匂いがただよってきた。 「おなか減ったなぁ。」 っと、おなかに手をあてたティア。ずいぶんとはしゃぎまわったから、腹もへるだろう。 「何か食おう。」
まで。つづくよん。
502 :
Mr.名無しさん :2005/07/16(土) 01:53:39
あげ
スゲータノシミー
つまり少し書き溜めしてます。 酒臭い、煙草臭い、人間臭い。 はっきり言ってこんな人間の多いところには長々といられない。 駄目だな、俺。もう慣れたけどさ。駄目な自分に。 何でもいいや。 早く登録して教会の奥の部屋でだらだらと写経でもしよう。 ルイーダ「……登録が完了したわよ。……今、僧侶のオファーが一件あるけど、話だけでも聞いてみる?」 ドクオ「……え、えぇ。まぁ……、い、一応……。」 何吃ってるんだ。つーか断れよ。 一件だけなら大丈夫だろ。 本当駄目だなぁ。 なんか段々自分の駄目さが他人事のような気がしてきたよ。 結局、オファーは盗賊退治の援護で断られた。まぁ当然だけどな。 *「ん?あいつフリー?」 ルイーダ「えぇ、まぁ。」 *「ふーん。」 みたいな感じの会話がちょくちょく聞こえてくる。 まあ別に関係はないな。 さて、さっさと帰ろう。 と、思ったその瞬間、誰かが俺の肩を叩いてこういった。 誰か「なぁ、一緒についてきてくれないか?」
ガイアは、ライ麦のパンとバタジャガとソーセージと買ってきた。 テーブルが広場に並べられ、人々は思い思いに食事をして、酒を飲み歌っていた。 ティアは特産品のジュースを右手に、甘そうなお菓子を左手にもっていた。 「いただきまーす。」 「いただきまーす。」 がっつりとソーセージをほおばる二人。そんなに急がなくっても・・・ものすごい勢いで食べ始める。 むしゃむしゃっ。ばくばく。 肉汁で口の周りがベタベタになるのも気にせず、クリームのついたお菓子を食べる。 ジュースもあっというまに空になった。 「・・・んぐ!!ん!!ん!!」 ティアは食べ物をのどに詰まらせた。もう飲み物はない。 「お嬢ちゃん、これお飲み〜☆」 陽気な酔っ払いが大きなジョッキを渡す。 (それ・・・まさか・・・) 心配そうにガイアが見ている。 ゴクッゴクッゴクッ・・・・ ん・・・ ぷはぁ〜〜〜!! 一気にジョッキを飲み干したティア。周りから拍手を浴びている。 「おお〜お嬢ちゃん、いいのみっぷりだぁ!」 「ぼうずも飲めぇ!!」 ガイアにもジョッキが渡される。 何しろ初めてのビールだ。 「ガイアものもぉぉぉ〜」 すでにティアの顔は真っ赤だ。言葉もあやふやで二杯目を飲んでいる。
ガイアは一気にジョッキを傾けた。 ゴクッゴクッゴクッ・・・・ 「おおぉ〜!ぼうずものみっぷりがいいね!!」 二人の若者の間に自然と人が集まってきた。そういう力が彼らにはあるのだろう。 歌を歌うものはますます大きな声で。楽器を演奏するもの。拍手してるもの。 あたり一面は祭り本番のように、てんやわんやの騒ぎになった。 周りでも、ジョッキをかたむける大勢の人がでてきた。そのたびに歓声が起こる。 喧騒のなか、ガイアは酔っ払ったティアを抱えて抜け出した。 「・・・ほえ。らいあ〜もういっぱぁ〜。」すでにろれつが回っていない。 ガイアも酔いが回って、ふらふらといい気分だった。 宿の部屋に戻る。アルコールランプ暖かい光の部屋。 窓の外から、広場のにぎやかな声がまだ聞こえる。 「・・・よいしょっと。」 ガイアはティアをベットの上に寝かせた。 「・・・むにゃむにゃ・・・」 ティアはもう夢の世界にはいったようだ。疲れもたまっていたのだろう。 「俺も寝るかな・・・どこで寝よう・・・。」 ベットの真ん中ではティアがくの字になって気持ちよさそうに寝ている。 仕方がないので、ガイアは木の床に布を敷いて横になった。 そして、そんなことが気にならないくらいすぐに寝入った。
広場の騒ぎが少しづつ静かになり、やがて人々は家や宿に帰った。 たいまつが消されて、広場には魔方陣の明かりだけになった。 あたりはすっかりと暗い。鳥がときどき鳴いていた。 コンコン! コンコン! ノックの音がした。 ガイアは寝ぼけ眼で、起き上がった。 ドアをあけると、ボーイがたっている。 露天風呂の貸切のお時間になりましたので、お伝えにきました。 「・・・ふぁい。ありがとう。」 「最後ですので、時間をきにせずごゆっくりどうぞ。」 そういうとドアを閉めた。 (そっか・・・温泉予約したんだった・・・。) ティアが着替えてるときに、ガイアは受付に話をきき予約をしたのだ。 温泉の街にいて、温泉に入らないというのも味気ないな・・・。 (一人で入りに行くか、でもティアも楽しみにしていたしな。) ガイアはすっかり目がさめて、一人で悶々と考えていた。だいたい混浴にティアがくるのか? ティアは相変わらず気持ちよさそうに、スースー寝息をたてて寝ている。
ガイアはベットに腰をおろすと、ティアの寝顔を眺めていた。 弱い明かりではっきりと見えなかったが、幸せそうに寝ている。 肩をゆらして、「・・・おーい。おきろぉ・・・・。温泉だぞぉぉ・・・。」っと小声で言った。 (やれやれ、もう一度寝るかな・・・) ガイアはちょっぴり残念そうだった。ただのスケベな男の子である。 「ん〜〜。」 ベットの上で上体をそらす伸びをしたティア。 「あっ、ガイア。あふぁよう?」 「おはよう・・・って深夜だよ。」 「あれ、そうなん?すっかり寝てもうた。。。」 「温泉・・・今からいく?」 「あ!そや、忘れてたわぁ。いこいこ。」 すっかり元気を取り戻したティアは嬉しそうに起き上がった。 廊下にも弱い光がともっていた。 二人は周りで寝ている人を起こさないように静かに歩いた。 男湯と女湯がある。 「ほな、またねー。」 「ああ、ちょっとまって。こっち・・・」 「・・・ん?」
そこにはもう一個入り口があった。 『混浴 ただいまの時間 ガイア様一行』 注意書きが小さく書いてあった。 ※ 利用者は受付で予約をとってください。順番制です。 「なんやこれ?」 「出かける前に予約しておいた。露天風呂があるのが混浴だけだから・・・。」 ティアはガイアをじぃーーっと見つめる。 「・・・変態。」 「んなっ・・・ いいよ。一人で入ってきたら?俺は男風呂いってくるから。」 「・・・あとから入ってくるんでしょう?」 「・・・信用ないな。」 二人はじぃーーっとにらみあっている。 ガイアは困っている。 「うそ。いいよ。一緒にはいろっか。」 ティアはにっこりと微笑んだ。その頬はほんのりと紅く染まっていた。
まで。つづく。
ワクテカ
ワクテカしながら保守
1冊の本にして欲しい
>>504 読みにくかったのでアンカーを付けておきます。
ドクオ「???」
はじめ何を言われてるのかよく分からなかった。
無理もない。おそらく人生で初めて聞く言葉なんだから。
誰か「いや、一緒についてきてくれないかって言ってるんだが……。」
おお、そうだった。
そんな事を言われてるんだった。
つーかこいつも結構マイペースだな。
奇特な人間もいたもんだなとか思いながら振り返ってみると、そこには見知った顔があった。
あれ?こいつ知ってるな……、誰だっけ?
ああ、思い出した。昔同じ学校だった奴だよ。
名前は、マルスだっけな。
……昔から結構格好良かったけど、何かさらに池面になってんな。
マルスは学校時代数少ない、つーかむしろ唯一の、俺が普通に話せる人間だ。
いや、別にマルスは俺みたいに駄目な人間なんかな訳じゃ無い。
普通に誰にも優しいんだ。
だから、まぁずっと俺と一緒にいた訳じゃないよ。
他の人間と比べたら大分一緒にいたけど、やっぱ短いよ。
それはまあいいじゃないか。
マルスは優しいだけじゃない。
勉強もかなりできたし、スポーツだって万能だ。
何だか何やらせても一番って感じだったよ。
その上性格もさっぱりしてて俺とも普通に話するくらいだから……、女の子にもモテモテだったなぁ。
完璧すぎて嫉妬する気すら起こらなかった。
まぁ、こんなに長く駄目人間やってると誰に嫉妬する事も無くなったけどな。
お、定番のイケメンクラスメート登場
ワクテカ保守
じゃあ俺もワクテカ
きっと俺のほうが池面
>>514 なかなか冒険に出ないんですがお我慢のほど宜しくお願いいたします。
四年ぶりの再会か。何となく悪い気はしないな。
一緒についてきて欲しいんだっけな。
よし、何の用だか分からないが付き合おう。
俺に大した居場所もないわけだし。
ドクオ「え……、あ、あぁ……、い…いぃよ……。」
おかしいな。頭のなかじゃ結構冷静なのにな。
何で吃ってるんだ。
……もういいや。気にしないでおこう。
マルス「お、そうか。よかったよかった。丁度僧侶が足りなかったんだよ。んじゃあドクオ、久しぶりだけどまたよろしくな。ディティールは明朝にここで話すから。その時に参加の是非を言ってくれ。んじゃあまたな。」
そういってマルスは酒場の奥の方に消えていった。
あれ?俺の事覚えてたのか。
久しぶりとかよろしくとかまたなとかいう単語を聞いたのが凄ぇ久しぶりだ。
何ていい奴なんだ。
心の中まで池面なんて、なんて奴だ。
自己嫌悪通り越して自我の存在が危ういな。
そういえば、どんな仕事なんだろうか。
マルスなら俺の能力くらいわかってるだろうから大した仕事じゃないよな。たぶん。
俺がさっき断られてるのを見て同情して仕事をくれたのだろうか。
……考えてもキリが無いな。
明日になれば分かるわけだし、今日は明日の早起きのためにもう寝よう。
その時はまだ、こんなに大変なことになるとは、夢にも思っていなかった。
まあ当然だが。
520 :
Mr.名無しさん :2005/07/18(月) 22:18:05
ほしゅ
更衣室も一緒だった。 「先はいってて。」 ティアはそういうと壁の方に向いた。 ガイアはいそいそと服を脱ぎ、籠にほうりこむと備品のタオル一枚もって風呂場に入った。 そとは少し涼しかった。ガイアは露天風呂に浸かった。 ティアはわざとゆっくりと脱いだ。 民族衣装の紐をほどく、パサリッと下に落ちた。 肌があらわになった。透き通るように白く美しい。 背中に手を廻し、ブラのホックをはずす。 まだ成長途中の乳房が小さくゆれた。 形のいい乳首は淡いピンク色で、ツンと立っていた。 しなやかな足を通って下着をはずす。 形いい小ぶりなおしり。艶やかな肌はランプの光を跳ね返していた。 髪の櫛を抜き、ティアが頭をふると髪は風にゆれ、 綿のように軽い金色の髪の毛は癖がついていなかった。 最後に耳飾をはずす。服の上で小さなメタルスライムが優しく微笑んでいた。 バスタオルに身を包むと、ティアは扉をあけて風呂場にはいった。 後ろを向いて湯のなかにいた。 「・・・ガイア。」 ティアの声は緊張して震えていた。 ガイアが振り返る。
そこには、月明かりに照らされた美しい女性が立っていた。 金色の髪はきらめき幻想的な艶美をもつ。 布で隠れない長い足は、その肌を闇の中で白く浮いていた。 ガイアは息を呑んだ。そう、声がでなかった。 ティアが湯船から、桶でかけ湯をする。お湯に濡れた肌は水をはじいた。 「そんなに熱くないなぁー。」 容姿とはまったく会わない訛に、ガイアは思わず笑った。 「入るといい湯だよ。」 ティアはつま先をお湯の中に入れた。小さな波紋ができる。 ゆっくりと、体をしずめると。 「ふぅ〜〜。ええ湯やなぁ〜。」とため息をついた。 ガイアはティアの横がを眺めていた。 整った顔。意思の強そうな凛とした表情。蒼い目はサファイヤよりも透明感があった。 「ティア。いつもありがとうな。」 「なんや突然?」 「ん。なんとなく、苦労かけてるなぁ・・・って。」 「別に気にすることあらへん。ガイアのせいちゃうし。」 「うん。ありがとう。」 「うちもな。ありがとう。」
大きな銀色の月の下で、二人は見詰め合った。 「ティア。上を見てごらん。星がきれいだよ。」 ティアは言われるままに見上げた。 満点の星空だった。雲ひとつなく漆黒の中に無数の輝きがあった。 落ちてきそうなくらい星がたくさんあって、ミルキーウェイが夜空に橋をかけた。 月は静かに二人を見つめていた。 「ほんまにきれいやなぁ・・・。」 二人はしばらく無言で星空を眺めていた。この広大な宇宙したで音も立てずに、小さな恋が生まれようとしていた。 幾万の人々の幸福のために、やがてこの小さな恋ははじけるだろう。 「・・・ティア?」 「・・・ん?」 振り向いたティアの瞳は涙で濡れていた。 「あれ・・・なんやろ。止まらへん・・・。」 「はやく魔王やっつけて帰ろうな。」 「・・・うん。」 (少し時間を置いて。勇者のぼせ気味) 「あのね。ガイア。お願いがあるん。」 「ん?」 「床で寝てね。」 「・・・はい。」 あまりにも不器用な勇者とあどけない僧侶。全世界の平和を背負うには、その背中はあまりにも小さい。 それでも、それが彼らの宿命ならば、やがて成し遂げるだろう。たとえどのような犠牲をだしたとしても、それが運命なのだから。 今はもう少しだけ、この二人をそっとしておいてあげよう。
まで。未完です。 ノアニールにたどりつけず。 ツンデレでもなく・・・。(T T) ノアニール編は未完成だけど、HPのほうにこんど載せておきます。 明日、ぱくったカンダタを載せて、しばらくまた休みます。
乙です。 カンダタ編を書いた後に、ゆっくり休んでください。 そして、休んだ後の新しいストーリーはもちろん読ませていただきます。 それまでは、ワクテカで待ってます。 + + ∧_∧ + (0゚・∀・) (0゚∪ ∪ + と_)_) +
ガイア&ティア キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
>>519 ◆fpFX/Rxv3Aさん乙です。
朝になった。
久々の嫌じゃない他人と会えるのが何となく嬉しいのが自分でもわかる。
凄ぇ、俺が他人と会うのに少しとはいえワクワクしてるよ。
と、多少冷めたワクワク感を抱きながらルイーダの酒場に着いた。
朝が早い為か、そんなに人間は居ない。
俺は直ぐにマルスを見つけた。
マルス「ん、あぁ。此処だ。」
マルスが俺を見つけてテーブルへ呼ぶ。
ドクオ「あ……、う、うん……」
俺n(ry
マルス「後二人来るはずだからちょっと待っててくれよ。」
後二人、四人パーティかぁ……あんまり人と会うのもなぁ。
……と言うか結構本格的だな。
流石に戦争は無いだろうけど……俺、大丈夫なのか?
マルス「ん?どうかしたか?」
どうやら俺は余程不安な表情をしていたらしい。
とりあえず、大丈夫だと言い、暫く二人で世間話をしていた。
俺もずっと修行中だったし共通の話題も大して無いからまぁ天気とかそんなんだ。
人と話して楽しいと思ったのが久しぶりだった。
少ししたら、マルスの言っていた二人らしい二人がやってきたようだ。
魔法使いらしい女と戦士らしい大男だ。
530 :
Mr.名無しさん :2005/07/19(火) 20:38:11
僧侶の人へ 少し書き溜めてまとめてUPしてください。 みんなそうしてます。
>>529 僧侶の人へ
今のまま
出来る範囲で書いてくれればいいよ
みんなそうしてます
>>529 >>530 ー531御指摘ありがとうございます。
とりあえず出来る範囲で纏めて晒しておきます。
二人はマルスを見つけると、テーブルへ腰を掛けた。あれ?この二人見た事あるな。
あぁ、思い出した。
昔同じ学校だった奴らだ。
確か大男の方の名前はムネオ、女の方はミザリーだったかな。
よくいじめられてたっけなぁ。
ムネオはいかにもなマッチョ嗜好で、頭だけなら俺の方がいいんじゃないかな。
俺はまぁ何をするのも中の下くらいだったし。
つーかこいつはたぶん俺をいじめてたのも他の皆がいじめてたから何となくいじめてたんじゃないかなぁ。
あんまりバカっぽかったしはっきり言って悔しくなかったなぁ。
ところで、マルスは一年生の頃からずっと成績は全学年中2番目の天才だった。
そのマルスがずっと成績で負けていたのがミザリーだ。
ミザリーはずっと一番だった。
ミザリーの方は本気で俺を嫌ってたみたいだった。
何かいじめ方がマジだったよ。
まず、自分では絶対といっていい程直接手を下さなかった。
誰かに俺をいじめさせた。
だからはじめは俺も気付かなかった。
>>532 いじめられっ子は俺だけだったわけじゃない。
ある日、他のいじめられっ子が俺をいじめてきた。
不思議に思った俺は、その中の俺よりも弱そうな奴を問い詰めてやったら、口を割った。
俺をいじめないとお前をいじめるとミザリーに言われたそうだ。
で、ミザリーが俺をいじめていることに気付いたわけだ。
たぶんムネオもミザリーに言われたんだと思う。
ミザリーの舎弟みたいな感じだったし。
ミザリーが嫌いなものは俺も嫌いみたいな。
つーかそもそもなんでミザリーがそんなに俺を嫌うのかがよく分からない。
そんなに頭がいい奴と俺の接点が思いつかない。
まぁ、余程生理的に受け付けないとかそんなんなんだろうな。
で、そんないじめられっ子生活を送っていた学生時代だったわけなんだが、そこで俺を庇ってた奇特な人間ってのがマルスってわけだ。
世の中凄い奴もいるもんだと改めて思う。
まぁ、思い出話はこんなもんでいいだろ。
とにかくそいつらが来たわけだ。
>>533 ミザリー「何で?」
ミザリーは俺の方をちらりと見るなりこう言い放った。
マルス「意味が分からん。何がどう何なんだ?」
ミザリー「何でこいつがいるのか訊いてんのよ。」
マルス「こいつって、ドクオの事か?」
ミザリー「他に誰がいるってのよ!」
マルス「何をそんなに怒るのか分からんが、パーティだからに決まっているだろう。」
ミザリー「……だから何でこいつがパーティなのよ!」
マルス「僧侶が必要だといっただろう。今回からはかなりの長旅になる。薬草だけでは限界があるだろう。」
ミザリー「私が言ってんのはそういう事じゃ……」
マルス「ミザリー!」
マルスが急にミザリーを怒鳴りつけた。凄い迫力だ。
ミザリー「っ……。」
マルス「今は慢性的な僧侶不足なのは知っているだろう。……」
何だかここから難しい話になっていった。
俺も全く分からないわけではないが面倒なので割愛させてもらおう。
……まぁ、お互い難しい事を言い合ってたけど、要はマルスが俺を連れていく事をミザリーに納得させたというか、言い包めたというか、そんな感じだ。
っていうか
「下手したら全滅」
とかちらっと聞こえたんですがそんなに危険な仕事なんですか?
僧侶の人乙!
536 :
Mr.名無しさん :2005/07/20(水) 16:35:26
乙です♪ みんなすげぇよGJ
>>534 >>535 ー536こちらこそありがとうございます。
ミザリー「……まぁいいわ。ムネオ、座りなさい。」
ミザリーがそう言うとムネオは無言で席に着いた。
マルス「さて、それじゃあ今回の仕事の話になるが、いいな?」
全員が頷いた。まあ俺は流れに任せた感じだったが。
マルス「俺がちょっと前に勇者に任命されたのは知っているな?」
ミザリー「新聞見てる奴は全員知ってる。」
ドクオ「……うん。」
嘘つきました。俺……見てないので知りません……
マルス「で、バラモスの退治を命ぜられたわけだが……」
ミザリー「新聞見てる奴は全員知ってる。」
あ、バラモスって何か聞いたことあるな。退治……?
マルス「とりあえずアリアハン王の言った通りロマリアの王に挨拶に言ったわけなんだがどうやら盗賊に王冠を盗まれたらしい。」
ミザリー「で、それを私に手伝ってほしい、と。まあ盗賊退治だったら私はプロだしねぇ。でも、それだけだったら私の手伝いすらいらないんじゃないの?盗賊なんてあんただけで十分でしょう?」
俺がいらない事は当然なんだなぁ。
マルス「ああ、それの事なんだが、盗賊退治だけじゃなくてバラモス退治もこのパーティでいこうと思ってな。それに盗賊も俺ひとりじゃきつそうだしな。」
あぁ……何か凄い事言ってる気がする……
ミザリー「……とりあえず盗賊の話からまとめましょうか。誰か有名な奴なの?」
マルス「あぁ、カンダタっていう奴。」
ミザリー「……なるほどね。カンダタね。私たち三人でも本気でいかないとちょっと分からないわね。」
マルス「あぁ。」
>>539 ミザリー「で、カンダタはわかったけど、バラモスは納得いかない。何で?」
マルス「そろそろ本気で討伐を考えなければならない。バラモスの居場所を突き止めてから冒険者を雇っているようなら話にならない。」
ミザリー「なるほどね。余程慣れたパーティでないと分からないものね。」
マルス「ああ。」
ミザリー「分かったわ。それじゃあ私もわがまま言わないで真面目に言うけど、ドクオを連れていく意味が分からないわ。」
ミザリー「邪魔どころか足手纏いよ。私たち自身が危険だわ。」
確かに。
マルス「あぁ、そのことも考えてある。」
そういってマルスは俺の肩をポンとたたいた。
マルス「こいつは鍛えれば強くなる。」
ミザリー「……」
一瞬場に沈黙が流れた。
ミザリーはため息をついて呆れたように言う。
ミザリー「はぁ……、呆れたわ。鍛えれば強くなるなんて誰でもそうでしょ。あんたはもう少し頭がいいと思ってたわ。」
俺もびっくりだ。
マルス「俺は大真面目だぞ。まずは暫くこいつを鍛える。ある程度鍛えればカンダタ退治に出掛ける。」
マルス「もちろんまともには戦えないだろうから殆ど戦闘には参加せずに後ろの方で回復役にまわってもらうだろうけどな。」
マルス「ただそれだけでも実戦経験はある程度養われるだろう。そしてまた訓練しつつ冒険を続ける。」
マルス「そもそも僧侶は年寄りが多いんだ。鍛えるなら若いドクオの方がいいだろう。もともと戦闘には向かない職種だしな。」
マルス「まぁ、その話もドクオがこの仕事を受けてくれたらの話だがな。」
……どうしよう。
>>540 ミザリー「あ、そうだ!仕事で思い出したんだけど、報酬は?バラモス退治とかは半端な金額じゃ受けないわよ。」
マルス「カンダタを退治すれば一人につき600G+α、バラモス退治はアリアハン王から俺が貰う報酬を四当分だな。」
ミザリー「+αってのは?」
マルス「ロマリア王から報酬が出るからそれを四当分だ。」
ミザリー「少し高め……、ま、むしろ妥当ってとこかしら。バラモス退治は本気で死にそうだしね。」
ミザリー「実際それ位のお金があれば一生何も困らないわね。命はるんだから当然だけど。」
確かに凄い金額だ。
でも、死ぬかもしれないんだよな。
どうしようか……
ミザリー「まあいいわ。私らこの仕事引き受けるわよ。ムネオ、これはあんたも自分で決めなさい。」
ミザリー「普通に死にそうだから。」
ムネオ「俺も行く。」
静かに、しかししっかりとムネオは言った。
無口なのに俺と全然雰囲気違うなあ。
っていうか俺はどうしよう……
マルス「お前はどうだ?ドクオ。」
ドクオ「あぁ、ん……うん。」
せめて「はい」か「いいえ」か「ちょっと待って」と言うんだ、俺。
ドクオ「ち……、ちょっと待って……」
マルス「あぁ。そうだな。」よし、言えた。よくやった、感動した。
……感動してる場合じゃ無かった。どうしようか……
小泉総理かよ・・・ちょい萎えた
ちょっと待って、と言う大変さをよく言い表してるジャナイカ
>>418-438 の 名前: 15 ◆7NgVfZ/HTE 様作 カンダタを元ネタ書いてみました。
>>478 に 僕がレスしたように、自分なりに変えてみました。
書いてて思ったことは、15様の作品のよさは消えてしまうなぁっと。
勇者が悪者設定だったので、そのこらへんの複線がまったくいかせませんでした。
まだまだ遂行の余地、あるいは再構築の必要があると思います。
いずれ時間があったら、改めて書いてみたいと思います。
15様の作品もHPに公開したといと思ってますがいいですかね?
一応、これでしばらく投稿はやめます。また何かのきっかけで閃いたら書いてみます。
それではお送ります。
『 カ ン ダ タ 』 原作 15 ◆7NgVfZ/HTE パクリ ◆fpFX/Rxv3A
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 黒胡椒の価格が急騰中! 魔物増加に伴い商人による運搬が困難に。 (アリアハン新聞) 急募!傭兵募集。食事完備。未経験者歓迎。(バハラタ商人協会) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 薄暗い洞窟の奥に、そこには似つかわしくない華美に彩られた部屋があった。 魔力によって光に照らされたそこは、各地の特産品が並べられていた。 宝石や絹はもちろんのこと、希少金属に高価な装備、そして山ほどのゴールド。 毛皮で加工された一際大きなソファーの上に、巨躯の男が座っていた。 イスの脇には、この男でしか持てないような巨大な斧が立てかけられていた。 顔には緑色の布がかぶせられ、目元だけが空いていた。 見開かれた目元は大きく、血走っていた。 男の名はカンダタ。バハラタ近郊の山岳地帯を根城にする盗賊団のボスである。 古傷が痛み、今日の彼は機嫌が悪かった。 酒に酔い、独り言をつぶやき、ときどき唸った。 そこに彼の部下が入ってきた。 「ボス。バハラタへの潜入は失敗しました。すみ・・・」 報告が終わるまでもなく、彼は部下を蹴飛ばした。 巨大な足は力強く、部下はしたたかに吹っ飛んで壁にぶつかった。 巨大な斧を軽々と持ち上げる。 「部下・・を呼び・・出せ。これよ・・・りバハラタを・・・襲撃す・・・る。」 威圧的な太く低い声であったが、やや枯れている。 カンダタの命令に、すばやくしたくを整えた。
洞窟の外にでると、薄暗い曇りで一雨振りそうだった。 10騎ほどの馬に、部下が乗っていた。 カンダタも大きな黒い馬にまたがる。 彼が襲撃をするときは無計画だった。彼の前にたいていの警備は意味をなさなかった。 「ボス。バハラタは魔法使いの一党を雇ったようです・・・。」 カンダタは腕を真横に伸ばした。その先には鋭い斧の刃が光る。 部下の喉下に押し当てると言った。 「それ・・がどう・・した・・・。」 「いえ・・・」 騎馬隊はゆっくりと進んだ。 バハラタの街の近くにくる。門は硬く閉ざされたいた。 見張り台には二人ほど。 カンダタは迷わずに正面より突っ込む。部下もそれに続く。 理不尽な彼に部下がいる理由、それは戦闘では常に先陣を担っているからだった。 彼が大きく斧を振り上げと、門扉にたたきつけた。一度では壊れない。 「敵襲!!正面より数は10騎!至急応援を・・・ぐはっ・・・」 部下が弓矢で見張りを射抜く。大きな街では速さが勝負の分かれ目になる。 カンダタがもう一度斧を振り下ろすと、門は破壊された。 彼の部下は街の中で四散する。火を放ち混乱させるためだった。
カンダタは3騎ほどひきつれ、豪奢な商家を襲った。 すでに対抗しようと、警備兵が家からでてきた。 彼らが武器を構える前に、カンダタは斧を振り回す。 首をはね、頭を叩き割り、胴体をへし折った。彼の前に人は肉片と化す。 それでも数が多いので、カンダタは刀傷を負った。 しかし、力よわい一撃では、カンダタの強靭な体に深いダメージを与えることはなかった。 悲鳴をあげながら、生き残った警備兵は逃げ出した。 カンダタは正面で馬にのったまま、待機していた。 部下が家の中に潜入した。まもなくでてくる。 「ありました、黒胡椒。それにゴールド。」 両手には袋を抱えていた。 違う部下も言う。 「ここの娘のようなのでさらってきました。」 髪の毛をひっぱられ、泣きじゃくってるのは、年は15くらいの少女だった。 それらを馬に乗せると退却しよう馬を鞭打った。
入り口には、魔法使い団が配備されていた。 逃がさないつもりらしい。 カンダタの部下も集まってきた。 カンダタは雄たけびをあげる。 「・・・おおおおぉぉぉぉぉ!!」 ひ弱なものなら卒倒するだろう、また熟練でもない限り、敵の戦意が落ちる。 魔法使い団も一瞬ひるんだ。 カンダタと部下はそのまま攻撃を開始する。 呪文の詠唱より前に、斧を一閃させると魔法使いは無様に倒れ出した。 斧にたたき付けられ脳漿がとびちる。返り血はカンダタの覆面をどす黒くそめた。 後列の魔法使いはかろうじて、呪文を発動する。 炎の玉がカンダタにあたった。カンダタの体毛を焼いたが効くことはなかった。 彼の体はあまりにも鍛え上げられて、弱い魔法は意味をなさない。 カンダタは、そのまま斧を振り下ろす。最後の魔法使いは頭蓋骨を叩き割られ地面に埋没した。 本拠地に帰ると祝勝会が開かれた。酒が振舞われ、部下は喜んでいた。 どこかの街や、旅人から奪い取った踊り子が舞い披露し、酒をついで回った。 カンダタは彼らがうれしそうな姿を見届けると、静かに部屋にもどった。
カンダタの部屋の隅では、今日さらってきた少女が小さく震えていた。 彼女の髪をひっぱり床に倒すと、無造作に服を剥ぎ取った。 泣きじゃくる少女のことを気にすることもなく、彼女の体の中に身を沈めた。 悲痛な叫び声が洞窟に響いた。 乱暴に腰を振り射精をした。 少女がぐったりと横たわっている。 カンダタは彼女前で覆面を脱いだ。 醜い容姿に深々と切り傷があり、半分は焼けどの跡になっていた。 「・・・ひゃあぁ・・・」 少女が悲鳴をさらにあげる・・・ 「醜い・・か・・?」 カンダタはにやにや笑いながらいった。 「・・・化け物。」 少女は搾り出すように言った。そして後悔した。 カンダタは斧を炎にかざすと、少女美しい体に押し当てた。 焼印が押される。 「今日から・・・お前は・・ここの奴・・隷だ・・・せいぜい楽し・・く過ごす・・んだな・・・」 そして、少女は気を失った。 カンダタは少女の髪をつかむと部屋から投げ出した。 「あとは・・・お前らの好・・きなようにな・・・。」 一瞬息を呑む部下。この残酷な儀式に慣れるものは少ない。 だが彼らも盗賊。やがて歓声があがる。 踊り子とすでに交わっているものもある。それが彼らの生き方なのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー バハラタの街急襲される! 商家の娘さらわれる。求む勇者 (アリアハン新聞) 急募!討伐隊編成。高給。経験者優遇。 (バハラタ商人協会) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その日、カンダタは夢にうなされた。 人を殺めたあとには、たいていうなされる。 「お前は人の子じゃない。」 「気持ちが悪い・・・。」 「死んでしまえ!」 数々の言葉が幼いカンダタの心刻まれた。 カンダタおよそ人らしい生活はさせてもらえなかった。 与えられる食べ物は残飯、寝床は硬く冷たい床、服はボロ切れ一着のみ。 そして里親はまだ幼いドクオを無理やり働かせた。 ほっとできる場所は少なかった。教会の裏庭にこっそり隠れて寝ることも多かった。 カンダタは毎日暴力を振るわれた。 里親は酒を飲んでは殴り、博打でスれば蹴り飛ばし、何かと八つ当たりした。 暴力は日に日にエスカレートした。 ひどく機嫌の悪い里親は剣を振り回すと、カンダタの耳を切り落とした。 そのあと、顔を切りつけた。醜いガキを殺すつもりだった。 だけど、死にきれなかった。無残にも生き残ってしまった。 家の外でもカンダタはいじめられていた。 女の子には「キモイ。」っと暴言を吐かれたし、男の子はそれに加えて残酷な暴力をふるった。 およそ人として接してももらえず、家畜以下で扱われた。 人気のあった男の子のグループは、虫けらを踏み潰すように、カンダタの顔を焼いて喜んだ。 「悪魔を倒したぞ〜〜」 うずくまるカンダタを心配するものはいなかった。みんなでそいつを褒めていた。 カンダタがはじめて人殺しをしたのは、こいつらだった。そのあとに街をでた。
夢を見るとさらに傷がうずく。カンダタは汗をびっしょりとかき、呼吸は荒かった。 どんなに鍛えても、どんな薬で治療をしても、痛みが消えることはなかった。 明かりの消えることのないこの部屋で、無数の財宝はなんの役にもたっていなかった。 カンダタは両手で顔を触る。硬い皮のような肌。ざらざらとしている。 傷跡は今でも生々しい。顔を斜めに指を這わせる。 彼は怖くて自分の顔をみることができなかった。 「・・・化け物。」 そうつぶやいた少女の言葉は、カンダタの固い心に突き刺さる。 暴力により築かれた彼の財産は、むなしさの象徴だった。 不気味な容姿のために、人から慕われることはない。 彼の部下ですら、彼を利用してるのだと、カンダタは知っていた。 カンダタは酒を飲み干すと、また眠った。けっして深くとれない睡眠を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 勇者がバハラタの街にくる! 盗賊討伐隊を指揮。 (アリアハン新聞) 娘を助けたのものに多額の賞金!10万ゴールド! (バハラタ商会) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 何日かたった。相変わらず憂鬱な日がつづく。 バハラタからさらってきた人質の交渉も難航していた。 「大変です!勇者が攻めてきました。その数3人ですがめっぽう強くって・・・」 部下が三名ほど部屋に入ってきた。戦闘はカンダタ任せだった。 洞窟の入り口では交戦中だとわかった。 剣の重なり合う音、部下の悲鳴。 カンダタは簡単な金属の鎧を身につける。逞しい体によく似合った。 斧を握り締めると、部屋からでた。部下も剣を構えている。 目の前にいる勇者といわれる男。 カンダタとは明らかにちがう空気をもっていた。 人を惹きつける魅力、容姿、佇まい。 「お前がカンダタか! バハラタから奪ったものを返しにもらいにきた。 おとなしくすれば・・・」 ガイアの言葉はカンダタの耳には届かなかった。 部屋からでた洞窟は荒らされて、何人もの部下が倒れていた。 自分の築いてきた、小さなものまでも奪おうというのか。
「お前は許・・さない・・・」 カンダタは勇者と交渉する気などなかった。欲しければ力で奪うがいい。 大きな斧を振り上げる。ガイアは盾でそれを受け流した。 残りの部下は、勇者とともにきた武道家の女と戦っている。 軽い身のこなしに翻弄され、部下はままたたく間に倒されていった。 重たい斧の一撃一撃をガイアは受け流すように剣を交えた。 斧とは思えないような速さだった。 「強い・・・。」 ガイアは少し焦った。旅をつづけて少しは強くなったと自負していたのだ。 カンダタが斧をなぎ払うと、風の刃が勇者たちを襲った。 ひるむ勇者にカンダタは容赦なく斧を振り下ろす。 ガイアは盾を弾き飛ばされた。 返す手で斧を横になぎ払う。 ガイアはバランスをくずしていた。 その時、部下を倒しおわったシェラが、カンダタの顔にとび蹴りをいれた。 カンダタもバランスを崩しため、斧は宙を切った。 「危なかった・・・」 ガイアに冷や汗がたれる。一対一だったら負けていたと思った。
ガイアとシェラの連携にも、カンダタは一歩もひるむことはなかった。 鉄の爪が左腕に食い込んでも、剣が腹をきっても、動きは落ちなかった。 ティアは後列から補助魔法で支援をする。 「・・・・おおおおぉぉおおぉ!!」 カンダタが雄たけびを上げる。ティアは驚いた。 ガイアもシェラも冷静さを失うことなく、攻撃を続けた。 カンダタの一撃をシェラは鉄の爪でかろうじてうけとめたが、吹っ飛ばされた。 壁にしたたかに頭をぶつけ気絶した。 ガイアはちょっと距離をとると、呪文を唱えた。 「ギラ!!」 爆風がカンダタを包んだ。 炎をまといながらも、カンダタは斧を振り回した。 やがて、炎が消えるとカンダタの覆面は焼かれてなくなっていた。 醜い素顔だった。 カンダタは左手で顔を隠そうと思わず抑えた。見られたくなかった。 その一瞬隙をガイアは見逃さなかった。 鋼の剣で、カンダタの右の手首を切り落とした。
「ぐあ・・・あぁぁあ!」 唸るような悲鳴をあげていた。 勝負はほとんどついたが、ガイアはカンダタの片足も切り落とした。 でかい図体が静かに床に沈んだ。 呻き声を出すカンダタの首にガイアは剣をあてた。 首級を持ち帰れば、仕事の完了だった。 剣を突き刺そうとすると、 「だめぇ!!」 ティアが叫んだ。 「ここで殺さないと、捕まえても死刑になるだけだよ。」 「それでもダメ。ガイア・・・彼は魔物じゃないんよ。」 「・・・」 「人間なの!人が人を殺めてはあかん。」 倒れているカンダタの元にティアは駆け寄ってしゃがみこんだ。 切り落とされた手と足に手をかざす。 「ホイミ。」 光がともると血が止血した。 「大丈夫?」 心配そうにカンダタに声かけるティア。
するとカンダタは、唾をティアに吐きかけた。 黄色い粘っこい唾が、ティアのきれいな顔にべっとりとついた。 ティアはそれをぬぐうことなかった。 「ごめんね。私はまだベホマ使えへんねん。だから手と足はくっつけられへん。」 「・・・・。」 「顔の傷、いややんね?」 「・・・・。」 ティアは静かに両手で印を結び、カンダタの顔に当てた。 眩しいほどの輝きを放つ両手からは、とても暖かい光がカンダタの顔に照らされた。 「覚えたてのベホイミ。傷が治るはずやねんけど・・・時間かかるかも。」
カンダタはあまりにも優しい光に、殺伐とした気分を失ってしまった。 そしてなんだか懐かしかった。 だれにも優しくされなかったのに、なんで懐かしいのだろう? どこにもそんな記憶はないはずなのに、すごく安心感があった。 遠い昔に。体験した原風景をカンダタは眺めていた。 醜い容姿の男の子が泣いていた。今日も虐げられていた。 逃げるように隠れたのは、教会の裏。 ここにはいじめっ子はこなかったし、暴力をうけることもなかった。 物置小屋の影で一人で過ごした。暖かい夕暮れだった。 うずくまっていると、突然声をかけられて驚いた。 「だーじょーぶ?」 目線をあげると、そこには小さな3歳くらいの女の子がいた。 髪の毛は綿のようにきれいな金色だった。 手にもっている、小さな花をもらったんだ。 お礼の言葉を僕はしらなくて、黙っていると 彼女は、にぃーって無邪気に笑っていた。 僕もにぃーって無様に笑い返した。初めて笑った気がする。 すると彼女は走っていなくなった。 ほんの一瞬だけ降臨した小さな天使だと思っていた。 カンダタの目には涙が浮かんでいた。 盗賊に身を落としてから、泣いたことなどなかった。 いや、こういう涙は初めてだった。
「ほら、治ったで♪」 手鏡を見せた。 そこには、やはり醜い男が写っていた。 だけど、剣の深い傷も、火傷の跡もなくなっていた。 自分の顔を鏡でこんなにみたことはなかった。 変な気分だなとカンダタは思った。 大人が顔をぐしゃぐしゃにして泣いていた。 もう、一度泣き出すと、カンダタは堰をきったようにわんわん泣いた。 あんまり大声で泣くものだから、ティアもガイアも笑ってしまった。 シェラも目がさめて、キョトンとしていた。 「ちゃんと出頭するんやで。死刑にならへんように言うとくよ。」 カンダタは何度も首を縦に振ってうなずいた。 そして 「あり・・がとう。」 っと言った。 声はその言葉に恐ろしく似つかわしくなかった。 「ほら、笑って。笑えば幸せはきっとくるから。」 ドクオの言葉をティアも感染したようだ。 カンダタは、にぃーっと不器用に笑った。 勇者一行が去ったあと、カンダタの子分も起き上がってきた。みんな生きていた。 外から、バハラタの兵士がやってきて縄で捕まえている。 反抗するものはいなかった。 カンダタも素直にお縄を頂戴した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 勇者が盗賊討伐に成功!悪名高いカンダタがついに逮捕。 (アリアハン新聞) 緊急バーゲン! 特産品が目白押し! 急げバハラタ蚤の市! (バハラタ商人協会) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勇者とカンダタの関係はこれでおしまい。 でも、もう少しだけカンダタの未来をのぞいてみよう。 その後カンダタは、教会で懺悔をかねて働くことになった。 義足と義手ということで、もう悪さはできないだろうと寛大な処置だった。 担当はバハラタ教会の庭師。強面の顔にふさわしくなく花畑の管理は上手だった。 はじめは、カンダタが町を歩くと石を投げられ、罵声をあげるものも多かった。 だけど、カンダタはけっして怒ることなく、にぃーっと不気味に笑った。 大きな建築の時には手伝った。人並みはずれた膂力が軽々と木材や石材を運んだ。 どんな仕事も嫌がらずに続けるうちに、少しづつ街の溶けていった。 魔物との戦争が、いよいひどいときは、バハラタの街を守るために前線にたった。 かつて、この街を襲った巨大な戦斧は、魔物を退散させるのに大活躍をした。 そうして、カンダタは街に必要な大切な人物に成長した。 彼の醜い顔には、幸せな皺が少しづつ刻まれて、すっかり穏やかになった。 「ほら、笑って・・・笑えばき・・・っと幸せ・・は・・くるか・・・ら。」 泣いてる子供には優しく声かけていた。
それから、カンダタがひどく傷つけてしまった商人の娘には、 毎年育てた花を、大きな花束にして届けた。 どんなに謝っても、会うことはできなかった。 それでも、毎年毎年花束を届けた。 9年間受け取ってもらえなかったけど、10年目に手で渡すことができた。 このカンダタの恋は、また別の物語。 〜〜 Fin 〜〜 THANK YOU
◆fpFX/Rxv3A氏、乙!
564 :
Mr.名無しさん :2005/07/22(金) 01:21:01
>>530 >>542 文句があるならご自分で書かれたらいかがでしょうか。
文句言うだけなら誰でもできます。
何もできない人程、努力している人に求めたがるって本当ですね・・・。
できないのはかまいません。
でも、最低限努力している人、頑張っている人に文句言うのは
やめましょうよ。
>>564 空気を読んだり、スレの流れを汲むことも大切。
批評されてうまくなっていく。
がむしゃらにけなしてるわけじゃないでしょう。
つまんね。とか 氏ね。
みたいなレスとは違うのですから。
第一こんな長文をどれだけの人数が読むと思ってんだ?
ほとんど読み飛ばすが、斜め読みだろ。
読んでもらうには、それだけ学ばなければだめ。
はっきりいって、文句のレスかもしれないけど、それでもレスがつくだけまし。
>>541 >>542 それも大事だと・・・思いませんか。
>>543 そうみえて頂けると幸いです。
>>564 なんかすみません。
>>565 私もそう思います。
死ぬのは嫌だ。
そんな事はしたくない。
死んだら俺は……俺は?
死んだら俺はどうなんだ?
俺が死んで困る事、両親が悲しむ。
他には……他には何も無いな。
そもそもまだ死ぬと決まったわけじゃないじゃないか。
俺は何を勘違いしてたんだろう。
そうなんだよ。これでもしバラモスを倒して帰ってきたら報酬を貰って最高の人生じゃないか。
俺がここにいたってどうせ何もしないで適当に生きて適当に死ぬんだよ。
それも悪い事では無い。悪い事では無いがそれだけだ。
今まで自分を信じてくれた人間なんていなかった。
それが今、ここまで俺を信じてくれている人がいるんだよ。
所詮俺の人生だ。
両親にはちょっと悪い気がするが関係無い。
すぱっと決めてしまおう。もうこんなにぐだぐだ考えてるけど。
よし、行こう。そうしないと始まらないしな。話とか。
さぁ、言うんだ。
ドクオ「い、行くよ。僕も……」
割とすらっと言えたな。俺にしては。
ちっ、行くのかよ。とミザリーが呟いた気がしたのは多分気のせいではない。
>>567 マルス「……、大分考え込んでたけど大丈夫か?別に気を遣う必要は無いぞ?」
ドクオ「だい……大丈夫。ちゃんと……決めたから。」
マルス「そうか。ならいいんだ。」
……そう言えばマルスってあんまり表情変わんねぇよなぁ。いや、何でも良いんだが。
その後俺とミザリーとムネオは契約書みたいなものにサインした。
概要は報酬を約束させるもの、それと生命保険のようなものだった。
一応途中で死んだらアリアハンから金が出るらしい。はした金だったが。
受取人は両親で良いだろう。
そして冒険の準備が整った。殆どマルスが手伝ってくれた。
マルス「とりあえず今日から暫く特訓だな。」
そして俺を含めた四人はアリアハンを出た。
その2分後くらいかなぁ。
やっぱりやめとけばよかったと思ったのは。
だって僧侶の修業よりもきついんだもん。
内容は簡潔なものでアリアハン周辺のスライムを倒しまくることだ。
ただし、俺ひとりだけで。
冒険者レベル0の俺にはかなりきついものだ。
スライムと戦ったことすらないんだから。
>>568 ……
さっそくマルスのバトルレッスンが幕を開ける。
マルス「んじゃあ始めるか。」
ドクオ「……」
マルス「まぁ心配なのも分からないでもないが大丈夫だ。」
マルス「危なくなったら俺がホイミをかけるから。」
ミザリー「大丈夫に決まってんでしょ……。スライムなんて私でも素手で一撃だっての。」
ミザリー「何でも良いから早く。付き合ってる身の事も考えろ。」
ムネオ「……」
マルス「そう言えばお前武器は何が使えるんだ?銅の剣は無理か?」
ドクオ「ち……ちょっと無理だ……ね。剣は……力もいるし……」
マルス「んじゃあやっぱ檜の棒だな。スライムだけなら素手でも十分なんだがな。」
マルス「この機会に武具の使い方を練習した方がいいだろう。」
マルス「まあ攻撃する為というよりは自分を守るためくらいにな。」
マルス「とりあえず俺が見本見せるから。」
マルスはそういって口笛を吹くと、その音につられてか魔物がわらわらとやってきた。その殆どはスライムだ。
1、2、……、7匹はいるな。
マルスは布の服と檜の棒と皮の盾だけでスライムに立ち向かった。
まずはスライム一体を棒で激しく薙ぎ払う。
そしてすかさず隣のもう一体を棒で衝き飛ばした。
それをみてなのかどうなのか殆どのスライム達は逃げてしまってもう一匹しかいない。
あぁ、棒ってこんな使い方があるんだ。ただ殴るだけのモノだと思ってた。
(・∀・)イイヨイイヨー
572 :
Mr.名無しさん :2005/07/22(金) 23:42:20
カンダタえがった
>>569 >>570 そちらこそ
>>571 乙様でした
マルスはじっとしている。おそらくスライムの攻撃を待っているのだろう。
そういやまだ盾の使い方とか観てないもんな。
そうこうしているうちにスライムがマルスに向かってきた。
マルスはそれを正面から盾で受けとめた。
俺には出来ないよ……
またスライムがマルスに向かう。
今度は攻撃を躱しつつ盾でスライムの攻撃を左へと捌いた。
よろけているスライムを素早く衝き上げて終了。
……
いやこれ無理だろ。
マルス「まあこれくらい出来れば言うことはないんだが、始めから無理は言わない。」
マルス「とりあえず戦う事だ。勝てれば尚いいな。ホイミが確実に成功できるまでやるぞ。」
マルスは俺に檜の棒と鱗の盾を渡した。
他の俺の装備は木の帽子と旅人の服だ。ぶっちゃけ皮の鎧でもろくに動けなかった。
でもまあこれだけの装備かあればスライムにやられることはありえないらしい。
まぁホイミが使えるようになるまでやるしかないなぁ。
使い方は識ってんだけどなぁ。よくわかんねぇ。
マルス「あ、そうそう。」
まだ何か?
マルス「別にさっきみたいに魔物呼んだりしないしないからな。」
マルス「その辺歩いてたら普通にいるから。歩くのも訓練のうちだ。」
頑張ります……
>>573 ミザリー「ねぇ、私いらないんじゃないの?今日は帰もうっていい?なんかもうウザい。」
マルス「ああ、そうだな。じゃあ明日また今日と同じ時間にルイーダの酒場な。」
ミザリー「はいはい。ムネオ、帰るわよ。」
ムネオ「……」
何でムネオってあんまりしゃべらないんだろ……
……俺もあんまりしゃべらないんだった orz
マルス「んじゃあ始めー。」
結局この訓練は夕方までに及んだ。
と言う事で序章終了です。 次はピラミッドくらいまで書こうと思います。 またちょっとずつ書きためておきます。 カンダタが被らないよう頑張ります。
>>575 乙!
何か読んでて普通にワクワクするんだが
577 :
Mr.名無しさん :2005/07/23(土) 16:01:57
僧侶の人乙!GJです♪
僧侶の人乙!GJです♪
正統派ドクオって感じでいいね
>>575 >>576 私もです
>>577 ー578そちらこそGJ
>>579 そうかも知れませんね
>>580 はい。と言うかキボンヌが妙に懐かしい
とりあえずあの時の特訓(結局三日かかった)でホイミは使えるようになった。
たとえスライムでも十時間(休憩含む)も戦い続けりゃホイミくらいは使えるようになるってもんだ。
さすがにあの次の日は筋肉痛になった。
ホイミで痛みは和らぐものの完全にはなおらない。
そう言えば以前に教会で読んだ事がある。
どんなに優れた魔法でも筋肉痛と水虫は瞬時に完治させる事が不可能らしい。
特に水虫に至っては長期的な治療が必要だそうだ。
……この話はそのくらいにしておこう。あまりに関係なさすぎる。
とにかく俺はホイミをはじめちょっとの僧侶向け初等呪文を使えるようになった。
と言うわけで今日から冒険に出るわけだ。
集合はルイーダの酒場だ。
ルイーダの酒場に着いた。
さすがにここの雰囲気にも慣れてきたな。苦手なのにはかわりないが。
奥の方のテーブルでマルスが待っていた。
とりあえずそこへ向かう。
ミザリーとムネオはまだ来ていないようだ。
とりあえず俺は水を注文した。
ドクオ「み……みず、を……」
*「水ですねかしこまりました。」
こんな感じだ。
初めてここにきた時とか怖くて頼めなかったし、成長したもんだよな。うん。
>>581 マルスも飲んでいるのは水だった。
まぁ仕事前に酒もないだろうしな。
二人を待っている間暇なのでとりあえず世間話をしていた。
マルスが勇者になった経緯とかそんなんだ。
二言で言えば学校の成績が良くて父親が優秀な戦士だったかららしい。
まぁとりたたて言うほどのことではないのでこれくらいに割愛しておこう。
そうこうしているうちに二人が来た。
ミザリー「あーもーやっとかよ。ホイミ教えるのに三日もかけんなよ。」
ミザリー「ま、もう何でもいいから早く行きましょう。」
ミザリーって俺に話し掛けることを出来る限り避けてるんだなぁ。
マルス「そうだな。別に急がない理由もないしな。全員準備は出来てるか?」
ミザリー「当たり前だ。」
ドクオ「……出来てるよ。」
ムネオ「ああ。」
マルス「んじゃあロマリア王に挨拶に行くから、まずそこに行くぞ。」
ミザリー「ちょっと待て。あんたの装備は何だ。」
あ、それ俺も思った。
マルス「旅人の服と布の帽子、それと銅の剣だ。」
ミザリー「……何で?面倒だからこの一言で私の言いたい事を汲み、その上で答えろ。」
マルス「……、この装備が動きやすいからだ。鎧や兜をつけるといやでも動きが遅くなる。」
マルス「俺は受けるよりも流すほうが得意なんだ。この方がよく戦えるし問題ない。」
ミザリー「ならいいわ……。まぁあんたの事だから大丈夫だとは思うし。」
マルス「もう何もないな。んじゃあ出発するぞ。」
こうしてロマリアに行くことになった。
>>582 ここで全員の装備を紹介しよう。
名前/武器/服・鎧/盾/帽子・兜/装飾品
マルス/銅の剣/旅人の服/―/皮の帽子/兎の尻尾
ムネオ/鉄の槍/鉄の鎧/青銅の盾/木の帽子/―
ミザリー/刺の鞭/旅人の服/―/皮の帽子/―
ドクオ/檜の棒/旅人の服/鱗の盾/木の帽子/―
まあこんなところだ。
俺の装備は殆どマルスから貰ったものなんだよな。
ちなみに荷物持ちは俺。まあ妥当なところだけどな。
俺が攻撃に参加する事はあんまりなさそうだし。
ミザリー「そう言えばあんたルーラ使えるの?私はロマリアまで行ったことないけど。」
マルス「ああ、最近覚えた。」
ミザリー「そうなの。」
マルス「んじゃあとぶから全員俺に掴まっといてくれ。」
とぶ?何かよく分かんないけど、言う通り掴まっておこう。
マルス「全員掴まったな。んじゃあとぶぞ。」
マルス「ルーラ。」
マルスがそう言った瞬間周りの景色がよく分からなくなった。
584 :
Mr.名無しさん :2005/07/24(日) 22:43:59
>僧侶の人 ワクテカして待ってます(・∀・)
保守代わりに書き込んでおきます
今日明日は書き込めなさそうです
明後日にこの埋め合わせはする……予定ですので
そこそこに待って頂けますようお願い致します
>>584 そこそこ頑張ります
586 :
Mr.名無しさん :2005/07/25(月) 20:45:16
そこそこワクテカして待ってます(・∀・)
だが断る
588 :
Mr.名無しさん :2005/07/26(火) 13:55:20
マーダー?
589 :
Mr.名無しさん :2005/07/26(火) 23:35:39
500
カンダタにレスついてないじゃん。 面白かった。なんかいい話だね。
マジ泣けた
>>583 >>586 そこそこ頑張りました
>>587 だが断る
独特の浮遊感を感じた。
そう思ったら今度は見知らぬ土地に来ていた。
あぁ何か凄く気持ち悪い。
ドクオ「うえっ……」
今にも吐きそうだ。
ミザリー「汚ぇなぁ。絶対に吐くなよ。」
マルス「あぁ、そうか。お前ルーラ初めてだっけな。」
ドクオ「……」
俺は口を手で押さえながら無言で頷く。
マルス「その気持ち悪いのはルーラ酔いだ。まあその内慣れるから。」
ドクオ「……うん。」
……ルーラが憂欝だ。
マルス「じゃあそろそろロマリア王に挨拶に行くぞ。」
そして、俺たちはロマリアの城に向かっていった。
ここはダイジェスト版でお送りします。
マルスはロマリア王にこのメンバーで迎撃に行くと報告し、一礼をした。
そして城を出た。
ここでダイジェスト版を終わります。
ミザリー「何かつまんなかったな。」
マルス「何が?」
ミザリー「さあ。何となくそう思った。」
マルス「そうか。それじゃあそろそろカンダタ迎撃にいくぞ。掴まれ。」
>>592 ミザリー「?ここから行くんじゃないの?」
マルス「ああ、ここから北に進んだところにカザーブって村がある。そこから行ったほうが近いんだよ。カンダタのアジトは。」
ミザリー「そうなの。」
ミザリーはそう言ってマルスにつかまった。
次いでムネオと俺もマルスに掴まった。
ああ、またルーラか……
マルス「あ、そうだ、ドクオ。」
ドクオ「な……何?」
マルス「ルーラ中は目を閉じておくと少しは楽になるぞ。」
ドクオ「あ……ありがと……う。」
あぁ……、気にしてくれてたんだ。
マルス「んじゃあ行くぞ。ルーラ。」
そうして俺たちはカザーブへ着いた。
確かに目を閉じておいたほうが楽だなあ。
気持ち悪いにかわりはないが。
まぁそんな事行ってる場合でもないな。
ついにカンダタとか言う有名(らしい)な盗賊との戦闘だ。
敵の数も多いんだろうなあ。
子分とかワンサカいるんじゃないだろうか。
>>593 マルス「んじゃあ軽く飯食っていくか。」
ミザリー「そうね。」
マルスが言って気付いた。
そうか、そういえばもう昼前か。
それに気付くと急に腹が減ってきた気がする。
朝早かったもんなぁ。
大体こういう時って気持ちが高ぶって軽い興奮状態にあるからかそんな空腹に気付かないもんな。
冒険者やってるとそれくらいは落ち着いてないといけないんだろうなぁ。
まぁ、すぐ慣れることを祈ろう。
昼食をとるためとりあえず宿屋へ向かった。
それにしてもここはかなり静かなところだ。
周りは山ばっかりだし、こんなところに一人で居ても落ち着かないだろうな。
俺としては少し賑やかな方がいいかな。
少し賑やかなところに一人でゆっくりするのが落ち着くなぁ。
まぁそれだけなんだが。
ここの料理はなかなか美味い。
味付けが薄めだからヒトを選ぶかもしれないがスカスカの保存食ばかり食べている僧侶のときと比べると食材が新鮮なだけで美味く感じる。
一応誉めことばなんだがな……。
まぁとにかく俺たちは昼食を済ませた。
食べてる時は殆ど全員無言だった。
まあ満腹になるまで食べるわけにもいかないから量も少なかったしな。
そして俺たちは少しの保存食を買って村を出た。
ついにカンダタとのご面会だ。
>>594 ミザリー「ねぇ、カンダタのアジトってこっからどんくらいあるの?」
マルス「東に歩いて一時間半くらいだな。」
ミザリー「遠いな。ルーラで行けねぇのか?」
マルス「無理だ。」
ミザリー「ちっ、カンダタも不便なところをアジトにするなよな。」
マルス「かなり高い塔だからな。それはそれで便利なんだろう。」
マルス「それにドクオにも実践の訓練になって丁度いいだろう。スライムだけでは心許ない。」
ミザリー「そう。まあ何でもいいわ。早く行きましょう。」
マルス「そうだな。」
……
カンダタのアジト(と思われる)のシャンパーニの塔にようやく到着した。
結局二時間くらいかかったと思う。
途中で襲い掛かってくる魔物達はマルスとムネオがガシガシ倒していくし、彷徨う鎧や軍隊蟹みたいなかたい魔物もミザリーがヒャドで凍らせて劣化したところをムネオが攻撃したり、マルスに至っては敵の甲胄や外骨格の甘いところをぬって攻撃していったりしていた。
俺がルカニを完璧に使いこなせないのが悪いんだがな……
俺の出番は殆どなかったがそれでも疲れは出てくるもので、たまに俺が活躍した。
そのおかげかやっとキアリーをマスターした。
これでポイズントードも恐くない。
596 :
Mr.名無しさん :2005/07/27(水) 08:15:33
こいつ荒らしだろ?
>>595 まぁ、毒消し草すら使うことはなかったんだが。
とにかく俺たちはカンダタのアジトに着いた。
それにしてもこの塔は高い。
聞くところによるとこの塔は代々盗賊のアジトに使われてきたらしい。
物騒な塔だ。
これを上るのか……
いや、カンダタが一階にいれば上らなくて済むな。
……そういう問題でもないか。
どうせ下にはいないだろうしな。
マルス「んじゃあ入るけど準備はいいか?」
ミザリー「私はいいわよ。もう十分休憩したし。」
ムネオ「……同じく。」
ドクオ「……うん、いいよ……」
マルス「じゃあ行くか。」
俺たちはシャンパーニの塔へ入っていった。
おわったな
>>597 >>596 >>598 >>599 まあまあ
塔の中は結構ひんやりとしている。
ときどき魔物が出てきたがその殆どはマルスとムネオの前に敗れ去った。
俺たちはどんどん階段を上っていった。
階段を三回ほど上った頃、頑丈そうな扉が目に入った。
……この先が盗賊のアジトなのだろうか。
マルス「鍵は……盗賊の鍵で問題ないな。開けるぞ。」
……
全員静かに息を呑んだ。
が、この階には誰もいないようだ。
とりあえずホッとする。
だが油断は出来なさそうだ。
マルス「上の階に結構な人数がいるな。」
ミザリー「そうみたいね。どうする?」
マルス「ふむ。ここに居ても見つかるのは時間の問題だしな……」
ミザリー「強行突破ね?」
ミザリーが少しニヤついている気がする。
マルス「それはない。普通に突入する。」
あんまり変わらないような気がするんですが……天然ですか?
ミザリー「強行突破とあんまり変わんねぇな。」
マルス「あぁ、わざとだ。」
わざとか。
マルス「……もう準備はいいか?そろそろ突入しようと思うんだが。」
ミザリー「問題ない。」
ムネオ「……」
ムネオは静かに頷く。
ドクオ「うん……」
あぁ……ついにカンダタと決戦か……
決戦は違う気がするな。まあいいか。
>>600 マルス「行くぞ。」
俺たちは気合いを入れて普通に階段を上っていった。
階段を上っていった先には盗賊と思しき輩が三人ほど雑談をこなしていた。
急に現われた俺たちをみて驚いたようだった。
まぁそうだよな。こんなところまで来る奴なんかそうそういないもんな。
子分A「お……おい!」
子分B「……!!侵入者か!」
子分A「……どうする!」
子分C「……お頭に報告だ!」
子分B「おう!」
余程気が動転していたらしく三人全員上の階に行ってしまった。
もしかしてこいつ等は割と馬鹿なのかもしれない。
全員こんな感じだったら簡単に勝てそうなんだけどな。
まぁ人生そんなにうまく行かないんだろうなぁ。
今まで大してうまく行ってない俺の勘はやっぱり的中するのだった。
まぁ人生こんなもんだよな。
ミザリー「ちっ、逃げやがったか。」
マルス「……余りいい展開ではないな。形勢を整えられると突入した意味がなくなってしまう。」
ミザリー「だったら早く追い掛けましょう。」
マルス「そうだな。」
ここで引く手はないのか?
……それはそれで形勢を整えられて構えらる恐れがあるか。
まぁどの道ここまできて俺に止められる力もないしやらない事を考えても仕方ないか。
そうこう考えている間に最上階に着いてしまった。
もう後戻りは出来ない。
>>601 子分C「あっ!もう追い付いてきやがった!」
子分の一人がそういった。
まだ完璧には形勢を整えられていないようだ。
それにしても……なんて数なんだ……
1、2、3、・・・、8人
人数だけでも八人はいる。
その中に一人だけ、俺でも分かる程の異様な雰囲気を持った者がいる。
おそらく奴がカンダタだ。
見たことがなくてもはっきり分かる。
なんて奴なんだ。
マルス「カンダタ、お前に用がある。」
マルスが大胆にもカンダタに言葉を発した。
子分D「てめぇ、自分の立場が分かって……」
カンダタと思しき男は、マルスの言葉に反応した子分の言葉を止めさせ、真直ぐにマルスを睨んだ。
恐ろしく鋭い目だ。
カンダタ「小僧、俺に用とは何だ?」
やはりこの男がカンダタの様だ。
厳かな声でカンダタは言い放った。
マルス「ロマリア王の王冠を返してほしい。王冠がなくてロマリア王が困っている。」
臆する事もなくマルスも言い放った。
>>602 カンダタ「ふん。『返してほしい。』だと?」
カンダタはニヤリとした(と思う。何せ覆面をしていてよく分からない。)。
カンダタ「ここにあるものは全て俺の物だ。返すなどとは甚だ可笑しい。」
一瞬の沈黙が流れる。
マルス「そうか、なら……」
マルスは一呼吸置くとこう言い放った。
マルス「力ずくで奪わせてもらおうか。」
俺たちはマルスがそういった瞬間即座に構えた。
カンダタ「ふん……」
カンダタは少し笑っているようだ。
カンダタ「野郎共っ!やっちまえっ!」
子分一同「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
子分一同がこっちに向かってきた。
なんかどうでもよくなってきたな。
興奮してんのかな。
ミザリー「マルスっ!雑魚共は私に任せなさいっ!あんたはカンダタの相手をしていればいいわ!」
マルス「え?だが……」
ミザリー「考えがあるのよ。ムネオ、私のサポートを頼むわよ。」
マルス「そうか、そういう事なら任せたぞ。ドクオ、お前もミザリーの側にいろ。」
ドクオ「あ……う、うん!」
そうだよな。危ないもんな。
足手纏いになってもアレだしな。
マルスはそう言うとカンダタの方へ向かっていった。
>>603 俺はミザリーの側によっていった。
みるとムネオが子分達と闘っている。
人数が多いせいかムネオも満足な一撃を決められない様だ。
子分の一人が俺とミザリーの方へ向かってきた。
いやいやいや、ヤバいだろこれは。
どっちもそんなに直接攻撃とか得意じゃないよ。
ミザリーが鞭で牽制するのかと思ったらそうでもないようだ。
つーかよく見たらこの人ちょっと笑ってるよ。
ミザリー「ふふ、バシルーラ!」
カンダタ子分Bは地平線の彼方まで吹っ飛んでいった。
考えってこれのことか。
なんでこの人バシルーラつかえるんだろ。と思ったけど恐いから気にしないで置こう。
ミザリー「ふふふ、バシルーラっ!」
カンダタ子分Eは地平線の彼方まで吹っ飛んでいった。
ミザリー「はははっ、バシルーラっ!バシルーラっ!バシルーラっ!バシルーラっ!」
カンダタ子分A・C・D・Gは地平線の彼方まで吹っ飛んでいった。
うわぁ……、めちゃくちゃ笑ってんなぁ。
えぇっと……もうあと一人かな……
あれ?あと一人が見当たらな……
子分F「そこの女ぁ!それ以上動くとこいつの命はないぜ。」
えぇっ!俺人質にとられてやんの!
あぁ〜、ムネオも反対側にいるしマルスはカンダタと闘ってるしどうしたも……
あれ?ミザリーさん、顔が笑ってるよ?
606 :
Mr.名無しさん :2005/07/29(金) 00:15:17
保守
>>604 >>605 どうもw
>>606 乙
ミザリー「ふん……バシルーラ。」
やっぱりだよ。マジかよこの人。
カンダタ子分Fは地平線の彼方まで吹っ飛んでいった。
俺も捕まれてたからちょっと吹き飛んだぞ。
ミザリー「そのまま刺していればいいものを人質なんて捕るからだ。隙だらけなんだよ。」
何気に恐ろしいこと言ってんな。
なんか舌打ちが聞こえた気がした。
そういえばマルスの方はどうだろう。
マルスは塔の見晴用の隙間から遠くを眺めていた。
おそらく勝ったのだろう。
が、カンダタの姿が見られない。
逃げたのだろうか。
俺はマルスの方に寄っていった。
マルス「ギリギリだった……」
ドクオ「……え?」
何のことだろう。
マルス「ギリギリだった。少しでも気を抜いたら殺されてた……」
ドクオ「……」
マルス「……そろそろ戦闘方法を変えた方がいいかも知れないな……」
>>607 マルス「……あ、ドクオ、そっちはもう終わったみたいだな。」
ドクオ「え……あ、うn……」
ミザリー「えぇ、私が全部バシルーラでぶっ飛ばした。」
マルス「そう……、ん?お前何でバシルーラ使えるんだ?あれ僧侶用の呪文だろ?」
ミザリー「この前、ルーラが使えるんだからそれを他人にやる感じでやったら何となく出来た。」
マルス「そうか。変わってんな、お前。」
ミザリー「あんたに言われる筋合いはない。で、カンダタは?」
マルス「あぁ……、逃がしてしまった。」
ミザリー「へぇ、めずらしいわね。あんたが捕り逃すなんて。」
ミザリー「こんななら私も一匹くらい吹っ飛ばさずに捕まえとけばよかったわね。」
マルス「……そうだな。悪かった。」
ミザリー「まあいいんじゃないの?王冠は取り返したんでしょ?」
マルス「あぁ、そうだ。カンダタも王冠に構ってる余裕はなかったみたいだな。」
ミザリー「そうみたいね。その辺にあるもの(カンダタ一派の盗品など)も貰っておきましょう。」
そういってミザリーは王冠とこの辺りに散らばっている財宝などを手に取った。
まぁ、手に取れるほどの量なんだけど……いいのかな?
置いていても仕方ないし、いいのか。
知らないけど。
ミザリー「こんだけしか盗品がないって事は、ここが本拠地じゃないのかしら。」
マルス「ありえるな。この辺りに遠征にきていて、はじめにロマリア王の王冠を奪った。」
ミザリー「私もカンダタの事は新聞でしか知らないけど、余りこの辺りでの噂はないものね。」
>>608 マルス「ああ。だとしたら逃げたのなら本拠地の方だろうな。」
ミザリー「そうなるわね。まあ、二度と会わないかもしれないけど……、冒険を続けるかぎりかち合う可能性は無きにしも非ずってとこね。」
ミザリー「そんなことより早く帰りましょう。もうここに用はないわ。屋上ならルーラも使えるでしょう。」
マルス「あぁ。そうなんだが、お前がルーラしてくれないか?俺はもう魔力が尽きてしまった。」
ミザリー「本当に苦戦だったのね。まぁいいわ。ロマリアでいいわね?」
マルス「ああ。」
ミザリー「じゃあ全員私の側に寄って。触らないでいいから。」
マルス「掴まらなくてもいいのか。」
ミザリー「慣れれば問題ないわね。十人でも二十人でも出来るわよ。疲れるけど。」
ミザリー「もういいわね。ルーラ!」
俺たちはロマリアに着いた。
あぁ、目ぇ閉じるの忘れてた。気持ち悪い……
まぁ慣れてきたほうかな。最初の時程ではない。
どうでもいいけど固定のRPGっぽい名前って ドクオ云々じゃなくただのSSにしか見えなくてキモいよね
何をいまさら。
>>609 ちゃんとドクオつれてってくれたのか
バシのときもうわぁと
613 :
Mr.名無しさん :2005/07/30(土) 01:46:32
保守
>>609 >>610 というかSSじゃないんですか?
>>611 まぁそうですね。
>>612 その流れも考えたんですけどね…
>>613 乙
俺たちはロマリア王に王冠を渡すと報酬を貰ってすぐに宿へ向かった。
報酬は3000Gだった。
ここで、ミザリーとムネオと俺はそれぞれ600Gと175Gつまり合計で775Gをマルスから受け取った。
それとシャンパーニの塔でみつけた(パクった)財宝とかは800Gくらいだったのでそれも四等分した。
あとなんかロマリア王がこの国の王になるとかならないとか言ってた気がするけどあんまり覚えていない。
城に泊まるようにすすめられてたけど余り落ち着かないということで宿を取ってもらったわけだ。
俺はちょっと泊まってみたかったけど。
宿は最上階スウィートルーム全部屋貸し切り(といっても二階迄で二部屋しかない)だ。
>>614 俺とマルス、ミザリーとムネオが同じ部屋だ。
流石スウィートルームだけあって待遇がかなりいい。
ベッドはやわらか過ぎずかた過ぎず、テーブルにはお菓子みたいなのが置いてあるし、部屋もかなり広い。
今初めて冒険を引き受けてよかったと思った。
現金だなあ、俺。まあいいや、所詮俺もその程度の人間て言うことだな。
一休みが終わった頃、マルスが俺に話し掛けてきた。
マルス「ドクオ、今から買い物に行くんだが一緒に来ないか?」
ドクオ「あ……う……ぅん。い、……行くよ。」
あぁ、久々にしゃべったから調子落ちてんなあ。
いや、だから久々だからだって。
つーか俺マルスにしか誘われたことないな。
もしマルスがいなかったら一生独りだったかもなぁ。ってか独りだろうな。
マルス「準備はもういいか?俺はもういいんだが。」
ドクオ「うん……大丈夫だよ。」
よっしゃぁぁぁぁ!みたか、これが俺の実力だ。
やっぱさっきのは調子が悪かったんだよ。
凄いスムーズに決まったな。
……で、まぁ、マルスと俺は外へ出た。
外へ出るともう夕方を過ぎた頃、早いところではもう夕食を食べている時間だ。
空も結構暗い。
とりあえずマルスと俺は商店の方へ向かった。
616 :
Mr.名無しさん :2005/07/30(土) 15:37:25
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617 :
Mr.名無しさん :2005/07/30(土) 19:19:29
萌え
>>615 >>616 いいなあ。
外へ出るともう夕方を過ぎた頃、早いところではもう夕食を食べている時間だ。
空も結構暗い。
とりあえずマルスと俺は商店の方へ向かった。
この店の地下にはモンスター格闘場があるせいか、店を出入りする人がかなり多い。
そう言う時間帯だしな。
マルスはモンスター格闘上には用はない様で真直ぐに武器のコーナーに歩いていった。
武器でも見るのかな。まあそれ以外にいく意味もないよな。武器オタクでもない限り。
マルス「なぁドクオ、お前も何か買うものがあるんだったら買っておけよ。」
ドクオ「ぼ……僕はい……いいよ。や……薬草も、まだた……たくさんあるし……」
あれ?さっきのは調子がよかっただけなのか?
つーかこれ読みにくいな。マルス「そうか。……何でもいいんだが、お前の台詞読みにくいよな。」
というか突っ込みが俺と被ってるな。
ドクオ「そ、そう……かな。」
俺がそう言ってからしばらくうつむき加減でちょっと遠くをみながらマルスは黙ってしまった。
マルス「……」
どうしたんだろう。
俺も黙っていると、マルスがまた話しだした。
マルス「今日のカンダタとの戦いで銅の剣がやられたんだ。」
へぇ、それで武器を買いにきたのかな。
マルス「そんなことは今までなかったんだ。だから、その時に少し驚いた。」
マルス「……それでも一応冷静には戦えた。それでカンダタは仲間達が吹っ飛ばされたのをみて撤退した。」
マルス「……つーか悪いな。この話しつまらなかったな。」
ドクオ「え、あ……うん、ん、ううん。そん……そんなことないよ。」
本当どうしたんだろう。
>>618 マルス「そうか、ならいいんだが……」
結局マルスは鎖鎌を買って、俺は何も買わずに宿へ戻った。
日も完全に沈んでしまって、街灯の光を頼りに歩いていった。
部屋に着いてベッドの上でゴロゴロしていると夕食の呼び出しがあった。
夕食は普通の食堂だったが予約席で次々と料理から運ばれてきた。
予約席なんて初めて座ったよ。
普段だったらこんなに食べられないところだがやはり今日はたくさん運動したからか完食してしまった。
まぁ正直、味は普通って感じだったけどな。見たことない料理なんてなかったし。
そしてまた部屋へ戻った。
後はもう風呂入って寝るだけだ。
スウィートルームといえど流石に個室風呂なんて付いていない。
そもそもこの時代そんなに水道技術の発達したところなんてそうそうない。
ここは温泉が湧いているわけでもないので普通の大浴場だ。
燃料の問題があるのか開いているのは19:00-21:00の二時間だけだった。
マルス「そろそろ風呂に行くか。」
ドクオ「……そうだね。」
食事が終わって腹も落ち着いた頃、マルスと俺は大浴場へと向かった。
大浴場は男湯と女湯に分かれていた。
俺たちが入るのはもちろん男湯だ。
狭い更衣室をぬけて入った大浴場は大という程広くはない。
よく見てみると仕切りは有るものの湯自体は女湯とつながっているみたいだ。
省エネ設計だな。
更衣室でも思ったけど全然人いないのな。
え〜、ペースが遅くてすみません。 しかも明日は休みます。 すみませんっていうのもアレなんですけどすみません。 まぁ止めたりはしないので頑張ります。
>>620 乙です!いつもドクオのどもり具合いがお見事w
ゆっくり続けて下さいねー。
622 :
Mr.名無しさん :2005/08/01(月) 07:53:59
他の職人は?
わっ9ね氏の魔法使いドクオと女勇者のほうの遊び人ドクオは 未完終了したのですか?(´・ω・`)
「我…今ここにルビス…加護を…オルテガの息子…に魔王討…任を与え…」 温度の判然としない煤けたバリトンが壁に反響して重くわだかまる。 顔を挙げぬまま視線を横に流してみれば、能面のような表情をした衛兵が柱のように佇立している。 眼下には目が痛いほど鮮やかな真紅の絨毯。 アリアハン城、謁見の間、玉座の前。 ここが、今、僕のいる場所になる。 僕は、魔王討伐の叙を受けるべく、跪いて王に祝福を受けているところだった。 授ける側と授けられる側の双方にその気がないために、形式以上の価値を持たぬ祝詞によって。 意味を成さぬ文字列が虚ろに響いては消えていく。 僕はこの空疎な儀礼が早く終わらぬものかと、ただそればかりを考えていた。 僕の十六の誕生日に。 混沌の只中にある世界を匡すべく、混乱の元凶たる魔王バラモスの討伐隊が組まれることとなった。 いや、僕が提案し、煮えきらぬ態度の王を説得して半ば強引に成立させたと言った方が正確か。 世界が魔物の影に覆われ始めたのはいつのことだったのだろう。 それは僕の生まれる前の出来事で、僕は魔物のいない世界を知らない。 だから、僕にとって魔物のいない世界というのはなんら現実味を持たず、それ故に僕自身は「平和な」世界というものを夢見ることはついぞ出来ずにいた。 だから、僕のこの心中を知るものがいるとして、そんな僕が討伐隊を要請したということを聞けば、そいつはさぞ大口を開けて笑ったことだろう。 それでも僕が為さねばならなかった理由はといえば。 何故といえ「平和」は民衆達の望みであって、何よりそれがオルテガたっての悲願であったから。 だから、僕にとってこの討伐の旅は義務であり責務であったのだった。
「…イアの…寵はかくも…汝は今…ラーの導きは…」 しかし、と、この益体もない言葉群を左から右へと聞き流しながら僕は思う。 いかに各国の協力を得るためとはいえ、この腑抜けた王にも媚を売らねばならぬとは。 今や各国の交流は旅の扉で僅かに結ばれるばかり。 そしてそれはそれぞれの国の管理下にあり、許可なしで使うことは出来なかった。 本来なら身一つでも出発したかったが、そもそもこの大陸の外に出れないのでは元も子もない。 また、済世の士を謳い金を巻き上げるような連中と同一視されぬため、各地でいらぬ手間を取らぬためにも、やはり王の協力は必要だった。 ところが、積極的な支援を受けるにあたって、この王はまるで頼りにならないときている。 オルテガ失踪の報を聞いてより、この王はすっかりと打ちひしがれてしまっていた。 かつて世界を統べ、覇王として君臨した頃の面影は欠片も見えない。 自分の平穏が一の大事。 冗談の効いた事に、討伐隊は「軍とは独自に動くこと」を条件に成立している。 要するに、王都を守る正規軍からは一兵も出せないということ。 のたまわれるには、 「城下町には、…何といったか、優秀な人材が集まる酒場があるそうだ。そこで隊士を募るがよかろうて」 との仰せ。
既にどの国も自衛に手一杯、他を慮る余裕は寡ほどなりとはいえ、この王のそれは少々過剰なきらいがある。 どの国も苦しいながら討伐軍を送り続けることは止めていない。 しかるにこの王といえば、自城を守ることだけに汲々として、世界全体のことなど意の外といった風体だった。 そんな有様だから、この大陸に無事といえる町は僅かレーベしか残ってはいない。 他はロスト・ロードにうずもれて、かつての繁栄を瓦礫に託し草むらに淡く匂わせるばかり。 勿論、王とて全く平定を望まぬわけではないのだろう、わずかながら大儀の心はあるようではあった。 祝詞を投げやりに読み進める声の調子にも、幾ばくかの希望が込められていぬ訳でもない。 しかしそれは、オルテガにも出来なかったことをこんな少年ができるものか、といった諦念と、或いはオルテガの息子なら為せるやもしれぬ、といった幽けき期待が綯い交ぜになったカフェ・オレ色の願い。 かつてオルテガに寄せられた熱狂はどこに見るべくもなかった。 つまるところ、僕はそれほど期待されていない。 駄目でもともと。 やり遂せたらラッキー。 その色合いは、これから王が賜るだろう赤銅色の準備品―――磨かれた銅の長剣―――にもありありと表れていた。
アリアハン大陸につながる海路が魔物により絶たれてより既に幾年。 優秀な鉄鉱床を持たぬこの国では、精錬に耐えうるような鉄は宝石のような希少品だった。 鍛冶師も少なく、わずかに残った彼らにしても、粗雑な鉄からでは鎌やナイフの刃を作るのがせいぜいで、作れたとしてもそれはすぐに欠けてしまうような代物だった。 原料ですら入らないのだから、もとより完品など他国からの流入も望むべくもない。 わずか旅の商人が命懸けで持ち込むことを期待するばかり。 もはやこの大陸に実用的な鉄製の武器は数えるほどしかなった。 だからここに、例えば十数年も昔にオルテガがかしづいて受け取ったような鋼の業物を望むのは無理もないことだとは言えた。 しかし、それでもせめて。 王の傍付が脇に身に付けている「鉄の」得物くらいは与えて然るべきではなかったのか。 別に僕が優秀な武器を欲しい訳ではない。 大陸に数えるほどの剣、魔物を打ち倒す希望を討伐隊に託すつもりがないということはつまり。 王はもはや魔物に侵食される世界を受け入れている。 自分が生きている間だけ、自分が侵されないことがそんなにも重要か。 よしんば僕が混沌の根源を断ち切れたとして、国はこの王の下で再生が図れるのだろうか。 そもそも、それまで存続できるのか。 単純に、僕が気に食わなかったか期待を賭けるに値しなかった、というだけならばそれが一番よいのだけれど。 …いや、それを考えるのは僕の分際ではないか。 それこそ王や貴族達政治屋の考えることであって、僕には出過ぎた真似だ。 そう、僕の役目は唯一つ。 即ち魔物を殺すこと。
「…救世の士に神々の助けがあらんことを。願わくばどうか、このうら若き勇者に御民を救わせたまえや。」 と、僕の思考を断ち切るように儀礼が唐突に終わる。 突如訪れた静寂に、残響に鳴れた耳が違和感を覚えた。 耳鳴りのやまぬ中、王が玉座から大儀そうに立ち上がり、台座から剣を取り上げて僕に差し出した。 赤銅が華燭の典雅な灯を受けて、それでは不服だ、俺が受けるべきは戦の火、とでもいうように、赤をより濃く照らし返す。 ―――はは、お前のような無機物の方が余程頼もしい。 贈られた剣を形だけは恭しく受け取り、型どおりの会話を交わして、振り切るように謁見の場を離れた。 堀にかかった長い橋を重い足取りで渡り終える。 先ほどまでは僅かに晴天だった空が、今ではすっかり濃い雲に覆われていた。 雨になれば厄介なことになる。 振らずばいいが。 陰鬱な気分を引き摺るようにして、僕はその足を待ち人の所へと向けた。
アリアハン城下町、入り口の門近くの奥まった一角。 ぐるりと町を囲む壁と造りを共有するかのような隅を拠に、それはある。 石造りの歩道を伝って近づいてみれば、人々の話し声が幾重にも重なって騒がしい。 それは通称にルイーダの酒場と呼ばれる、アリアハン唯一の盛場。 かつては魔物退治の戦士達を送り迎える安らぎの処。 今では志折れた飲んだくれの集い。 きっぷのいい女将だけがこの酒場に彩りを与えている。 僕はこの女性に人物鑑定を頼んでいた。 何か特別な技能がある場合は別として、魔物の討伐に力の伴わぬ者が来ても足手まといになる。 また、王のお墨付きを得た部隊であるからして、よからぬ目的を持って近づく輩も多い。 だから討伐隊には、魔物と五分以上に渡り合えるか、或いは少なくとも黙って殺されぬだけの力量と、ある程度人物の正しい人間が必要だった。 そして、人を見る目において、様々な人々を見てきた彼女の他に右に出るものはいない。 要するに、僕は、彼女に討伐隊に加わってくれる戦士達を探してもらっていたのである。 ―――結果、討伐隊に集まったのは四人だった。 均整のとれた身体に、これもやはり整った顔立ちを戴かせた軽薄そうな若い男。 身にまとったローブに殆ど顔を隠すようにして佇む小柄で痩せ肉の老人。 これから戦に向かおうというのに、花でも扱わせた方が余程似つかわしいような華奢な女性。 そして僕。 少ないようでもあり、適正な人数でもあるようだった。 十数年昔の大火―――人間達が絶望と希望を同時に見つけた日―――を鑑みるなら。
アリアハン王国軍の大半が僅か数刻で消し炭になったあの日の教訓を思い起こすならば、この人数は丁度いいのかもしれない。 あの日は、魔物には人間お得意の集団戦法が通じないことを痛烈に理解させた。 魔物の強力な呪法は広範囲に一瞬で終わりを告げる。 統率された軍はその密度故に絶好の餌食となった。 翼持つ悪魔の口が一つ呪文を刻むたび、兵士達は何も為せぬまま、碌に近づくことすら叶わずに倒れていったという。 その有様は、上位の魔物には生半可な人間では身体に触れることすらあたわないということを悟らせるに十分すぎた。 あの日、アリアハンは絶望を知った。 しかしまた、その一方で、鍛え抜かれた英雄ならばいかなる魔物をも打ち倒しうることをも教えられたのである。 誰やあろう、オルテガという名のまだ年若い青年によって。 彼は独力で大火を鎮めたという。 魔物の頭領格を打ち倒し、戦意を喪った兵士達を叱咤し、建て直し、纏め上げ、負傷した人々を救い出し、さらには炎に巻かれた町を鎮めることにも一役かったのだと。 その超人的なまでの働きは人々に希望を与え、彼はやがてあのサマンオサの騎士などと同列に謳われることになる。 この故事というには比較的新しい俗伝を参考にするならば。 ぞろぞろと多人数で行ったとして格好の標的になるだけなのもまた事実。 ならば少数で行くのも一策だろう。 精鋭というには見るからに心許ない面々だけれども。 それが始りの日。 のっけから虚脱と不安を抱えて、それでもこれが僕の旅立ちとなった。
>>624 超大作の予感!
続きを楽しみにしてます。
>>619 >>620 頑張ります。
>>624 ー630すげぇ…後でゆっくり読ませて頂きます。
やっぱこの御時世に冒険するなんて奴そんないないだろうもんな。
食堂でも俺等の他に五、六人しかいなかったし。
風呂は実質貸し切り状態になっていた。
まぁ二人で入ると考えると広いよな。ここも。
一通り体を磨くとマルスと俺は浴槽へ入った。
マルス「なぁドクオ……」
マルスが天井を見上げながら言った。
ドクオ「えっ……な……何?」
マルス「……」
マルスは黙っている。
ドクオ「?」
何だろう。
マルス「……いや、何でもない。ただ……」
ただ……、何だ?
マルス「……、やっぱ何でもない。気にしないでくれ。余り意味のないことだし。」
何か凄い気になるじゃないか。
ドクオ「あ、う……ん。」
と俺は言う。
……タイミングとかがさ、タイミングが……
あぁ、気になるなぁ……
そして風呂を出て、部屋へ戻った。
>>632 その後は特に話すこともなく、俺たちは取り憑かれたように眠った。
隣が少し騒がしかったような気がしたが余り覚えていない。
そして……何事もなく夜が明けた。
朝食を軽く済ませた後、準備をしてカザーブへ向かった。
ロマリア王が言うにはカザーブを北へ向かった先にある
ノアニールという村には珍しい服が売られているらしい。
そんなに遠くもないので少し寄っていくことにしたのだった。
それだけの予定だったのになぁ。
カザーブに着いた。
最近やっとルーラに慣れてきたな。
まだ気持ち悪いけど。大分ましだ。
カザーブに特に用もないのですぐに北へ向かった。
途中何度か魔物に出会ったが、マルスとムネオの前に敗れ去っていった。
朝早いからか魔物にも余り出会わなかった。
そうして三、四十分歩いた頃、ノアニールらしき村が視界に入った。
やっと休める、そう思い嬉々として村入った。
が、……というか俺の人生はどうしてこうも甘くないのだろう……
>>633 物凄く違和感を感じた。
ミザリー「……ねぇ、あれ。」
マルス「さて、どうしたものか……」
ムネオ「……」
まぁ、アレだ、率直に言うと村人が止まってんだよな。
なんでか知らないけど。
マルスが止まっている村人の一人に近づいていった。
何か調べてるようだ。
マルス「……ふむ。止まっていると言うよりは寝ているようだ。息がある。」
ミザリー「……寝ているにしては不自然過ぎるわね……」
そうだよなぁ。つーか普通ありえない。
マルス「そうだな。ここから見るかぎりじゃ全員不自然過ぎるポーズで寝てるしな。」
ミザリー「特殊な魔法か何かかしらね。」
マルス「ありえるな。何にせよとりあえず村をもう少し調べよう。」
ミザリー「あーあ、便利な服どころじゃなくなったわねぇ……」
そうして俺たちは村を探索してまわった。
635 :
Mr.名無しさん :2005/08/02(火) 18:08:12
実績もレスもつかない長文を読む気にはならない。
なにその痛恨の一撃
目新しさも独自路線も無い、それっぽい台詞並べてるだけの長文もだな。
糞
ただ貶すだけの無能な人間の1行レスなんかもっと読みたくないけどね
これまでこのスレぼーっと眺めてきたけど、ここ最近の流れ、特に昨日今日のそれを見て、 ああ、もうこのスレ終わってたんだなーって思った。 いっそのことdat落ちさせちまえば?
ssスレって大多数はこんなもんだろ?これで終わってるなんてありえねーよ 職人さんガンバ!応援してます
>>634 >>635 ー
>>640 そう言うときは気分転換にドラクエをするといいですよ。
>>641 応援されます。
マルス「なんつーか、この辺りの空間そのものが眠ってるっていうか……そんな雰囲気がする。何か気持ち悪い。」
そうそう、そうなんだよな。
ミザリー「やっぱ魔法か何かかしらね。そうだとしたら人間技じゃないわ。」
人間技じゃないんだったら……
マルス「……人間の技じゃないのかもな。」
そうそう、それ俺も思った。
ミザリー「……っても心当りがないわ。」
ミザリー「バラモスがこんなに器用な魔法使えるんなら世界はとっくに滅んでるわよ。」
マルス「……そうなんだよな。バラモスじゃない……」
ミザリー「他にこんなに器用な魔法を使えるとしたら……」
マルス・ミザリー「「エルフ……」」
ミザリー「でもエルフがそんな訳分かんない事する理由が分からねぇ。」
マルス「まあ、この辺にエルフが住んでるのなら理由如何に問わずほぼ確定なんだがな……」
ミザリー「エルフが近くにいるんだったら、奴ら変わった魔力持ってるからすぐ違和感を感じるわよ。」
ミザリー「……あ。」
マルス「どうした?」
ミザリー「そういえばこの村に入るときそんな感じの違和感を感じたような……」
あぁ、そういえば俺も何か違和感を感じたなあ。
マルス「俺は気付かなかったな……、ドクオ、お前はどうだった?」
えぇ、いきなり俺かよ。
>>642 ドクオ「え……、うん……か……感じた……よ。」
マルス「そうか。ムネオは……」
ミザリー「無理だって。こいつは魔法全然だから。実際にそうだとしても感じない。」
ムネオ「あぁ、そうだ。何も感じなかった。」
……俺の最長台詞文字数を軽く超された……
いや、まあ別にいいんだけどな。
ミザリー「ほらね。そんなことよりどうすんの?シカトしてもうポルトガに行くの?」
マルス「流石にこの状態をシカトするわけにもいかんだろう。この周辺にエルフがいないか調べよう。」
ミザリー「……まぁ、そうなるわよねぇ。ったく、面倒臭ぇな。」
確かに面倒臭いな。
実際俺たちにこの村を助ける義理はないんだもんな。
あー、一応勇者御一行だし義理くらいはあるかもな。
でも義務はないんだよな。
まぁ教典にも『困っている人がいたら助けましょう』的な事が書いてあったし職業柄助けるべきなんだろうな。
まぁ、助けようと決まったわけだからどうでもいいけど。
マルス「エルフがいるとすれば森の中かな。」
ミザリー「そうね。ここから西に割と深そうな森があったから特にその辺りを探りましょう。」
ミザリー「まぁ違和感を感じ取れたら見つけたようなもんね。」
マルス「そうだな。頼むぞ、ミザリー、ドクオ。」
あぁ……頼まれた。
とりあえず頷いたけどさっぱり分からないな。
ミザリーが見つけてくれそうだし、ここは適当にやり過ごそう。
レスもつかないのに、よく書けますね。 がんばってください。
僧侶の人はおもしろいよ 結構楽しみ でも他の書き手さんはどうしたんだろう こんなスレじゃ書きたくなくなるのも分かるけど
ミザリー豹変セリフ萌え〜
オレも僧侶の人は面白いと思うよ 読みやすいし、ドクオがかなりいいかんじ! 期待してます。 続きが気になって毎日見に来てるw
ドクオ板でやる必要の無いスレになってるからなぁ
別にいいんじゃね? 流れでそうなっていったんだし
実は、マルスはドクオを愛してる
ヒャドスレのほうが終わってるよな
>>645 ROMってた。
一応5で書いてみてるけど話が不自然になってまとまらんから途中で止まってる。
まあこんなこと報告してもあれだなorz
653 :
Mr.名無しさん :2005/08/04(木) 00:55:12
期待してるよ。カンダタの人だよね?
>>643 今回の俺の甘い考えは的中した様で、三十分もしないうちにミザリーがエルフの隠れ里らしきところを見付けだした。
つーかこの人凄ぇな。
とにかく、俺たちはエルフの集落があるであろう方向に向かっていった。
向かった先にはやはりエルフの集落があった。
が、ここから見たかぎり数人のエルフとドワーフ、それと……1匹のスライム?しかいない。
スライムはペットか何かかな。
まぁもともと狂暴な魔物でもないし、人間にも可愛いとか言う奴いるしな。
俺はそうは思わんが。
マルスは普通にエルフの集落に足を踏み入れ言い放った。
マルス「お前がここの長か?」
見るとここから少し奥の方に他とは少し雰囲気の違うエルフがいた。
豪華な椅子に座ってるし確かに長っぽい。
エルフは美人が多いのか、そのエルフもかなりの美人だ。
見た感じ性格キツそうだけどな。
女王エルフ「確かに私がここの女王です。が、人間と話す事などありません。早急にお帰り願います。」
この人無茶苦茶いってんな。
今、美人だとわがままになるとかいわれたら多分納得する。
>>655 マルス「言ってる事が分からん。俺は別にお前に話す事があるか訊いたわけじゃない。」
マルス「俺たちが話があるんだ。」
やっぱそうだよな。
女王エルフ「ですから人間と話す事などありませ……」
マルス「だから俺たちが話があると言っているだろう。ちょっと落ち着けよ。」
女王エルフ「……人間とは話したくありません。」
マルス「まあ、それなら意味は分かる。分かるが、そうはいかない。そもそも納得がいかない。」
女王エルフ「……帰って下さ…」
ミザリー「あぁっ!もう!うざってぇっ!」
まあ、そろそろ来る頃だと思ったよ。
ミザリーが聞くに堪えなくなった様で、エルフの女王に言い放った。
ミザリー「さっきから聞いてれば『話したくない』だの『帰れ』だのガキか手前ぇは!」
ミザリー「話したくないならその理由を言う、帰って欲しいならその理由を言う。」
ミザリー「駄々こねてるガキじゃねぇんだからよぉ!エルフだからって調子のってんじゃねぇよ!」
まぁ元来エルフは人間嫌いで有名だし、ちょっと言い過ぎ感が否めないが割と同意。
ミザリー「……で、ここまで言って何も言わないんならあんたは只の馬鹿という事で私達は帰る。」
これは言い過ぎな気がするんだか……
女王エルフ「いいでしょう。そこまで言うのでしたら話しましょう、人間の浅ましさを……」
エルフの女王はミザリーをキッと見つめた。
ミザリーはというと、エルフの女王を見つめ……
っていうかこの目は俺を見るときと同じ目だな。
ミザリーにとってエルフの女王って俺と同レベルなんだなぁ。
可哀相に。俺?俺は可哀相じゃないよ。普通の事だから。
ミザリーは蔑んだ瞳でエルフの女王を見ていた。
658 :
Mr.名無しさん :2005/08/05(金) 02:05:25
保守
659 :
Mr.名無しさん :2005/08/05(金) 14:13:25
しばらくネットつなげてなかったのでまとめて読みますた♪僧侶さん相変わらずGJです。
>>656 >>657 おめでとうございます、そして乙
>>658 乙
>>659 dx
女王エルフ
「ある日この里のエルフの一人が人間の若者に恋をしたといいました。
人間など信用するに足りません。
実際、今まで人間を信用して失敗をしてきたエルフが幾人といます。
私はその子にそんな失敗をして欲しくありませんでした。
私はその子にいいました。
『人間に恋をするのはあなたの勝手ですが、絶対に会ってはいけません。
そうしている内にその感情が一時の気の迷いである事に気が付くでしょう。』
と。
その時にはその子も納得した様で、何事もありませんでした。
しかし、しばらくして、私達の目を盗んでその人間に会いに行ったのです。
その後も何度かここを抜け出したようでした。
私が彼女にその事を問い詰めるとすぐに白状しました。
私は止めるようきつく彼女に何度も言い聞かせました。
しかし、しばらくしてまた彼女が人間に会いに行くようになったのです。
また注意しなければならないと思ったその矢先、我等エルフの秘宝、夢見るルビーが盗まれてしまったのです。
そして、その日から彼女の姿を見ることはありませんでした……」
>>660 女王エルフ「きっと彼女は人間に騙され、夢見るルビーを持ってこさせられた挙句の果てに、」
女王エルフ「殺されてしまったに違いありません。」
女王エルフ「何という事でしょう。」
女王エルフ「……私はそれ以来さらなる誤りを防ぐため、人間との交わりを確実に断つ事にしたのです。」
女王エルフ「そしてノアニールの村を眠らせたのです。」
……この人滅茶苦茶言ってないか?
何かこう……凄くバk……失礼、可哀相な頭の人の気がする。
一言で言うとこの人ヤバい。
本来ならこういった人とは関わらない方が身の為なんだが……
マルス「そうか。言いたい事は分かった。」
女王エルフ「分かっていただけましたか。それでは帰……」
マルス「分かったからこっちの言いたい事を言うぞ。ノアニールを元に戻してくれ。」
……まあ、マルスならそう言うだろうな。
女王エルフ「な……!あなたは話を聞いていたでしょう!それは出来ません!早く帰って下さい!」
マルス「いや、でもな?ノアニールを元に戻してくれないと……」
ミザリー「まあ待てよ、二人とも。」
ミザリーがぐだぐだになってる二人の間に割って入った。
マルス「それもそうだな。」
女王エルフ「なんですか……」
ミザリー「もう一回私が怒鳴ってもいいけどもっとぐだぐだになりそうだから止めとく。」
そういってミザリーは女王の方を向いた。
>>661 ミザリー「あんたの話、私は気に入らないけど、この際何が善いとか悪いとかややこしい話は抜きにしましょう。」
ミザリー「取引よ。」
女王エルフ「……取引?」
ミザリー「そう、私達がその夢見るルビーあんたに渡したら、ノアニールを元に戻しなさい。」
ミザリー「それだけよ。お互い大したメリットもデメリットもないでしょう。」女王エルフ「……いいでしょう。あなた達に見付けられるとは思えませんが……」
女王エルフ「もし夢見るルビーを私にかえして頂けるのでしたら、ノアニールを元に戻しましょう。」
ミザリー「契約成立ね。紙要る?」
女王エルフ「必要ありません。私が嘘をつくなどありえません。」
マルス「俺はどっちでもいい。」
ミザリー「じゃあ、面倒だから契約書はなし。まぁ大した取引でもないから私も要らないと思うし。」
マルス「じゃあとりあえずもうここに用はないな。」
ミザリー「そうね。」
そして、俺たちは森を出た。
俺がこの流れについていけなくてあんまり事態を把握できてないのは気にしないでおこう。
その辺を何となく誤魔化し誤魔化し生きていくのが人生ってもんだ……多分
僧侶の人、乙です。 + + ∧_∧ + (0゚・∀・) (0゚∪ ∪ + と_)_) +
664 :
Mr.名無しさん :2005/08/06(土) 05:13:45
ぁ
保
>>662 昨日は書き込めなくてすみません
明日一気にノアニールを終わらせます
>>663 そちらこそ乙
ミザリー「で、さがすの?」
マルス「そうだな。少しくらいならさがす価値はあるだろう。」
ミザリー「私もそう思うわ。」
マルス「ふむ、お前もそう思うか。」
俺には何のことか全く分からんです……
ミザリー「ええ、エルフの秘宝と言われる程のものなら何処に流れたって少なからず噂が立つものよ。」
あぁ、なるほど。そういうことか。
マルス「それがカザーブでもロマリアでも噂すらされない。」
ミザリー「ノアニールでもそんなものがある感じはしなかったし……」
マルス「夢見るルビーはまだそのエルフか人間が持っている可能性が高いな。」
ミザリー「そういうことね。しかもそれ持ってどこかでひっそり暮らしてるとも考えられなくはないけど……」
そうなんだよな。それだったらいいんだろうけど……
マルス「既に死んでいる可能性の方が高いな。心中にしても駈け落ちにしても。」
ミザリー「集落でもないところで暮らせるほど安全な世でもないからねぇ。」
マルス「盗賊にやられたんならやっぱ流れてるだろうし……」
ミザリー「ま、ルビー持って海に飛び込まれてたりしてたらさがしようもないけど。」
マルス「その可能性や他の可能性も考えると、さがすのはこの辺り、どんなにさがしても二、三日というところか。」
マルス「とりあえず集落以外で人のいそうな場所、自殺に選ばれそうな場所を重点的に探そう。」
マルス「細かな地図があるから、今日のところはロマリアで何処をさがすかの計画を建てるか。」
>>666 ミザリー「異存はない。」
ドクオ「……ぼ、くも……」
ムネオ「……」
全員マルスの提案に賛成し、ロマリアへとんでいった。
……何回くらいでルーラに慣れるんだろうか。
ロマリアの宿に着くと俺たちは大部屋を予約し、すぐに明日何処をさがすのか計画をたて始めた。
まあマルスとミザリーが話し合ってるだけでムネオと俺は何もしてないんだがな。
大部屋は一部屋で十六人入ることが出来る、要は殆ど寝るためだけの部屋だ。
一番安いから大して疲れていないときはここを使うらしい。
そして大方の計画をたてると俺たちはしばらく時間を個々に潰して眠った。
ほっしゅ ところでヒャドが落ちたな
ほんとだ。トルネコ書いてる香具師だけがんばってたけどね。 ネタつまらんし。 落ちて当然。
あ〜確かにおもしろくなかったorz
分離スレが残るとはなぁ〜。ここの1はさすがだな。 本社を倒産に追い込んだぜ。 こっちで小ネタ書いていい? 本家は追い出された恨みから、投稿しなくなった・・・orz
>>667 >>668 そうですね
>>669 まあそうなんですが
>>670 ……orz
>>671 どうなんでしょう。
>>1 さんはまだいるのかしら
もりのはずれで、やくそうをつんでいたら、かれにであった。
かれは、すからおちたことりをみてこまっていた。
わたしはそっとこかげからのぞいてみていた。
ことりはけがをしているようだった。
だからかれは、つれてかえるかすへもどすかまよっていた。
わたしはかれのまえまででていって、もってたやくそうでことりのけがをなおして
これでだいじょうぶだよといってあげた。
わたしじゃせがたりないから、かれがことりをすにかえした。
ことりはよろこんでいた。
かれもとってもうれしそうだった。
それをみてると、わたしもすごくうれしくなった。
もりのはずれにいくと、またかれがいた。
かれはことりをみて、うれしそうにほほえんでいた。
わたしもかれのとなりにいって、いっしょにほほえんだ。
なんだかすっごくたのしかった。
そのことをじょおうさまにおはなした。
そしたらじょおうさまは、かれにかってはいけないという。
どうしてだろう。
かれといるとあんなにたのしいのに。
>>672 じょおうさまがいけないといったけれど、ときどきすっごくかれにあいたくなってしまう。
そんなとき、こっそりいつものもりのはずれにいくと、かならずかれがいた。
わたしとかれは、なにをするわけでもなく、いっしょにいた。
かれはわたしをみるといつもわらってくれた。
わたしもかれをみてわらっていた。
それだけでとってもしあわせをかんじた。
じょおうさまによばれた。
わたしがかれにこっそりあっていたのをしっていた。
じょおうさまは、またかれにあってはいけないという。
どうしてなの?
かれといるとこんなにしあわせなのに。
それでもわたしはかれにこっそりあいにいった。
かれにあわないのはたえられなかったから。
わたしはかれにあったとき、たえきれずに
ずっといっしょにいたい
といってしまった。
>>673 なんでもないことだけど、いけないことをいってしまったきがした。
かれもそれはいいねといってくれた。
だけど、どうしてそんなにかなしそうなかおをするの?
わたしまでかなしくなっちゃうよ。
またもりのはずれにかれにあいにいった。
だけどかれはいなかった。
よるまでずっとまっていたけれど、かれはあらわれなかった。
わたしがいけないひもあるから、かれもいけないひもあるんだとおもう。
わかってるけど、すごくさみしかった。
つぎのひ、かれはいた。
かれはきのうはいけなくてごめんねとあやまった。
ほんとはだいじょうぶじゃなかったけれど、だいじょうぶだよとわたしはいった。
そしたらかれはわらってくれた。
わたしはかれのわらったかおがだいすきだった。
またかれとあった。
なぜだかしらないけれど、きょうはかれからいわれて、もりのいりぐちであった。
かれはすごくかなしそうなかおをしていた。
>>674 どうしたのとわたしはきいた。
ごめんなさいとかれはいった。
かれはおうちのひとに、わたしといっしょにいるのはだめだといわれたといった。
わたしとおんなじだ。
わたしもいわれたとかれにいったら、かれはかけおちしようといった。
かけおちってなんだろう。
かれにきいたら、かけおちっていうのはふたりでここをでていって
ふたりでいっしょにくらすんだっておしえてくれた。
だけどそんなのはむりだよ。
ここはだいじょうぶだけど、ここをでちゃったらすぐにまものにころされちゃうよ。
わたしがいったら、かれはだまってしまった。
どうすればずっといっしょにいられるか
ふたりでいっしょうけんめいかんがえた。
そしたらかれはしんじゅうしようといった。
かれがいうにはふたりでいっしょにしぬんだって。
だけどそんなことをしちゃうと、ずっとはなればなれになっちゃうよ。
だけどかれはだいじょうぶだといった。
ふたりでいっしょにしぬんだから、しんでもいっしょなんだって。
それだったらわたしもだいじょうぶだよ。
ずっとかれといっしょにいられるんだから、しんじゃってももんだいないよ。
>>675 かれはわらった。
わたしもわらった。
つぎのひ、かれとわたしはしんじゅうするところをさがしていた。
ここがいいなとわたしはいった。
ひとのけはいもまもののけはいもしない。
すごくきれいないずみがあってすごくきれいなどうくつだった。
かれもいいねといってくれた。
どうくつをすすんでいくにつれて、ちょっとこわくなってきた。
だけどそんなときは、このゆめみるルビーをみていると、こわいのがきえていった。
かれもそういってくれた。
ほんとはもちだしたらいけないものだけど、これでさいごだからちゃんとかえすから
ごめんなさい、じょおうさま。
どうくつをさいごまですすむとすごくきれいなすごくおおきないずみがあった。
ここにしようとかれがいった。
わたしもそうだねといった。
どうしたんだろう、てがふるえてる。
つないだかれのてもふるえてる。
わたしはかれにおもいっきりだきついた。
かれもわたしをおもいっきりだきしめた。
わたしがかれをみつめると、かれもわたしをみつめてくれた。
>>676 そのあとのことははずかしくてくわしくはいえないけど
おたがいでおたがいをかんじった、さいしょでさいごのしあわせのときだった。
そのあとゆめみるルビーにごめんなさいとてがみをつけて、あしもとにおいて、もうよういはできた。
もういちど、かるくおたがいをかくにんをして、わたしとかれはみずのなかにとびこんだ。
はじめはちょっとくるしかったけど、かれをみると
かれはわらってくれた。
なんだかすごくらくになった。
わたしはかれのわらったかおがだいすきだ。
わたしもかれにほほえんだ。
もうわたしたちにことばはいらない。
いっせーのーって、おもいっきりみずをすいこんだ。
……
何故か急に目が覚めた。
だがまだ外は暗い、早朝だ。
昨日は疲れるようなことしてなかったし、寝るのも異常に早かったしなあ。
……なんか夢見てた気がするんだが……まぁいいか。
忘れるほどの夢だし。
>>677 そして俺はまた眠った。
今度目が覚めたのは朝だった。
二時間ほど眠ったみたいだ。
体がだるいな。やっぱ起きてた方がよかったかなぁ。
まぁいいか。
マルスとムネオはもう起きていた。
ムネオは着替えているところ、マルスはもう着替えていた。
ミザリーはまだ眠っているようだ。
マルス「おっ、起きたか。とりあえず着替えて朝食をとってきてくれ。」
俺は着替えて、ムネオと朝食を食べることとなった。
向かい合っているのに、あまりに会話のない、極めて静かな朝食だった。
まぁその方が俺は楽なんだが。
大部屋にかえると、ミザリーが朝食に行くところだった。
ムネオはミザリーについて、また食堂へ向かった。
……いや、まあいいんだけどな。
そして準備が整うと、俺たちは夢見るルビーを探すため、ノアニールにとんだ。
……というか微妙に終わらなくてすみません 明日には終わらせます…… きっと……
GJです僧侶の人 何故か頭の中で「かゆうま」が離れない
僧侶の人、乙です 突然の夢話だったから ドクオとムネオのウホ展開突入かと思って ちょっとドキドキ(*´Д`)
682 :
Mr.名無しさん :2005/08/08(月) 19:41:00
僧侶の人がヒャドスレのトルネコみたいなもんだな。 いなくなったら誰か書くかな? 書かなければここも終わりか。 いいスレッドだった。メラを唱えたからずっといました。
683 :
Mr.名無しさん :2005/08/08(月) 19:42:56
ダ、ダ、ダリー ダリ ♪ \クセッ、ママン、ド、マンドクセッ/ ♪ ('A`) ♪ _ ノ )>_ キュッキュ♪ /.◎。/◎。/| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
そんじゃまだ途中だけど投下します。 カンダタよりはぬるいとは思うけど欝展開だから耐性ない人はスルーよろ。 ドクオは見知らぬ家のベッドで目を覚ました。 メイドがドクオが目を覚ましたのに気づいたらしく主人を呼んだ。 その主人が言うにはずいぶんと前に買った石像が急に光を放って人間になったのだという。 ドクオはあいまいな記憶を整理してみた。 名前はドクオ。 父親と一緒にサンタローズの町で育って、父親を殺した男に奴隷にされて、 サラボナでフローラと結婚して(親子揃って不本意だったみたいだが)、実は王様で、 子供が二人いて、誘拐されたフローラを助けに行って・・・・・・。 やはりどうも石にされていたようである。それがドクオがたどり着いた結論であった。 現在の位置も、グランバニアまでの道も良くわからないので 家の主人に礼を言うと、各地を回って情報を集めるために旅に出た。
色々な情報を集めた結果、ドクオが石になってからすでに14年ほどたっているらしかった。 (自分の席かが解けているということはフローラもどこかで元に戻っているのだろうか。) そんなことを考えながらさらに情報を集める。 すると、気になる噂を耳にした。 「グランバニアの国王一家が魔王を倒したらしい。」 ドクオは戸惑った。 (一体どういうことだ?グランバニアの国王は俺のはず。フローラは?子供達は?) 焦って持っていた道具袋の中を漁る。 (確かに王家の証はここにある・・・。どうなってるんだ?) ここで自分がルーラを使えるということに気がつく。 「くそ!失念してた!初めからルーラを使えばよかったんだ!」 急いでルーラを唱えグランバニアへと飛ぶ。 ドクオは城下町で話を聞き、そして愕然とした。 現在の国王の名はアンディというらしい。 ドクオはこの名前に聞き覚えがあった。 (アンディ・・・確かサラボナでフローラに求愛をしていた男だ。) 違ってあって欲しいという願いを込めて聞いてみた。 「アンディ国王はフローラ様が確かサラボナから招きいれたんだよ。」 ドクオの嫌な予感は見事に的中した。 思わず尋ねる。 「あの・・・。アンディ国王の前の国王は?」 「ああ・・・。13年位前だったかな?急死したとかで葬儀が行われたよ。 ほら。向こうのほうにお墓があるよ。」 墓には確かに"DOKUO"と刻まれていた。
ドクオは自分の墓の前で呆然と立ち尽くしていた。 (俺は・・・探されもせずに社会的に抹殺されたって言うのか・・・?) (ははは・・・まったく本当に死にたくなる・・・。) 唇をかみ締める。 (一体俺の人生は何なんだ・・・。父親を殺されて奪われて、 奴隷にされて青春時代(果たして青春があったかどうかは疑問だが)奪われて、 石にされて14年間奪われて、目が覚めてみたら家族と国を奪われてて・・・。) 気づかぬうちに目頭が熱くなり、視界が歪んだ。 少年時代に父パパスに告げられた言葉がフラッシュバックした。 「ドクオ、実はな・・・ドクオは本当は父さん達の子供じゃないんだ。 父さんと母さんはなかなか子宝に恵まれなくてな・・・。身寄りのない乳児を養子として引き取ったんだ。」 パパスはこうも言った。 「これだけは信じて欲しい。父さんも、母さんもお前のことは実の息子だと思っている。」 ドクオは今でもこの言葉を信じている。 ドクオがこの世で最も尊敬する人物は父パパスであり、形見である剣は一度として手放さなかった。 たとえより強力な武器を手に入れても。 パパスがグランバニアの王であることを知ったときは、王の血は継いでいなくても 父のような誇り高く、優しい王であろうと心に決めた。 どんなにつらいことがあってもパパスのこの言葉がドクオを支えていた。 しかし、自分の存在が(おそらく)家族によって抹殺されたという事実にはドクオの精神は耐えることができなかった。 ドクオを支え続けてきたパパスの言葉さえも、ドクオの心とともに砕け散ってしまった。 「俺は・・・おれは・・・おれはあああアあぁアおああぁぉあああぁああああ!!!!」 ドクオの中で何かが爆ぜた。
とりあえずここまで。 少しずつ書いていきますので興味持ってくださった方は 気長に待っていてください。
なんか興奮した
DQ5ファンの俺としてはすごいやだな。 とくにアンディは一番嫌いな奴だったから。
691 :
Mr.名無しさん :2005/08/09(火) 15:58:25
>>687 おつです。
DQ5は覚えてないので・・・
>>678 >>680 何故だwとりあえず背後に気を付けてください
>>681 それはありえないですねぇ。マルスだったら……
>>682 私もメラからです。いいスレでしたね。落ちたら落ちたで仕方ないですが。
>>683 イェア!
>>687 乙です。興味を持ったので気長に待っておきます。
一応ノアニールもさがしてみたがもちろん見つからなかった。
次いでノアニール周辺、エルフの森周辺を捜索するがみつからない。
そうこうしている内にもう夕方になっていた。
マルス「今日はここで最後だな。」
マルスはエルフの集落の南にある洞窟の前に立って言った。
ミザリー「明日でいいんじゃないの?こんな魔物がうじゃうじゃいるところに行かないだろ。」
つーかなんでここに魔物がいるんだよ……
……いや、まぁ普通いるな。洞窟だと。
……どうしたんだろ。
マルス「まぁ明日でもいいんだが、ここにあるような気がしてならん。」
俺もそんな気がするな。
ミザリー「勘か。」
マルス「勘だ。」
ミザリー「勘で宝くじ連当した奴に言われたらさずがに嫌とは言えないわねぇ……。まだ時間もあるし。」
マルス「んじゃいくぞ。」
俺たちは洞窟へ入っていった。
出てくる魔物達は、マルスが器用に、ムネオが確実に、ミザリーが豪快に倒していった。
俺の出番はあまりない。
この洞窟、魔物はいないと思ったんだがなぁ。
>>692 洞窟をすすんでいくと、不思議な泉があった。
ミザリー「なんかこの泉気持ち悪いな。」
マルス「ふむ、そうだな。不思議な感じがする……」
そういってマルスは泉の水を飲んだ。
マジかよこの人。
ミザリー「……。どうなの?」
マルス「気持ち悪い。気持ち悪いことに異常に気分が良くなった。」
マルス「エルフの集落が近くにあるからそこからの魔力が溶けだしてるんじゃないかな。」
マルス「まぁ毒じゃない。お前等も疲れてたら飲んだ方がいい。」
結局全員が泉の水を飲むことにした。
あぁ、確かに気持ち悪い。
気持ち悪いくらいに気分が良くなる。
あんまり飲みすぎると体に悪いんじゃないか、これ。
ミザリー「……気持ち悪い。」
ムネオ「……。」
そして俺たちはさらに奥へ向かった。
ついに行き止まりに着いた。
そこにはさっきの気持ち悪い泉と同じような水の、さらに大きな泉があった。
よく見ると、泉の傍らに寂れた小さな箱があった。
あれだ。あれが夢見るルビーだ。
……まだみてないけど。
>>692 マルスがその箱を開けた。
マルス「……なるほどな。」
マルスはそう言うと、箱から手紙のようなものを取り出した。
俺たちは手紙を読んで、大体を理解した。
感想は特にない。
そしてエルフの女王に夢見るルビーを渡すため、洞窟をでた。
っていうかリレミトはリレミトでまた別の気持ち悪さがあった。
ルーラほどではなかったが。
そしてエルフの女王に夢見るルビーと手紙を渡した。
マルス「ま、これを見れば誰の責任か、あんたならわかるだろ。」
とだけマルスは言った。
エルフの女王はずっとだまったままだった。
俺たちはすぐノアニールへ向かった。
外はもう日が沈んでいた。
ミザリー「ちっ、バカップルと勘違い女のお陰でとんだ無駄骨だったな。」
マルス「確かにな。まあ一日ですんだし良かった方だろう。」
ミザリー「ずっとこんなことに関わってたらバラモス討伐なんか一生かかっても不可能だ。」
マルス「そうだな。」
マルスとミザリーが比較的不毛な会話をしながらも、ノアニールの宿に着いた。
そして朝になった。
以上、ダイジェスト版でお送りしました。
……結構無理矢理ですけど終わらせました。 やっとピラミッド突入です。 このペースだとゾーマを倒すのがいつの事になるんでしょう……頑張ります。
>>687 乙です。気長に待たせていただきます。DQ5、懐かしいですね。
>>695 乙です。endまではかなり長いかもしれませんが、焦らず、マターリ頑張ってください。
保守
魔法使いドクオ 短編 勇者「よし、毒の沼地を歩いてくぞ。トラマナないからなHP低くなったらいってくれ。」 戦士「わかった。」 僧侶「MP節約したいんだけど?」 勇者「じゃあドクオは見殺しでいいよ。」 ドクオ「うわ・・・ちょっと・・・あと一歩で・・・やば・・・ ああ・・・」 戦士「棺おけ引きずるのだるいなぁ。」 勇者「じゃあ、捨ててくか。」 僧侶「もっと早くからすてればいいのに。」
ごめん。空気読まず短編書いた。orz
色々バラエティに富んでる方がいいんじゃない? どしどし書いてくださいませ。
個人的には、ドクオのセリフは僧侶のセリフ(MP節約〜)の前にきた方がさらに鬱くるかも。 と頼まれもしないのに批評してみたりorz
702 :
Mr.名無しさん :2005/08/11(木) 21:42:51
勇者「このへん弱いからトヘロス唱えてからで歩くか。」 戦士「おっさすが勇者だね。たまにはいいね。」 僧侶「じゃあ、お願いします。」 ドクオ「ウンウン。」 勇者はトヘロスを唱えた。 ドクオ「・・・あっ、なんか俺近寄れない・・・。」
メラメラのホッシュ
>>694 >>696 何だか最近スランプで…すみません……
>>699 乙様。私は待ってます。最近スランプ……
とりあえず俺たちは当初の目的であった珍しい服を探すため、仕立て屋へ向かった。
仕立て屋に訊いたところ、その服というのは「身かわしの服」といって、驚くほど軽いらしい。
そしてさらには服が軽いだけでなく、着た者も動きが軽くなるらしい。
なかなかにオカルトテイストな話だ。
しかし、その服が実際に売られていて、思ったよりも安い。
大量生産に成功した様で、何着も見当たった。
マルス「この中でこの服いる奴。」
ミザリー「私はあった方がいい。」
ムネオ「俺は必要ない……」
ドクオ「……ぼ…くは、い……いる…かな……」
マルス「じゃあ三着で。」
そして、マルスとミザリーと俺はみかわしの服を身につけた。
確かに軽い。
違和感があるくらいだ。
見た目はむしろ重そうなのにな。
そして俺たちはノアニールを出た。
次に向かうのはポルトガだ。
>>704 歩きだけではいけないところも多いということで船を借りにいくわけだ。
ロマリア王がそう言っていた。
まあ俺にではなく、マルスにだが。
しかしまあ世の中というのはそううまくはいかないというか、
むしろ意図的なものすら感じるわけだが、何かというと、
ポルトガへの関所に着いたはいいが、鍵が開かないというのだった。
おいおいマジかよ、勘弁してくれよ。
門番が言うにはこの鍵は特殊な鍵で、そうそう簡単には開かないらしい。
マルスが解錠を試みたが開かなかったし、ムネオが力付くても開かなかったし、ミザリー魔法でぶっ飛ばそうとしても効かなかった。
俺は何もしていない。
確か解錠の何か魔法があったと思うがそんなミザリーだって使えないものを俺が使えるはずもない。
二、三分どうするか考えたところ、マルスがあることを思い出した。
ノアニールで聞いた話で、イシスの城に魔法の鍵なるものが存在するらしい。
おぉ、それなら開けられそうだ、ということでイシスへ向かった。
途中アッサラームと言う変わった町があったが面倒なので無視して進み、砂漠を越えた。
途中食料が尽きたがルーラでアッサラームにもどり、準備をしてまた砂漠へ向かった。
砂漠はなかなか疲れたがまあ何とかなった。
そして今、イシスに到着した。
ある日グランバニアに魔物の大群が襲撃してきた。 空をキメラやミニデーモン、果てはグレイトドラゴンまでもが埋め尽くし 陸もスライムから始まり、ライオネックやヘルバトラーまで押し寄せてきた。 グランバニアはあっという間に窮地に立たされた。 「第一、第二魔法部隊及び第2歩兵部隊はほぼ壊滅状態、他の部隊も負傷者が多数でております。」 「襲撃時に治療部隊の詰所がピンポイントで狙われたため負傷者の治療がほとんどできない状態です。」 次々と不利な情報ばかりが入ってくる。 そんななか王子が口を開いた。 「事態はかなり厳しいようです。父さん、母さん、やはり僕達も戦いに参加しましょう」 うなずくフローラとアンディを一瞥してさらに続ける。 「しかし、疑問点がありますね。治療部隊の詰所がピンポイントで狙われるなんて・・・。 まるで、初めから位置を知っていたとしか・・・。」 大臣が驚いて思わず口を挟む。 「し、しかし、国の軍備に関する情報は最高機密ですよ!?それが漏れていると仰るのですか!?」 「可能性の話ですが・・・、おそらくそうであると考えておいたほうがよいかと思います。」 しばらくの沈黙の後王子が再び口を開いた。 「とにかく、今は味方の援護のことを考えましょう。 それと・・・ラインハットとサラボナから援軍は貰えそうですか?」 「はい。ラインハット軍、サラボナ軍ともにグランバニアへ向かっているとのことです。」 「そうですか。さあ!いきましょう!」
グランバニア城の外では兵と魔物の戦闘か繰り広げられていた。 魔物たちの中心には一人の男がいた。 紫色のターバンとマントを身に纏い、腰には一振りの剣が下がっていた。 男の名はドクオ。絶望と憎悪によって修羅の道へと落ちてしまった男である。 ドクオは魔物たちが急に押され始めたことに気がついた。 「ようやく御出ましってわけか・・・。」 そう呟き、魔物たちを蹴散らす集団へと近づいていった。 「パチパチパチ」拍手の音がした。 「グランバニアの国王様の一家はなかなか勇猛ですなあ。」 アンディたちの視線が声の元へと集まった。 その場にいたほとんどの人間が自分の目を疑った。 「・・・ドクオ?」 真っ先に声を出したのはフローラだった。 「いかがなさいましたか?フローラ様。顔色が悪いですよ。」 へらへら笑いながらからかうようにドクオが尋ねる。 その様子を傍観していた王子が訝しげに尋ねる。 「母さん、この男を知っているんですか?」 王子を見てドクオが呟いた。 「なるほど・・・。こいつがフローラの息子か。ははは、まったくそっくりだな。”アンディ”に・・・。」 ドクオは知らなかったことではあるがフローラとルドマンがドクオとの婚約に不本意だった理由は フローラが既にアンディの子供を身ごもっていたからであった。 (そして知らなかった故にドクオは自分が無条件に拒絶されていると思った。) ルドマンは婿候補の選抜方法を提起した自分から婚約の破棄をするわけにはいかなかったし、 フローラ自身もドクオを傷つけることを恐れて言い出すことができなかった。 閑話休題 (マヌケな話だな・・・。全てを奪われたと思っていたが、俺には初めから何もなかったわけか。)
「なあ。俺が何しにきたかわかるか?わかるだろ?」 狂気に歪んだ顔でドクオが尋ねた。 「まって!私には何がなんだか・・・!」 フローラの言葉を無視してドクオが動いた。 「さようなら、フローラ。」 そう言うと凶刃を振り下ろした。 ガキィーン! 剣のぶつかり合う音が響き渡った。 「あなたが何者かは知らない。が、母さんたちに手出しはさせない!」 ドクオの剣を防いだ王子叫ぶ。 「ははは。美しいなあ、家族愛。」 ドクオの脳裏にパパスの姿が浮かんだ。 自分とヘンリーを守るために死んでいった父の姿を。 その姿が目の前にいる少年とダブった。 「まったく、・・・反吐が出るんだよくそったれが!」
ここまで。 なかなか進まないなあ。 読んでくれてる方々スローペースですいません。
>>709 乙です おもしろかった
続きが気になる展開ワクワク
>僧侶の人 ◆njsK9r1FDk アッサラームスルーワロタw >15 ◆7NgVfZ/HTE ダークな5新鮮でいい!! 続きワクテカして待っております。
やっぱりなんか興奮した
ダークな話なんてムカつくな
714 :
Mr.名無しさん :2005/08/15(月) 20:05:39
支援
>>713 それがイヤなら毒男板のスレなんか読まないほうがいいよ
保守
保
守
夏休みも終わる週末の昼間から素敵な鬱話を読んでしまった俺に乾杯 そして作者乙
720 :
Mr.名無しさん :2005/08/20(土) 09:47:14
ドクオ「ト○ネコさん、どーやったらお金持ちになれるんすか?」 ト○ネコ「ふむ・・・、お前は旅のやり方を知らないな。まあ、見てなさい。」 ト○ネコはタンスを開けた。なんと”おなべのふた”を見つけた。 ドクオ「あっ・・・。」 ト○ネコはツボの中を覗き込んだ。なんと”15ゴールド”を見つけた。 ドクオ「ト、ト○ネコさんっ!そ、それってドロボ・・・」 ト○ネコ「やかましい!わしゃぁこれで家を建てたんじゃぁ!文句言わずタンス開けんかい!!」
このスレの保守は
>>720 のレスみたいに、小ネタを書いて保守するのはどうかな?
ヒャドと同じ末路
ト○ネコはタンスを開けた。 なんと”空気嫁”を見つけた。 なんと”下だけ空気嫁”を見つけた。 なんと”シリコン製の穴”を見つけた。 なんと”とろっとした液体の入った小瓶”を見つけた。
724 :
Mr.名無しさん :2005/08/21(日) 16:33:32
トルネコはつまらないから書かないほうがいい。 ヒャドもそれで死んだし。
725 :
Mr.名無しさん :2005/08/23(火) 08:08:55
ドラクエの4コマ漫画読みたくなってきた
ドクオは毒消し草を使おうとした しかし、使い方が分からない!
ドクオは毒消し草を使った。 ドクオは光の中に消え去った!
トリップ変えましたが・・・こっそりUP
『ソフィア伝@』 「ソフィア・・・ソフィア・・・」 懐かしい声が聞こえた。頭がぼんやりとするがソフィアは目を覚ました。 ずいぶん長いこと眠っていたようだった。 目の前には白銀にやや青みのかかった髪の色をした青年が立っていた。 「大丈夫か?無事に我々の部隊も帰還したぞ。」 ソフィアはぼんやりとした頭で、事情が飲み込めなかった。 「そうか、よかった・・・。」 自然と言葉がでた。体も心も思うように動かない。 青年はソフィアの容態を見届けると、ほっとしたように部屋からでていった。 ソフィアはどこか虚ろで、今が現実なのか夢なのか判断できなかった。 それでも、彼に合うことができ、無事帰還できたことにほっとした。 やや硬いベットの上に寝ていた。鈍い体の上半身を起こすと、右肩がずきりと痛んだ。 部屋には誰もいなかった。ベットの脇の小さなテーブルにはコップに水が入っていた。 それを飲み干して、いくらか落ち着いて状況を把握しようと努めた。 戦場に行き、戦傷を負って帰還した。どうやら自分は大怪我のようだった。 以前にもそんなことがあったような・・・。起き上がっているとまた、痛みが強くなってきた。
「ソフィアお帰り。」 扉を開ける音と同時に声をかけてきた。これもまた懐かしい声だった。 「どうだい調子は?だいぶ毒が抜けたと思うが、もう少し辛抱してくれ。」 「あ。母さん、ひさしぶり・・・」 優しく声をかけてきたのは、僧侶服に身を包んだ母親だった。 「まだ、ぼんやりするかい?もう一度キアリクかけとくかね・・・。」 そういうと呪文を唱えた。右肩から全身に毒が回っているらしい。 母親からの治療を受けると、少し体が軽くなったきがした。 「初陣なのに、無茶したんだってね。ポイズントードにやられたんだった聞いたよ。」 「ごめん母さん。まだ良く思い出せなくって。」 「まぁ、無事に帰ってきたんだし、良しとしなくっちゃね!早く元気になりなさい。」 そこに、また一人の中年の男性が入ってきた。 「おおっソフィア〜無事で・・・いや、たいしたことなくって良かった〜。」 嬉しそうに涙ぐんでいるのは、ソフィアの父親だった。 ソフィアが微笑んでうなずくと、父は安心したように慌しく部屋からでていった。 自分が安らげるところに帰っていて、ソフィアはもう一度横になって眠った。 (つづく)
>>705 あぁー、抜け出しました。今日からまた復活です。
お願いします。
>>728 GJ!奇遇ですね。私も今日から復活します。
ここで全員の装備を紹介しよう。
名前/武器/服・鎧/盾/帽子・兜/装飾品
マルス/鎖鎌/みかわしの服/―/皮の帽子/兎の尻尾
ムネオ/鉄の斧/鉄の鎧/鉄の盾/鉄の兜/―
ミザリー/刄のブーメラン/みかわしの服/―/毛皮のフード/―
ドクオ/眠りの杖/みかわしの服/鱗の盾/木の帽子/―
ミザリーが何故刄のブーメランを持っているのか
俺が何故眠りの杖を持っているのか気になるだろうと思う。
どちらも落ちていたのだ。
性格に言うと落ちてきた。
何故だかはよく分からないがアッサラームを出てしばらく砂漠を歩いていると落ちてきたのだ。
マルスが言うにはエルフの女王の贈り物かなんかだろ、何でもいいから頂いておこう、と言う事だった。
マルスがそう言うや否やミザリーが刄のブーメランをとった。
で、まあ眠りの杖を使う人間も他にいないし俺が使うこととなった。
檜の棒と同じように使っていればいいらしく、また若干の催眠効果もあるようだ。
まあそんなに重くもないし大丈夫だ。
つーかムネオはよくあんな重そうな物ばかり装備できるな。
まあムネオは初めから地味に凄いけどな。
と言うかこの中で凄くないのが俺だけだ。
>>731 ミザリー「……あーもー、あっついなぁ!チキショー!」
マルス「まぁ砂漠の中だしな。」
ミザリー「何でこんなところに城つくるかなー。つくった奴、気でも触れてたんじゃねぇか?」
マルス「そうかもなー。とりあえず城に向かうぞ。」
ミザリー「……」
そして俺たちは城へ向かった。
城中は堀に囲まれているのもあってか、思ったよりひんやりしている。
「思ったより」であって暑い事には変わりない。
やっぱ何時でも何処でも金持ちは得だよ。
金持ちである事のデメリットを差し引いても十分得だ。
俺はそう確信している。
女王に会って一通り挨拶を終えると、女王は魔法の鍵の在処をマルスに伝えた。
女王が言うには魔法の鍵はピラミッドとか言う王家に代々伝わる
やたらとでかい墓の中に置いているらしい。
あぁ、そう言えば砂漠を歩いてる時に何かでかい三角形のものが見えたっけな。
あれ墓か。わけわからんな。何かもうどうでもいい気がしてきた。
で、そのピラミッドにこれまた代々伝わる黄金の爪とか言うのも
出来ればでいいからとってきて欲しいとの事だった。
>>732 魔法の鍵はどうせ使わないらしく冒険が済むまで貸してくれるらしい。
ただ、今はピラミッドは魔物の巣窟みたいになってるらしい。
まぁ俺もそんな気はしてた。墓だしな。
そして何かと用も済んで俺たちは城で一泊を過ごすこととなった。
なかなか豪勢なお持て成しだった。
そう言えば俺たちって勇者様御一行だもんな。
一応建前だけでも歓迎するよな。
そして俺たちはピラミッドに到着した。
ピラミッドの入口は何か仕掛けがあったが、マルスがすぐに解いてしまった。
ピラミッドの探索が始まった。
マルス「さて、魔法の鍵と出来れば黄金の爪を探すわけなんだが……」
ミザリー「やっぱ大事なもんは一番奥に置いておくでしょうね。」
マルス「だろうな。だったら、此処からだと地下か頂上か。」
ミザリー「どっちかにどっちかがあるのかしらね。」
マルス「さぁ。まあとりあえず地下に向かうか。頂上の方が遠そうだしな。」
ミザリー「そうねー。」
俺たちは下に向かう階段を進んだ。
>>733 ミザリー「何、ここ。気持ち悪いわ。」
確かに少し重圧感のようなものを感じるな。
地面にはおびただしい程の人骨が散らばっている。
大方墓場泥棒か何かのものだろう。
どれも最近のものではないのは最近はピラミッドに着くこと自体が困難だからだろう。
と、そうこうしている間に魔物が襲ってきた様だ。
正直言ってひどい悪臭だ。
大量のミイラ男に腐った死体。
墓場だけあってやたらと不浄(っても人間が勝手に決めたわけだが)の輩の多いことだ。
しかしそこは僧侶の腕の見せ所。
普段は非力で魔法攻撃すらロクに出来ない俺だが不浄の輩が相手となれば話は別だ。
多少成功率が低いがニフラムを唱えればどんなに数が多かろうとゾンビは一瞬で消え失せる。
こんなにやる気が出たのは人生で初めての事だろう。
さあ、やっと俺の檜舞台がきたのだ。
行くぞ!
ドクオ「ニフラム!」
……
……あれ?失敗したのかな?
ドクオ「ニフラム!」
……
……何も起きねぇよコンチキショウ。
まあ俺の人生なんてこんなもんだよ。
俺には一生檜舞台なんてないんだろう。
別にいいけどな。
>>734 ミザリー「ベキラマ!」
……
ミザリー「あぁ!もうっ!ベキラマっ!ベキラマっ!ベキラマっ!」
……
……おかしいな。
ミザリーが魔法をこんなに失敗するとは……
ドクオ「……ホイミ。」
……何も起きない。
いくら俺でもホイミを失敗するとは考えにくい。
どうやらこれは魔力が封じられてるみたいだな。
さっき感じた重圧感はみかわしの服の魔力が封じられたからなのだろう。
結局戦闘はマルスとムネオに殆ど任せ、ミザリーは後ろの方から
刄のブーメランで援護する程度、俺は殆どぼーっとしていた。
とりあえずマルス達がゾンビの大群を倒した様だ。
マルス「此処はヤバいな。」
ミザリー「そうね。何故だか知らないけど魔力が封じられてるわ。」
マルス「とりあえず頂上に向かおう。地上は魔力が封じられていなかった筈だ。」
ミザリー「ええ、多分ね。頂上に魔法の鍵があれば此処に来る必要もないし。」
マルス「それじゃあ頂上に向かうか。」
そうして俺たちは地下の探索を止め、頂上に向かうことにした。
地上はやはり魔力が封じられてはいなかった。
と言う事は地下で魔法が使えないのはピラミッドの仕掛けか何かか……
それ程の仕掛けを施すとなれば、地下には余程のものが隠してあるのだろうか。
それともただの泥棒ホイホイなのだろうか。
城にはピラミッドに関する記述は無いって言うしな。
……まあいいか。
魔法の鍵が見つかればそれでいいんだしな。
保守
737 :
Mr.名無しさん :2005/08/26(金) 21:45:07
続きはまだだろうか
ザキを唱えたも落ちた…
次はなんだ? パルプンテか?
なぜ『〜を唱えた』の本スレは落ちまくって、隔離スレは落ちないんだ!? と言いつつ、保守。
741 :
Mr.名無しさん :2005/08/28(日) 23:15:16
テドンの村って何で幽霊なの? あっという間に滅ぼされて、死んだことに気が付いていないんだっけ? なにか合理的な解釈ないですか。アイデアというか。
>>741 オーブか何かの力かな?
もしかしたら偶然そうなっただけなのかもな。
そして保守。
オーブもってっても変わらんし バラモスの呪いかと思えば解けない つまり3をクリアしたときのテドンはゾーマの呪いが半分解けて半分解けてないじょうt そして保守
保守
745 :
Mr.名無しさん :2005/09/01(木) 15:19:47
あげ
746 :
Mr.名無しさん :2005/09/01(木) 15:26:21
ぬるぽ
保守
748 :
Mr.名無しさん :2005/09/01(木) 22:21:47
746ガッ!こんなとこで。
749 :
Mr.名無しさん :2005/09/02(金) 20:39:24
続きが気になる
750 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 00:22:49
僧侶の人が荒らしに見える件
751 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 11:59:00
なんで?
752 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 12:10:12
僧侶はいいやつ
753 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 18:06:29
読んでたら久々にDQ3がやりたくなった
754 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 23:00:52
僧侶の人続きを書いてくださいお願いします
755 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 23:15:27
僕の名前はドクオ生まれてきてごめんなさいって言いたくなるような性格。 こんな僕でも必要としてくれる人がいる。 今日アリアハンの王さまに急に呼ばれた。こんな俺にいったいなんの用だろう?一応王さまだから行ってみようと思う。正直言ってめんどくさい。
756 :
欝 :2005/09/03(土) 23:22:46
行ってみたら大臣が頼りなさそうな目で見ている。いったいなんのようだろう…王さまの前に行くと宝箱がおかれていた。急に嫌な予感がしてきた。そして王さまが言った。しかもかなりめんどくさそうに………
757 :
欝 :2005/09/03(土) 23:41:50
「オルテガの息子なら親父の敵討ちにでろ」。ドクオには親父が死んだことが信じられなかった。なぜなら親父こそ最強の男だとじいちゃんや母ちゃんに教え込まれて育ってきたからだ。 親父にできなかったことをこんな僕にやれって言うのか………
758 :
Mr.名無しさん :2005/09/03(土) 23:57:21
省
759 :
Mr.名無しさん :2005/09/04(日) 07:26:44
>>735 >>750 本人が言うのもアレですけど荒らしじゃないです。
>>752 ありがとうございます。でも本人が言うのもアレですけどいい奴ではないです。
>>754 すみません。どうも時間とやる気が反比例するみたいで……
>>757 GJ。そして乙。
とりあえず俺たちはピラミッドの上層へ向かう。
上に向かうと決まってからは進行が早い。
やっと俺が具体的に力の見せ所だ。
そりゃあまぁ今までも回復とかしてきたけど、攻撃する事はなかったしな。
まあとにかくマルスと俺のニフラムでどしどし敵を消していく。
ニフラムの効かない少数の敵はミザリーのメラミの餌食となった。
まぁマルスの方がニフラムが上手なのは勇者だからなんだろう。
僧侶よりも不浄に強そうだもんな。
そんな感じで結構簡単に上に行くことが出来た。
多分このパーティって俺のレベルの弱さを補っても余りある程にレベルが高いんだろうな。
大きな部屋の前についた。
扉から様子を伺ったところ、たくさんの棺が置いてある。
此処が墓の本尊というところか。
でもまあこんなに魔物まみれだったらとっくに死体とか食い荒らされてんだろうな。
そんなことより棺の中に魔物とか居そうだし気を付けないとな。
とかマルスが言ってた。
>>759 マルス「棺の中は調べるべきなんだろうなぁ……」
ミザリー「気持ち悪いけどまあそうよね。大事なものとかなら入れてそうよね。」
マルス「まぁもうすぐ頂上の様だし後でもいいだろうな。今すぐそんな危険を犯す事もなかろう。」
ミザリー「それもそう……メラミ!マルス!」
マルス「ああ。ニフラム!やはり潜んでいたな。」
俺たちが大部屋のちょうど中心辺りに差し掛かった時、周りの棺の中から大量の魔物が襲い掛かってきた様だ。
その殆どがマミーとミイラ男だ。
ニフラムさえ効けば一瞬で消し去れる。
が、如何せん数が多過ぎる。
それどころかマミーがさらに仲間を呼ぶためか増えてすらいるようだ。
マルスはついにニフラムから打撃主体に戦闘スタイルを変更した。
ニフラムだけでは回転が遅くなってしまうからだろう。
それでも敵は増える一方だ。
ムネオはひたすら敵を薙ぎ払っている。
ミザリーは武器で牽制しつつもベギラマで敵を一掃している。
俺は相変わらずニフラムだけだ。
隙も大きくなるし効率も大してよくないが他に出来ることもないから仕方がない。
出来るだけ周りに気を付けながらニフラムを唱え……
マルス「ドクオ!危ない!」
えっ!?
振り向くとそこにはマルスが血だらけで倒れていた。
>>760 俺の真後ろには鎖鎌がサックリと刺さって動かないマミーがいた。
マルスは俺を庇ったようだった。
ミザリー「ちょ……、マルス、あんた何やって……ベキラマ!」
俺はさらに周りに注意しながらマルスを診た。
急所は免れている。とりあえず致命傷ではないようだ。
だが、怪我は決して小さくはない。
正直ベホイミだけでは物足りない。
普段のマルスなら絶対にこんな怪我はしなかっただろう。
もともとマルスの装備は攻撃を避ける事を前提に考えられている。
それでなくとも相手はマミーだ。素早い相手ではない。
マルスなら鎧を着ていても避けられるだろう。
だがマルスは攻撃を受けている。
俺を庇うため自分から攻撃に当たったのだろう。
俺はもう一度マルスにベホイミをかける。
どうしてマルスは俺なんかを庇ったんだろう。
マルスは俺なんかのために死んでいい人間じゃない。
そんな事はマルスが一番よく分かっている筈だ。
それなのにどうして……どうして……
どうして俺はこんなに無力なんだろう……
>>761 初めてだ。自分の無力がこんなに悔しかったのは。
ふと前を見るとマミーが襲い掛かって来ていた。
こんな奴等くらい、俺でも簡単に倒せなくちゃいけない……
それなのに俺は……俺は……
ドクオ「ニフラムっ!」
自分の中の何かが弾けた気がした。
不思議な力が俺に力を与えてくれた気がした。
それは確かに大きな光となって俺たちを照らした。
その頃にはもう、俺の意識は無かった筈だ。
763 :
Mr.名無しさん :2005/09/04(日) 08:02:48
僧侶復活GJ
期待age ワクテカ(AAry
僧侶氏乙! 遂にドクオ活躍!? 続きが気になってドキドキ
766 :
欝 :2005/09/04(日) 19:37:11
僧侶の人が復活したので私は引っ込みます。僧侶の人頑張ってください。楽しみに待ってます
767 :
Mr.名無しさん :2005/09/04(日) 22:28:46
>>766 いや、残って頂けると有り難いです
色んな話を読みたいので
768 :
欝 :2005/09/04(日) 22:42:32
わかりました。私のできるかぎりがんばってみます。
769 :
Mr.名無しさん :2005/09/04(日) 23:19:44
>>768 何も書けん俺がワガママ言って申し訳ないです
続き、楽しみにしてます!
770 :
Mr.名無しさん :2005/09/05(月) 12:34:54
僧侶サイコーGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ GJGJGJGJ
771 :
Mr.名無しさん :2005/09/05(月) 13:46:51
最早自演にしか見えんな
そういやなんで毒板がID非強制なのかしらないな
773 :
欝 :2005/09/05(月) 19:14:53
やっとでた言葉は「少し考えさせてください」だった。家に帰りとりあえずベッドに横になった。「ハァ…」ため息しかでない。 「ドクオー!」。いきなり元気な声が聞こえてきた。 幼なじみのリサが家にやってきた。
774 :
欝 :2005/09/05(月) 19:21:11
部屋に上がってくるなりいきなり聞いてきた。「王さまによばれたんだって?どうだった?」いきなりきついことを…。 一応一通り説明したら「私も一緒に行くからオルテガさんの仇を討とうよ」。だって……断れなかった。
改行しなよ
幼なじみに敏感に反応しちゃう俺orz
777 :
欝 :2005/09/06(火) 18:07:06
正直まいった。 行きたくないけど断れない…。その日は寝られないまま朝になった。 眩しいくらいの日差しが眠たい目に突き刺さる。 「ドクオ起きてる?」リサの声元気な声が外から聞こえる。 「今日は王さまに会いに行って返事しよ」。
778 :
欝 :2005/09/06(火) 18:31:56
リサと歩いていると城に着いていた。 城に入り門番にあいさつして奥に進んだ。 大臣達の横を通り抜けついに来てしまった。 「王さま、私たちバラモスを倒します」。リサが王にひざまずき言った。 すると王さまの機嫌が急によくなった。 「まず仲間を探せ。ワシの行きつけのパブに冒険者があつまる。そこに行け」。
ちょ、スペースごまかしかよ 携帯?にだって改行するってなかったっけ
780 :
欝 :2005/09/06(火) 19:25:11
すいません。まだ初心者なもんで
781 :
Mr.名無しさん :2005/09/06(火) 19:27:14
782 :
欝 :2005/09/06(火) 19:32:53
わかりました。消えさせていただきます。みなさんすみませんでしたm(__)m
待て!消えるなー
784 :
欝 :2005/09/06(火) 20:44:09
自分のせいで他の人を嫌な気持ちにさせたくないんで。 それに僧侶さんもふっかつしたので自分も読むほうに移動します。
携帯からだろうが初心者からだろうが投稿するならスキルを磨いてから、な!
なんで
>>784 の作品が不評なのかが分からない。
別に鬱系な話でもないのに。
僧侶氏ばかりに期待しても、ただ負担かけるだけだと思う。
僧侶氏が忙しくて書けない時なんか、ただ保守じゃなく、別の職人が現れてくれたほうが過疎らなくて良いと思うが
内容以前に改行されてなくて読みづらい 一行ごとに投稿されるからレスの無駄遣い&読みづらい 投稿するならある程度まとめてから貼れ
788 :
Mr.名無しさん :2005/09/06(火) 22:47:32
ここは読者がなってないから、職人が離れる。 俺もだけど。
職人も糞も出来の悪い駄文が続くだけになった現状で何を 流行ネタなのに時期を外し趣旨を履き違えとなりゃそりゃ廃れらぁな
790 :
Mr.名無しさん :2005/09/07(水) 03:19:32
こうなったらメガンテごっこでもしようぜ!
>>642 なんかそれぞれにレス付けるのも面倒なんでアンカーは省略しますが
とりあえず誰が悪いとかはあんまり意味ないと思うんで止めときましょうよ
まぁ私が悪いって言うのも分かってるんですがそれをあえて
言わないでいてくれている人も多いんだなとは分かるので。
まぁ気に入らない事があったら本家でもやって落ち着いときましょうよ。
あんまり急いでもいい事無いと思います。
あぁ、後自演じゃないです。自演ならもうちょっと微妙にします。
最後に、なんかすみません。
ここは……どこだろう……
目が覚めるとベッドの上にいた。
起き上がって辺りを見渡したところ、まだ深夜の様だと分かった。
どうやらここはイシスの城内の様だ。
マルス「お、やっと目が覚めたか。」
窓際で外を眺めていたマルスが俺に気が付いたらしく声をかけてきた。
ドクオ「……、うん……。」
つーかマルスって今まで起きてたのか?
マルス「……。よかったな……。……いや、何か俺も早く目が覚めてな。」
ドクオ「そ、そう……なんだ……。」
そうなのか。まあ流石にこんな時間まで起きてはないか。
どうせする事も無かったわけで、マルスは俺が倒れたときの話をしてくれた。
話によると、俺が倒れる直前に放ったニフラムは部屋全体に広がり
部屋中のマミーやミイラ男が消し飛んだらしい。
マルスの推理によると、俺が倒れたのは急に限界以上の力を出した為に
体が負担に耐えきれなくなって一時的に体が休止状態になったんだろうという事だ。
俺もそんな感じだと思う。
>>791 そんなことよりアンカーミスった……
あー、やっぱ無理はよくないよなぁ。
これからは大体の事があっても無理をしないようにしよう。
やっぱ何事も程々が一番だよな。
でも……俺でも無理すりゃあそんな力が出せんだな。
……って事はちゃんと訓練すれば無理しなくてもあれくらいの力は出せるわけだよな。
あ、何かちょっとやる気でてきた。
これが行動に繋がるかは知らないけど。
そして俺が倒れた後はムネオが俺を担いで運んだらしい。
これで実質の戦闘要員はマルスとミザリーの二人だけな訳だが
どうやらその大部屋を最後に魔物に遭う事も無かったらしい。
その次の階まで上ると、そこには魔法の鍵が置かれていて、それを持って即刻帰ってきたそうだ。
黄金の爪は見当たらなかったからもういいだろうと言う事でまとまったらしい。
そして今日(というか昨日)の疲れを癒すという事で
明日(というか今日)いっぱいはイシスの城に泊めてもらう事になっているらしい。
マルス「……それじゃあ、俺まだ疲れとれてないみたいだからまた寝る事にする。」
そう言ってマルスは俺の隣に横たわった。
一応このベッドみたいなもの(正直ベッドかどうか微妙)は
三、四人は寝られるようになっているみたいで結構広い。
だからまぁ俺の隣っつってもマルスが間を詰める必要もないから俺とは人一人分位間が開いてるけどな。
シーツも別々だし。
ドクオ「あ、う……ん。お、おや…す、み……」
そう言って俺も寝ることにした。
まだちょっと疲れとかあるしな。
793 :
Mr.名無しさん :2005/09/07(水) 17:37:29
ソフィア書いてる人はどうしたん?
僧侶氏乙! 今回の活躍(?)で、ついにドクオはミザリーに力を認めてもらえるのか!?
795 :
Mr.名無しさん :2005/09/08(木) 20:44:50
頼む、誰でもいいから書いてくれ。
796 :
Mr.名無しさん :2005/09/08(木) 20:46:18
そういうやつしか残ってないから、いい人いなくなる。
797 :
Mr.名無しさん :2005/09/08(木) 20:53:37
784もう一度書いてくれ
798 :
Mr.名無しさん :2005/09/09(金) 08:06:11
エディンバラ出身の強い魔法剣士(賢者?)の名前募集。
>>798 名前募集?・・・
…も…もしやっ、新たな職人様ですか!?Σ(゚∀゚)
何だか色んな用事が入ってしまって書き込めるのは明後日くらいになりそうです
とりあえず言っておきます
>>798 ンジャメナ
ナン
802 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 18:10:23
欝に書いてほしい。みんなはどう思う?
803 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 19:53:58
ギギギ!
804 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 00:57:57
15さん ドラクエ5の続き楽しみにしてます
>>792 >>802 当たり前ですけど私は書いてほしいです
最近異常に忙しいですし、休日はほぼ書けないんです
まぁ無理に書く事はないと思いますが。
次に目が覚めた時にはもう昼前だった。
昨日から長時間眠った所為か体中が怠い。
辺りを見渡したところマルスの姿が見当たらない。
どうやらもう起きて、どこかに行ってしまったようだ。
……
……そう言えば独りでいるなんて久しぶりだな。
少し前までは独りでいる方が普通だったもんな……
もしかしたら……俺はもう独りじゃないのかもしれないな……
そんな事を考えながら窓を眺めていると……
つーかこんな時って本当に窓とかみるもんなんだな。
架空の話だけだと思ってたよ。
まぁそんなことより、窓を眺めているとマルスが部屋に入ってきた。
マルス「あぁ、もう起きてたのか。今から昼食でも取りに行くか?」
確かにやたらと寝た所為かかなりの空腹感を感じている。
俺は迷わず返事をする。
ドクオ「あ、う…ん……。」
マルス「んじゃあ、行くか。」
マルスと俺は城を出て城下町へと向かった。
僧侶氏乙 僧侶氏自身の負担にならないペースで書いていけば良いと思う。 しかし…ドクオからじゃなく、マルスがドクオにベッタリな感じがするのだが… …まさか禁断の展開に!?(;´Д`)ハァハァ
807 :
Mr.名無しさん :2005/09/12(月) 16:26:21
ひさびさにダイの大冒険読んだ。 なにげに名作だね。
808 :
欝 :2005/09/12(月) 18:56:04
書いてもよろしいでしょうか
809 :
Mr.名無しさん :2005/09/12(月) 19:10:55
だめ。許可えようとしたんだから支持にしたがえよな。
810 :
欝 :2005/09/12(月) 19:25:54
わかりました。
>>809 IDないからってはしゃぎすぎ
>>810 あまりいいたかないが度がすぎてオモスレー人つれなきゃ
許可とらんでもかいてけばよろし
813 :
欝 :2005/09/12(月) 19:58:01
明日から書かせていただきます。 もし内容が悪ければみなさん厳しくお願いします。
なーんか自演臭えな
815 :
Mr.名無しさん :2005/09/12(月) 20:15:05
結局かくなら、許可と求めるなよ糞が、だれもてめぇらの駄文なんぞよみたくねぇ。 ageずに、sageておなってろよ
>>812 禿同
過去に僧侶氏の事を荒らし扱いしてたヤツもいたしな。
まーなんつーか 結構見てる人いるのな 自演とかは疑わないようにしてるだけかもしれんが
ソフィアの作者はあっちこっち書きすぎな。
HPの更新もやめてるみたいだよ コツコツ書いてるスレもあるみたいだけど、もう戻ってこないのかな
ソフィアの人も、たしか話途中で来なくなったんだよね 戻ってきてほしいなぁ
オレンジロードスレで書いてる HPにのってたよ てきとうな人だから・・・
>>823 ドコの板か分からないから、とりあえず懐かし漫画のスレ見てきた。
・・・荒れてたorz
>>825 サンクス
俺まったく関係ないトコ行ってたのか…
ハズカシスorz
>>825 見てきた。
(;´Д`)ハァハァした。
読んだ、俺も移住する ノシ
829 :
欝 :2005/09/13(火) 19:00:05
「ここがパブだね。」リサが言った。 なんか異様な雰囲気に包まれている。 正直入りたくなかったがリサには弱気な姿は見せたくなかった。 『ウッ』…扉を開けた瞬間タバコの煙が鼻につんときた。 「うわぁ!すごいねぇ」なぜかはしゃいでるリサがいる。 中には冒険者らしき人がたくさんいた。 「ねぇドクオ恐そうな人達がいっぱいいるよ」。 冒険者達がなぜか笑っていた。 その中の一人がこっちに来た。 「ヒャッハッハッー、ここはガキの来る場所じゃねえよ」。 かなり酔っているようでしゃべるたびに酒のきつい匂いがする。
欝氏乙 改行使ったら、前よりか読みやすくなったよ。 あと僧侶氏みたく、前話のアンカー付けると、話の前後が分かり易くなると思うよ。 あと…【欝】←これ何て読むの? (´д`;)
831 :
Mr.名無しさん :2005/09/13(火) 20:34:29
アンカーの付け方がわからんのじゃない?
そこは案内を読んでもらいましょう。
みんなオレンジロードに行っちゃったの? (´・ω・`)
834 :
欝 :2005/09/14(水) 18:58:40
>>829 恐い…僕にとってはある意味モンスターに見えた。
「私達王様に言われてここで仲間を探しに来たの」とリサが答えた。
するとその場が一瞬シーンとなりすぐさま馬鹿にしたような声になった。
やっぱり…こうなるとおもった。
「リサ、か、帰ろうよ」。
僕はその場から早く逃げたかった。
足早に出口に向かいドアに手を掛けた瞬間鋭い声が聞こえた。
「静かにおし!!」
パブ全体に響いた。
「おじょうちゃん達ちょっとこっちにおいで」。
声の聞こえたほうを向くと一人のきれいなお姉さんがいた。
僕達が動けないでいると近付いて来て僕達の手を引きカウンターに連れていった。
「あたしはルイーダ、この店のママだよ」。簡単な自己紹介をしてきた。
「私はリサ、こっちがドクオです」。
僕が何も言わないでいるとリサが肘で突いてきた。
「あっ、よ、よろしくです」。
するとルイーダが「そんなに堅くなるなって!王様からは聞いてるから」。
ルイーダから話を聞くと一階にいる奴らはただの飲んだくれらしい…。
欝氏乙 アンカー惜しい! > ←これは小さくしようか。 どんなんが仲間になるのか楽しみだw …てか、リサのスペックが気になるw …で 【欝】←これ何て読むのー!? 。・゚・(ノД`)・゚・。
辞書も引けねぇ再変換も検索も出来ねぇとは 脳の病気か何かですか? 人に突っ込み入れる前に手前の腐った脳味噌何とかして来い
837 :
欝 :2005/09/15(木) 00:53:43
>>837 「うつ」ですか。了解した。
わざわざレスありがとうm(_ _)m
839 :
Mr.名無しさん :2005/09/15(木) 11:05:32
君は読めない漢字をコピペしてるんだよね? 漢字や熟語をドラッグしてから、変換を押すと 読み方がでるよん。 あとは、ヤフーの辞書をつかうとか。
840 :
Mr.名無しさん :2005/09/15(木) 11:40:36
>>839 わざわざスマヌ
「うつ」の漢字が「鬱」だけだと思ってた俺の勉強不足だった(´д`;)
爵(しゃく)と似てるよね。 危うく嘘を教える所だった〜。
ほっするダンス
>>805 昼食を食べている間、特に意味のない世間話をしていた。
ミザリーとムネオは朝からずっと買い物に出掛けているらしい。
……あの二人やたらと一緒にいるよなぁ
みたいな事を呟いたら、マルスが言うには
まぁ一応夫婦だしな。と言う事だった。
えぇ!うわっ!びっくりした!
そうなのかよ。全然知らなかったよ。
まぁ……結婚してても不思議な歳でもないし……
何故かショックだ。
そうかぁ、結婚なー。
この言葉久々に聞いたな……
……遠い言葉なのにな。
そう言えばマルスと俺も大分一緒にいるよなぁ……
……
マルスは結婚とか恋人とかどうなんだろう。
と、聞いてみるとそういう人は一人もいないらしい。
あぁ、何かちょっと意外だな。
先行き知れぬマルスの帰りを健気に待つ……とか何とか想像したんだけどな。
まぁ、流石にそれは辛過ぎるか。
>>843 マルスだったらそれくらい分かるだろうし、だから恋人とかいないんだろう。
俺もそう言う事にしとこう。
考えてて虚しいけどな。
仕方の無いことだ。
まあそんな感じで昼食を済まして店を出たところだった。
マルス「さて、まだ結構暇があるんだが、どうs……」
ミザリー「あ。」
ムネオ「……」
ミザリーとムネオだ。
やはりマルスの言ったとおり買い物をしていたらしく、ムネオがやたらと荷物を持っている。
まぁ、買った物だろう。
ここからは何を買ったのかは見えない。
しかしまぁこの二人が夫婦だと思ってみると、それはまた見え方が違うな。
ミザリー「……急に無理とかするからこういう事になる。」
……あ、俺のことか。こっち向いて話せよ、と思っても言えるわけはない。
ミザリー「それが寿命を縮める事になりかねないし、無理なんてすれば誰だってあれくらいは出来る。」
ミザリー「感情に任せて魔法なんて使えない。でも、ま……」
ミザリー「そう言えばマルス、今日もここに泊まってくの?」
あ、話変わってる。
俺の事なんて最後まで話すに値しないってか。
まぁ別にいいけど。
マルス「どっちでもいいな。ポルトガで泊まってもいいし。」
ミザリー「まぁそうよね。それじゃあもうポルトガに行きましょう。もう買う物はないし用はないわ。」
845 :
Mr.名無しさん :2005/09/17(土) 07:00:40
僧侶氏乙
干し湯
847 :
Mr.名無しさん :2005/09/19(月) 18:31:34
ドピュードピュー
848 :
Mr.名無しさん :2005/09/20(火) 04:17:38
(´・ω・`) (´・ω:;.:... (´:;...::;.:. ::;... .....
849 :
Mr.名無しさん :2005/09/20(火) 07:32:49
850 :
20代独身 :2005/09/20(火) 07:37:04
ぐあ
落としたら負けかなと思っている
852 :
Mr.名無しさん :2005/09/21(水) 18:20:50
誰か書かかんのかね
俺の名はドクオ この世に生を受けて早14年が立つ。 性格は暗くて臆病、正直外交的とはとても言えない。 ただ俺は外交的になれなくても良いと思ってる。 昼になれば気ままに散歩してご飯を食べて 夜になってゆっくり寝る。 こんな俺でも類は供を呼ぶのか友達もいるんだ。 そんな友達とたまにかけっこをして遊んだり。 こんな生活が大好きだった。 でも時間は全てを変えてしまう、 今のままではいられなくなってしまったんだ。全てが、そして俺自身も。 ・・・・忘れもしない、 忘れることなんてできない!あのメタルスライム狩は!!!
854 :
Mr.名無しさん :2005/09/21(水) 18:42:01
それは一瞬のことだった、数少ない俺の友達。 そんな友達と気持ちよく昼寝をしていたとこに突如として起こった。 四人組の人間達が僕の友達を切り裂いた。 何言わぬ友の鮮血によって目を覚ます俺 「やったぞ!一匹倒せた!」 見知らぬ人間の声が耳に入ってくるが 何が起こったのか何が起きてるのかなんて理解できなかった。 「早く逃げろよ、何やってんだ!!」 鬼気迫る友の声によって現実に呼び戻される。 ぼっーとしてる俺を庇うように友達が必死で応戦してる。 人間達の攻撃を受けたのか今にも倒れてしまいそうだ。 その横でぴくりとも動かない俺の友達。 事態の非常さを背筋が凍りつく感覚と共に実感する。 それなのにも関らず一歩も動けない、凍りついたのか?俺の足は? ・・・・怖い、怖いよ! なんなんだよこれ!一体なんなんだよーっ!
「はははっ、いいぞいいぞ。そのままでいろよー!」 意気揚々と声をあげ歓喜の表情を浮かべた人間が 何も動けず現状を見ていることしかできなかった俺に刃を振りかざした。 その瞬間に俺の目の前に風が吹く。 勢いよく飛び散る鮮血、ただその鮮血は俺のものではなかった。 「そ、そんな・・・どうして俺なんか・・・・・・」 その瞬間もう一人の友人が人間に体当たりをする 俺を庇った友人が事切れにニヤリと俺に言い放つ。 「お前は早く逃げろよ、キスもしないまま死ねるのか」 こんな時に何言ってんだよ! それと同時にこんな俺を心配してくれる友人に対して 涙が溢れて止まらなかった。
「逃げるぞドクオー!」 体当たりをして間合いをとろうとした友人が俺に叫ぶ もはやここに残っているのはこの友人と俺だけだ。 「で、でもっ!」 俺の身を案じてくれた、すぐ横にいる何も言わない友。 残して逃げるのに少なからず抵抗を感じた。許せなかった。 「このままじゃ無理だ!無駄死にする気かよ!」 友人の言葉にハッとなる。そうだここで死んだらなんのために 俺を庇って・・・・・。 「わかった!」 「よし!二手にわかれて逃げるぞ!行け!」 友人の声と共に逃げようと走り出す俺。 「させるかよ!」 その瞬間に人間の声が聞こえた。 集落戻ってこのことを伝えた。 だが結局戻ったのは俺だけ、友人は帰ってこなかった。 涙が止まらなかった、俺のことを庇ってくれた友人 歓喜の表情を浮かべる人間達 そのことが交互にフラッシュバックして脳裏によぎる。 その度に言い表せないやるせない想いがとめどなく溢れてきた。 ・・・・許せないッ、許せないッ!!! そして俺はこの日をさかいに変わった、友の復讐を誓って。
857 :
Mr.名無しさん :2005/09/21(水) 22:35:10
>>853 GJ!!メタルスライムのドクオで書くとはすごいっす!
続きが見たいです!
オチを予測して申し訳ないが、 はぐれメタルに成長。狩がよりひどくなるってか。
進化の秘法でT-1000になるとか
保守しなきゃ負けかなと思っている
861 :
Mr.名無しさん :2005/09/24(土) 21:37:50
童貞で30歳を越えると使える魔法一覧 Ver.1.7 ○マホカンタ : 自分に向けられた「キモイ」等の罵声をそのまま相手に返す ○凍てつく波動 : つまらんギャグを飛ばして周辺を凍らせる ○コンフュ: 意味不明な発言で周囲を混乱させる ○メガンテ:自虐ネタで周りを巻き込みます ○サイレス: 空気を読めないとんちんかんな発言で周囲を絶句させる ○臭い息: 周囲の人間をことごとく不愉快な気分にさせる ○マヌーサ: 自分自身に幻影を見せ、現実に対する命中率を下げる ○グラビデ: 重苦しい雰囲気や嫌われオーラで周囲の人間を疲れさせ、体力を削り取る ○ラスピル: 周囲の人間を精神的に疲れさせ、精神力を削り取る ○バイキルト: 周囲の人間に不快感を与える力が倍増する ○トラマナ: クリスマス等にカップルだらけの街を一人で歩いてもダメージを受けない ○トヘロス: 自分の周囲に人が近寄ってこなくなる ○アストロン: 自分の殻に閉じこもる ○テレポ: 飲み会などの喪男が苦手な場から脱出する ○スカラ: 周囲の「キモイ」等の罵声や嫌がらせに対する忍耐力アップ ○フバーハ: 世間の恋愛至上主義の風から身を守ります ○メテオ: 高層ビルから飛び降りる ○ザラキ: 周囲の人間を練炭自殺に巻き込む ○死のルーレット: 練炭自殺する仲間を周囲の人間の中から無作為に選ぶ ○死の宣告: 練炭自殺する仲間として指名する ○レムオル: 周りから注目されません。空気のようにいないと認識されます。 ○ルーラ: 仕事が嫌になるとバックレ、自宅にひきこもる 唯一の安息の地である家にまっすぐ帰る ○ラリホー: 昼間なのに自分を眠らせる ○ラナルータ: 自分だけ昼と夜を逆転させる ○メガザル: 合コンに行くことで周りの男の評価を相対的に上げます ○バシルーラ: バイト先などで人がどんどんやめていきます。もしくは、自分を転勤で地方に飛ばします。 ○ドラゴラム: ネット上では竜のようになります ○エナジードレイン: 貯金が減っていき、生活レベルが下がる。 ○リレイズ: 高額生命保険
保守
>>844 と言う訳で俺たちはポルトガで一泊を過ごすこととなった。
とは言っても、ポルトガにはまだルーラでいけないから、ロマリアを経由して関所を通って行く事になる。
そう、あの魔法の鍵がかかった関所だ。
そもそもあの鍵がなければこんな苦労はしてなかったわけなんだよな。
まぁとにかく関所まで難なく進んだ俺たちは魔法の鍵を使い関所を開いた。
俺たちが、ロマリア王の空気の読め無さが生んだ悲劇を乗り越えた瞬間だった。
敵は味方の中にありとはよく言ったものだ。
あるいは、奴は敵だったのかもしれないと思う程だ。
まぁ、もういいけど。
とりあえずミザリーが異常に文句を放っていた事実は変わらないだろう。
そしてやっとポルトガに着いた。
ポルトガに着いた頃には結構暗くなりかけてたから俺たちはもう宿をとることにした。
……
そして朝になった。
俺たち四人はポルトガ王に謁見しに行った。
そしたらこれだよ……
船貸して欲しいとか言ったら、何か東の方の町に超高級な薬が売ってあるから
それを運んできてくれたら貸してもいいよと言うことだった。
何か勇者一行を便利屋かなんかと勘違いしてるんじゃないのか?
世の国王ってのはみんなこうなのか?
>>863 >>853 メタルスライムいいですねぇ。黒くてつやつやしたものとか大好きです。
とりあえず俺たちは仕方なくそのハバラタとかいう町に向かう事になった。
ハバラタの町はアッサラームからさらに東、山脈を越えたところにあるらしい。
山脈を普通に越えるのは大変(当然だ)だから、抜け道を知っている人が
その辺りにいると言う事でその人宛てに紹介状を受け取った。
名前から察するにドワーフだろう。
人間と仲のいいドワーフなんて珍しいな。
まぁいないわけじゃないけど。
そして俺たちはつくづく縁の無い町アッサラームを東に出、
そのドワーフに抜け道を作ってもらい、さらに南に下りてハバラタに到着した。
そして、やはり人生は甘くないと言う自論が強化される事となる。
あぁ、何だかなぁ……
>>864 気になってわかんなくなってぐぐった
バハラタ 1630件
ハバラタ 18件
866 :
865 :2005/09/26(月) 10:18:38
件数じゃ真実にゃならんねorz やヴぁす 気になるサボリーマンがここに一人
867 :
Mr.名無しさん :2005/09/26(月) 13:33:25
結論、オナニー
前よりさらに人減ったな。
オレもバハラタだと思ってた。 何か展開早いけど急いでる?
バハラタ保守
871 :
Mr.名無しさん :2005/09/30(金) 09:01:49
こんなわくわく感から始まって、つまらなくなるスレ初めて見た。
今日このスレが異常にのびる夢をみた保守。
今まで感想を述べてた者達まで離れてった今、このスレが盛り上がる事なんて無いだろ。
トルネコあげ
このスレ見て久々にやりたくなった とりあえず俺と♀僧侶の二人旅でいく
wktk保守
877 :
Mr.名無しさん :2005/10/03(月) 08:05:50
女賢者たんとまったり旅してーなぁ
ツンデレ+武闘家 コレ最強
ツンデレ+魔法使い も捨てがたい
ツンツン+魔法使い とか
ツンデレ+♀勇者ってどうよ。
ツンデレ勇者
勇者「あたしバラモスを倒しにいくわ。 べ、別にあんたのためなんかじゃないんだからね!」