522 :
Mr.名無しさん:
ドクオは困った。
勇者 「ほら、スライム倒せよぉ!スライムぐらい倒せるだろ!」
戦士 「そうだよ、ゆずってやるからさ、イオナズンでスカっとしなよ?」
僧侶 「ドクオちゃんがんばって。ほらスライム倒すだけだよ。」
みんなが俺に敵を倒すようにいっている。
俺ドクオ。賢者でLV40
魔法使いから悟りの書で転職したんだ。
スライムを倒すわけにはいかなった。
レベルがあがってしまう。
みんながにやにや笑ってる。
逃げようとするスライムに回り込んで遊んでる。
みんな「ほらぁ、はやくしろよぉ〜」
・・・・嫌だ、俺LV41になりたくないよ。
523 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:07:02
LV41になると何があるんだ?
524 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:09:24
つ【メガンテ】
525 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:10:28
ドクオは 頑張って 話題を振った。
その方向には 誰も いない。
526 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:11:42
ドクオは あしもとを しらべた。
ちかんに まちがわれた。
527 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:12:55
生きとし生けるものは
みな 神の子。
しかし お前は 立ち去れ!
528 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:14:49
ここは 神にみちびかれし
迷える子羊たちの
おとずれる場所。
しかし お前は 立ち去れ!
529 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:15:42
おおなめくじがあらわれた!
ドクオは仲間になりたそうに見ている。
おおなめくじが逃げ出した!
530 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:56:47
スライムが仲間になりたそうにこちらを見ている。
人
('A`)
仲間にしますか?
はい
→いいえ
531 :
Mr.名無しさん:2005/06/12(日) 23:59:44
ずれた……。orz
532 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 00:00:33
ドクオは ズレて しまった
533 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 02:07:46
ドクオはギガデインを唱えた
魔王の影に187ポイントのダメージを与えた
魔王の影はザラキを唱えた
ドクオは持っていた命の石の代わりに砕け散った
535 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 09:50:15
ドクオはメラゾーマを唱えた!
ドクオは気絶した。。
536 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 10:30:31
勇者「なぁなぁ…」
毒魔法使い「あ、ん?」
勇「いや、『ん?』じゃねぇよ」
毒魔「あ、ごめん」
勇「あのさ、とりあえず戦闘のとき携帯見るのやめようか」
毒魔「あ、あー、うん。あはは…」
勇「あとさ、新しい呪文いつ覚えるの?」
毒魔「あ、いや、覚えようとは思ってるんだけどなんか、いろいろやってたら時間無くなって、一応本とかは見たりはしてるし…」
勇「ああ、もういいから。いろいろって何?てかなんもやってないでしょ?忙しいってゲームとかは結構やってるじゃん。」
毒魔「いや、あれはなんか戦士くんの付き合いというか…」
戦士「はぁ?何それ?俺のせいとか言わないよね。」
毒魔「あっ、あの……」
537 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 10:57:33
なんだこのスレ…
最初の方は面白かったのに、近頃なんていうか
鬱になるスレになってんな('A`)
┏ はなす ━━━┓
┃ モニター. ┃
┃ にんぎょう. ┃
┃ニア テレビ. ┃
┗━━━━━━━┛
('A`) 「・・・」
('A`) 「・・・・」
僧侶 「いつもしゃべらないけど、今日は余計にイライラするな」
魔法使い 「べらべらしゃべられるよりいいだろ」
僧侶 「というか、ルーラでポンと行けないのかよ」
魔法使い 「こればっかりは仕様だからな」
魔法使い 「前から思ってたんだけどさ、キアリーかけてみろよ成仏するかもしれないぜ」
僧侶 「だりーよ。おまえメラ唱えろ」
戦士 「だから、殺すなって。成仏しても死体はどうするんだよ」
魔法戦士 「誰だよ。送るとか余計なこと言ったのはよ・・・」
戦士 「同意のもとで去ってもらうのが一番丸く収まるんだよ」
戦士 「殺しがばれたり、後で訴えられたりでもしたらめんどくさいだろうが」
魔法戦士 「じゃあ誓約書書かせようぜ」
僧侶 「そうだな、着いたら無理やりでも書かせよう。で、近くの街はわかったか?」
戦士 「あぁ、多分ここがルーラでいける一番近い街」
僧侶 「よし、さっさと行くぞ」
('A`) 「あ、あのさ・・・」
戦士 「どうした?」
僧侶 「おい、しゃべったぞ」
魔法戦士 「はやくマホトーンかけろよw」
('A`) 「・・・」
僧侶 「早く言えよ。しっかり聞こえるようにな」
('A`) 「・・・最後に写真撮っておきたいんだけど・・・」
魔法戦士 「空気嫁」
僧侶 「空気嫁よ」
戦士 「空気嫁」
('A`) 「・・・ごめん」
魔法使い 「じゃ、いくぞ」
魔法使い 「ルーラ!」
540 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:01:38
うぐぁ・・・
リアル杉だぞ('A`)
541 :
あい ◆ai21/5wMe6 :2005/06/13(月) 13:03:21
542 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:08:21
>>539 せめて、もう少しギャグっぽくしてくれよ…
543 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:10:18
そこまで嫌うことないじゃん
544 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:18:41
もはやただのいじめだ('A`)
545 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:35:07
ひどい!
546 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 13:48:26
でも 最後にはハッピーエンドが待ってるんだろ? そうなんだろ? そうと言ってくれ!
547 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 14:39:22
>>546 ('A`)にハッピーエンドなんて有り得ない
人生バッドエンドこそ相応しい
>>522のつづき
僕があんまりごねていると、戦士は僕を蹴り飛ばした。
バランスを崩して僕は吹っ飛んだ。あばらも何本か折れた。
戦士の蹴りとはいえ、LV40超えている一撃を賢者では耐えるのはつらかった。
僕が転んだ先にスライムがいた。
僕はスライムを背中でつぶしてしまった。
ぱららっぱっぱぱん♪
どこからともなく楽しげなラッパの音がなった。
僕はレベルがあがった。そして習得したのが、禁断の呪文「メガンテ」
勇者「おっあがったよw」
戦士「メンガテ覚えた?」
僧侶♀「おめでとう♪」
僕は「メガンテ」を覚えれなかったって嘘をついた。虚しい嘘だった。
549 :
◆fpFX/Rxv3A :2005/06/13(月) 14:51:17
その嘘でみんなの溜まっていたものが爆発した。
勇者 「なんだよ!!それだけが楽しみでいままで仲間にしてやったのに!!」
戦士 「まじで?ドクオ・・・嘘だったら許さないよ?」
僧侶♀ 「ドクちゃん。嘘だよね?驚かそうとしてるだけだよね?」
僧侶の笑顔はいつもまぶしくって可愛い。
だけど、僕は知ってるんだよ?勇者と戦士の3人で、毎晩楽しんでることを。
死ぬよりもつらいことをこれから話そうと思う。
僕は、いきなり戦士に右腕を切り落とされた。あっと今に瀕死の赤いゲージになった。
戦士 「おっと、手がすべったごめん。まぁうそつきの罰だな。」
勇者 「おいおい、いじめるなよ。こいつギガディン耐えれるかな・・・」
僧侶 「はいドクちゃん。ベホマ♪がんばってね。嘘はだめだよw」
僕の右腕はくっついた。今は痛みはない。ただ心が苦しかった。
勇者 「ドクオのHPっていくつ?」
ドクオ 「254です。」
勇者 「じゃあ、ぎりぎり耐えれるかなw」
僕はギガディンをくらいました。全身が沸騰するような豪雷でした。
自分が耐えたのが不思議でした。水の羽衣のおかげでしょうか・・・。
だけど、また赤ゲージで瀕死になりました。もう気力がありません。
僧侶 「ドクちゃんがんばれ♪ ベホマ♪」
僕の火傷はみるみる治っていきます。ただ心の傷は深まるばかり。
今まで一緒に旅を続けてきて、友達だと思った時もあったのに。
僧侶の笑顔が可愛い。
僧侶 「ねぇねぇ、次私にやらせて〜」
戦士 「おう。ザキはだめだよ。」
僧侶 「わかってるってw バギクロス!!」
勇者 「ああ、あんまり使う機会ないもんねw」
僕は粉々に切り裂かれました。風の刃で僕は血だらけです。
もう、どうでもよくなりました。
まさか僧侶から攻撃をくらうなんてね。
僕が甘かった。本当は僧侶は止めさせたかったと思ってると思ってた。
だから、ベホマをかけて笑顔なんだって。
攻撃してくるなんてね。みんなと同じだったんだ。
それでも僕は僧侶・・・君の事が大好きだよ。
僧侶 「ん〜〜 やっぱギガディンには及ばないねぇ。 ごめんねドクちゃん ベホマ♪」
僕は全快しました。もう心は以前のように固く固く閉じこもって何も感じません。
いえ、本当はすごく痛かったんです。でも、感じないふりをしました。
ドクオ 「ごめん。メガンテ覚えたよ。」
戦士 「いやっほぉ〜 おめでとう。」 そういって蹴られました。アバラがまた折れました。
勇者 「謝る時は、ごめんなさい。 だろう? お前誰にむかって口きいてたんだよ。」 そういって殴られました。
僧侶 「まぁ、いいじゃんw はやく いこいこw ベホイミ♪」
勇者 「そうだな。いくかw ルーラ!!」
僕だけがどこに行くのかわかりませんでした。
552 :
Mr.名無しさん:2005/06/13(月) 15:06:22
('A`) ダカラ ヒドスギルッテバ ・・・・・
僕らはゾーマの前につきました。
キングヒドラもバラモスブロスもバラモスゾンビも道をあけてくれました。
その他大勢も攻撃をしてきませんでした。
みんなわくわくと円陣を組んでます。
勇者 「がんばれぇ〜」
戦士 「がんばれ!負けたら殺すよw」
僧侶 「大丈夫。回復はしてあげるよん♪」
僕は、今 ゾーマと一対一です。サシの勝負です。
ゾーマもにやにや笑っています。
僕がベギラゴンを唱えても、イオナズンを唱えても、すぐに回復されました。
ゾーマはにやにや笑ってます。攻撃はしてこないのです。
MPがなくなりました。
勇者 「おっw MPなくなった。」
戦士 「いよいよだな・・・・」
僧侶 「わくわく♪ わくわく♪」
僕は覚悟を決めました。いや、もうこの世が嫌になりました。
僕は覚えたての呪文の詠唱はじめました。
ゾーマはにやにや笑ってます。
「メガンテ!!」 僕は叫びました。せめて英雄になれればいいな。後世に語られるかな・・・
僕の体が光だし、砕け散りました。虚ろな精神の中、声が聞こえました。
ドクオはメガンテを唱えた!
しかし、ゾーマには効かなかった。
ドクオは砕け散った。
なんとなく、わかっていたよ。こんなオチぐらい。
でもいいさ、やっと楽になれる。
辛い人生だったけど、勇者との旅は楽しかったな。僧侶の笑顔が忘れられないよ。
彼女に何度助けてもらったかな。可愛い子だったな。
ごめんね。母さん。先立つ一人息子を許してね。末永く幸せになってください。
それから、勇者。がんばって伝説をつくってね。天国から見守ってる。
僕は暖かい光に包まれた。
僕の魂に言葉が届きました。
「ザオリク!!」
僕の体は急速に再生し、僕は今ゾーマの前に立っています。
MPはありません。
勇者 「おおっ ザオリクすげぇ!!」
戦士 「がんばれ ドクオ〜」
僧侶 「えへへ。やっと覚えたんだ。」
永遠とも言える地獄の苦しみをみんなは知っていますか?
死ぬこともできない僕の運命に涙をしてくれますか?
メガンテしかもう唱えることのできない僕の哀れさをわかりますか?
母さん、生まれてきてごめんなさい。
そして、死ぬこともできなくってごめんなさい。
こんな姿みせられないよ。
〜〜 fin 〜〜