【李登輝】お兄ちゃん【連載再開】

つっかえ棒にしていた指を口から抜く。
唾液を吸われるのが嫌なら口を閉じるんだろうが、
姪は軽く口を半開きにしたまま俺を見つめていた。
嫌じゃないらしい・・・
ストローをくわえて姪の顔にゆっくり接近する。
ジョアのストローて短いのな。
結構近づかないと相手の口の中に挿せないのよ。
なんだかキスするみたいな感じ・・・
ストローの先端が顔を傷つけたりしないように、
慎重に近づいていったのだが、
その間ずっと姪は俺の目を見てるわけ。
気だるそうな、物憂げな、でも何だか微熱のある視線。
お互いの息が感じとれるくらいの距離まで近づくと、
ふと姪は手を伸ばして俺の口からストローをとった。
やっぱ嫌なのか？
でも口を半開きにしたまんま。
何もいわずに俺を見つめてる。
口の中の唾液にまみれた舌がエロい。
何なんだ？ストロー使わずに直接吸えってこと？