【李登輝】お兄ちゃん【連載再開】

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871中共工作員 ◆.1yigGZwA6
ああ、バカなこと言ってしまった・・・
今の発言なし!なし!なしにしてー!と猛烈に後悔する。
しかし、意外にも姪は黙って素直にベッドに横たわった。
「・・・えーと、と、どこが調子悪いんですか?」
「・・・」
姪は顔を真っ赤にして目を閉じている。
つうか俺の方が顔赤いだろ。
いい年こいてお医者さんの真似はキツイっす。
「えー、カルテには恥ずかしいときにヨダレが出るって書いてますね」
「・・・」
姪は両手で顔をおおった。
「今も出てます?」
顔をおおったまま首を振る。
「出てない?」
また首を振る。
「うーん・・・。ヨダレは出てるんですか?出てないんですか?どっちなんです?」
「・・・分かりません」
「ふ〜ん、自覚症状はなし、と」
やっと姪がしゃべってくれたので、ちょっと気が楽になった。
なんか一人でしゃべってると、
電車で車掌の物真似してるオッサンみたいで恥ずかしかった。
よ〜し、どんどん行きます!
病気の姪を助けなければ!
「じゃあ、ヨダレが出てるか出てないか確認してみましょうか」