【李登輝】お兄ちゃん【連載再開】

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13Mr.名無しさん
「いやあ、冬のほうが実は出るんだよ。特に水周り。トイレとか」
「やめてって言ってるじゃんっ!」
情けない顔して猫パンチうってきたw。
「おれの高校でもさー、中絶した女の子が夜中にトイレいったらさ」
姪は耳をふさいで「あーあーっ、聞こえませーんっ」と首を振り出した。
髪がゆれるたびにいい匂い。デジャヴだよ・・・
「便器のフタあけたらさ、胎児の頭がこっち睨んでて」
「もぉー、やめてったらー!!」
「で、びっくりして逃げようとしてドア開けたら
血まみれの白衣のお医者さんがメスもって立っててさ」
姪は怒って居間を出て行った。
やりすぎた?しょうがねえ、帰るか・・・
すると姪はまた帰ってきて、ふっくれ面で俺のそばにちょこんと座った。
「どうした?」
「・・・」
「ははぁーん、怖いんだろ」
「別に怖くないもんっ」
「あっそ。まあ俺、明日あるから帰るわ。姉貴によろしく」
俺は立ち上がった。
と「ちょっとダメだよぅ、もうちょっと待ってよぉ」としがみついてきた。