姉との日常会話(妄想禁止)第10話

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317Mr.名無しさん
今日は同僚宅に泊まるつもりだったが、先程姉に呼び出されて帰ってきた。その時のやりとり。
10時にはバスがなくなる。電車は近くを通っていない。両親旅行中。

俺「もしもし、今日は泊まってくるって言わなかったっけ?」
姉『もしもし? ○○(俺の名前)?』(気が強くてワガママな姉が、滅多に出さない不安そうな声)
俺「そうだけど…、何かあったん?」
姉『えっと、猫が屋根に登って降りてこれないみたいなんだけど、どうしよう?』
俺「どうしよう…って。勝手に降りてくるから大丈夫だって。」
姉『でも、ずっとニャーニャー泣いてるんだよ?』
俺「姉さんが助ければいいじゃん。」
姉『屋根になんか登れないよ…。』
俺「猫なんだから平気だって。」
姉『でも…。』
俺「………今から帰るから待ってて。」
姉『どうやって帰ってくるの?  ○○のバイクも自転車も家にあるよね?』
俺「レッツランニング!  元水泳部の体力見せたるよ」(不安にさせないよう、笑いを誘うための空元気)
姉『でも、△△さん(友人の名前)の家って…』
俺「一時間くらいで帰れるから、それまでとにかく猫を落ち着かせてて。」
姉『うん。わかった。』

一時間ほど後、
俺「ぜー、ぜー。猫は?」
姉『ハハハ、猫、さっき降りてきちゃったw』

一瞬だけ本気でキレそうになった。だが電話の時は本当に不安そうな声だったから笑って許した。
それに姉さんがこんな時、何かを話す前に笑うときは、
自分が悪いのに素直に謝ることができないから出る笑い声だって知ってるから、その笑いだけで俺は満足。
今はバツが悪そうに俺の様子を伺いながら、TVを見てる。