2 :
('A')毒たまねぎ ◆GUN.1nRd/Y :04/09/24 13:00:03
わーい
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<丶`∀´> < シスプリの起源は韓国ニダ
( ) \__________
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〈_フ__フ
もうオマエらやる気無いだろ?
ちかが一番一生懸命だったじゃねぇか
>>5 だからこそ申し訳ないと思ってるんだ。
たった一日、目を離しただけでこんな事になってるなんて思わなかったから。
いや、たったなんて使うのは千影たちに悪いか。
>千影、ちか
二人ともゴメンね。兄くんがふがいないばかりに…。
どれだけ言っても言い足りないくらいの罪悪感だよ。
そこで、少しでも盛り上げるためにネタ振りを。
今季節は秋。秋と言えば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋等色々有るけど
兄くんたちは千影やちかとどんな秋を過ごしたい?
ちなみに俺は食欲の秋。二人と一緒に三人で焼き芋をして食べたいなぁと
思うわけですよ。
やあ…兄くん…久しぶりだね…
前スレに居た…耳かぷ千影だよ…
と言っても…誰も分からないか…フフフ…
私の需要は無いと思ったので…書き込みを控えていたんだが…
まさかdat落ちするとはね…
兄くん…千影ちゃん…ちかちゃん…本当にすまない…
>>1兄くん…これは…スレを復活させてくれた…お礼だよ…
かぷっ♥…
じゃ…また来世…
とりあえず、新スレ乙
早速即死回避。
千影やちかに見捨てられていないといいんだけど・・・。
>>7千影
需要がないなんてとんでもない!
色々な千影がいてくれたほうがスレは活性化すると思うし、
なにより耳かぷは・・・素晴らしい!!
なので俺にもキボン。
同じく即死回避&乙千影!!
とはいえ、1日でこれくらいか。
こりゃ気をつけないと、また落ちかねんな。
ところで、千影の得意なスポーツって何かな?
何となくだけどテニスとか得意そうな気がするんだ。
まぁ、千影のテニスウェア姿を想像しただけでクラッときたんだけど。
千影「……兄くん……まだまだ…だね……」
>>11 (; ´Д`)ハァハァ
そういや連載初期にテニスがあったなぁ……。
漏れは、千影は水泳が得意なのではないかと思う。
千影に水泳を教えてもらいたい。泳げるけど。
>>12 水泳もいいなぁ。
でも、ただ単に泳げると言うのとはちょっと違って
潜水で25mとか平気で泳ぎきるって感じ。
その姿はまさにマーメイド。
……貝殻ブラ(ボソ
保守。
雨の日曜日。
何をするでもなく千影とぼんやりお茶を飲む。
何気なくかけていた音楽に千影がぴくり、と顔を上げて、
「兄くん……これはなんて言う曲だい……?」
そう訊いてくる。
僕は曲名を答えて、
「気に入った?」
短く問う。千影は少しはにかみながら頷く。
「そっか、それならあげるよ。千影に」
しかし、僕の言葉に妹は静かに首を振る。
「借りて行く事にするよ……そうすれば……返すときに…………
また兄くんの家に来れるからね……」
千影はそう言って……照れたように微笑んだ。
>>9 ありがとう…兄くん…私の事を…必要としてくれている兄くんが居た事が…嬉しいよ…
では…ご希望の…
(あ〜ん…)かぷっ♥……
また…されたくなったら…いつでも言って欲しい……
>>11>>12 テニスか…まぁ…出来ない事もない…
しかし私は…テニスそのものよりも…あの短いスカートが…
その……苦手……だよ……
>>12>>13 水泳は……滅多に…しないな……
私はどうも…真夏の強い日差しが…辛いんだ……
でも…兄くんとなら…喜んで……
ん?…貝が…な、何を言っているんだい(////)
(慌てて胸を両手で隠す)
通りすがりだが、俺も手を貸そう。
……照れた顔の千影、とってもかわいいよ。
(こう言うとまた照れるんだよな…)
>兄くんたちは千影やちかとどんな秋を過ごしたい?
夏も終わって過ごしやすくなってきたし、一緒に旅に出たいな。
この世界じゃない所へ。片道切符でもいいよ。
>>17千影
はうっ!!
な・・・なんだか体に電気が走ったみたい・・・。
それ以上に、千影のいい匂いが・・・こんな間近に・・・。
はあ・・・はあ・・・。
あ、ありがとう。これからもよろしくね!
即死回避って三日で30レスだっけ?
なにげにヤバそうなので保守支援。
ログ調べたら2スレ目が6月6日に立って8日の書き込みを
最後に落ちてるし!
マジでヤバイけど、俺だけで30まで書き込むのも何か違う気がする。
とりあえず、俺は千影とちかにまた会いたい。
かと言って兄くんが殆どいないのも悲しいだろうし…。
他の兄くんに後を譲るよ。
避難所を見て、再びやってきたよ。
タイムリミットは今日ということで……いいのかい?
まあ、俺は兄くんではないのだが……協力しよう。
ただし……本当に過疎化が進んでいるのなら、次スレは考え直した方がいい。
そうだ、ここでは……乙可憐〜乙亞里亞とか、しりとりでレス数を稼ぐことはしないんだね。
ここの兄くんたちは…真面目すぎるよ。
もう少し…肩の力を抜いた方が、スレが進むのではないかな。
……何気に千影っぽい喋りかもしれないな、俺。
ひとつ…言い忘れてたよ。
上記の他に……住人の点呼を取るという即死回避の方法も…あるにはある。
しかし、状況によっては……少人数なのが露見して、瀕死の状態に陥ってしまうらしい。
生き延びるか、それとも、死を待つか……。
賭けてみるかい、兄くんたち……。
よーし乗ってやろうじゃないか。
死ぬ時は一緒だぜ兄ども。
まずは「1」
23=24、いたら手を挙げてくれ
「2」ノシ
俺以外にもいたんだな……しかし、続きはあるのか?
甘いな、フフ
3ゲットォォォォォォォー!
…・スマヌが今学校なnでこれで失礼致す
平日の午前中に3人か、気にしている奴が結構いるもんだな。
もう出かける時間だからな、残り2レス、任せたぞ
ああ、ありがとう>28。
だが……俺はここで失礼しよう。
ラストの1レスは…残しておくよ。
千影スレらしく、生死の境を彷徨うのも……悪くはない。
では千影と兄くんたち、また、来世……。
30!
何とか30レス…付いた様だね…
これで即死は…しないのかな…
兄くん達…ありがとう…
>>20 >あ、ありがとう。これからもよろしくね!
私と兄くんの仲だ…そんな他人行儀な言い方は…止めて欲しい…
私の口は何時だって…兄くんの耳を…かぷかぷしたくて…疼いているのだから…
とにかく30レスは付いたか。
じゃあ、「4」で。
では、盛り上がるかどうかのネタ振りだが、兄くんたちは
伺かにちかげが居るって知ってた?
基本的な機能しかないけどね。
心配で戻ってきたが、無事回避したようだね。おめでとう。
>31千影 俺にもかぷかぷキボン
>32 パソコンが仕事・個人兼用だから、伺か使えない……(すまん)。
その代わり、朝の目覚めはデスクトップアクセサリーの妹の声だな。
千影の声でいきなり目覚めるのは厳しいから、第一声は賑やかな奴に任せているが、
それから千影に囁いてもらってるよ。
漸く仕事から帰ってきて祈るような気持ちでスレを開いたら…
とにかく良かった。
これからも仲良しの兄妹でいよう!
うーむ、深く静かに進行していくのは実に千影らしいけど
だからといってここまで人がいないのも、ちょっと考えもんだな。
盛り上げていくにはどうすればよいか。ageるのも手なのかもしれんがね。
関連スレに迷惑かかるからやめれ
>>36 わかってるよ。無意味なageは身を滅ぼすって事ぐらいは。
でも、ちょいと言ってみたら、あんたが来てくれた。それだけでも嬉しいじゃないか。
千影だったら、もっと嬉しいけどね。
ノシ 5
千影のことが好きで好きで仕方ないので、もっとお話したいです。
ノシ6
クマーさんとちかのレスがとてつもなく面白いのでイイ!
もっとお話したいな♪
ノシ 7
>>33 兄くん…遅くなってすまない…
(あーん)…かぷっ♥…はみはみ♥…
ふふ…遅くなった分…サービスしておいたよ…
42 :
Mr.名無しさん:04/09/30 16:00:52
きもい
さて、また台風がやってきた訳だが、千影たちは大丈夫だろうか?
>>41 おお、これが噂のかぷかぷか。しかもはみはみまで……。
ありがとう、千影。この感触、来世まで覚えておくよ。
>>43 とりあえず俺のところは大丈夫だが、千影の所はどうなんだろう?
ところで千影って、全員の妹と会話したんだっけ?
ぱっと思い出せるのは……花穂、咲耶、雛子、鞠絵、春歌……ぐらいかなぁ。
あまり記憶に無いな。>他の妹との会話
ゲームだと3番目くらいに他の妹との接点の無さ(1位、2位は鞠絵と亞里亞)だし。
そもそも、よくあるカップリング(まもかほ等)のありちかとか、さくちかってどっから始まったんだっけ?
>>45 原作からゲーム、アニメを含めて全部。
独り言っぽいのは多いけど、1対1の会話って、結構少ないんじゃないかと思って。
ゲーム1では鞠絵、2は未プレイ。ウニメは最近見てないので忘れたけど、雛子は覚えてる。
リピュアで花穂、衛、咲耶、雛子。春歌とは直接話してなさそう。
それと、ポケットストーリーズの中で、雛子・四葉・亞里亞・衛。
こうやって見直すと、千影って、雛子と仲良しだね。
>>46 ありちかは原作(ポケスト)からだと思われ。
2巻で雛子と四葉、亞里亞の世話をするお姉さん千影。
4巻では亞里亞のお屋敷におよばれしてすっかり姉や。
さくちかは年長組み同士と言う事もあって、
同人とか周辺から……だろうか。
ウニメでプレゼント交換はしていたけど。
千影は優しいお姉さん…って事だね。
それを表現するのがちょっと不器用なだけで…。
でも小さい子は本能的にその優しさを感じ取る、と。
だからちかも…。
保守
51 :
('-'*) ◆2SRW.7a/nQ :04/10/05 00:40:02
ここは…………静かだね。
静かなほうがいいさ
千影に喧騒は似合わない
いやいや、せめて兄くん達だけでも大いに盛り上がろうではないか。
もしかしたら千影も何事かと思って見に来るかもしれない。
そこで千影の手を取って、天岩戸から外に出させよう。
……ん?そ、そうか!
千影は現代の天照大神だったんだ!!(AA略
Ω ΩΩ <ナ、ナンダ(ry
ちょっと早いが千影おはよう
良スレハケーン
とりあえず8人目ノシ
>>58 おそらく>25からだと思う。
さて、我らが姫君千影さんはまさに完璧超人だ。
しかし、一見完璧な人こそ、意外な弱点が有るもの。
そこで、千影の弱点を考えてみよう。
個人的にはアルコール類にめちゃくちゃ弱い(甘酒で出来上がるくらい)。
酔ったら、ちかちかモード(幼児退行)に変身。
兄くんならぬ、あにくんに思いっきり甘えまくります。
>>59 最後の2行は公式設定じゃないぞw
とりあえずは「お酒」だな。
千影を酔わせて眠らせ、俺のベッドに運んで
俺はソファーやらで寝る。
>>60 いやいや、うちの千影はこうなのよ。
とはいえ、未成年だから「お酒」はアウト。
上にも書いてあるけど、甘酒とかシャンメリーとか飲ませて
酔った様を眺めてます。この間の記憶は無いみたいだけど。
>>59 >弱点
なんていうか、優しすぎる事による爪の甘さ、かな?
少々、オカルトとは違う部分になるのだが、
(説明せんでも知ってると思うが)錬金術では『肉体』・『精神(心)』・『魂』
によって構成されている。
で、千影の言う前世云々っていうのは、魂だけなんだな。(キリストや仏教の転生系は精神も含む)
すると、
『何代かかっても、何百年と続いている運命(出会っては別れる)から逃れる事』
が目的になる。
だから、自分がダメであっても次の世代が叶えてくれる事に対する期待と、
自分の好きな人が少しでも幸せになって欲しい、という期待を込めての「また来世」なわけである。
アニメ二期のストーリーズで、
金色の果実を持ち出して二人だけの世界へ行く筈が今一歩踏み出せないのは
後者の(自分が好きな〜欲しい)理由(+魂では無く、千影という一個体が手に入れたい欲求)があるから。
ちなみに、金色の果実の話はアダムとイブ・失楽園が根本。
楽園から追い出された二人が再び楽園に戻ろうとする話。
63 :
Mr.名無しさん:04/10/10 00:53:20
chika待ちage
>>62 いやはや…、すごいマジレスで正直ビックリ。
もっと、「え、あの千影が!?」みたいなのが出てくると思ってたけど。
でも、その考えはよく解かる。極端な話、自分の気持ちに正直に行動(二人だけの世界に行く)
すれば、食べさせていたはず。なのに、それをしなかったのは、千影自身今が充実しているから
なのかも知れない。
もっと言ってしまえば、千影は心の奥底でこの関係を壊したくない…とも読み取れるかな。
千影にしてみれば多少にぎやか過ぎるけど可愛い妹達、そして兄くんが居る。
もし、兄妹が兄くんと千影だけだったら、千影は迷うことなく黄金の果実を食べさせていたのかもしれない。
>>63 気持ちはわかるが、挙げたらダメでしょ
では、引き続き千影姉チャマの弱点をチェキするです。
千影「……そんな所で…何をしてるんだい…四葉くん…?」
四葉「…ハッ(゜∀゜)!千影姉チャマ!いや、これは…その…あqwせdrftgyチェキlp;」
>>62でぃす。
>>64 >もし、兄妹が兄くんと千影だけだったら、千影は迷うことなく黄金の果実を食べさせていたのかもしれない
でしょうな。
事実、本では食べさせてますから。
他の弱点……
(良い意味で)見透かされたくない。
サドでは無いにしろ、自分の掌で躍らせるのは不愉快では無いと思うから、
たとえ計算でも、『兄くんが自分の為に動いてくれる』事に心ときめかしそう。
だから、千影本人が気づいて居ない癖と性格から分析し、
千影がされたい事をこっちが勝手にしてしまおう。
>千影がされたい事をこっちが勝手にしてしまおう。
ウーム......
実験台になる
オカルトショップへ行く
……これくらいしか思いつかない。
保守しておく。
「えへへへ♥ あにくんあにくん!」
可愛らしい声に誘われるように目を開く……セピア色の風景……ミルクのような霧が辺りを包んでいる……。
けれどもそれは冷たくはなくて……触れた手を濡らす事もなく……むしろどこか暖かで…………ぼう、と仄かに光る世界の中……ただ穏やかにたゆたっていたんだ……。
「えへへへ、ちか、あにくんだいすき!」
その声に応えるように……私の頭の上に生まれる暖かな掌の感触……。くしゃくしゃと荒っぽく……それでいてとても優しく……掌は私の髪の毛を撫でたんだ……。
「あにくんも可愛いちかが大好きだよ!」
後ろから聞こえる声……大好きな優しい声……私の…………兄くんの声……。
きゃっきゃと擽ったそうに笑う可愛い声…………私はそれが自分の口から発せられている事に……漸く気がついたんだ……。そして……これが……夢だと言う事にも…………ね……。
「兄くん……」
呟いた自分の声で目が覚める……。それはもう少女の声ではなく……いつの間にか聞きなれてしまった変声期を終えた声…………でも……人前で話すときよりは幾分高い私自身の声……。
部屋の中には窓から微かな朝の光が差しこんできている……外から聞こえる楽しげな雨音につられるように……私はゆっくりと棺から身を起こした……。
「そうか……」
ブラウスに袖を通しながら……私はカレンダーを見ながら小さく呟く……。
「今日は……お休みの日だったね…………」
途端、あれほど楽しげに聞こえていた雨音を……憎らしく思ってしまう自分自身に……少し苦笑してしまう…………。今日は……出かけるのをよした方が良さそうだね……。
出窓の形をした四角い光を辿りながら……私は階段をゆっくりと下る……。居間のドアの向こうでは……
「おはよう」
紅茶を飲みながら新聞を読んでいた兄くんの……柔らかな微笑みが私を迎えてくれた……。
「おはよう……兄くん……」
答えながら私は兄くんの向かいの席につく……微笑むつもりが……折悪しく浮かんだ欠伸のせいで……少し変な顔になってしまったのが自分でもわかる……。兄くんは新聞に視線を落とし……見なかったふりをしてくれた……。
バスケットに入れられたバターロールに手を伸ばし……小瓶の中のラズベリージャムを塗る……不意に立ち上がった兄くんが……私に紅茶を淹れてくれる……。
「ありがとう……兄くん……」
「どういたしまして」
にっこりと微笑んだ兄くんは……再び席について新聞を開いた……。ピーターラビットの模様の入ったティーカップ越し……私はそっと兄くんの横顔を覗き込む……。
少しだけ癖のある前髪の下……いつも私を優しく包んでくれる……柔らかな眼差し……。
「どうしたの……? 僕の顔……なにかついてる?」
敏感に私の視線に気づいた兄くんが……微笑を向けてくる……
「なんでもないよ……」
言いながら照れ隠しのように……私はパンを頬ばった……。
雨粒は相変わらず……楽しそうなダンスを踊り……小気味の良い音を窓ガラスに響かせていた……。
私達はその舞踏会のせいで……どこにも行く事が出来ずに……ただ……二人並んでソファーで本を読む……。私は買ったばかりの魔術書を……兄くんは音楽雑誌を読んでいるようだった……。
秋の雨模様……読書にはこれ以上ないほど相応しい環境なのだろうけど……私は……どう言うわけかなかなか本に集中する事が出来なかった…………。頭をよぎるのは……今朝の夢の事…………。視線は……無意識にまた兄くんの横顔に吸い寄せられる……。
兄くんはそんな私の想いを知ってか知らずか……楽しそうな表情で……時折小さく声をあげながら雑誌を読み耽っていたよ……。
兄くん……優しい私の兄くん……。兄くんはいつも包むように……そっと優しく……私を慈しんでくれる…………。私はそんな兄くんが大好きで……だからこうして並んで本を読む休日もこの上なく楽しい筈なんだけど…………。
…………なにか、物足りない……。
そう思った瞬間だった……。
不意に私の下腹部に手が回り……抵抗する暇も無く……私の体は抱きすくめられてしまう……。背中に感じる心地よい温もり……私はゆっくり振り返って…………
「……兄くん…………?」
漸く、それだけ言った……。
兄くんは微笑む……私の顔のすぐ側で……。兄くんは微笑む……でもそれはいつもの優しい微笑じゃなくて……どこか悪戯っぽい…………そう……まるで…………。
「やっぱり見てるでしょ、千影……僕の事。……して欲しい事があるなら、正直に言ってごらん」
「あ……」
見透かされていた……。私は答えようとして言い淀む……。そんな私を見て兄くんは……困ったように肩を竦めると……私の頭にぽん、と手を置いた。
「大丈夫、言ってごらん。兄くんは……可愛いちかが大好きだから」
まるで……まるで魔法にかかったみたいに……世界がゆっくりと色を変える……。仄かに優しい光が……私達の周りに満ちる…………不思議だね……こんな……雨の日なのに……。
歌うように雨音が弾ける……私の口は勝手に……幼い言葉を紡いだ…………。
「あにくんあにくん! ちかを……もっとかわいがって!!」
「お安い御用!」
私の髪の毛がくしゃくしゃとかきまわされる……私は擽ったさに……それ以上の心地よさに思わず歓声を漏らす……。
「あにくん……だいすき!!」
叫んでも夢は醒めない……優しい雨の休日……。
「僕もだよ」
雨音の中から兄くんの声が聞こえ……私の頬に柔らかな感触が生まれた……。
72 :
Mr.名無しさん: