【勇気を】告白してみますた!【出して】

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片思いの相手は、もちろん、おれじゃない。Eさんは、ある男が好きだが、完全に脈なしらしい。
でもEさんはそれでもその人が振り向くまで待つと。
おれは('A`)こういう顔になるのをこらえて、その日はショッピングやら午後の紅茶やらに付き合って、
駅まで送って別れた。

「男の方はその気じゃないから、おれにはまだチャンスがある」と、毒男らしくないポジティブ思考で、
毎週に二回ぐらい長電話をして、週末には映画とか食事に誘った。
ドタキャンは二回食らったけど、何回か遊びに行った。

そして、この前会った時、おれはついに告った。
映画を見に行って、その後Eさんは「この辺にあるいいレストラン知ってるよ。行ってみない」
と言ってたので、行ってみったらちょっと高そうなフランスレストランだった。
食事と赤ワインは美味くて、おれとEさんは雑談を楽しんだ。
そして、Eさんは恋愛の話を持ち出した。片思いの気持ちは冷めたかもとか、
平日はつまらない田舎に出張して丸一日働いて、週末しか遊べないので恋愛できないとか。
酒がほどよくまわってたおれは言った。
「出来ないことはないと思うよ、おれは。」
「でもね、今は仕事が優先じゃないかな。やっとやりがいのあるポジションだし、
人と付き合う心の余裕なんかないかも。」
「...それはちょっと残念だな。Eさんと付き合いたいのにな。」

ビックリ顔のEさん。「それって本気なの?」と問う。
「ああ、もちろん本気。実は誕生日のカラオケで会ったあと、Eさんのこと好きになった。
いつも気が付くとEさんのこと思ってた。」