【毒】爆撃本スレpart65【鬱】

その後はその日の仕事の内容や愚痴っぽい話を聞いたり、昔（といっても一年足らず前）
一緒にやった仕事の話に。
そういや、当時は忙しくて全然意識してなかったけど、こいつが新人時代に初めて
参加したプロジェクトで、俺が一緒だったんだ。
「あのときは、すごく怖い人だなってイメージがあったんですよ」
「うーん、あれは余裕なかったからね。……って、俺もしかして嫌われてた？」
「顔見るのも嫌でしたねー。ｗ」
「おいおい」
「冗談です。でもあのときって、顔あわせるたびに叱られてたし、実力も経験も
なかったから、悔しくても反論できなくて、毎日へこんでました」
「……そうだったのか。で、今は？」
「え？」
「今も怖い？」
「うーん、どうでしょう？　でも、怖いと思ってたらお誘いしないでしょうから、
たぶん今はそんなことないんだと思います」
　嫌われてはいないようだが……なんか引っかかる言い方だな。
「それは、仕事に自信がついてきたから？」
「それもありますけど……」
　といって後輩はクスクス笑いだした。